プレゼント・マイク/山田ひざし(僕のヒーローアカデミア)の徹底解説・考察まとめ
プレゼント・マイク/山田ひざし(やまだ ひざし)とは、漫画『僕のヒーローアカデミア』に登場するプロヒーローであり、主人公の高校生・デク/緑谷出久(みどりや いずく)のクラスの英語教師である。個性”ヴォイス”で、桁外れに大音量の声量で戦う。ラジオのDJも勤め、生徒のことをリスナーと呼んだり、体育祭や試験のときには突然ハイテンションな実況を始めたりと、とても明るくて親しみやすいキャラクターだ。緑谷出久のクラス担任・イレイザーヘッド/相澤消太(あいざわ しょうた)とは高校生の時の同級生。
ヒーロー仮免試験に落ちてしまった爆豪勝己とショート/轟焦凍(とどろき しょうと)の救済措置として行われていた特別仮免講習も、最後の日を迎えていた。2人の引率としてプレゼント・マイクとオールマイトが同行した。
最後の講習は、何をするにも反抗期の問題児がそろった、間瀬垣小学校(ませがき しょうがっこう)の生徒たち。新任の生駒小麿里(いこま こまり)はこの生徒たちに完璧になめられており、学級崩壊寸前の状況に為す術もなく、困り果てていた。仮免講習の指導官を務めるプロヒーロー・ギャングオルカが指示したのは、この子どもたちの心を掌握する(心を通わせて仲良くなる)というものだった。
その様子を観覧席から見守っていたプレゼント・マイクだったが、湧き上がるMC魂を抑えきれず、たまらず立ち上がり、勝手に実況を始める。解説役は新任・生駒小麿里である。小学生でありながら強者揃いの個性に苦戦を強いられる補講生たち。小学生相手にどれだけ手間取っているんだと思ってはいるものの、口に出さないのはせめてもの良心だった。
かなりの苦戦を強いられたものの、補講生たちは協力して、見事小学生たちの心をつかむことに成功した。完全に大人をなめていた子どもたちが心を開いたその様子に、感動する生駒小麿里。プレゼント・マイクは彼女の背中を優しく叩きながら、このきっかけを活かして導いてあげましょうと声を掛けた。この仮免補講の真の目的は、大人よりも強い個性を持つ現代子どもたちの為の補講であり、そんな彼らを指導していく新任教師の為の補講でもあった。
黒霧との面会
季節は過ぎ、冬休みがあけて、学校は3学期が始まった。死柄木弔をはじめとする敵連合の解体と、異能解放軍との合併が行われたという情報を得た警察やヒーロー達は、その後の敵の同行に警戒していた。
そんな中、プレゼント・マイクはイレイザーヘッドと共に囚人収容施設に呼び出されていた。敵連合の一味である黒霧の口を割らせることが目的だった。
黒霧を捕獲した後、警察は死柄木弔の居場所を吐かせようとしていたのだが、その調査の段階で黒霧が脳無であるということが明らかになっていた。そのもとになった遺体というのが、かつてプレゼント・マイクとイレイザーヘッドとともに学生時代を過ごし、インターン中に亡くなってしまった親友の、白雲朧がもとになっている可能性が高いというのだ。かつての親友の遺体を、無惨にいじられて改造されてしまったことに困惑する2人だったが、黒霧から死柄木弔の情報を一刻も早く引き出すことが求められていた。これまでヒーロたちと戦闘を交えてきた数々の脳無の情報から、脳無は生前の記憶を宿している可能性が高いことがわかっていた。生前の記憶を引き起こすことで、死柄木弔の情報を引き出すことが、今回の目的だった。
全く白雲朧と似ても似つかない黒霧に言葉をかけ続けた。すると他愛のないおしゃべりの中で、言葉の節々にかつての白雲朧を重ねることができ、2人は黒霧が白雲朧だと確信をする。続けて高校時代の話を続けるイレイザーヘッドに、黒霧もついに反応を示した。黒霧の容姿が白雲朧に近づいた時に、「病院」というキーワードをつぶやいて、黒霧は気絶した。
これ以上の呼びかけは無駄であると判断し、帰路につくことになった。黒霧は間違いなく、白雲朧の遺体をいじられて作られた脳無だった。プレゼント・マイクもイレイザーヘッドも警察も、これ以上の犠牲者を出す訳にはいかないと強く心に思うのだった。
VS超常解放戦線
黒霧から引き出した「病院」というキーワードをもとに、蛇腔病院に死柄木弔が囲われていることを突き止めたヒーロー達は、敵の本拠地である郡牙山荘(ぐんがさんそう)と蛇腔病院の二手に分かれ、一斉攻撃を仕掛けた。プレゼント・マイクとイレイザーヘッドは多くのプロヒーローとともに蛇腔病院に乗り込み、脳無開発のキーマンである殻木球大を探し出す。すぐに、患者の回診にあたっていた殻木球大の拘束に成功するも、それは敵連合のトゥワイスの個性2倍によって複製された偽物だった。地下ラボにいた本体の殻木球大は、脳無たちを起動した。
ヒーロー達は次々と起動し始める脳無に苦戦を強いられた。殻木球大と死柄木弔の居場所を特定するも、襲い来る脳無でなかなか前へ進めない。イレイザーヘッドは個性・抹消により、3体の脳無の個性を抹消、同時に拘束に成功する。しかし、そのまま脳無を拘束し続ける必要があり、その場を動くことが出来なくなってしまった。「あとは頼むわ」と託されたプレゼント・マイクは、プロヒーロー・エクスレスと共に先を急いだ。
一方で殻木球大は、仮死状態の死柄木弔を起こすことに決める。その解放ボタンを押そうと手にかけたその時、プレゼント・マイクの必殺技「ラウドヴォイス」がが発動した。ラウドヴォイスはその圧倒的な音量と音波で、瞬時に死柄木弔の入ったカプセルごと、マシンを木端微塵にした。あまりの威力に、側にいた殻木球大もふっ飛ばされてしまう程だ。
倒れ込んだ殻木球大の存在を確認すると、一気に駆け寄り、更に「DJパンチ」をお見舞いする。この一発は、かつての親友・白雲朧を黒霧に改造させられたことに涙した、イレイザーヘッドを想ってのパンチだった。
そのまま殻木球大を捕獲し、連行するプレゼント・マイクだったが、殻木球大は聞いてもいない自分の過去やオール・フォー・ワンとの出会いをべらべらと喋りだした。ついには、本当は白雲朧の個性ではなく、イレイザーヘッドの個性が欲しかったとニヤついて見せた。白雲朧はインターン中になくなったが、それはイレイザーヘッドも同行していたのだ。白雲朧が亡くなった事故は、仕組まれたことであったと悟る。プレゼント・マイクは、殻木球大を掴む手から、底知れないおぞましさを感じずにはいられなかった。
その次の瞬間、仮死状態から目覚めた死柄木弔の、個性・崩壊が発動した。触れた物から次々と伝播して凄まじいスピードで建物も人も何もかもが崩壊し、崩れ去っていく。
咄嗟に空中に避難誘導するヒーロー達だったが、間に合わなかったものは塵になって消えた。グラントリノに助けられたプレゼント・マイクと殻木球大だったが、崩壊が収まったときには辺りは見るも無惨な姿になっていた。完敗したが勝ったのは自分達だったと、高笑いする殻木球大に、顔を歪め嫌悪するプレゼント・マイクだった。
プレゼント・マイク/山田ひざしの関連人物・キャラクター
イレイザーヘッド/相澤消太(あいざわ しょうた)
CV:諏訪部順一
イレイザーヘッド/相澤消太とは、雄英高校1年A組の担任。個性「抹消」は、見たものの個性を抹消し、発動できなくする能力がある。それだけでは戦闘に不利であるため、首には炭素繊維に特殊合金を編み込んだ帯状の「捕縛布」を巻き、ナイフも装備。近接格闘にも対応できるように訓練している。プレゼント・マイクとは高校時代からの同級生で、ハイテンションなプレゼント・マイクに塩対応のイレイザーヘッドだが、何かと仲が良くつるんでいる。黒霧の正体をかつての親友・白雲朧だと突き止める際には、涙を流して説得を試みた。
イレイザーヘッド/相澤消太(僕のヒーローアカデミア)の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]
renote.net
イレイザーヘッド/相澤消太(あいざわしょうた)とは、『僕のヒーローアカデミア』の舞台となる国立雄英高等学校の教員であり、現役のヒーローである。主人公・緑谷出久(以下、デク)が所属する1年A組の担任だ。入学初日からオリエンテーションそっちのけで体力テストを行い、「最下位の生徒は退学させる」という発言で生徒を恐怖へ陥れる。しかし”ヒーロー”という職業へ並々ならぬ覚悟と想いを持っており、厳しく、時に表面には表れない思いやりで1年A組の生徒たちを最高のヒーローへと成長させる指導者である。
グラビティ/麗日お茶子(うららか おちゃこ)
CV:佐倉綾音
グラビティ/麗日お茶子とは、雄英高校1年A組の生徒。個性「無重力(ゼログラビティ)」で、指先で触れた対象物を無重力状態にする。手を合わせるように両手の指先を合わせると、無重力状態を解除できる。
雄英高校入試の時から、何かと気にかけている様子。死柄木弔の崩壊後、敵に狙われる原因となる力を持つ緑谷出久は1度雄英高校を離れていたが、限界を迎えて同級生たちに説得を受け戻ってきた。雄英高校は避難シェルターになっていて、今や多くの人々が身を潜める場所になっていた。当然大反対の抗議を受ける。麗日お茶子は緑谷出久を再び雄英高校に受け入れるために、プレゼント・マイクの持っていたメガホンを借り、民衆に向かって力強く訴えかけた。そんな姿をみて、彼女の成長を微笑ましく見守る姿がある。
ウラビティ/麗日お茶子(僕のヒーローアカデミア)の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]
renote.net
ウラビティ/麗日お茶子とは、『僕のヒーローアカデミア』の登場人物で、主人公の緑谷出久が在籍する雄英高校ヒーロー科1年A組のクラスメイトである。彼女の個性は「ゼログラビティ」。手の平についている肉球を使い個性を発動させる。家族思いである彼女は将来家族を楽させてあげたい、という思いからヒーローを目指す。ヒーロー名は「ウラビティ」。裏表がなく、何でも言ってしまう天真爛漫な一面と、負けん気が強い面を併せ持ちクラスメイトでもムードメーカー的存在である。
黒霧(くろぎり)/白雲朧(しらくも おぼろ)
CV:藤原貴弘
黒霧とは、敵連合の一員であり、オール・フォー・ワンの配下。その名の通り、黒い霧でモヤモヤした人物。個性「ワープゲート」で、複数人を瞬間移動させることができる。
しかし、グラントリノと警察から捕獲され調査された結果、正体はオール・フォー・ワンの配下である殻木球大が作り出した脳無であることが判明した。さらにそのもととなった遺体には、プレゼント・マイクとイレイザーヘッドの親友である白雲朧が、火葬前の遺体を盗まれ、利用されていた。プレゼント・マイクとイレイザーヘッドの呼びかけで記憶が呼び起こされると、靄が形となり、白雲朧の輪郭が出現した。
プレゼント・マイク/山田ひざしの名言・名セリフ/名シーン・名場面
「ダミッ ウォッチャウユアマウス!」
期末試験の時の実技試験にて、対戦相手がプレゼント・マイクであると知った耳郎響香から、格上に思えないという発言をされた時に出た一言。「ダミッ ウォッチャウユアマウス!ハアン!?」と、先生らしからぬ悪態をついた。
「クソ!口の聞き方に気をつけろ!分かったか!」という意味で、プレゼント・マイクは素が出ると英語が出てきてしまう。
「いるだろ、内通者」
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クリエティ/八百万百(やおよろず もも)とは『僕のヒーローアカデミア』の登場人物で、雄英高校ヒーロー科1年A組に在籍する生徒である。「創造」と呼ばれる個性を持ち、自身の体内から様々な無生物を創り出すことができる。雄英高校に推薦入試で合格した実績を持つ優等生。クラスでは副委員長を務め、クラスメイトから「ヤオモモ」という愛称で慕われている。ナイスバディー、お嬢様のような口調が特徴的である。性格は上品で落ち着いているが、負けず嫌いで打たれ弱い一面もある。「クリエティ」は彼女のヒーロー名である。
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ネジレチャン/波動ねじれ(僕のヒーローアカデミア)の徹底解説・考察まとめ
ネジレチャン/波動ねじれ(はどう ねじれ)とは『僕のヒーローアカデミア』の登場人物で、雄英高校ヒーロー科3年A組に在籍する生徒である。「波動」と呼ばれる個性を持ち、ねじれた衝撃波を放つことができる。プロヒーローに劣らない実力の持ち主で、雄英高校ではトップに君臨する「ビッグ3」に入っている。また、美貌も兼ね備えており、雄英高校文化祭のミスコンでは毎年上位を獲得している。話すことが大好きであり、好奇心旺盛な性格をしているため、質問攻めやマシンガントークを繰り広げることが多々ある。
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ルール/小大唯(僕のヒーローアカデミア)の徹底解説・考察まとめ
ルール/小大唯(こだいゆい)とは、漫画『僕のヒーローアカデミア』に登場する雄英高校ヒーロー科1年B組に所属するヒーロー志望の高校生で、個性は触れた物の大きさを変える「サイズ」。ほとんど口をきかず、何事にも動じない。肝が据わっているのか、単にあらゆる物事に無関心なのかは不明だ。中学生の頃から男子生徒に絶大な人気を誇る美少女だが、本人は一切関心がなく、ファンクラブが結成されていたことにすら気付かずに卒業した。
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目次 - Contents
- プレゼント・マイク/山田ひざしのプロフィール・人物像
- プレゼント・マイク/山田ひざしの能力
- 個性:ヴォイス
- プレゼント・マイク/山田ひざしの必殺技
- ラウドヴォイス
- DJパンチ
- プレゼント・マイク/山田ひざしの来歴・活躍
- 雄英高校入試実技試験
- 雄英高校体育祭
- 期末テスト演習試験
- ヒーロー仮免試験追試
- 黒霧との面会
- VS超常解放戦線
- プレゼント・マイク/山田ひざしの関連人物・キャラクター
- イレイザーヘッド/相澤消太(あいざわ しょうた)
- グラビティ/麗日お茶子(うららか おちゃこ)
- 黒霧(くろぎり)/白雲朧(しらくも おぼろ)
- プレゼント・マイク/山田ひざしの名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「ダミッ ウォッチャウユアマウス!」
- 「いるだろ、内通者」
- 「それと友達泣かしたぶん」
- プレゼント・マイク/山田ひざしの裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 必殺技の名前は旧友のヒーローネーム
- ラジオ番組名は「PresentMICのぷちゃへんざレディオ」
- 必要ないけれどメガホンを持っている
- ピッツァ・スティーブと酷似