ジュエリー・ボニー（ONE PIECE）の徹底解説・考察まとめ

ジュエリー・ボニーの概要

ジュエリー・ボニーとは『ONE PIECE（ワンピース）』の登場人物で、11人の億越えルーキーと黒ひげ海賊団船長のマーシャル・D・ティーチを含めた「最悪の世代」の1人。年齢操作の能力を使い、あらゆる生き物の肉体年齢を変化させることができる。人間だけでなく、動物の肉体年齢を変化させることも可能。この能力については長年詳細が描かれなかったが、ボニーの父親であるバーソロミュー・くまやボニーの過去を描く回想で悪魔の実「トシトシの実」の能力であることが明らかになった。同時にボニーが悪魔の実を食べたのは5歳ごろであることも描かれた。

シャボンディ諸島編で天竜人を切り伏せようとしたゾロを止め、海軍大将の招集を防いだ。マリンフォード頂上決戦編では戦争の映像を見て涙を流したが、ボニーが泣いた理由は明かされなかった。新世界に入った後海軍に捕らえられたが、その後何らかの方法を使い脱獄に成功している。
世界会議（レヴェリー）編では老人の姿になり、世界会議の開催地である聖地マリージョアに「ソルベ王国 王太后コニー」として侵入。そこで奴隷にされた元王下七武海メンバーであるバーソロミュー・くまの無残な姿を目にし、涙を流した。後にくまがソルベ王国という国の国王だったこと、ボニーが彼の娘であることが明らかとなり、「自我が無くなるまで父を改造したベガパンクを許さない」との思いを抱くようになる。しかしくまの記憶を見たことで、ベガパンクへの憎しみの気持ちは消えるのだった。

ジュエリー・ボニーのプロフィール・人物像

誕生日：9月1日
血液型：F型
年齢：22歳 → 24歳
身長：174cm
悪魔の実：トシトシの実
懸賞金：1億4000万ベリー
肩書き：最悪の世代
所属：ボニー海賊団船長
出身：南の海（サウスブルー）
好物：ピザ（マルゲリータ）

CV：木内レイコ → 高木礼子

男勝りで、自らを「うち」と呼ぶ。黒ひげ海賊団船長のマーシャル・D・ティーチに「俺の女になるなら連れてってやってもいいぜ」と言われても蹴り飛ばして抵抗したり、海軍大将の赤犬／サカズキに強気な態度をとったりと、自分より力が上の者にも物怖じしない性格。Tシャツの上にジャケットを羽織り、下はショートパンツという出立ちで露出部分が多く、ヒールの高いブーツを着用している。髪はピンク色で緑色の帽子を被っており、全体的な色味が奇抜である。ルフィに匹敵するほどの大食らいで、ピザ（マルゲリータ）が好物。ボニーが描かれるシーンでは、ピザを食べていることが多い。ファイアタンク海賊団船長のカポネ・ギャングベッチは、机に足を広げながら大量の食べ物を口に運んでいたボニーを「下品な女」と称している。天竜人を斬り伏せようとしたゾロを止めて海軍大将の招集を防いだり、世界情勢を詳しく知るため新聞を読んだりと、理性的で知的な側面を持つ。ボニーと同じ11人のルーキー達が活躍した時には素直に喜び、ルフィとハートの海賊団船長のトラファルガー・D・ワーテル・ローが元王下七武海のドンキホーテ・ドフラミンゴを倒したというニュースに対し「同期としちゃ嬉しいね」と評価していた。

年齢は初登場は22歳、新世界編では24歳となっているが、父親バーソロミュー・くまやボニーの過去が描かれた過去編では、ボニーが生まれたのは新世界編の12年前となっている。

ジュエリー・ボニーの能力

悪魔の実：トシトシの実

年齢操作の能力をもち、あらゆる生き物の肉体年齢を変化させることができる。これは無生物にも有効で、例えば金属製のものを腐敗させて破壊するということも可能である。生物に対して能力を使用した場合は、永久に能力が持続するわけではなく、一定の時間が経てば元に戻る仕様のようだ。

シャボンディ諸島編では海兵を子供や老人の姿に変化させており、複数人同時に対し能力を行使することが可能。自らを子供の姿に変えることで天竜人をだましたり、老人の姿に変化し世界会議の開催地である聖地マリージョアに侵入したりするシーンも描かれた。このような場面から、ボニーは能力を最大限に使いこなしていることがうかがえる。人間だけでなく動物を変化させることも可能で、映画『ONE PIECE STAMPEDE（ワンピース スタンピード）』では元ロジャー海賊団船員のダグラス・バレットに攻撃を仕掛ける際に大量の鳩の卵を成長させ、バレットの目をくらませた。

ボニーの能力については、初登場から長年、自分や他者の年齢を操作できる”らしい”という情報にとどまり、能力が悪魔の実の能力なのか、それとも何か別の能力なのかずっと伏せられてきた。この能力が悪魔の実「トシトシの実」の能力であることが明らかになったのは、父親のバーソロミュー・くまやボニーの過去を描いた過去編である。

しかし第1103話「”ごめんね、お父さん。”」にて、これはボニーが悪魔の実を食べて得た能力ではなかったことが判明する。まだ悪魔の実を食べることができない赤ん坊に悪魔の実のエキスを与えるという、「五老星」の1人ジェイガルシア・サターン聖が行った実験の結果であった。サターン聖がいうには、この悪魔の実の能力は「いかなる未来にも変身できるが 現実を知る度に選べる未来が狭くなっていく能力」といっている。「トシトシの実」ではなく、もっと別の悪魔の実である可能性も出てきた。

ジュエリー・ボニーの必殺技

ジェリー・ボニーは悪魔の実「トシトシの実」の能力者。自身や他者の年齢を変えることができる。しかしその本質は、自身が望む姿に変身できるというところにあった。「いかなる未来にも変身できるが 現実を知る度に選べる未来が狭くなっていく能力」であるため、ボニーが強く信じれば信じるほどその強さは増し、確固たるものになる。ボニーはこの悪魔の実の能力で自身を強化し、様々な必殺技で戦いに臨む。

ジュエリー・ボニー（ONE PIECE）の必殺技まとめ - RENOTE [リノート]

renote.net

ジュエリー・ボニーは、『ONE PIECE』（ワンピース）の登場人物。主人公モンキー・D・ルフィの進出と同時期に台頭してきた懸賞金億超えの超新星（スーパールーキー）としてシャボンディ諸島で登場した女海賊である。後に「最悪の世代」と呼ばれるようになる。自身や他者の年齢を操作する能力を持っているようだが、その詳細は長らく伏せられていた。その全貌は未来島エッグヘッド編にて過去などと共に明かされる。悪魔の実「トシトシの実」の能力を使って、自分の望む姿に変身でき、それを利用した様々な必殺技で戦うのだった。

ジュエリー・ボニーの来歴・活躍

過去

母・ジニーの死

14年前、革命軍”東軍”軍隊長だったジニーという女性は、戦闘中に敵に攫われた。天竜人に妻として望まれて攫われてしまったのだ。それから2年の月日が流れ、12年前、ジニーは難病である「青玉鱗（せいぎょくりん）」を発症し、天竜人に捨てられて下界に戻された。その腕には女の子の赤ん坊が抱かれていた。それがボニーである。太陽や月などの自然光を浴びると肌が青い石のように固くなり、やがて死に至る病気である「青玉鱗」を患ったジニーは、ボニーを生かすために病で瀕死の身体を押して、大好きだったバーソロミュー・くまと暮らした南の海（サウスブルー）のソルベ王国へと戻った。しかしそこでジニーは息絶えてしまう。ジニーからの連絡を受けてソルベ王国へ戻ったくまは、ジニーの亡骸にボニーを育てることを誓うのだった。

難病「青玉鱗（せいぎょくりん）」を発病

ボニーは、くまやソルベ王国の老人達のおかげですくすく育っていった。しかしある時、ジニーと同じ「青玉鱗」が発症した。その時は病の名もわからず、わかっているのは太陽などの自然の光を浴びるのがよくない、ということだけだった。くまは建物の窓という窓を塞ぎ、建物の中に自然の光が一切入らないようにしてボニーを守り育てる。

7年前、ボニーが5歳の頃、やってきた医者により病気の名前が「青玉鱗」というものであることがわかった。太陽や月などの自然の光を浴びると、皮膚が青い石へと変化してしまう難病で、治療法はわかっていないという。医者の診断によれば10歳の誕生日を迎えることはできないとのことだった。それでもくまは諦めずにボニーを治す方法を探し続ける。

悪魔の実「トシトシの実」の能力者に

ソルベ王国の国王ベコリの悪政は苛烈を極め、大量虐殺へと至る。くまは人々を守るためにベコリに手を上げ、悪魔の実「ニキュニキュの実」の能力でベコリを国外に追放する。その後、くまは国民に望まれてソルベ王国の国王となった。ちょうどその頃、ボニーはどこで手に入れたのか悪魔の実「トシトシの実」を食べて、年齢を操作できる能力を手に入れた。ボニー自身自分が悪魔の実を食べたという自覚はなかった。

Dr.ベガパンクとの出会い

ソルベ王国に帰還したベコリやベコリが率いる海軍を返り討ちにしたくまは、そのまま海へ逃げ、海賊として指名手配された。そしてその逃亡生活の中で革命軍と再会。総司令官のドラゴンに、世界一の頭脳を持つ天才科学者Dr.ベガパンクを紹介された。ボニーはくまに連れられて、ベガパンクのいる海軍科学班の第8研究所（後のエッグヘッド）に行く。そこで「青玉鱗」が治ると診断された。しかし治療費は莫大であり、くまが支払えるようなものではなかった。そのためボニーの知らないところで、くまはDr.ベガパンクや世界政府最高機関の「五老星（ごろうせい）」の1人ジェイガルシア・サターン聖と交渉。サターン聖は、ボニーを無償で治す代わりに、くまを素体にしたクローン兵を作ること、くまが王下七武海に加入し、自身もまた改造を受け人間兵器となるという条件を出す。最終的にくまには自我や思考力を残さないという非情な条件も出された。くまはボニーが治るならと喜んでその条件を受け入れる。当然ボニーはこの真実を知らない。

ボニーの船出

ボニーはくまが世界政府とどのような取引をしたかも知らないまま、ソルベ王国の教会に戻り養生生活を始めた。くまはその間ボニーには会いに行かないという約束をしていたため、治療が始まって以降、一切くまと会えなかった。くまがボニーに書いた手紙も世界政府から監視役として送られた諜報機関「CP8（シーピーエイト）」の諜報員・アルファという女性に破棄されてしまう。ボニーは寂しさを抱えたまま成長し、やがて「青玉鱗」は完治した。しかしアルファ達はその事実を隠し、10歳の誕生日までボニーを教会に留めようとする。そんな時、ボニーの面倒を見ていたソルベ王国の王太后コニーは、ボニーの病が既に完治していることを知った。コニーはボニーを教会から脱出させ、くまやジニーと旧知の仲である漁師のギョギョと共にボニーを出港させる。父・くまを探すこの船は、後にボニー海賊団と名乗り、主人公モンキー・D・ルフィと肩を並べる海賊へと成長していく。ボニーはくまの情報を仕入れては追いかけるが、くまはボニーの「青玉鱗」の治療の代償として、自身の改造が完了するまで決してボニーに会わないという約束を世界政府としていたためボニーを避け続ける。ボニーはくまが自我を保っている間についに再会することは叶わなかった。