将国のアルタイル(漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

『将国のアルタイル』(しょうこくのアルタイル)とは、カトウコトノ原作の漫画および、それを原作としたテレビアニメ作品。2007年から『月刊少年シリウス』で連載が開始され、2017年には第41回講談社漫画賞少年部門を受賞した。中世トルコ風の世界を舞台とし、大国が仕掛けた戦争に巻き込まれる国々に生きる人々と、戦いを終わらせるために尽力する一人の若き軍人の冒険と奮闘、周辺諸国の仲間たちとの友情を描く。

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ベルネット王国の関係者

オットー1世(オットー・ベルネット)

帝国暦366年6月16日生まれの84歳。元ベルネット王国の王子で、父王の死後はライン地方のプランタンという町の町長に就任し、80年間に渡って帝国の支配下にあった。父を殺したプランタン一族への復讐を願いつつも、民たちを守るために愚かな町長を演じていた。しかし、キュロスに説得されたことで反乱を起こし、ベルネット王国を再興することを決意。反帝同盟に参加する。

オスカー・ベルネット

帝国暦401年4月20日生まれの49歳。オットーの甥。プランタンの豪商で、アポロドロスと交易を持ったことをきっかけに、彼の息子であるキュロスと顔見知りになる。

ジル・プランタン子爵

帝国領のプランタンの領主。反乱の際にオットーに殺害された。

ポイニキア(央海12都市国家・燈台の都)の関係者

アポロドロス

CV:谷昌樹
帝国暦408年7月10日生まれの42歳。ポイニキアの市長で、都一の大商人という顔も持つ。しかし、キュロスの話では「典型的な腐敗政治家」といった人物であり、外交では帝国と宥和政策を取ろうとしていた。その弱腰な姿勢も実は街や市民を戦火にさらしたくないという政治家としての信念に基づくものであり、ポイニキア市民の犠牲を防ぐため帝国軍に降伏し、最後は市民と元老院議員の助命と引き換えに処刑されるに至った。

コンスタンティノス

画像手前の男性がコンスタンティノス

CV:興津和幸
帝国暦413年7月1日生まれの37歳。気さくな人柄のため市民からの人気が高いポイニキアの副市長。古代ポイニキア帝国を理想と考える復古主義者で、対バルトニア思想を掲げていた。理想も志も高く、都市内部に帝国軍が雪崩れ込んで来ても最後まで戦い抜こうとした。降伏後も一人レレデリクに挑み、最後は殺された。ルチオからは「理想で現実が見えなくなった」と評されている。

ゼノン

CV:杉野田ぬき
帝国暦415年12月2日生まれの35歳。元老院議員。遠方までの距離を目算で図ることができる優れた目測の力を持っている。

ニケフォロス

CV:下和田ヒロキ
帝国暦414年10月14日生まれの36歳。元老院議員。ずば抜けた計算能力の持ち主。

ヴェネディック(央海12都市国家・海の都)共和国の関係者

アントニオ・ルチオ

CV:小野大輔
帝国暦413年7月28日生まれの37歳。ヴェネディック共和国の元首。ヴェネディック共和国とヴェネディック人を愛しているが故に自国を最優先として、ポイニキアからの援軍要請を事実上反故にしている。日頃は必要ならば友人をも裏切る非情な合理主義者として振舞っているが、長年の友人であるコンスタンティノスの死に心を痛めるなど、人としての感情を持ち合わせていないわけではない。
ヴェネディックを生き残らせるため、バルトラインやトルキエとの導管を求めている。マフムートを「理想が異常に高い割には現実的な判断ができる」と高く評価し、ヴェネディック とトルキエの間を結ぶ人物として大きな期待を寄せている。バルトラインの侵略に対抗するため、トルキエ、ウラドと反帝同盟を締結することに踏み切る。同盟の締結後は新鋭軍船を建造し、リゾラーニに強く対抗する姿勢を見せた。

シルヴェストロ・ブレガ

CV:山路和弘
帝国暦411年10月6日生まれの39歳。ヴェネディック艦隊の総船団長を務める。ポイキニア付近の海域を商売区域としているブレガ商会の船団長でもあり、知略にも優れる。戦乱の世をヴェネディックが生き延びるために、マフムートに対して一計を案じた。同盟の締結後はヴェネディック艦隊を率いて海戦の指揮を執って活躍した。

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