ハリー・ポッターシリーズの魔法具・アイテムまとめ

『ハリー・ポッター』シリーズとは、J・K・ローリングによる小説およびそれを原作とした映画、舞台、ゲームなどのメディアミックス作品である。
普通の少年ハリー・ポッターはある日自分が魔法使いである事を知らされる。魔法学校で魔法を学び、仲間と友情を育むハリー。そんな中、両親を殺した宿敵ヴォルデモートとの戦いが始まる。
作中には戦いの行方を左右する重要なものや物語の鍵となるものから、魔法使い達の日常で使われるものまで、様々な魔法具やアイテムが登場する。

フルーパウダー(煙突飛行粉)とは、暖炉から別の暖炉へ移動する"煙突飛行"を行う際に使う魔法の粉である。見た目はキラキラと光る粉で、イグナチア・ワイルドスミスにより発明された。
暖炉は魔法省に登録されている暖炉のみが使用できる。魔法使い達にとって一般的な移動手段の1つであるため、多くの魔法使いの自宅の暖炉が登録済みである。

使い方は簡単で、暖炉の炎にこの魔法の粉をひとつまみふりかけ、炎の色が緑色に変わったら炎に飛び込み、行き先を宣言するだけである。移動中は体がくるくると回転し、轟音が鳴り響く。回りながら、他の家の暖炉の景色が一瞬見えては通り過ぎて行く。目的の暖炉に到着すると、回転はなくなる。炎に直接入るが、火傷はしない。
しっかりと移動先を宣言するのが重要で、はっきりと発音しないと目的地とは異なる場所に移動してしまうことがある。
『ハリー・ポッターと秘密の部屋』では、ハリーが目的地を言う際にむせて上手く言えなかったため、目的地ではない場所に出てしまったことがある。

移動せずに、相手の暖炉に顔を出す形で会話することも可能である。
『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』では、ホグワーツのグリフィンドール寮の暖炉で、シリウス・ブラックが顔だけ出す形でハリーと会話していた。

シリウスの空飛ぶバイク

シリウスの空飛ぶバイクに乗るハグリッド(写真左)とハリー(写真右下)

ハリーの父の友人シリウス・ブラックのバイクで、改造されて空を飛ぶことが出来る。

ハリーが幼かった頃、シリウスはピーター追跡の際にハグリッドにこのバイクを託している。
ハグリッドが赤子だったハリーを、ハリーの伯母がいるダーズリー家に送り届ける際にも使われた。

『ハリー・ポッターと死の秘宝』では、7人のポッター作戦で使用された。この時ロンの父親アーサーにより更にバイクは改造され、サイドカーがつきドラゴンの炎を噴射し加速できるようになった。
7人のポッター作戦ではハリーはハグリッドが運転する空飛ぶバイクのサイドカーに乗り、ハリーを狙い攻撃してくるヴォルデモートとその手下・死喰い人から逃れ移動した。

空飛ぶフォード・アングリア

空飛ぶフォード・アングリアは、ロンの父親アーサーが改造した車(フォード・アングリア 105E デラックス)である。空を飛べるように改造した他、透明ブースターを押すことで透明になることも可能である。

『ハリー・ポッターと秘密の部屋』でロンの家の車として登場した。
夏休みにハリーが自宅から出れない状態(軟禁状態)になっていた際、ロン、フレッド、ジョージの3人がハリーを連れ出すために使用した。
その後、ホグワーツ特急に乗り損ねたハリーとロンがホグワーツに向かうために勝手に借用し使っている。空飛ぶフォード・アングリアはホグワーツに向かう途中でマグル(非魔法族)にも目撃されており、2人はその件でスネイプ先生から嫌味を言われている。空飛ぶフォード・アングリアはホグワーツ到着時に暴れ柳に衝突し、その後禁じられた森で野生化した。

空飛ぶ絨毯

空を飛ぶことができる絨毯型の魔法具である。

イギリス魔法省では輸入を禁止しているため、イギリスの魔法界では使用されていない。これは絨毯が「魔法をかけてはいけない物品登録簿」に登録されており「マグル(非魔法族)の製品」とされているためである。輸入禁止をされる前は、12人乗りのアクスミンスター織りの絨毯を所有していた魔法使いもいる。

姿をくらますキャビネット棚

姿をくらますキャビネット棚とは、棚を2つペアで使用することで通路として使うことができる魔法具である。一方の棚に置いた物をもう一方の棚に送ることができる。過去ヴォルデモートが権力を手にした時代に流行した。当時はヴォルデモートの手下である死喰い人が襲ってきた際に、他の棚に移動して逃げるために使われていた。

姿をくらますキャビネット棚で移動するときは「ハーモニハ・ネクテレ・パサス」の呪文を唱える。

『ハリー・ポッターと謎のプリンス』ではドラコ・マルフォイがホグワーツとダイアゴン横丁にある店ボージン・アンド・バークスを繋ぐために、姿をくらますキャビネット棚を約1年かけて修理した。姿をくらますキャビネット棚での移動はどんな保護呪文も効果がないため、敵の侵入を許してしまう。ドラコが修理した姿をくらますキャビネット棚を使って、死喰い人がホグワーツへ潜入した。

夜の騎士バス(ナイトバス)

夜の騎士バス(ナイトバス)は、魔法界にある魔法使い専用のバスである。3階建ての紫色のバスで、どんな狭い道でも通り抜けることができる。マグル(非魔法族)には見えない。
杖腕(杖を使う時の利き腕)をあげるとすぐに迎えに来てくれ、乗ると希望する場所まで連れていってくれる。 基本の乗車料金は11シックルで、ココア付きは13シックル、湯たんぽと好きな色の歯ブラシを付けると15シックルになる。

『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』では、親戚のマージおばさんを風船のように膨らませてしまったハリーが、家出をした際に夜の騎士バスを利用した。この時ハリーは近所で大きな犬を目撃し驚いた拍子に杖腕を挙げたことで、無意識に夜の騎士バスを呼んでいる。

『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』では、ハリー達がブラック邸近くからホグワーツ校門前まで利用した。

ホグワーツ特急

ホグワーツ特急とは、ロンドンにあるキングズ・クロス駅とホグワーツ近くのホグズミード駅の間を走る汽車である。ホグワーツの生徒や教師が乗り、移動するために使われている。年度初め、年度終わり、クリスマス休暇の前後、イースター休暇の前後に走っている。キングクロス駅はマグルには見えない「9と4分の3番線」が隠されており、そこでホグワーツ特急に乗車・下車することができる。

ホグワーツ特急は魔法の力で動いている。
客車部分は廊下との仕切りがあるコンパートメントタイプで数人ごとに座れる個室になっている。車内販売では、魔法界のお菓子を購入することが可能だ。

時間を移動するための魔法具・アイテム

逆転時計/タイムターナー

逆転時計(タイムターナー)とは、使用者を一時的に過去に戻すことが出来るタイムトラベル系の魔法具である。
時間逆転呪文が施された特殊な懐中時計で、中央にある砂時計を回した回数で戻る時間が決まる。ハーマイオニーが使っていたものは1回転で1時間前に戻ることができ、最大5時間前まで戻ることが可能である。同じ人物が同時に複数存在すると混乱するため、自分自身に会わないように気をつける必要がある。

『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』で登場した。ハーマイオニーが時間帯が被っている複数の授業を全て受講するために、使用していた。魔法省からのレンタル品である。
シリウス・ブラックを救出するために、ハリーとハーマイオニーが3時間前に戻り、未来を変えた。

『ハリー・ポッターと呪いの子』でも重要なアイテムとして登場する。魔法省が管理していた違法の逆転時計を使って、ハリーの息子とドラコの息子が過去を改ざんしようとする。このとき使われた逆転時計は、何十年も前に遡ることが可能なものであった。

連絡・伝言するための魔法具・アイテム

吼えメール

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『リトル・ダンサー』(原題『Billy Elliot』)は2000年にイギリスで公開されたヒューマン・ドラマ映画。スティーブン・ダルドリー監督のデビュー作である。舞台は1984年イギリスの炭鉱町ダラム。父の趣味であるボクシングを習っていた少年は、ある日バレエ教室に出会う。町は炭鉱不況の最中で、父と兄は炭鉱ストライキに参加していた。「男がバレエなんか。」と反対されながらも、少年はますます夢中になる。プロのバレエダンサーを目指す少年と家族と町の人々の物語。

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