木下久志(ハイキュー!!)の徹底解説・考察まとめ
木下久志(きのした ひさし)は漫画『ハイキュー!!』の登場人物。烏野バレー部の2年生で控え選手だ。猛練習に耐えかね部活から逃げ出した経験がある。しかし覚悟を決めて復帰した志の高いベンチ組。公式戦ではほとんどコートに入った事がないが、戻ってからは諦めずに頑張る事を心に誓い、練習に励む。そして春高前に同級生である西谷夕(にしのや ゆう)のレシーブ練習に付き合ううちにサーブ力が身に付き、春高の稲荷崎高校戦ではピンチサーバーとして起用される。高校卒業後は、バレーボールから引退し鉄道会社に勤務する。
西谷夕(にしのや ゆう)
CV:岡本信彦
烏野高校バレーボール部2年生でリベロとして活躍する。中学時代に総体でベストリベロ賞を獲得した実績を持ち、全国でも有数のレシーブ力を誇る。強打をことごとく拾う姿から、烏野の「守護神」と称される。トスしやすいAパスへのこだわりや、レシーブ後のポジショニングの意識など「一流プレーヤー」と呼ぶに相応しい存在だ。
2年生の時に3年生ウィングスパイカーの東峰旭(あずまね あさひ)と衝突して、学校のモップを折ってしまい謹慎処分を受ける。その後、部活に復帰し活躍する。
烏野の”守護神”と呼ばれるが、ジャンプフローターをオーバーで取る事が苦手な為、木下のサーブで練習に励んだ。そして春高全国大会で、稲荷崎高校戦の際、侑からサーブで狙われてしまう。狙われた事が無い為、恐怖から足が止まってしまった。そんな時、「西谷、前!」と木下が叫びジャンプフローターを克服する事が出来た。
卒業後は世界を飛び回っているそうだ。漫画44巻でイタリアでカジキを取っている様子が旭の携帯に送信されていた。翌年には旭と一緒に世界旅行を楽しんでいる。
縁下力(えんのした ちから)
CV:増田俊樹
烏野高校バレーボール部の2年生。学校では、進学クラスに在籍していて成績は優秀。自分にも他人にも厳しく、責任感の強い「縁の下の力持ち」。烏養一繋元監督が一時期復帰したときに、厳しい練習が続き、木下と成田と共に部活を休んだ過去がある。だからこそ、弱者の気持ちも分かる貴重なまとめ役として、次期主将候補と呼ばれている。春高バレー宮城県決勝大会では、和久谷南戦で主将の澤村大地(さわむら だいち)が怪我でコートを離れたとき、主将代理として縁下がコートに入る。そのときに、攻撃の中核を担う攻守のバランスが取れたオールラウンダーとしてチームを支え、その実力を存分に発揮した。高校卒業後は理学療法士としてクリニックに勤務し、白鳥沢学園高校バレーボール部員のリハビリに尽力している。
成田一仁(なりた かずひと)
CV:西山宏太郎
烏野高校2年生で控え選手だ。外見は特徴のない坊主だが2年生の中では一番の長身。烏養一繋元監督が一時期復帰したときに、厳しい練習が続き、木下と縁下と共に部活を休んだ過去がある。その後、三人一緒に復帰を果たし練習に日々励んでいる。
控え選手として試合にでる事は少ないが、春高予選決勝の白鳥沢戦では、負傷した月島に代わって途中出場を果たす。3年生セッター菅原孝支(すがわら こうし)との連携や同時多発位置差攻撃(シンクロ攻撃)への参加など、厳しい場面で安定して”いつも通り”の力を発揮し、高身長を活かしチームに貢献した。大崩れしない安定したプレーはコーチである繫心も高く評価している。卒業後は、不動産会社に勤務している。
木下久志の名言・名セリフ/名シーン・名場面
誰かの役に立てている事を実感したシーン
春高2回戦目稲荷崎高校との戦い、3セット目4ー6と烏野高校リードの場面、ピンチサーバーとして起用される。「脳内サービスエース28本目」と思い、集中力を高める。「感覚はぜんぶ、ボールと白帯と狙う場所に注がれている」と感じながらサーブを打つ。しかし、宮治によって簡単にレシーブされてしまい、稲荷崎高校のスパイクが自分の足元に打たれるが一歩も動けなかった。そして交代となり、木下は天井を見上げ自分の不甲斐なさに落ち込む。ベンチに下がる時、「キョーレツな1年を見てすげえってコーフンして でも自分とは違う“人種”だしって思って …でも 自力でヒーローになった山口・田中 いざって時かり出されてきっちり仕事した成田・縁下 西谷や影山みたいになれなくても 俺もどっかで何か劇的な活躍ができるんじゃないかって 一瞬だけでもヒーローになれるんじゃないかって 勘違いしてたんだなあ」と落ち込む。ピンチサーバーとして呼ばれる事から逃げていた木下が、チームの為に頑張りたいと思い壁に当たって落ち込むシーン。そしてこの後、西谷がジャンプフローターを克服する場面をみて、自分との練習が役に立ったと感じガッツポーズをする。木下と西谷にとって練習した事が実ったシーンだ。
「おい!お前だけ地球滅亡みたいな顔してるぞ!」と仲間を励ますシーン
春高バレー宮城県決勝大会の和久谷南戦、大事な場面で烏野高校主将の澤村大地と2年生ウィングスパイカー田中龍之介(たなか りゅうのすけ)が激突し澤村が怪我をしてしまった。代わりに入った縁下だったが2セット目を落してしまう。3セット目が始まる前、澤村のようにできない自分を責める縁下に対し、「おい!お前だけ地球滅亡みたいな顔してるぞ!」と声をかけ励ます。木下の仲間を思いやる気持ちが分かるシーンだ。
木下久志の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
ストーリーの途中で成田と入れ替わった背番号
木下にはファンの間でも話題になった隠れたエピソードがある。それは同じ烏野高校バレー部である成田一仁と背番号が、漫画とアニメで替わっているというものだ。また、漫画とアニメだけでなく、漫画の方だけでも替わっているシーンがいくつか存在する。元々、木下の背番号は7番として描かれていたがその後、8番になったり成田の背番号が7番になったりと混在していた。最終的には、7巻で成田が8番になり、漫画でこれ以降は木下が7番で成田が8番として固定された。
背番号が入れ替わったことに対して、作者は正式に何も発表はなく、ファンの間では単なる作者の描き間違えじゃないかという説が濃厚とされている。
木下と同じように逃げた経験のある作者
14巻のおまけページには、作者の体験談と共に、木下を含めた部活から逃げたメンバーの絵が描かれている。
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