ネクロズマ（ポケモン）の徹底解説・考察まとめ

ネクロズマの概要

ネクロズマとは、シリーズ第七世代『ポケットモンスター サン・ムーン』にて登場した伝説のポケモンである。異世界のポケモン・ウルトラビースト（UB）の1匹でもあり、既存作品のポケモンとは一線を画す印象的なデザインが特徴。
黒い水晶のような体をしており、顔や目のように見える部分は様々な色の結晶である。生きるためのエネルギーとして光が必要であり、際限なく光を吸収して世界すべての光を奪うこともできる。光を吸収しないでいると体内に不純物が溜まり、身体が黒ずんでやがて活動できなくなってしまう。
以前は「かがやきさま」と呼ばれ、不思議な力を持つ光のエネルギーを生み出し他者に与える存在であったが、作中では命の危機にあり光を求めてあらゆるものを攻撃する凶暴な性格をしている。

ネクロズマのプロフィール・人物像

全国図鑑番号：No.0800
アローラ図鑑番号：No.400
分類：プリズムポケモン

太古に別の世界からやってきたポケモン・ウルトラビースト（以下UBと表記）の1匹でもあり、既存作品のポケモンとは一線を画す印象的なデザインが特徴。アニメ『ポケットモンスター サン＆ムーン』ではUBコードネーム「UB:BLACK」と呼称されている。
生きるためのエネルギーとして光が必要であり、際限なく光を吸収して世界すべての光を奪うこともできる。光を吸収しないでいると体内に不純物が溜まり、身体が黒ずんでやがて活動できなくなってしまう。命の危機にあり、あらゆるものを攻撃する凶暴な性格をしている。

以前は「かがやきさま」と呼ばれ、不思議な力を持つ光のエネルギーを生み出し他者に与える存在であった。大昔、ネクロズマが住んでいた世界「ウルトラネクロポリス」の人々は科学の力でネクロズマの力を制御しようとする。その際にネクロズマは体の一部を失い、同時に光を生み出す力と光を制御する力を失ってしまった。生きるために他から光を吸収しなくてはならなくなったネクロズマは光を求めて荒れ狂うようになる。しかし、ネクロズマは光を制御する力を失っているため、吸収した光を制御できずその光に苦しめられているのだった。
暴走したネクロズマはウルトラメガロポリスの光を奪い、別世界へと通じる空間・ウルトラホールを開いてアローラ地方へ向かう。アローラ地方の守り神・カプたちと戦った後はウルトラメガロポリスの人々に鎮められ、地下で眠りについていた。
作中で目覚めたネクロズマは再びアローラ地方に現れ、アローラ地方の光を全て奪ってしまう。主人公はネクロズマに奪われた光を取り戻すべくウルトラホールを通ってウルトラネクロポリスへと向かう。ウルトラネクロポリス中央にある光を放つ塔・メガロタワー頂上にて休息していたネクロズマ（戦闘前にウルトラネクロズマに変身する）と主人公が戦い、主人公が勝利することでアローラ地方は光を取り戻した。
この時ネクロズマは再び光を失い命の危機に陥ったため、アローラ地方で再び出会う際（捕獲時）には弱って「ひざまづいている」状態であることが示唆される。

ネクロズマのフォルムチェンジ・形態変化

ノーマルフォルム

タイプ：エスパー
とくせい：プリズムアーマー（相手から受ける効果バツグンのわざのダメージが3/4倍になる）
弱点：ゴースト、あく、むし
HP：97
こうげき：107
ぼうぎょ：101
とくこう：107
とくぼう：89
すばやさ：79
合計：600

ネクロズマの基本的な姿。全身が黒く、大きな頭と手に反して貧弱な下半身をしている。
ソルガレオまたはルナアーラを取り込んだ姿の方が強いため、対戦で使用されることは少ない。

たそがれのたてがみ

タイプ：エスパー・はがね
とくせい：プリズムアーマー（相手から受ける効果バツグンのわざのダメージが3/4倍になる）
弱点：ほのお、じめん、ゴースト、あく
HP：97
こうげき：157
ぼうぎょ：127
とくこう：113
とくぼう：109
すばやさ：77
合計：680

通称・日食ネクロズマ。ネクロズマがソルガレオを取り込んだ姿で、こうげきが大きく上昇している。ネクロズマとソルガレオを手持ちに入れた上でどうぐ「ネクロプラスソル」を使用すると合体できる。
図鑑の説明から主導権はネクロズマにあることがわかる。無尽蔵に湧き出るソルガレオの光エネルギーを喰らい続けているが、その光に苦しめられている。背中にあるネクロズマのツメと四肢のツメで相手を八つ裂きにする。非常に凶暴で手が付けられない。

あかつきのつばさ

タイプ：エスパー・ゴースト
とくせい：プリズムアーマー（相手から受ける効果バツグンのわざのダメージが3/4倍になる）
弱点：ゴースト、あく（どちらも4倍弱点）
HP：97
こうげき：113
ぼうぎょ：109
とくこう：157
とくぼう：127
すばやさ：77
合計：680

通称・月食ネクロズマ。ネクロズマがルナアーラを取り込んだ姿で、とくこうが大きく上昇している。ネクロズマとルナアーラを手持ちに入れた上でどうぐ「ネクロプラスルナ」を使用すると合体できる。
図鑑の説明から主導権はネクロズマにあり、ルナアーラの意思はないことがわかる。ルナアーラの光エネルギーを強制的に放出させて吸収し続けているが、その光に苦しめられている。全てを敵とみなしてレーザーで焼き尽くす、非常に凶暴なポケモン。

ウルトラネクロズマ

タイプ：エスパー・ドラゴン
とくせい：ブレインフォース（効果バツグンのわざの威力が1.25倍になる）
弱点：こおり、ゴースト、あく、むし、ドラゴン、フェアリー
HP：97
こうげき：167
ぼうぎょ：97
とくこう：167
とくぼう：97
すばやさ：129
合計：754

日食ネクロズマまたは月食ネクロズマに「ウルトラネクロZ」を持たせると、戦闘中のみコマンド「ウルトラバースト」を使用してフォルムチェンジできる。本編シリーズでは『ポケットモンスター ウルトラサン・ウルトラムーン』にのみ登場するフォルム。全身が金色に光り輝き、ドラゴンのような姿になる。
ソルガレオ（またはルナアーラ）の無尽蔵な光を吸収し続けて変化した姿であり、本来の姿ではない。光でできた身体を持ち、体温は6000度。生物や自然環境に様々な影響をおよぼす光を放出しており、その光はオーラ（まとったポケモンのステータスを上げる効果を持つ）やZパワー（Zワザのもとになる力）と同じものである。

ネクロズマの能力

いわゆる禁止級伝説（禁伝）。高種族値の伝説のポケモンであり、通常ルールのレート対戦では使用できない。
ノーマルフォルムの合計種族値（ポケモンの種類で共通のステータスを表す非公式用語）は高めだが平坦な配分のせいで器用貧乏な性能となっており、強力なとくせい「プリズムアーマー」があってなおほとんど使用されない。
フォルムチェンジをして日食ネクロズマになることでぶつり・月食ネクロズマになることでとくしゅといったようにどちらも対応できるのが強みである。ノーマルフォルムよりも合計種族値が80増え、配分も特化されている。総じて強化されており、ネクロズマとして使用する場合はこちらを使用することが多い。合体対象のソルガレオ・ルナアーラとは性能が異なる。
ウルトラネクロズマは非常に強力だが、『ポケットモンスター ウルトラサン・ウルトラムーン』のみでしか使用できない。

ネクロズマのわざ

専用わざを除いて、覚えるわざは全てのフォルムで共通している。そのためぶつり・とくしゅに偏らず様々なわざを覚えることが可能。

専用わざ

フォトンゲイザー