『紅の豚』の謎・都市伝説・裏話まとめ!ポルコ・ロッソの本名はマルコ・パゴットだった!

スタジオジブリの名作『紅の豚』の謎・都市伝説・裏話をまとめました。実は日本航空の機内上映作品として作られていたという噂や、豚になってしまったポルコの本名はマルコ・パゴットであるという裏設定などを掲載。知れば誰かに話したくなる、興味深い情報が満載です。

◆ジブリ史上最も大人な恋愛を描いた『紅の豚』

1992年7月8日公開、スタジオジブリ制作による宮崎駿監督・脚本・原作の映画『紅の豚』。

空を飛ぶことへの憧れと夢を基にした、”宮崎駿の雑想ノート”収録作『飛行艇時代』が原案になりました。
『飛行艇時代』はポルコ・ロッソのシリーズとして14話~16話まで連載された。後に、『飛行艇時代』は書籍化されている。

主なターゲットが中年男性のため、『紅の豚』では複雑かつ大人向けの物語が綴られました。そこで今回は、ジブリ史上最も大人な恋愛に関するトリビアや豆知識をご紹介します。

出典: ciatr.jp

▼「日本航空」の機内上映作品として作られていた

『紅の豚』といえば、元々は短編の予定で作られるはずが、宮崎監督が絵コンテを進めるうちに構想が膨らみ、長編化してしまったことが有名です。鈴木敏夫プロデューサーの発案で、かねてから親交のあった日本航空に企画協力を持ちかけ、機内用映画として企画がスタートする。

出典: ghibli.jpn.org

もともとは『日本航空での機内上映用』として制作が開始されました。

内容も豚と飛行艇が飛び回るだけの、明るく楽しい映画にする予定だったそうです。
しかし、いざ制作に取りかかると30~40分ではとても収まり切らず、機内上映用の作品ではなく劇場用作品として興行展開することになったのです。

当初は、30分ほどの放送時間に、内容も豚と飛行艇が飛び回るだけの映画を作る予定でした。そのため、宮崎駿の『アニメーション映画は子供が見るもの』という信念を捨て、理屈抜きで明るく楽しい映画、つまり宮崎駿の趣味の映画を作るつもりでした。当初は、疲れた中年ビジネスマンの頭でも考えることなく楽しめることを目的に、中年男性をターゲットにした作品を検討していました。しかし、構想はどんどんと膨らみ、機内上映用作品という方針から劇場用作品にかわり、興行展開することになります。

出典: batque.com

▼主人公ポルコ・ロッソの本名はマルコ・パゴット

ポルコ・ロッソは、昔馴染みのジーナやフェラーリンから”マルコ”と呼ばれており、人間の姿の頃は”マルコ・パゴット”という本名を名乗っています。

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また通称の”ポルコ・ロッソ”は、イタリア語で「赤い豚」を意味しているのだとか。非常に過激な蔑称でもあり、空賊たちがポルコに付けたニックネームだそうです。

出典: ciatr.jp

イタリア語で「ポルコ・ロッソ」は、卑猥な男、淫乱、赤い豚野郎という罵り言葉となる。

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そしてこの名前は、宮崎監督も関わった日伊合作アニメ『名探偵ホームズ』のイタリア側プロデューサー、マルコ・パゴットさんの名前をいただいているのです。

出典: news.merumo.ne.jp

▼ポルコ・ロッソはなぜ豚になった?

実は主人公のポルコ(ポルコ・ロッソ)が豚になった理由は明かされたことがありません。作中でジーナが言った「どうやったら、あなたにかけられた魔法が解けるのかしらね」というセリフがあることから、人間だったポルコに魔法がかけられて豚になったことはわかっていますが、魔法をかけられた理由は一切不明となっているのです。

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そもそもポルコ・ロッソはなぜ豚になったのか?という疑問は、ファンの間でも議論や考察が繰り返されており、公式からも詳細な理由は発表されていません。

劇中で描かれたのは、戦時中に死線を彷徨ったポルコが辿り着いた、”雲の平原”(生と死の境?)。そこからただ1人生還を果たしたポルコが、自ら魔法をかけて豚に変わったということです。ジーナの見解では、「戦争で自分だけ生き残ったことへの罰」とも語られました。
またポルコは、戦争で友人を含む多くの命が喪われた悲しみ、ファシスト政権への幻滅を示しています。そのため、戦争と殺戮を繰り返し続けている人間という存在への絶望。自らも戦争で”殺人行為”を行った苦悩などから、人間であることに嫌気が差したとの考察が主流のようです。

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第一次世界大戦で戦争が嫌になり、自ら豚になる魔法をかけて軍隊を去ったのではないかという説や、戦争で生き残ってしまい後悔の念にさいなまれて自ら魔法をかけたのではという説、戦闘機乗りの夫を3人も亡くしてきたジーナと恋仲にならないために豚になったという説などがネット上では確認できますが、いずれも決定的な証拠はありません。当然何度も質問をされてきたはずの宮崎監督も、豚になった理由については「ほっといてくれ! いいじゃねぇか豚で!」と、何も語っていないのです。

出典: news.merumo.ne.jp

こんな宮崎駿のエピソードがあります。プロデューサーの鈴木敏夫が『そもそもなんでこいつ豚なんですか?』という質問に宮崎駿は『すぐ原因と結果を明らかにしようとする!』と怒ったそうです。このやりとりを見る限りは『特に理由がなく、設定も決めていなかったのでは』と思ってしまいます。自身の姿(夢)を描いたとされる「紅の豚」で、主人公(=自身)をイケメンにするのが恥ずかしかったのではないでしょうか。

出典: batque.com

▼フィオのキスで人間に戻ることができた?

最終的に”ポルコは人間に戻ったのか”というのは、『紅の豚』の結末における最大の謎の1つです。
通説によると、カーチスとの激戦を制したマルコとの別れ際、飛行艇の上からフィオがすれ違い様にキスをしたことで人間に戻ったそう。映画『ハウルの動く城』では、荒れ地の魔女の呪いで案山子に変身した隣国の王子が、ソフィのキスで元の姿に戻れた例もあります。
ポルコを見たカーチスの台詞から考えても、人間の姿に戻っていたのは確かな様子。しかし、それまでのシーンでも一瞬だけ人間の姿になった描写があるため、完全に戻ったかは不明でした。
この疑問については、後に監督がインタビューで答えを明かしており、「またすぐ豚に戻って、十日くらい経つと飯を食いにジーナの前に現れる」とのこと。魔法が解けたわけでは無いようですが、ポルコは自分の意思で姿を変えられる、とも受け取れる言葉が気になる所ですね。

出典: ciatr.jp

▼ポルコはジーナと結ばれた?

フィオの言葉にも、『ジーナさんの賭けがどうなったかは、私たちだけのひみつ』とあるように、最後はみんなの想像にお任せしますというオチで完結したように見えました。

出典: batque.com

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