ワイルドアームズザフォースデトネイター（WA4）のネタバレ解説・考察まとめ

2023.02.20

『ワイルドアームズザフォースデトネイター』とはメディア・ビジョンエンタテインメントが開発したPlayStation 2用のロールプレイングゲーム（RPG）。略称は『WA4』。戦争で荒廃化した世界「ファルガイア」を舞台に、戦争を生きた大人と、戦争を知らない子供という構図を軸に、戦うこと、力を振るうことの意味を問う物語を描く。作品構造からシステムまで全てが過去作から一新され、新たなステップへ向かった作品となっている。

『ワイルドアームズザフォースデトネイター』の用語

魔獣

ファルガイアに出没する人間に敵対する脅威となる怪物の総称。種族や生態などで細かい分類がされている。

フェルクレルングの白日夢

大戦末期に、議会騎士団が自治領の工業都市フェルクレルングで新型兵器グラウスヴァインの起動実験を行った際に発生した、大規模な実験事故のこと。一瞬にして都市を壊滅させるほどの熱と爆風を起こし、膨大な数の死傷者を出した。

ARM関連

ARM

汎国家統合星府の科学者である異端技術者が開発した超兵器。「Ambient Reorganization Material（環境再組織化機械郡体）」の略称で、本来はウィルスサイズのナノマシンを用いて、大戦で傷ついたファルガイアの環境を修復する目的で研究されていたが、戦時下のひっ迫した状況により戦後復興を目的としたARMへの十分な開発予算を得ることができず、開発続行を望んだ研究者達は苦渋の決断の末、潤沢な資金を有する軍部にデータを譲渡。以降、平和利用を念頭に置いた研究から軍事利用へと方向転換を命じられ、研究者達の意に反してARMという名の殺戮兵器が完成することとなった。
ナノマシンによって造られたARMは、使用者の意志と心を通わせることで無限の形態や用途を可能としており、その威力は戦艦の艦載砲に相当し、限定解除を行った場合、正確な出力は策定不能ながら、非公式な記述では核兵器にも匹敵すると言われている。ARMは遺伝子内に特殊な因子を持った因子適合者にしか扱うことはできず、戦時中にARMを扱えた人間は人工的に遺伝子調整を行ったハウザーのみであった。
ARMは試作機ハウリングスパイク、2号機ガンクロウ、3号機シェイプシフター、4号機ディバインウェポンの計4機が存在するが、技術者達の離脱により、実践に導入されたのはハウリングスパイクとガンクロウの2機のみとなっている。

アルターネイティブ

戦時中に汎国家統合星府が、ARMに適合する戦士を人為的に作り出すことを目的として造り上げた超人兵士。戦闘慣れした兵士の中から多数の実験体を集め、遺伝子をナノテク処理して調整を施す計画が進められており、ほとんどの実験体は再起不能となるか死亡し、ごく少数の兵士が不完全で微弱な能力を得ただけだったが、唯一、ハウザー・ブラックウェルのみが完全な因子適合者となり奇跡的に生き残った。ハウザーとARMが持つ巨大な破壊の力を目の当たりにした異端技術者達はアルターネイティブ計画とARM開発続行を拒否したため、以降、新たな超人兵士が誕生することは無かったが、ハウザーの遺伝子を受け継いだ息子のジュードは、世界でただ1人の先天的因子適合者となった。

因子適合者（ジーンドライバー）

遺伝子に呼応因子を持ち、ARMを意のままに操る力を備える者。歴史上、完全な因子適合者と呼べるのは遺伝子調整により後天的にARM使用者となったハウザーと、生まれながらにしてハウザーと同等の力を持つジュードの2人だけとなっている。また、ユウリィやクルースニクのように、呼応因子を持っていても適合力が低く限定的にしかARMと接続できない者はドライバーと呼ぶ。

抗衝動

基底状態のARMを励起状態へとARMを移行した際、適合者とARMには遺伝子情報の書き換えによる負荷が生じる。その結果、一種の拒絶反応によって適合者に苦痛や意識の損失、混乱による暴走などが発生する症状を抗衝動と呼ぶ。完全な呼応因子を持っている場合、抗衝動が起こるのは初回起動時の1度だけだが、不完全な者がARMを励起状態にした場合、そのたびに抗衝動が発生し、最終的に肉体や精神が崩壊し「ARMに喰われる」危険性が存在する。

アクセラレイター

因子適合者とARMが接続した際に、神経細胞間の信号伝達が活性化し、生体時間がクロックアップすることで得られる超加速移動能力。あらゆる身体機能が上昇し、使用者にはゆっくりと流れる時間の中を活動しているように感じさせる。

調整者

ARMを制御、調整する能力を持つ者を指す。自らARMを組み上げることはできないが、他者のARMに干渉し抗衝動を抑えたり、ディバインウェポンやARM暴走体を制御することができる。

ガーディアンプログラム

ユウリィが大気中に散布されたARMデバイスをコントロールすることで発生する、一種の気象操作。これにより限定地域に疑似的な津波などの気象異常を引き起こすことができるため、兵器として優れた威力を持っている。気象異常が発生する際に一瞬だけ象られる獣は、ユウリィが幼い頃に聞いた伝承に登場する守護獣の姿をイメージして発現したものとなっている。

異端技術者（ブラックアーティスト）

軍事・軍備関連

skymusicy3

@skymusicy3

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