ワイルドアームズ アルターコード:エフ(WA:F)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ワイルドアームズ アルターコード:エフ(WA:F)』とはメディア・ビジョンが開発したPlayStation 2用のロールプレイングゲーム(RPG)で、初代『ワイルドアームズ』のフェイク(リメイク)作品。タイトルの「F」はファーストとフェイク(贋作)のダブルミーニングとなっており、初代『1st』とは似て非なる別の世界の物語として新たに再構築されている。3人の主人公が荒野と化していく世界を守るために戦う物語を描いている。

大戦中期に開発された巨人型兵器。全8機が製造され、それぞれのゴーレムにはふたつ名があり、異なる機能が特化している。しかし汎用性に乏しく、思考回路が発展途上なため、操縦者に決定権を委ねる必要がある。

アースガルズ

体高18トール。「戴天神城」のふたつ名を持つ、拠点防衛用近接戦型ゴーレム。両腕に搭載されたジェネレイターから対消滅バリアを発生させ、触れたものを消滅させる攻守のバランスに優れた機体。1000年前の大戦後、「巨人のゆりかご」という遺跡で眠りについていたが、セシリアの声で目を覚まし、ロディ一行の仲間として力を貸してくれるようになる。最終決戦後、崩壊するカ・ディンギルの爆破からロディ一行を守るために自律稼働を起こし、彼らを対消滅バリアで守りながら半壊し、機能を停止した。

リリティア

体高16トール。「霧氷大后」のふたつ名を持つ、都市制圧用広域戦型ゴーレム。機体の運動性能は低く抑えられているが、電磁制御によって物体の分子運動を停止させ、広範囲に瞬間的な凍結現象を引き起こす。

ディアブロ

体高19トール。「紅蓮金剛」のふたつ名を持つ、近接格闘専用陸戦型ゴーレム。高い防御力を持ち強力な機構を搭載した両腕部による格闘戦を得意とする。腰部のプラズマエネルギー射出機構が最大の兵装であり、強力だがチャージに時間を要するという欠点がある。

バルバトス

体高15トール。「暗器雷砲」のふたつ名を持つ、長距離専用砲撃型ゴーレム。肩部の電磁加速式長距離砲と全身に収納された砲門を武装とする。また、「新しい月」と交信し、衛星から照射されるビームを切り札としている。標的に気づかれず接近するために、地中に潜って移動する。

リヴァイアサン

体高14トール(展開時の翼部を含めると22トール)。「白面鬼鰐」のふたつ名を持つ、陸海専用変形型ゴーレム。格闘形態と水中高速移動形態の2つの形態へ変形する機構を持つ。主に水中戦で力を発揮する。

ベリアル

体高16トール。「蒼影凶手」のふたつ名を持つ、奇襲戦用高機動型ゴーレム。光学迷彩を展開することで不可視状態になることができ、高速移動により敵に接近し、初撃で致命的な一撃を与えるという奇襲戦法を得意とする。その殺傷能力はゴーレム中随一といわれる機体。

ルシファア

体高17トール。「灼煌剣侠」のふたつ名を持つ、空陸戦用万能型ゴーレム。弱点のないトータルバランスを重視された機体で、全ての性能が優れており、大気圏内の飛行能力と、高威力のビーム兵器を備え、どんな敵と相対してもこれを破壊する能力を有す。ゴーレムの中では最も後期に造られた。

セト

体高23トール。「黒震絶禍」のふたつ名を持つ宇宙戦用殲滅型ゴーレム。ルシファア同様、ゴーレムの中では後期型で、星の海で活動可能な唯一のゴーレム。5つの攻撃デバイスと本体の闇をエネルギー源とするブラックホール兵器により敵を殲滅する。

その他の兵器・システム

エルゥのほこら

大戦期に魔族の攻撃によって低下した星の力を回復させるためにエルゥによって建造された装置。レイラインの力を利用してエネルギーの循環、回復効率を上昇させる機能を持つ。この機能により、力を失った守護獣達をネットワークに組み込むことで、エネルギー分配効率を高め、辛うじて守護獣の力を維持する効果を発揮した。また、星の海に浮かぶ反射衛星により、エネルギー化した使用者を別の目的地へ転送することもできる。

フォトスフィア

大戦期に建造された戦闘衛星。星の海に展開する魔族からファルガイアを守るために配備されていた。全12機存在し、全て大戦中に撃墜されたが、そのうちの1機はアークティカ周辺に落下し地中に埋もれていた。後にマザー復活のためにナイトクォーターズは地中に埋もれていたフォトスフィアを拠点として活動を開始した。

マルドゥーク

go-1079867169942033803872
go-1079867169942033803872
@go-1079867169942033803872

Related Articles関連記事

ワイルドアームズ セカンドイグニッション(WA2)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ワイルドアームズ セカンドイグニッション(WA2)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ワイルドアームズ セカンドイグニッション』とはメディア・ビジョンが開発したPlayStation用のゲーム作品。1999年9月2日にソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)より発売。略称は「WA2」。ジャンルはロールプレイングゲーム(RPG)。精鋭部隊"ARMS"に配属された主人公の青年アシュレーが仲間達とともに世界を救うために戦う物語を描く。「英雄」という言葉をテーマに複雑な人間関係が織り成すストーリーがドラマチックに展開されるのが大きな特徴となっている。

Read Article

ワイルドアームズ(WA)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ワイルドアームズ(WA)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ワイルドアームズ(WILD ARMS)』とはメディア・ビジョンが開発したPlayStation用のゲーム作品。1996年12月20日にソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)より発売。略称は「WA」。ジャンルはロールプレイングゲーム(RPG)。荒廃した大地が広がる惑星「ファルガイア」を舞台に、荒野を冒険する「渡り鳥」と呼ばれる3人の主人公達と、異世界からの侵略者「魔族」との戦いの物語を描いた作品で、壮大な世界観と個性溢れるキャラクター、深く練り込まれたストーリーが魅力となっている。

Read Article

ワイルドアームズ アドヴァンスドサード(WA3)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ワイルドアームズ アドヴァンスドサード(WA3)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ワイルドアームズ アドヴァンスドサード』とはメディア・ビジョンが開発したPlayStation 2用のロールプレイングゲーム(RPG)。2002年3月にソニー・コンピュータエンタテインメントより発売。略称は『WA3』。文明と環境が荒廃化した惑星「ファルガイア」を舞台に、荒野を旅する「渡り鳥」同士の対立と世界を巡る戦いを描いた物語となっている。シリーズで最もウェスタン色という側面が強調されており、各シリーズのキーワードでもある「渡り鳥」の要素が前面に押し出されている。

Read Article

ワイルドアームズ クロスファイア(WAXF)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ワイルドアームズ クロスファイア(WAXF)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ワイルドアームズ クロスファイア』とはメディア・ビジョンエンタテインメントが開発したPlayStation Portable用のシミュレーションロールプレイングゲーム。略称は『WAXF』。荒廃した世界「ファルガイア」の「エレシウス王国」を舞台に、建国の騎士団「ブランクイーゼル」が祖国を相手に戦う物語を描く。本作はシリーズ初の携帯ゲーム機専用のソフトとして発売された作品であり、ジャンルは「RPG」から「SRPG」に変更された。また、シリーズで初の非ナンバリングタイトルとなっている。

Read Article

ワイルドアームズ ザ フォースデトネイター(WA4)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ワイルドアームズ ザ フォースデトネイター(WA4)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ワイルドアームズ ザ フォースデトネイター』とはメディア・ビジョンエンタテインメントが開発したPlayStation 2用のロールプレイングゲーム(RPG)。略称は『WA4』。戦争で荒廃化した世界「ファルガイア」を舞台に、戦争を生きた大人と、戦争を知らない子供という構図を軸に、戦うこと、力を振るうことの意味を問う物語を描く。作品構造からシステムまで全てが過去作から一新され、新たなステップへ向かった作品となっている。

Read Article

ワイルドアームズ ザ フィフスヴァンガード(WA5)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ワイルドアームズ ザ フィフスヴァンガード(WA5)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ワイルドアームズ ザ フィフスヴァンガード』とはメディア・ビジョンエンタテインメントが開発したPlayStation 2用のロールプレイングゲーム(RPG)で、略称は『WA5』。かつて高度な文明が存在した世界「ファルガイア」。物語は古代兵器「ゴーレム」を発掘するゴーレムハンターを目指す少年ディーンが、謎の女性アヴリルとの邂逅を果たすところから始まる。本作はシリーズ10周年という節目の年に登場する記念碑的な作品であると同時に、新たな地平を切り開いた作品となっている。

Read Article

目次 - Contents