Identity V第五人格(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ

『Identity V第五人格』とは、2018年よりNetEase Gamesが開発・運営している非対称対戦ゲームである。4対1で鬼ごっこ形式のマルチプレイを行うゲームモードがメインとなっている。その他にも多様な対戦モードがあり、様々な楽しみ方をできることが魅力である。全世界のユーザー数は2億人を突破しており、日本でも様々な他作品とのコラボや舞台化が行われるなど人気を博している。

黄衣の王(こういのおう)/ハスター

過去に黄色いコートを纏い、顔が見えない使者が現れ、とある王朝に訪れるであろう災難を予言した。この者が黄衣の王と呼ばれているが、姿を見た者はいなく謎に包まれている。触手のような足を持つ異形の見た目をしている。

ゲーム内ショップで購入すると使用可能となるハンターの1人。サバイバーがダウンすると、他のサバイバーの足元に触手が生成される能力を持つ。任意の位置に触手を生成することも可能で、触手に攻撃命令を出すことで近場にいるサバイバーに攻撃をすることができる。生成された触手には、サバイバーの移動速度、解読速度などを低下させる。
任意のサバイバーをターゲットにする悪夢凝視(あくむぎょうし)というスキルを持つ。悪夢凝視で選択されたサバイバーは、付近の触手に自動的に攻撃される。

白黒無常(しろくろむじょう)/范無咎(ふぁんうじん)、謝必安(しゃびあん)

范無咎(左)、謝必安(右)

幼い頃から仲が良く、深い絆を結んでいた2人の男性。ある日急に雨が降り出し、謝必安は范無咎に橋の下で雨宿りをするように指示して自分は傘を取りに家へ戻った。その直後に雨が激しさを増したが、范無咎は謝必安との約束を守りたい一心で橋の下を動かず、橋ごと増水した川に飲まれてしまった。謝必安が戻ってきた頃には范無咎の姿はどこにもなかった。その日から心を痛めた謝必安は、毎日白い服を着てその日持っていた黒傘を持つようになる。やがて狂った謝必安は、范無咎が亡くなった橋で首を吊り自ら命を絶った。
その後2人の命を見届けた黒傘は、商人に買い取られ行方が分からなくなっている。

ゲーム内ショップで購入すると使用可能となるハンター。2人で1人のハンターとして、所持している傘を使用することで、謝必安が表に出る状態と范無咎が表に出る状態に切り替えることができる。傘は任意の場所へ飛ばすことができ、飛ばした箇所に5秒間留まる。その間近くのサバイバーが表示され、サバイバーは移動速度などが低下する。傘の位置まで瞬間移動することも可能である。
謝必安は移動速度は早いが、スタン状態からの回復と攻撃の速度は遅い。吸魂揺魄(きゅうこんようはく)というスキルで移動速度が上昇し、、付近にいるサバイバーに吸魂ゲージが発生する。吸魂ゲージが貯まると、サバイバーは数秒間移動以外のアクションが使用できなくなる。
范無咎は移動速度は遅いが、スタン状態からの回復と攻撃の速度は速い。吸魂揺魄というスキルでは鈴を鳴らし、範囲内にいるサバイバーに調整を発生させる。調整に失敗したサバイバーが再度調整に失敗すると、一定時間操作方向が反転する。

写真家(しゃしんか)/ジョゼフ

両親と共に亡命する道中で、双子の片割れを失った男性。兄弟を失った心の痛みに苦しんだ彼は、絵に没頭するようになる。しかし紙に描かれたものは所詮幻であり、現実にはならないため心の痛みは消えなかった。映像を永遠に保存できるという機器・写真機に出会い、彼はその機械で全てを記録し始めた。しかし時が経つにつれ、写真に残された物も映像であって、現実の人や物はいずれ壊れ、衰えていくことに気付く。
ジョゼフは現実にある人間や物を、永遠に保存することを望んだ。そして写真機に奇怪な改造を加え、写真の中に魂を保存する方法を見つけたと友人に宣言した。老いで頭がおかしくなったのだと思われたが、ジョゼフに写真を撮られた者が次々と消えていくため、事態は深刻に捉えられるようになる。恐怖でパニックに陥った人々が彼の屋敷を訪れると、すでに彼の姿はなくなっていた。作業部屋には、まるで生きているかのような肖像写真がたくさん飾られていたとされる。

ゲーム内ショップで購入すると使用可能となるハンターの1人。通常攻撃が1.5倍のダメージを与える威力を持っている。
マップ内の写真機が設置されており、使用すると写真世界を生成することができる能力を持っている。写真世界は時が止まっており、写真世界の中のサバイバーを攻撃し椅子に拘束することも可能である。写真世界が崩壊すると、現実の世界にはその効果が半減した状態で反映される。

狂眼(きょうがん)/バルク・ラパドゥーラ

建築士の父を持ち、幼少期からデザイン図面と様々な機械や工具で遊んでいた男性。天賦の才能がある彼は、20歳の頃には人気のある建築士になっていた。とある夫婦に雇われ、まだ荒れ果てていたエウリュディケ荘園に訪れることになる。荘園では建築のデザインを担当し、他の職人たちと共に荘園の拡大を続けていた。仕事とは別に自分の好きな仕掛けを作り、荘園を秘密の実験場として使っていた。

ゲーム内ショップで購入すると使用可能となるハンターの1人。マップ内には制御台が設置されており、制御台もしくは所持ている制御端末で任意の場所に仕掛け壁を設置することができる。壁の生成時にサバイバーに当たると、0.5のダメージを与えることができる。また、サバイバーが壁を乗り越えると、通常攻撃分のダメージを与える。
制御台が設置されているエリアの上空に、1体ずつ監視装置が設置される。監視装置では周囲の様子を上空から確認できる。また、監視装置の視界内で仕掛け壁を生成することも可能である。

夢の魔女(ゆめのまじょ)/イドーラ

夢の魔女(上)と信者(下)

地球上に最初の微生物が誕生する前から存在していたとされる。数十億年の時間の流れと共に、イドーラは周りの生物を吸い込み、その特性を自分のものにする能力を得た。そのため自分とは異なる顔の分身を生み出せるようになり、どの分身も本体の意識を共有できる。
イドーラと融合することで、信者は永遠の命を獲得できる。イドーラ本体は普段は幻影の中に隠れており、召喚された信者のみがその姿を見ることができる。

ゲーム内ショップで購入すると使用可能となるハンターの1人。本体は移動速度は速いが、攻撃などのアクションはできない。本体の姿はサバイバーに見えることはない。
視界内にいるサバイバーを選択して寄生し、その近くに信者を召喚することが可能である。召喚された信者は自分で操作することが可能だが、寄生されたサバイバーから遠く離れることはできない。信者が召喚された場所には、「魔女の記号」と呼ばれる魔法陣のようなものが現れ、サバイバーはそれを取得することで寄生の解除が可能となる。

泣き虫(なきむし)/ロビー・ホワイト

一晩のうちに家や家族を失い、姉と共にホワイトサンドの孤児院へと入った男の子。孤児院にいる間は、庭園のネズの木の剪定が趣味であった。孤児院が教会に引き取られると、孤児たちは強いられていた辛い作業からは解放されたが、ロビーはそれを悲しんでいた。その後姉との生活が軌道に乗り始め、彼は自分の趣味を続けることができなくなる。ここまでがロビーの最期の記憶となり、次に目覚めた時には姉と孤児院はなくなっていた。ネズの木の下で目覚めたロビーは、また自分の趣味を続けることができるようになった。

ゲーム内ショップで購入すると使用可能となるハンターの1人。泣き虫がいる場合、マップに安息松(あんそくまつ)と呼ばれる木が生成される。安息松の周辺は「腐敗の領域」と呼ばれる状態となり、2体の怨霊が浮遊している。腐敗の領域内では怨霊を引き寄せることが可能で、引き寄せた怨霊がサバイバーに当たるとダメージを与える。
安息の道と呼ばれる、枝を地面に生やした一直線の道を生成できる能力を持つ。安息の道の上では泣き虫の移動速度やその他の行動の速度が上昇する。

魔トカゲ(まとかげ)/ルキノ・ドゥルギ

かつては、優秀な学者で爬虫類の研究に夢中だった人物。ある日同僚から珍しい毒蛇をもらい、それ以降行方が分からなくなっている。行方不明の彼の部屋からは、血だらけの鱗が発見された。その鱗は巨大で異常に硬く、今まで知られている爬虫類とは思えないものだった。

ゲーム内ショップで購入すると使用可能となるハンターの1人。驚異的な身体能力で高くジャンプすることができ、マップ内の障害物も飛び越えることが可能である。最大2回まで空中でジャンプすることができる。
ジャンプした状態から落下攻撃を仕掛けることができる。落下攻撃は近くのサバイバーに攻撃を与えるだけでなく、倒された板の破壊も可能である。

血の女王(ちのじょおう)/マリー

皇家に生まれ、オシャレと美しさを追及していた女性。不自由のない家庭で育ったため、自分のことしか考えられず、おかしな無邪気さが染みついてしまった。民衆の反感を買い、断頭台に上がる時でさえ、自分の命より切られてしまった髪のことを気にしているほど変わっている人物であった。

ゲーム内ショップで購入すると使用可能となるハンターの1人。マップ上に水鏡を設置する能力を持ち、自分と同じ動きをする鏡像を生み出すことができる。鏡像は障害物をすり抜けることができ、本体と鏡像の位置を入れ替えることも可能である。
生成した水鏡の近くにいるサバイバーの鏡像を生成することも可能である。サバイバーの鏡像を攻撃すると、サバイバー本体にダメージを与える。

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