霧島菫香/ラビット(東京喰種トーキョーグール)の徹底解説・考察まとめ

霧島菫香(きりしまとうか)とは、石田スイのマンガ『東京喰種トーキョーグール』に登場するキャラクターで、今作のヒロイン。人間を捕食する喰種の少女で、喫茶店「あんていく」でアルバイトをしている。喰種捜査官からは「ラビット」と呼ばれることが多い。初めは半喰種になった主人公・金木研に冷たい態度をとっていたが、次第に彼を仲間として認めていく。第2部ではカネキと結ばれ、彼との子供を身籠る。

CV:花江夏樹
レート:SS

12月20日生まれのいて座で、血液型はAB型。身長は169cm、体重は55kg、足のサイズは25.5cm。
登場時は上井大学文学部国文科の1年生だった。
好きなものは読書、綺麗な言葉、知的な女性、ハンバーグ。

本作の主人公で、通称「カネキ」。読書が趣味の平凡な大学生だったが、喰種とは知らず好意を寄せていたリゼに襲われ、瀕死の重傷を負う。しかし、カネキを捕食しようとしたリゼも鉄骨落下事故に巻き込まれ即死状態に。医師の判断でカネキの体にリゼの臓器が移植され、カネキは「半喰種」になった。心は人でありながら人間を喰べなければ生きていけない葛藤、人間と喰種との間にある激しい確執に悩まされる。マスクは右目部分は眼帯、口元は歯茎がむき出しになっているようなデザインのマスクを着用する。

ヤモリより異常に高い回復力を持つとされ、防御力こそ低いが回避能力はズバ抜けている。
戦闘中にはリゼやヤモリの人格が現出することもあり、特にリゼモードの際には赫子を6本出し、百足のような形状をとる。篠原戦で特等の篠原に重傷を負わせたことからSSレート認定された。

特等捜査官・有馬貴将(ありまきしょう)によって駆逐されたはずだったが、第2部では喰種捜査官「クインクス」のメンター・佐々木琲世(ささきはいせ)として登場。
白と黒の混じった髪色の青年で、「ハイセ」と呼ばれている。第2部の序盤ではカネキだった頃の記憶を失っているが、戦闘時に本気を出すと別の人格が現れるような表現が見られる。ハイセとして西尾に会った時、「西尾先輩…?」とつぶやいた自分自身の言葉に困惑し、恐慌状態に陥ったこともあった。
CCGは「佐々木琲世」のことは「ヒト」として扱うとしている。しかし、恐慌状態に陥ったハイセに対しては「SSレート喰種『ハイセ』」として扱われ、討伐対象とされる。

芳村功善(よしむらくぜん)/梟(ふくろう)

CV:菅生隆之、楠大典
レート:SSS

喫茶「あんていく」の店長を務める初老の男性で、羽赫の赫者。温厚で優しい人物だが、感情に流されずに判断を下せる大局観を兼ね備えている。半喰種化して思い悩むカネキを人間と喰種の「二つの世界に居場所を持てる唯一人の存在」と励まし、自分たちをもっと知ってもらうためにあんていくの仲間として迎え入れる。カネキとリゼが遭遇した事故の真相を本人に隠すなどの窺い知れない一面を持つ。

かつては孤独感に苛みながらもある組織の掃除屋として、人間や同族すらも屠ってきた強力な喰種であった。しかし正体を知りながらも自らと愛を育んだ人間の女性・憂那(うきな)との出会いと死を経て、人間と喰種の共存について考え始めている。「あんていく」という店の名は、憂那と出会った喫茶店から取っている。
捜査官と戦う際は、左目の部分に引っかき傷のような3本線が入ったマスクを着用する。「隻眼の梟」を我が子であることを確信しており、CCGから庇うために自らが「隻眼の梟」に成り代わっていた。
SSS級とされる隻眼の梟に成り済ましていたが、芳村自身の戦闘力も同等。攻撃方法は近・中距離用ブレードと遠距離攻撃の2パターンあり、ショットガンやブレード、ランス状と多彩に羽赫を展開する。自分の能力をコントロールしている数少ない赫者である。

四方蓮示(よもかたれんじ)

CV:中村悠一
レート:SS

喰種・芳村功善(よしむらくぜん)の右腕的存在として、食料調達から敵情視察まで幅広くこなし、喫茶「あんていく」にも定期的に姿を見せている。愛称は「ヨモ」。寡黙で無愛想だが、カネキやトーカに稽古を付けることもあり、周囲からの信頼も厚い。捜査官と戦う際は、鳥のくちばしのような形状のマスクを着用する。
ウタ、イトリとは昔なじみで、時折つるんでいる。
有馬戦にて赫子が初現出した。 攻撃方法は遠距離攻撃。かなりの威力があるらしく、攻撃を防いだ捜査官・有馬貴将(ありまきしょう)に対してヨモの仲間が驚愕している場面があった。

笛口雛実(ふえぐちひなみ)

CV:諸星すみれ

5月21日生まれのふたご座で、血液型はAB型。身長148cm、体重40kg、足のサイズは22.0cm。
好きなものは両親、トーカ、勉強。 高槻泉の作品や人間社会、カネキに興味がある。目元が隠れるマスカレードマスクを着用している。

人見知りだが、心優しく穏やかな少女。父と母を喰種捜査官に殺されたが、喰種として優秀な能力を持ちながらも復讐は望まなかった。母を殺された後は、トーカと暮らしており、家事に勤しんでいる。勉強を教えてくれるカネキや、面倒を見てくれるトーカを慕っている。
赫子は甲赫と鱗赫の2種持ち。トーカが苦戦した捜査官・真戸呉緒(まどくれお)を一蹴するなど戦闘能力は極めて高いが、ヒナミ自身が戦いを好まないため戦闘描写は少ない。

第2部登場時ではアオギリに所属している。SS〜のレートのオウルを制するなど、実力は高い。

西尾錦(にしおにしき)/オロチ

CV:浅沼晋太郎
レート:S

2月4日生まれのみずがめ座で、血液型はO型。身長177cm、体重59kg、足のサイズは26.5cm。登場時は上井大学薬学部薬学科の2年生。
好きなものは人間のふりをすること、化学の講義を受けること、実験すること、貴未。爬虫類の顔のようなマスクを着用する。

カネキと同じ大学に通っており、勉強家の秀才。人間社会に上手く溶け込んでいるが、自分のテリトリーを荒らされることを好まず、カネキが自分の喰場(くいば)を荒らしていると勘違いして殺そうとしたことがある。
貴未(みき)という人間の恋人がおり、元は利用するつもりで付き合いはじめたが、何よりも大事な存在となった。
第2部ではオロチのコードネームでレートS以上に認定された。以前より赫子も巨大化しており、クインクスたちを一蹴した。
S~認定されただけあってクインクスのみでは太刀打ちできないほどの実力者へと成長している。ただしSSレートのハイセ(カネキ)相手では押し負けている描写もあった。

月山習(つきやましゅう)/グルメ

CV:宮野真守
レート:S

3月3日生まれのうお座で、血液型はA型。身長は180cm、体重は71kg、足のサイズは27.5cm。
初登場時は晴南学院大学人間科学部社会福祉学科の4年生だった。
好きなものは自己鍛錬、そそる人間(老若男女問わず)、新たな刺激。趣味はスポーツ、格闘技、楽器演奏、獲物の品定め。

異常なまでに己の食にこだわり、CCGからは「グルメ」と呼ばれている。喰種のレストランの会員でもあり、レストランでは「MM」と呼ばれている。モデルのように綺麗な顔立ちをしており、スタイルも良いが、独特の価値観と言葉遣いの影響で、周囲からは「キザヤロー」「ナルシー男」などと呼ばれている。CCGに目を付けられているが、意に介することなく活動しており、「半喰種」であるカネキを追いかけ回している。
赫子は腕にトグロを巻くような形をしている。甲赫らしく防御力に優れており、トーカ戦では羽赫による攻撃から楯のようにして身を守っていた。
喰種としての戦闘力は高く、あんていく襲撃時にアヤトより要警戒対象の中に含まれていた。トーカからは「20区の厄介モン」と称されている。リゼとは旧知の仲であったが、食に関するこだわりの行き違いから決別した。
三日月を模したマスクを愛用している。

古間円児(こまえんじ)/魔猿(まえん)

CV:勝杏里
レート:SS

「あんていく」の男性従業員。気さくな性格で、コーヒーの淹れ方では定評を持つ。
かつては各区の優秀な捜査官を殺し回っていた猿面集団のリーダー「20区の魔猿」。牙が生えた猿のマスクを着用する。特等捜査官とも互角に戦う。のちにSSレートだったことが判明する。赫子の描写はなく系統は不明だが、戦闘力はかなり高い。

入見カヤ(いりみかや)/黒狗(くろいぬ)

CV:大浦冬華
レート:SS

「あんていく」の女性従業員。優れた探索能力を備えており、遠隔地の建物内の様子も足音や律動、内部の反響などを聞き分けて様子を窺い知る力を持つ。かつては「ブラックドーベル」という喰種集団の首領で、「黒狗」と呼ばれていた。捜査官と戦う際は、黒い犬のようなマスクを着用する。単体での戦闘力、喰種集団の首領としての統率力が極めて高い。

CCG戦では圧倒的な運動性能で攻撃をことごとく回避し翻弄するも、逃げ遅れた老婆をかばい攻撃を受けて敗北したが、その後現れたカネキに救出される。

家族

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