ワイルドアームズ ザ フォースデトネイター(WA4)のネタバレ解説・考察まとめ
『ワイルドアームズ ザ フォースデトネイター』とはメディア・ビジョンエンタテインメントが開発したPlayStation 2用のロールプレイングゲーム(RPG)。略称は『WA4』。戦争で荒廃化した世界「ファルガイア」を舞台に、戦争を生きた大人と、戦争を知らない子供という構図を軸に、戦うこと、力を振るうことの意味を問う物語を描く。作品構造からシステムまで全てが過去作から一新され、新たなステップへ向かった作品となっている。
ダンジョン内には剣や不思議な杖、ボムなどの様々なグッズが落ちており、これらを利用することでダンジョンの仕掛けを突破する。グッズはダンジョン内の特定のフロアで特定のものを入手できる。
HEXバトル
HEXとは「Hyper Evolve X-fire sequence」の略で、本作におけるバトルシステムの略称となる。バトルフィールド上のHEX=六角形のマスも意味しており、7つのHEXが組み合わせったバトルフィールドで各キャラクターの位置取りが重要とされている。バトルの局面に合わせてフィールド上を移動することが攻撃面や防御面に大きく関係してくる。キャラクターの移動は特殊な例を除き1ターンに進める距離は隣のHEXかつ1HEX分までとなっており、移動可能なHEXは誰もいないHEXや自分の仲間がいるHEXに限られる。HEXバトルにおける行動のほとんどはキャラクターではなくHEXに対して行う。例えば攻撃などのHEXに与えられた影響は対象のHEXにいる全てのキャラクターが受けることになる。HEXには属性の力を宿したレイポイントや、トラップや障害物となる木箱なども存在する。
オリジナル
各キャラクターが修得しているオリジナル技を発動するコマンド。使用する際は技ごとに決められたMPを消費する必要がある。オリジナル技には攻撃から補助効果など様々な種類があり、バトルを有利に進めることができる。
フォース
オリジナルとは別で各キャラクターが修得している特殊な技を使用できるコマンド。使用する際にはFP(フォースポイント)を消費する必要があり、各キャラクターが初期から修得している1種類しか使用できない。
コンビネーションアーツ
複数の仲間が同じHEXにいる場合、FPを消費して使用できる特殊な技。威力が高く優秀な効果な技が多いが、修得するためには一定の条件と確率が必要となっている。
『ワイルドアームズ ザ フォースデトネイター』の登場人物・キャラクター
主人公パーティ
ジュード・マーヴェリック
CV:白石涼子
本作の主人公。13歳。戦争で荒廃したファルガイアから隔離されたシエル村で母エセルダや村の大人達に育てられながら暮らしてきた少年。そのため、純粋で素直な人間として育つが、反面世間知らずな一面を持つ。ユウリィと出会うまで同年代の女の子を見たことが無かった。父親は死んだとされている汎国家統合星府の英雄ハウザーであり、ハウザーの遺伝子を継いだことで、人類初にして唯一の先天的な超兵器ARMを扱う「ジーンドライバー(因子適合者)」として生まれた。外の世界や自分の生い立ちを知らずに暮らしていたが、ARMを狙う議会騎士団の兵隊に村を襲撃されたことで、外の世界に放り出され、そこで初めて世界の惨状を知ることになる。しかし襲撃の際に出会ったユウリィが大人達に狙われていることを知り、自分に備わったARMの力で彼女を守ることを決意する。やがてユウリィを狙う議会騎士団と戦っていく中、母の死や荒廃した世界で必死に生きる人々との出会いを経て、超兵器ディバインウェポンを止めて世界の未来を守るために戦うことになる。エンディングで描かれる10年後の未来では森林保護官となっている。
ユウリィ・アートレイデ
CV:川澄綾子
15歳。幼少期に兄クルースニクと共に議会騎士団の人口進化研究所に収容され、ARM適合者を量産するための被験体として扱われてきた。研究所が閉鎖された後は、研究所の職員に引き取られて修道院で普通の生活を送るが、実験によりARMを調整・制御する能力を開花させたことで、議会騎士団に狙われ、追われる身となってしまう。他人を思いやれる心優しい少女だが、被験体として扱われた過去と実験によって得た能力が彼女の心に暗い影を落とし、控えめで消極的な傾向がある。しかし、本来は頑固で大事な場面でははっきり自己主張するタイプでもある。過去の出来事により大人全般に不信感を抱いてきたが、ジュードをはじめとした仲間達との交流やブリューナクの副長となった兄クルースニクとの再会を通じて大きく成長。逃げることをやめて自分を取り巻く現実と向かい合い、自分なりの戦いを始める決意を固めるようになっていく。人々を治療する癒し手「パラディエンヌ」として修行を積んだため、癒しと護りに特化した魔術を行使できる。エンディングで描かれる10年後の未来ではフロンティア ハリムで教師を勤める。
アルノー・G・ヴァスケス
CV:高橋広樹
18歳。世界を渡り歩く冒険者「渡り鳥」。陽気で頭と口は達者者だが、危険な出来事を前にすると逃げ腰になってしまう。幼い頃に母親を亡くし、飛空機械乗りだった父親に育てられるも、戦後の混乱期に職を失った父親が度々詐欺に遭い、借金を増やしていく様子を目の当たりにして失望し家を飛び出す。父親のようにはなりたくないという一心で猛勉強をし、魔術学校を卒業して渡り鳥となる。頭脳明晰で巧みな話術を持ち、顔立ちも整っていることから、首から上には自信を持っている。斜に構えて大人っぽく振舞おうとするが、本質的には子供で本人もそれを自覚している。自分の欠点や頼りなさにコンプレックスを抱いていたが、ジュード達との旅の中でそんな自分の弱さと向かい合い、徐々に克服していく。また、仲間が様々な過去や運命を背負っていることに気づき、理由も無く旅を続けている自分への決別や、ラクウェルへの想いを強めていくことに従って、自分が旅をする目的を探し始めるようになる。エンディングで描かれる10年後の未来ではラクウェルと結婚し、彼女との間に生まれた娘と共に食堂を経営するようになる。
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目次 - Contents
- 『ワイルドアームズ ザ フォースデトネイター』の概要
- 『ワイルドアームズ ザ フォースデトネイター』のあらすじ・ストーリー
- 覚醒
- 外の世界
- 逃亡
- 潜入
- 再起
- 未来
- 『ワイルドアームズ ザ フォースデトネイター』のゲームシステム
- アクショントリガー
- ロックオン
- アクセラレイター
- ディテクター
- エンカウントブレイク
- ミーティング
- アクション
- ジャンプ
- スライディング
- 踏みつけ
- グッズ
- HEXバトル
- オリジナル
- フォース
- コンビネーションアーツ
- 『ワイルドアームズ ザ フォースデトネイター』の登場人物・キャラクター
- 主人公パーティ
- ジュード・マーヴェリック
- ユウリィ・アートレイデ
- アルノー・G・ヴァスケス
- ラクウェル・アップルゲイト
- 議会騎士団特務局ブリューナク
- ラムダ・ゼルヴィガー
- ファルメル・アリアンロッド
- クルースニク・アートレイデ
- アウグスト・ヘンリクセン
- ブリューナクコマンダー
- ジェレミィ・ナン
- サイス・ライバウアー
- ベリエール
- ヒューゴ・ヒューイット
- フィオレ&アーシア
- エニル・アイデム
- バルガイン・エイルス
- ガウン・ブラウディア
- その他の登場人物
- ハウザー・ブラックウェル
- エセルダ・マーヴェリック
- 枢密院
- トニー
- 『ワイルドアームズ ザ フォースデトネイター』のアイテム
- フィールドアイテム
- エクソダスオーブ
- ネクタール
- レベルアップル
- 攻撃アップル
- 防御アップル
- 魔力アップル
- 抵抗アップル
- 命中アップル
- 回避アップル
- 反応アップル
- アルターパーツ
- ドラゴンフォシル
- デュプリケイター
- エクストラチャレンジ
- ディテクター
- ブラックパス
- 仙草アルニム
- 蒼い竜鱗
- 聖骸布
- 黒尖槍
- 涙のかけら
- 柊の額冠
- 遠くて近い物語1巻
- 遠くて近い物語2巻
- 遠くて近い物語3巻
- バトルアイテム
- ヒールベリー
- ポーションベリー
- ミラクルベリー
- ホーリーベリー
- リヴァイブフルーツ
- フルリヴァイブ
- アンチドーテ
- ウィッチメディシン
- おもちゃのハンマー
- 元気ドングリ
- ブリーズミント
- やすらぎの風車
- ピュグマリオン
- 田七人参
- 冬虫夏草
- ビブーティ
- グレートアップル
- アンブロシア
- ラッキーカード
- ギャラコロガシ
- サクセサーオブソウル
- 『ワイルドアームズ ザ フォースデトネイター』の用語
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- ED(エンディング):麻生かほ里「as time goes by 〜僕等は忘れない〜」