ENDER LILIES: Quietus of the Knights

ENDER LILIES: Quietus of the Knights

『ENDER LILIES: Quietus of the Knights』とは、2021年6月にBinary Haze Interactiveから発売された2D横スクロール型アクションゲームである。ソウルライクとメトロイドヴァニアの要素を持つ本作はいわゆる「死にゲー」と呼ばれるジャンルで、難易度が高いためトライアンドエラーを繰り返しながらクリアを目指していくのが特徴。
死の雨によって滅んだ果ての国を舞台に、地下で目を覚ました少女・リリィが謎の黒衣の騎士と共に果ての国の謎に迫っていく。

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ENDER LILIES: Quietus of the Knightsのレビュー・評価・感想

ENDER LILIES: Quietus of the Knights
8

メトロイドヴァニア系アクションRPG

2021年6月22日に発売された『ENDER LILIES: Quietus of the Knights』は、教会の奥深くで眠っていた少女「リリィ」と「不死の騎士」が、「死の雨」によって滅びた王国「果ての国」の真相を探るべく旅をするメトロイドヴァニア系アクションRPGだ。
本作はRPGだが物語の内容などの説明は特に無く、断片的に流れる映像から物語を考察し、真相を探っていくタイプのRPGとなっている。BGMなどにもかなり力を入れており、マップの切り替わりや建物、水中の他にボス戦やムービー中などにもそれぞれシーンに合わせたBGMを用意しており、非常に世界観にのめり込むことができたので良かったと思う。
個人的にはアクションRPGとしては少し難易度が高めだと思ったが、このゲームはいわゆる「ソウルライク系」と言われる、何度も挑戦してクリアを目指すタイプのゲームとなっているので、その手のゲームが得意な人にとってはさほど難しくないと思われる。
このゲームの特徴として「スキル」があるが、これはエリアごとにいるボスを倒すことでそのボスのスキルを使用する事ができるようになっている。スキルには様々な種類があり、エリアによってどのスキルが使いやすいかなどを考えながら攻略するのはかなり面白いと思った。
世界観、物語、アクション、BGMなどのすべてが高品質のこのゲームはアクションRPG好きの人なら、ぜひともオススメしたいゲームの一つだ。

ENDER LILIES: Quietus of the Knights
10

ダークファンタジーな世界観が好きな方におすすめ!荒廃した世界で少女が旅をする2DアクションRPG『ENDER LILIES: Quietus of the Knights』

『ENDER LILIES』の個人的に一番おすすめできるポイントはその世界観。突然降り始めた「死の雨」によって生き物はすべて生ける屍「穢者(けもの)」へと変わり果て、王国は滅びてしまう。プレイヤーは、ある教会の中で目を覚ました、記憶を失った少女と少女の味方である「黒衣の騎士」を操作して、この絶望に満ちた世界で旅をする。操作性が良いのもこのゲームの特徴の一つだ。普段から2Dアクションゲームをプレイしている方ならすぐにキャラを自由に動かせるし、普段そこまでゲームをしないような方でも直感的に動かせる操作性が良い。難易度はある程度高くて、いわゆる「死にげー」と呼ばれるジャンルに入ると思われる。ボスの一撃はかなり痛いし道中のザコでも油断していると普通に負けたりもする。ただし、このゲームでは死んだときに発生するペナルティなどは一切なく、最後に休憩したレストポイントに戻されるだけというのはかなり嬉しい。ボス戦は初見で倒せるほど簡単ではなく、しかし何度も挑戦していればボスの動きをなんとなく理解できて、次第にうまく攻略できるといったプレイヤー自身の成長を感じられる良い難易度だと感じた。また、倒したボスの使っていたスキルが使えたりとなかなかプレイしていてわくわくできるポイントが多い。とにかくダークファンタジーな世界観が好きな方には特におすすめできる一本だ。

ENDER LILIES: Quietus of the Knights
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悲壮感漂う世界で記憶を探し、救済する少女の物語

ゲーム配信サイトであるSteamにて販売されている横スクロールRPGです。
主人公は記憶を失くした真っ白な少女と、謎の騎士の霊です。荒廃した世界を裸足で駆け、騎士の力を借りて襲い来る穢者(けもの)を倒し、或いは浄化することで救いながら、失われた記憶と世界が荒廃してしまった理由を探っていく物語となっています。
本作は、不気味な怪物達と世界観にそぐわない程可愛らしい少女を操作してゲームを進めていくことになりますが、道中で倒した穢者の一部は意識を失いながらも少女に力を貸してくれて、ゲームの進行を助けてくれます。また、そういった一部の穢者には穢者になる生前の記憶があり、倒したり救済したりすることでその記憶の一部を知ることが出来るのも、本作の魅力だと思います。
以前は通れなかった道が通れるようになったり、今まで壊せなかったものが壊せるようになったり、難敵を打ち倒した後には必ず何かしらの変化があるというのも、ゲームとして飽きさせない要因の一つであると思います。
また、ゲームとしての難易度が高く、プレイした時の満足度はかなりのもので、音楽や音響の演出なども合わさって非常に感情を揺さぶってくれる作品です。是非とも一度プレイしてみてはいかがでしょうか。

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