ENDER LILIES: Quietus of the Knights(ゲーム)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ENDER LILIES: Quietus of the Knights』とは、2021年6月にBinary Haze Interactiveから発売された2D横スクロール型アクションゲームである。ソウルライクとメトロイドヴァニアの要素を持つ本作はいわゆる「死にゲー」と呼ばれるジャンルで、難易度が高いためトライアンドエラーを繰り返しながらクリアを目指していくのが特徴。
死の雨によって滅んだ果ての国を舞台に、地下で目を覚ました少女・リリィが謎の黒衣の騎士と共に果ての国の謎に迫っていく。

古き民の残した呪いのようなもの。果ての国と古き民との戦争によって、大勢の古き民が亡くなった。このときの恨みが穢れとして、溢れて人々を襲った。穢れに侵されると、生き物でない物であっても肉腫が生えてくる。また、生き物が強い穢れを帯びると正気を失い凶暴化してしまう。稀に、穢れに対する耐性が強い者がおり、それらは正気を失わずにいられる。

穢者(けもの)

穢れに侵された者のこと。穢れに侵されたことで体が異形の姿と変貌して、さらに正気を失って凶暴化しており目につくものを襲ってくる。姿は多種多様で、家畜と融合してしまった者、肉が腐り落ちて骨の姿となったものなどがいる。また、不死となっており浄化されない限り動き続ける。
人間だけではなく、動物も穢者となる。作中では犬、鳥、ネズミなどが穢者として出てくる。

死の雨

突如として果ての国に降り始めて、生きとし生ける者すべてを穢者へと変えてしまった恐ろしい雨。その正体は、地下にて穢れをため込み続けたフリーティアから溢れた穢れ。フリーティアから溢れた穢れは根となり国中に広がり、やがて雨として降り始めてしまった。

穢土(えど)

果ての国の軍勢と古き民が戦った、最果ての地のこと。生き残ったわずかな古き民たちが穢れを生み、さらに穢者になっていた。そのため、穢土と呼ばれた。ここからやって来た穢者を倒すために、双子城砦にて防衛戦が展開された。

果ての国

物語の舞台。古き民たちが住んでいた土地に外から侵略してきた軍勢が勝利したことによって建国された。古き民たちの土地は広大であり、戦争に勝利した際に土地は6分割され、端のほうにあった事から果ての国という名がついた。
初代国王は古き民との戦争に乗り気ではなく最後まで和解の道を探したが、それが叶うことはなかった。

白教(はくきょう)

果ての国にある宗教のこと。穢土より来る穢れに国民たちは恐怖していた。しかし、ある時現れた金の髪に白い服を身に纏った女性が穢れを浄化したのをきっかけに、女性を白巫女として崇め、信仰を始めた。信徒は白巫女の導きと、穢れを招かないための規範に従った。そして、浄化された者たちが穏やかであるように祈り続けた。
白教の拠点は大きく分けて、「白の教区」と、「カタコンベ」にある「地下修練場」の2つとなっている。

不死の霊薬

人為的に人を穢者に変える薬。霊薬を飲んだものは穢者のもつ不死性を獲得することができる。白巫女が穢れを負うことで生えてくる肉腫を使うことで作られ、双子城砦の防衛線にて騎士たちに投与された。

不死騎士

白巫女から採取された通常とは異なる肉腫を使って、造られた霊薬を使い意図的に穢者になった騎士たちのこと。また、古き民たちが白巫女の力で不死になった騎士のことを指す。前者は霊薬を使い穢者となって正気を保ちつつ、穢者としての力を使うことが可能となる。しかし、穢れへの抵抗力が弱いと、正気を失い凶暴化してまう。双子城砦の防衛線にて主に活躍した模様。しかし、「死の雨」によって穢れが進行してしまい、皆正気を失ってしまった。
実は、果ての国の騎士たちが身につけている甲冑は古き民から奪ったものであるため、黒衣の騎士のものと形状が似ている。
後者は上位の白巫女に魂を捧げることで肉体を捨てて不死となった古き民の騎士。こちらの不死騎士は後に果ての国の王となる者の軍勢に侵攻された際に活躍したが、契約主の巫女たちが死んでしまったため多くの不死騎士たちが消えてしまった。

守り人

白巫女を守る役目をしている女性たちのこと。守り人たちは白教徒の中から選ばれて、カタコンベにある地下修練場にて数年間修行に励む。そして、白巫女を守るにふさわしい力と精神を持つ精鋭10名が直属の守り人となることができる。教徒であるため、守り人は皆シスター服を着ている。守り人たちは教会の規律により、刃物を使わない独自の武器を使用する。
白巫女の護衛は近い年代の同性であることが望ましいとされているため、若い白の教区出身者が選ばれることが多い。そのため、シーグリッドやシルヴァのような戦争孤児から選ばれることは珍しいとされている。

暗部

罪人を裁く地下の執行人のこと。栄誉や土地、妻子を持つことは許されず、一生を国を守るために生きることを義務づけられている。執行人になるものたちは親が罪人であったり、落とし子であったりと、表に出すことのできない子たちである。あくまでも罪人の血を引いているだけで、罪人であるものは1人としていない。
主な仕事は罪人の管理、刑の執行や禁じられた領域への罪人の引き渡しなどの、国の暗い部分のものであった。

古き民

果ての国が建国される前から大陸に住んでいた民。呪術を使用することができる「巫女」とよばれる女性たちがおり、その巫女と契約をすることで不死となる騎士たちがいる。強力な呪術を行使できることから長く大陸を支配していたが、外からやってきた軍勢に敗北してしまう。この戦争で多くの民が死に、残った民は果ての国となった地の果てにある穢土にて穢れを生み、穢者となって双子城砦に押し寄せた。

お守り

穢者の脅威から守ってくれる首飾り。イレイェンが作り、リリィを含む各「リリィ」に渡したもの。加護の魔法が込められており、所持者に結界を張ることで攻撃から身を守ることが可能。結界は砕けても白巫女の祈りで修復が可能。

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