Cocco(こっこ)の徹底解説まとめ
Cocco(こっこ)とは沖縄県那覇市出身のシンガーソングライター・女優・絵本作家・エッセイスト・小説家・アーティスト。1996年インディーズデビュー、1997年メジャーデビュー。中島みゆきのように情念的な歌詞とNirvana(ニルヴァーナ)のようなグランジサウンドの融合が特徴的。代表曲は「強く儚い者たち」や「樹海の糸」。音楽活動の休止と再開、環境活動、拒食症と自傷、映画や舞台への出演、アパレルブランドの立ち上げなどで注目を集める。1999年に未婚のまま息子を出産したシングルマザーでもある。
Cocco(こっこ)の概要
Cocco(こっこ)とは沖縄県那覇市出身のシンガーソングライター・女優・絵本作家・エッセイスト・小説家・アーティスト。1996年、中島みゆきのように情念的な歌詞とNirvana(ニルヴァーナ)のようなグランジサウンドの融合による衝撃的なインディーズデビューを果たした。
1997年、ビクターエンタテインメントの社内レーベルSPEEDSTAR RECORDS(スピードスター・レコーズ)からメジャーデビュー。代表曲は「強く儚い者たち」「Raining」「樹海の糸」など。
2ndアルバム『クムイウタ』(1998年5月13日発売)はダブル・プラチナ認定、3rdアルバム『ラプンツェル』(2000年6月14日発売)はプラチナ認定を受けた(日本レコード協会のゴールドディスク認定)。
音楽活動休止中の2003年、環境活動と音楽からなるCocco発案のイベント「ゴミゼロ大作戦」を開始。2009年には拒食症(摂食障害)と自傷行為(セルフハーム)を公表した。映画や舞台にも出演し、アパレルブランドを立ち上げるなど、さまざまな観点から注目を集める。1999年、未婚のまま息子Koto(こうと)を出産したシングルマザーでもある。
Cocco(こっこ)の活動経歴
衝撃的なデビューから25年以上におよぶ音楽活動
1996年11月21日、Cocko名義のシングル『COCKO』により、日本とアメリカでインディーズデビュー。レーベルはタワーレコード(TOWER RECORDS)内のbounce records(バウンスレコーズ)。
1997年3月21日、改名し、Cocco名義のシングル『カウントダウン』でメジャーデビュー。レーベルはビクターエンタテインメント内のSPEEDSTAR RECORDS(スピードスター・レコーズ)。
2001年4月18日、11thシングル『焼け野が原』と4thアルバム『サングローズ』を発売と同時に音楽活動の休止を発表。2001年4月20日のテレビ朝日系音楽番組『ミュージックステーション』が休止前最後の出演となった。
活動休止中、尾崎豊のトリビュートアルバム『"BLUE" A TRIBUTE TO YUTAKA OZAKI』(2004年3月24日発売)に「ダンスホール」で参加。
くるりの岸田繁らと5人組バンドを結成。こっこちゃんとしげるくん名義のの1stシングル「SING A SONG〜NO MUSIC, NO LOVE LIFE〜」(2004年11月23日)を発売。改名し、SINGER SONGER(シンガー・ソンガー)名義の1stシングル『初花凛々』(2005年5月25日)、1stアルバム『ばらいろポップ』(2005年6月29日)も発売した。
2006年2月22日、12thシングル『音速パンチ』を発売し、本格的に音楽活動を再開。インディーズデビュー15周年の2011年には、2ndベストアルバム『ザ・ベスト盤』と映像作品『ザ・ベストクリップ集』などを発売。
メジャーデビュー20周年の2017年には、3rdベストアルバム『20周年リクエストベスト+レアトラックス』、ライブアルバムと映像作品『Cocco 20周年記念 Special Live at 日本武道館 2days 〜一の巻×二の巻〜』などを発売した。
メジャーデビュー25周年の2022年から2023年にかけてライブツアーを開催し、2023年にライブ映像作品『Cocco 25周年ベストツアー 2022-2023 ~其の1、其の2、其の3~』を発売するなど、紆余曲折ありながらも精力的に音楽活動を続けている。
映画や舞台などの女優活動
是枝裕和監督によるCoccoのドキュメンタリー映画『大丈夫であるように-Cocco 終らない旅-』が2008年12月13日に公開。
琉球放送の特撮番組『琉神マブヤー2』第5話(2010年10月30日)、『琉神マブヤー3』第2話(2011年10月8日)・第10話(2011年12月3日)・第3話(2011年12月24日)に森の妖精キジムコン役でゲスト出演した。
塚本晋也監督の映画『KOTOKO』(ことこ)で琴子役を務め、映画初主演を果たす(2012年4月7日公開)。
OFFICE SHIKA x Cocco『ジルゼの事情』で舞台初主演を果たし、汁是優子役を務めた(2014年1月〜2月・9月、東京:CBGKシブゲキ!!・サンシャイン劇場、大阪:ABCホール、兵庫:新神戸オリエンタル劇場)。
三上智恵監督のドキュメンタリー映画『戦場ぬ止み(いくさばぬとぅどぅみ)』ではナレーションを務める(2015年5月23日公開)。
仲村颯悟(なかむらりゅうご)監督の映画『人魚に会える日。』に友情出演(2016年2月21日公開)。
岩井俊二監督・原作・脚本、黒木華主演の映画『リップヴァンウィンクルの花嫁』では里中真白役を務めた(2016年3月26日公開)。
喜劇舞台『OKINAWAお笑いミーティング』にも出演している(2017年3月25日、沖縄・ミュージックタウン音市場)。
飯島バレエスクール55周年の第47回定期公演、チャイコフスキー『眠れる森の美女』全幕に卒業生としてリラの精役でゲスト出演した(2017年8月12日、沖縄・アイム・ユニバースてだこホール、旧・浦添市てだこホール)。Coccoは12歳から17歳まで飯島バレエスクールに通っていて、飯島礼子代表からの出演依頼を受け、19年ぶりにバレエを踊った。
エッセイや小説などの作家活動
作家活動も盛んなCocco。絵本は『南の島の星の砂』(2002年9月27日、河出書房新社)、『南の島の恋の歌』(2004年8月15日、河出書房新社)、『みなみのしまのはなのいろ』(2019年9月27日、径書房)を出版している。
写真集としてはnanaco著『8.15 OKINAWA Cocco』(2006年12月21日、NHK出版)、nanaco・Cocco著『大丈夫であるように -Cocco 終らない旅-』(2008年12月5日、ポプラ社)のほか、写真エッセイ『想い事。』(2007年8月15日・毎日新聞社、2011年10月12日・幻冬舎文庫)も手がけた。
エッセイ集『こっこさんの台所』(2009年8月15日、幻冬舎)、『コトコノコ』(2012年3月12日、幻冬舎)、『東京ドリーム』(2013年10月25日、ミシマ社)や、小説『ポロメリア』(2010年5月26日、幻冬舎)も出版している。
環境活動や写真展・アパレルブランドなどのアーティスト活動
2003年、Cocco発案のイベント「沖縄ゴミゼロ大作戦」を開始。
6thアルバム『きらきら』(2007年7月25日)発売後、イギリスの大学で写真を学び、写真エッセイ出版記念の写真展『想い事。』を開催(2007年11月21日〜12月3日、東京・ペンタックスフォーラム)。
2018年7月7日、アパレルブランドComposition-a(コンポジションエー)を立ち上げた。
Cocco(こっこ)のプロフィール・人物像
Cocco(こっこ)は1977年1月19日生まれ、沖縄県那覇市出身のシンガーソングライター・女優・絵本作家・エッセイスト・小説家・アパレルブランドを手がけるアーティスト。沖縄県立開邦高等学校・芸術科美術コース卒業。
本名は真喜志智子(まきしさとこ)。祖父は真喜志康忠(まきしこうちゅう、1923年〜2011年)、祖母は真喜志八重子、ともに沖縄芝居役者である。母と姉のほか、1999年4月、沖縄県生まれの息子Koto(こうと)がいる。未婚のシングルマザー。
2009年8月、拒食症(摂食障害)と自傷行為(セルフハーム)の治療やカウンセリングを受けていることを公表した。
音楽活動休止中の2003年に環境活動と音楽のイベント「ゴミゼロ大作戦」を発案して開始するなど、地元の沖縄に対する愛情が深い。情念系歌姫とも称される中島みゆきがラジオなどでは明るく話すように、CoccoもYouTube動画などでは「メンヘラと呼ばれているらしい」と笑い飛ばす明るさを見せている。
Cocco(こっこ)のディスコグラフィー
シングル
『COCKO』
1996年11月21日発売
(1997年に再発)
1. 首。
2. 眠れる森の王子様〜春・夏・秋・冬〜
3. SING A SONG〜NO MUSIC, NO LIFE〜
石田ショーキチ(元Spiral Lifeの石田小吉)がプロデュースした、Cocko名義のインディーズシングル『COCKO』。タワーレコード(TOWER RECORDS)内のレーベルbounce records(バウンスレコーズ)から発売。
『カウントダウン』
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目次 - Contents
- Cocco(こっこ)の概要
- Cocco(こっこ)の活動経歴
- 衝撃的なデビューから25年以上におよぶ音楽活動
- 映画や舞台などの女優活動
- エッセイや小説などの作家活動
- 環境活動や写真展・アパレルブランドなどのアーティスト活動
- Cocco(こっこ)のプロフィール・人物像
- Cocco(こっこ)のディスコグラフィー
- シングル
- 『COCKO』
- 『カウントダウン』
- 『強く儚い者たち』
- 『Raining』
- 『雲路の果て』
- 『樹海の糸』
- 『ポロメリア』
- 『水鏡』
- 『けもの道』
- 『星に願いを』
- 『羽根〜lay down my arms〜』
- 『焼け野が原』
- 『ガーネット / セレストブルー』
- 『音速パンチ』
- 『陽の照りながら雨の降る』
- 『ジュゴンの見える丘』
- 『こっこさんの台所CD』
- 『ニライカナイ』
- 「東京ドリーム」
- 「キラ星」
- 「ドロリーナ・ジルゼ」
- 『CoccoシングルCD スペシャルパンチ』
- 「GOOD BYE」
- 「海辺に咲くばらのお話」
- 「願い叶えば」
- 「潮満ちぬ」
- 「お望み通り」
- 「クジラのステージ」
- 「ファンタジー」
- 「飛花落花」
- アルバム
- 『ブーゲンビリア』
- 『クムイウタ』
- 『ラプンツェル』
- 『サングローズ』
- 『ベスト+裏ベスト+未発表曲集』
- 『ザンサイアン』
- 『きらきら』
- 『エメラルド』
- 『ザ・ベスト盤』
- 『パ・ド・ブレ』
- 『プランC』
- 『アダンバレエ』
- 『20周年リクエストベスト+レアトラックス』
- 『Cocco 20周年記念 Special Live at 日本武道館 2days ~一の巻×二の巻~』
- 『スターシャンク』
- 『クチナシ』
- 『プロム』
- 『ビアトリス』
- 『UTAHAI』
- こっこちゃんとしげるくんのシングル
- 「SING A SONG〜NO MUSIC, NO LOVE LIFE〜」
- SINGER SONGER(シンガー・ソンガー)のシングル
- 『初花凛々』
- SINGER SONGER(シンガー・ソンガー)のアルバム
- 『ばらいろポップ』
- DVD
- 『風化風葬』
- 『お楽しみ秘蔵ビデオ+全シングルクリップ=計16曲集』
- 『Heaven's hell ゴミゼロ大作戦 vol.1.0 ドキュメント完全版』
- 『Heaven's hell』
- 『Cocco きらきら Live Tour 2007/2008 〜Final at 日本武道館 2Days〜』
- 『大丈夫であるように-Cocco 終らない旅-』
- 『エメラルド Tour 2010』
- 『Cocco Inspired movies』
- 『ザ・ベストクリップ集』
- 『ザ・ベスト盤ライブ〜2011.10.7』
- 『Cocco Live Tour 2016 "Adan Ballet" -2016.10.11-』
- 『Cocco Live Tour 2019 “Star Shank”-2019.12.13-』
- 『Cocco 25周年ベストツアー 2022-2023 ~其の1、其の2、其の3~』
- 『沖縄のウタ拝2022』
- Cocco(こっこ)の代表曲とミュージックビデオ(MV/PV)
- カウントダウン
- 強く儚い者たち
- Raining
- 樹海の糸
- 音速パンチ
- ジュゴンの見える丘
- 海辺に咲くばらのお話
- 潮満ちぬ
- Cocco(こっこ)の名言・発言
- 「大変なことがあるとお風呂に入ってリラックスっていうよりは、引っかいてた方がいいし」
- 「私は子どもを持つことを恐れていました」
- 「昨年春に悪性リンパ腫の診断を受けた息子が、現在、寛解といえる状態まで回復することができました」
- Cocco(こっこ)の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 歌はバレエダンサーになるための道具
- アーティスト名Coccoの由来は不明
- 愛称あっちゃんの由来とコロナ後の呼び方コウへの変化