ウルトラマン／リピア（シン・ウルトラマン）の徹底解説・考察まとめ

禍特隊の作戦立案担当官。元公安課の刑事で、謎の多い人物。寡黙かつ実直な性格で、身を挺して弱者を庇うなど高潔な精神の持ち主。
リピアが初めて地球に降り立った際、その衝撃波から子供を守ろうとして頭部に瓦礫を受けて命を落とす。これに責任を感じ、さらに彼の「自分より弱い者を命懸けで守る」という行動に興味を抱いたリピアに“肉体を融合する”という形で救われる。
作中の大半でほとんど眠っているような状態で、彼の肉体はリピアが操っているが、まったく意識が無いわけではなく相互に影響を与えている。

神永新二（シン・ウルトラマン）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

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神永新二（かみなが しんじ）とは、『シン・ウルトラマン』の登場人物で、禍威獣特設対策室専従班の作戦立案担当官にしてウルトラマンをその身に宿す青年。
元公安課の刑事で、その職務上当然ではあるが前歴には明かされていない情報も多い。寡黙で実直、合理性を重んじる性格ながら、同時に自らを犠牲にしてでも弱者を救おうとする高潔な意志を併せ持つ。ウルトラマンが地球に来訪した際、その着地の衝撃から子供を守ろうとして命を落とすも、彼のこの行動がウルトラマンと人類の運命を変えていくこととなった。

浅見弘子（あさみ ひろこ）

禍特隊の分析官。突如人類の前に現れた“巨大人型生物ウルトラマン”を専属で調査するためにやってきた新入りで、その命名者でもある。
神永と融合したばかりのリピアと仕事上のバディとなり、「群れとはどういうものか」などと珍妙な質問をしてくる彼に大いに呆れる。それでも律儀に彼女なりの意見を返し、リピアが地球人というものを学んでいく大きな手助けとなった。同時に彼からもっとも信頼される人物ともなっていく。
リピアなりに真摯に行動した結果ではあるのだが、彼が自分がウルトラマンであることを秘密にしたまま禍特隊の面々を散々に振り回す結果となった時は、その頬を思いきり張っている。

浅見弘子（シン・ウルトラマン）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

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浅見弘子（あさみ ひろこ）とは、『シン・ウルトラマン』の登場人物で、禍威獣特設対策室専従班の分析官。突如出現して禍威獣を撃破していった“銀色の巨人”の調査のために物語途中で禍特対に加わり、彼に「巨大人型生物ウルトラマン」という名称をつける。
頭脳明晰かつ明朗快活な才媛で、禍特対では新入りの立場ながら歯に衣着せぬ物言いで周囲に意見する。同僚の神永にウルトラマンが融合していることを知らないまま彼とバディを組み、“地球人とはどういう生き物か”のもっとも身近な実例として様々な気付きを与えていく。

メフィラス

ウルトラマンが地球を来訪する以前から日本に潜伏していた外星人。地球人の生体兵器としてのポテンシャルに目を付け、これを商品にして売り出すことを目論んでいた。
リピアに対しても最初から敵対的に接するのではなく、まずは話し合いで応じようとするなど、腹黒いわりに物腰は紳士的。その戦闘力はリピアにほぼ匹敵し、神永との融合の影響でスタミナに問題がある彼を追い詰めた。

メフィラス（シン・ウルトラマン）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

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メフィラスとは、『シン・ウルトラマン』の登場人物で、地球に潜伏して暗躍する外星人。
腹黒い一方で、振る舞いは紳士的。ウルトラマンがやってくる前から地球で活動しており、自らを「外星人0号」と名乗って禍特隊に接触。地球人そのものが禍威獣や外星人の脅威に対抗する術を持つ必要があると説き、日本政府に対して技術供与を申し出る。しかし裏では地球人の潜在的な戦闘能力に目を付けており、これを生物兵器に仕立てて売りさばくことを計画していた。この陰謀を見抜かれて、ウルトラマンと敵対することとなる。

ゾーフィ

リピアと同郷の光の星の戦士。メフィラスが見出した「地球人の生体兵器としての潜在的な能力」を全宇宙の脅威と見なし、これを太陽系ごと消滅させるために地球へやってきた。
あくまで地球人を信じるリピアと決裂し、用意していた天体制圧用最終兵器ゼットンを起動。しかしリピアと地球人の努力によってゼットンが撃破されると、「地球人はただ生体兵器として悪しき目的のために使われるだけの存在にはならない」というリピアの意見に同意し、彼らを滅ぼそうとしたのは早計だったと認める。
なお地球に留まることを望むリピアを「我々が肩入れしすぎるのも地球人のためにならない」と諭し、神永に自分の命を与えてほしいという彼の願いを叶え、恐らくは亡骸と成り果てたリピアと共に光の星へと帰っていった。

ゾーフィ（シン・ウルトラマン）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

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ゾーフィとは、『シン・ウルトラマン』の登場人物で、ウルトラマンと同じ天体出身の外星人。
彼らの出身地は「光の星」と呼ばれており、個々の高い戦闘力と優れた科学力を用いて宇宙の調停者として振る舞っている。地球人の生物兵器としての高いポテンシャルが明らかとなった時、光の星はこれを“全宇宙の知的生命体にとっての将来的な脅威”と見なして滅ぼすことを決定する。そのために地球を訪れるも、なんとしても地球人を守らんとするウルトラマンと決裂。最後は地球人の生物兵器として以外の可能性を認め、地球を去った。

ウルトラマン（リピア）の裏話・トリビア・小ネタ／エピソード・逸話

リピアに込められた意味

『シン・ウルトラマン』に登場するウルトラマンには、リピアという本名が存在する。この「リピア」という言葉は、ヒメイワダレソウという植物の別名でもある。
ヒメイワダレソウは繁殖力が非常に強く、対策が必要な外来種だとされる一方、雑草避けにもなるため「庭の守護者」とも呼ばれている。「絆」、「誠実」、「私を理解してください」といった花言葉を持ち、本作のウルトラマンの立場とも重なるものとなっている。