将国のアルタイル(漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

『将国のアルタイル』(しょうこくのアルタイル)とは、カトウコトノ原作の漫画および、それを原作としたテレビアニメ作品。2007年から『月刊少年シリウス』で連載が開始され、2017年には第41回講談社漫画賞少年部門を受賞した。中世トルコ風の世界を舞台とし、大国が仕掛けた戦争に巻き込まれる国々に生きる人々と、戦いを終わらせるために尽力する一人の若き軍人の冒険と奮闘、周辺諸国の仲間たちとの友情を描く。

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CV:冬馬由美
トルキエ暦42年6月8日生まれの32歳。バルタ将国の女将王。ムズラク将国からバルタ将国へと嫁いだバラバンの妹で、アイシェとケマルの母でもある。
バルタ将国の将王であった夫を亡くして後を継いだが、将王位を狙う夫の親族に母子共々命を狙われていることから、強力な後ろ盾である兄のバラバンに逆らえない状況にある。このためトルキエへの反乱に加担する以外の選択肢が存在しなかった。四将国の王の中でただ一人戦死を免れて虜囚となり、毒による自決を命じられたものの、事情を汲んだマフムートの計らいによって、表向きには処刑されたことになってはいるものの、奇岩の町郊外の屋敷に隠遁することになった。

洋梨のアイシェ(アルムト・アイシェ)

CV:茅野愛衣
トルキエ暦57年9月20日生まれの17歳。バルタ将国の将姫で、ファトマの娘。アビリガやキュロスも感心するほどの美女で、母であるファトマと異なり親トルキエ派の人物。気怠げな印象を抱かせるが、辛辣な口調や物事の本質を見抜くことのできる聡明さ、大胆な行動力の持ち主。一方で身内に対して冷徹になれない側面があり、その甘さから叔父のバヤジットと共に逆賊として窮地に立たされることとなってしまう。幼少のころからバヤジットに叶わぬ恋心を抱いていた。
内乱終結後、ケマルの後見人として宰相に就任する。クルチュ将国のオルハンとは許嫁であるが、ケマルの後見人としてバルダ将国を治めなければならなくなったため結婚は延期となった。ただし、「ケマルが成人した暁には嫁ぐ」とオルハンには語っており、彼からもらう手紙を象牙の箱に保管して大事にするなど、バヤジットへの恋心とは別として、オルハンに対してもしっかりと愛情があることを示している。

ケマル

画像手前がケマル。奥は姉のアイシェ。

CV:宇山玲加
トルキエ暦65年3月19日生まれの10歳。バルタ将国の第一将子。ファトマの息子でアイシェの弟。幼くして父を亡くし、将王位を狙う父方の親族から母や姉共々命を狙われる境遇にある。内乱終結後には宰相となったアイシャのサポートを受ける形ではあるが、将王に即位する。

カシム

ファトマの夫の弟でアイシェ、ケマル姉弟の父方の叔父にあたる人物。将王であった兄亡き後、将王位を巡る争いからファトマ親子を暗殺することを目論む。しかし、ファトマが実兄のバラバンに助けを求めたため逆に謀殺される末路を辿った。

ブチャク将国の関係者

油商のウズン(ヤグ・ウズン)

CV:斎藤志郎
トルキエ暦29年9月30日生まれの45歳。ブチャク将国の将王。自国を交易の中心地にすべく極秘裏にバルトラインと手を結び、山岳を抜けるルートでリマンへの直通街道を建設させる。77人いる自身の子供たちをすべて国内の有力商人の養子にして後継者候補を見極めようとしている。戦争で敗走する途中で息子の一人であるイスマイルに討たれる。

武器商のイスマイル(スイラーフ・イスマイル)

CV:岡本信彦
トルキエ暦59年2月13日生まれの16歳。ブチャク将国の第45将子。シン商会の養子となっており、優れた商才の手腕を発揮している。傭兵として名高いオルケスタを私兵に抱えている。央海諸国や東方の大国であるチニリなどの事情に精通しており、父親であるウズンからの期待値も高い。
自国を交易の中心地にするべくバルトラインと手を組むという父親の野望を商人の目線から危険視し、反乱に同調せず反乱軍に加わってマフムートと共に戦い、敗走する父を殺して将王の座につく。

サルマン

ブチャク将国の第6将子で、イスマイルの兄。優れた商才と厚い人望で兄弟の半数を味方に取り込み、次期将王の座を確実視されていた。しかし、病床に伏した際に、彼を妬む者たちによって商会を買収され、無実の謀反の罪を着せられて処刑されてしまう。

水煙草屋のナザル(ナルギーレ・ナザル)

ムジュヘルの耳役を務めている。帝国から四将国に向け、密かに街道が建設されつつあることをザガノスに知らせ、町を訪れたマフムート達に情報を提供していた。

クルチュ将国の関係者

百面のセリム(ユズ・マスカ・セリム)

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