将国のアルタイル(漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

『将国のアルタイル』(しょうこくのアルタイル)とは、カトウコトノ原作の漫画および、それを原作としたテレビアニメ作品。2007年から『月刊少年シリウス』で連載が開始され、2017年には第41回講談社漫画賞少年部門を受賞した。中世トルコ風の世界を舞台とし、大国が仕掛けた戦争に巻き込まれる国々に生きる人々と、戦いを終わらせるために尽力する一人の若き軍人の冒険と奮闘、周辺諸国の仲間たちとの友情を描く。

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帝国暦434年12月1日生まれの16歳。急流の町、ジョルダンの若き領主。皇帝の招集に応じてミュール防衛戦に参加する。父親は皇帝を妄信するあまり、対トルキエ戦の出陣を待ち続けた挙句に死去しており、その意志を受け継いで皇帝への絶対的な忠誠心を見せる。レレデリクの援軍が望めない状況になってもその想いを貫こうとするが、既に皇帝を見限っていたカウフマンの手によって殺害される。

ジークフリート・カウフマン伯爵

帝国暦427年3月14日生まれの24歳。洞窟の町、ケイフの領主。新貴族一の武力を誇る黒騎士隊を率いてミュール防衛戦に参加するものの、勝利を得られない皇帝を見限り、他の新貴族と共にザガノス軍に降伏した。

ヴィルヘルム・マイスナー伯爵

帝国暦422年10月1日生まれの28歳。吹雪の町、シュネーシュトルムの領主。レレデリクとの婚礼を理由に皇帝の招集を拒否した。バルト地方最大の兵力を持ち、次弟のディートリッヒ、末弟のフリードリッヒと共に帝国の政権崩壊後に権力を握ろうと謀略を巡らせるが、弟たちを殺害された上にレレデリクに軍団を乗っ取られる末路を辿った。

バルトライン帝国の常備軍団

コランタン・ピノー

CV:小山力也
帝国暦406年5月6日生まれの44歳。帝国陸軍の大将を務めている。かつては帝国の戦争政策を支持していたものの、14年前に起こったトルキエ戦での敗北を受けて戦争政策の限界を訴え、戦争を推し進めるルイ大臣と対立している。ルイ大臣の命令を受けてスコグリオ公国に侵攻してルメリアナ大戦の口火を切った人物。ムルムリョ盆地では反帝同盟軍に敗北し、エスパーダ攻防戦で戦死するに至った。

リリー・ココシュカ

CV:伊瀬茉莉也
帝国暦427年3月6日生まれの24歳。帝国宰相の秘書官を務める、ルイ大臣の側近。軍師としてピノーの遠征軍に従軍。ルイ大臣の推し進める戦争政策の実現を目指し、彼の描いた地図を基に作戦を立案する一方、ピノーをけしかけ戦線の拡大を図っていた。エスパーダ攻防戦の末に戦死する。

ヨハン・フレンツェン

CV:豊永利行
33歳。帝国陸軍中将で、第1軍団長。ピノーの死後は大将に昇格し南領軍を指揮する。病弱な体質で薬を常用している。勘が鋭く、マフムートたちの作戦を的確に見抜く洞察力を持つ。平民出身で、帝国の内部改革を目指し軍人になる。農業政策を重視しており、内心では戦争に反対している。南領軍を率いてザガノス軍を追撃するが、マフムートに阻まれ戦死する。

アントン・アダム

CV:かぬか光明
33歳。帝国陸軍の中将で、第2軍団長を務めている。フレンツェンとは共に平民出身ということもあり、長年の親友同士でもある。肥満体であるものの見た目にそぐわない俊敏さと強靭な腕力を持ち、登場人物の中でも屈指の戦闘能力を持つ。アビリガを一騎討ちで圧倒したものの、隙を突かれたことで敗北し、戦死する。

ディルク・ヴィヒター

帝国暦426年5月30日生まれの24歳。フレンツェンの部下で、フレンツェンとアダムの戦死を受け、南領軍の残存兵を率いて聖ミヒャエルに撤退した。

テオ・アンドロシュ

帝国暦394年10月2日生まれの56歳。帝国陸軍の退役中将。14年前の対トルキエ戦の後に退役していたが、ザガノス軍の進攻に伴って招集され大将に昇進し、ミュール防衛戦の総指揮官に任命されている。慎重派の軍人で、ルイ大臣が立てた計画に基づく命令でも、勝機がないと判断すればしっかりと異議を唱えている。

ライアン・ロゥ

CV:山内健嗣
帝国暦364年8月20日生まれの86歳。帝国海軍の央海艦隊提督を務めている。帝国に併合された、ロゥ王国王族の末裔。もっぱら海上での戦闘指揮を担当しており、上陸作戦や陸上戦はレレデリクやグララットが引き継ぐ形で指揮を担当する。

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