Identity V第五人格(ゲーム)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『Identity V第五人格』とは、2018年よりNetEase Gamesが開発・運営している非対称対戦ゲームである。4対1で鬼ごっこ形式のマルチプレイを行うゲームモードがメインとなっている。その他にも多様な対戦モードがあり、様々な楽しみ方をできることが魅力である。全世界のユーザー数は2億人を突破しており、日本でも様々な他作品とのコラボや舞台化が行われるなど人気を博している。

『Identity V第五人格』の概要

『Identity V第五人格』とは、2018年よりNetEase Gamesが開発・運営している非対称対戦ゲームである。iOS版、Android版、Windows版の全てが基本プレイ無料となっており、アプリ内課金が存在する。サバイバーと呼ばれる逃げる側のプレイヤーと、ハンターと呼ばれる追う側のプレイヤーに分かれ、4対1で鬼ごっこ形式のマルチプレイを行うゲームモードがメインとなっている。
全世界のユーザー数は2億人を突破しており、日本でも様々な他作品とのコラボや舞台化が行われるなど人気を博している。競技としても盛り上がっており、プロリーグや世界大会だけでなく、高校生のみの公式大会なども開催され注目度が高まっている。

物語は元小説家の探偵・オルフェウスが、とある荘園へ訪れるところから始まる。行方不明の少女を探しに来たオルフェウスは、荘園で行われていた狂気のゲームについて知っていくこととなるのだった。
オルフェウスの推理による「狂気のゲームの再現」という形で、プレイヤーは対戦を行っていく。

『Identity V第五人格』のあらすじ・ストーリー

オルフェウスが訪れたエウリュディケ荘園へ辿り着いたシーン。

物語は元は小説家の探偵・オルフェウスが、雨の中車を走らせているところから始まる。目的地は、10年前に廃墟と化し悪い噂の絶えないエウリュディケ荘園だった。彼がここに訪れるのは、一通の手紙が届いたことが原因だった。その手紙の差出人は、小説家のオルフェウスの熱烈なファンだったという。その差出人の娘が行方不明となってしまい、荘園での目撃情報があったことから、荘園に行き娘を探し出してほしいという依頼であった。
荘園に辿り着き、屋敷に入るとどこからともなく紙飛行機が飛んできた。その紙飛行機は、数日前に書かれた日記の1ページで作られている。オルフェウスは、文字に込められた思いを読み取る能力に長けている。その能力を使い、日記に書かれた内容を頭の中に思い浮かべ、情景を描き出していった。それにより分かったのは、この荘園でハンターとサバイバーによる狂気のゲームが行われていたことだった。

狂気のゲームの手掛かりを求めて屋敷を探索していると、仕掛け扉に隠された本棚を見つける。そこには大量の日記があり、それを読み解くことでゲームには大勢の参加者がいたことや、参加者には荘園を離れられない理由があったことが明らかになった。ゲーム内にいたハンターと呼ばれる者たちのことをより深く追求しようとすると、オルフェウスは突然息苦しさを感じる。目の前の割れた鏡を見ると、そこには様々な人格の自分の顔が映っていた。
オルフェウスは、この荘園で過去に行われた狂気のゲームに自分自身が関わっていたかもしれないと推理する。そして大量に残された日記を元に、真相に迫ろうとしているのだった。

チュートリアルを含んだメインストーリーのプロローグはここで終わっている。その後プレイヤーが操作するゲームの対戦は、オルフェウスの頭の中で描かれている狂気のゲームの再現とされている。

『Identity V第五人格』のゲームシステム

基本的な流れ

サバイバー陣営

サバイバー陣営は、オンラインでのマッチング、または任意でチームを組んだ4人で構成される。マップ内で暗号機と呼ばれるギミックを4台解除し、ゲートから脱出することが目的となる。4人中3人以上の脱出が勝利条件である。サバイバーはそれぞれ固有の能力やアイテムを所持しており、キャラクターによってはマップ内の道具箱を開けることで他のアイテムを使用することも可能である。
基本的にはハンターから2回攻撃を受けるとダウンし、椅子に拘束され一定時間経過すると脱落となる。拘束されず放置されていた場合も、一定時間経過すると失血死となり脱落する。拘束されたサバイバーに対して、他のサバイバーは椅子のギミックに触れることで救助することが可能である。ハンターの攻撃を受けた状態の場合は、アイテムである鎮静剤の使用、もしくは他のサバイバーに治療を受けることで回復することができる。

ハンター陣営

ハンター陣営は、1人で4人のサバイバーを襲撃し、脱落させることが目的である。サバイバー4人の内、3人以上脱落させることが勝利条件となっている。ハンターは、それぞれ固有の能力やアイテムを所持している。
基本的には、サバイバーに対して2回攻撃を当てるとダウンさせることができる。ダウンさせたサバイバーを椅子に拘束、もしくはダウン状態で一定時間経過させることで脱落させることが可能となる。サバイバーの暗号機の解読を妨害しつつ、拘束されたサバイバーを救助しにくる他のサバイバーに対しても対策をする必要がある。

ゲームモード

ランダムマッチング(マルチ戦)

サバイバー4人、ハンター1人の4対1で対戦するメインのモードとなっている。プレイヤーは、初めにサバイバー陣営かハンター陣営のどちらかを選択することで、オンラインでのマッチング待機画面へ移行する。

ランク戦モード

4対1で対戦するメインのゲームで、強さによってランク付けをするモードである。ランキングはハンター陣営、サバイバー陣営としてのランク付けと、各キャラクターのランク付けが存在する。勝敗や試合への貢献度によりポイントが加算され、そのポイントの数値でランキング化される。

カスタム対戦モード

全てのゲームモードを体験でき、設定などを自由にカスタムできるモード。オンラインでのマッチングはなく、任意のプレイヤーを招待、もしくはCPUを追加することができる。プレイヤー同士の交流や練習などで使用されるモードとなっている。

協力狩り

サバイバー8人、ハンター2人の計10人で対戦するモード。ハンターが2人のため「ダブルハンターモード」を略し、通称「ダブハン」と呼ばれている。
サバイバー陣営は解読が必要な暗号機の数が7台となり、椅子に拘束されると1度目は一定時間経過しないと救助ができない状態となっている。5人以上の脱出が勝利条件である。
ハンター陣営は、ダウンを取るために必要な攻撃回数が3回となり、5人以上脱落させることが勝利条件となる。協力狩りモード限定で電話機というギミックが存在し、両陣営とも電話機から相手陣営への妨害や自身の強化に使用できるアイテムを購入することができる。

悪夢の影

サバイバー6人で障害物競争を行うレース型の対戦モード。アイテムやギミックを使用しながら、コースを2周し1位でゴールすることが勝利条件となっている。コース内にはアイテムボックスが設置してあり、それを取得することで最大2つまでアイテムを所持することができる。1位のサバイバーがゴールしてから30秒経過すると、ゴールしていないサバイバーは強制終了となる。

タロット

サバイバー3人とハンター1人で1組のチームとなり対戦するモード。サバイバーは何度ダウンしても復帰することができる役職である侍従2人と、脱落すると即敗北となる役職であるキング1人に分かれる。ハンターは味方の侍従とキングの回復が可能な役割であるナイトとなる。
基本的な勝利条件は相手のキングを脱落させることである。試合開始から10分が経過すると、勝利条件が追加される。

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