名作から迷作まで!スーパーファミコンのRPGまとめ【ウィザードリィ ストーリーオブリルガミン他】

ここではスーパーファミコンの有名なRPGをまとめた。知名度の高い名作、メジャーとは言えない佳作、ある意味で有名な迷作まで幅広く掲載している。人気RPGシリーズ『ファイアーエムブレム』や、『ファイナルファンタジー』などの初期作品もある。

■ガイアセイバー ヒーロー最大の作戦

出典: retrogame-db.com

前作と言える「ヒーロー戦記」と比較すると敵の攻撃パターンが単調だったり、自由に必殺技が出せない等残念な点が多い。

遊べないほど駄目なゲームではないが、前作ファンがプレイするとがっかりする可能性も。

■イース 3 ワンダラーズ フロム イース

パソコンで発売されていた同名ゲームの移植版。

オリジナル版と比べると、動きが変だったり、音楽がとんでもないアレンジになっていたり、難易度が極端に上がっていたり、追加されたイベントCGも悲しい出来であったり悪い所ばかりが目に付く残念な作品。

話のネタとして遊ぶならまだしも、もっと出来の良いイース3がリリースされている今、敢えてこれを遊ぶ必要は無い。

■イース 4 マスク オブ ザ サン

イースシリーズの開発元であるファルコムが原案とBGMだけを担当し、それ以外の部分は委託先に任せるという珍しい形のシリーズ続編。
前作3があまりに酷く、この4も開発会社は一緒だが「誰でも繰り返し遊べばクリアできる・BGMが素晴らしい・見下ろし型」といったイースらしさはあり、普通に遊べるゲームになった。

現在、シナリオなどが大きく異なるPCエンジン版のイース4ではなくこちらがシリーズの正史として扱われているのでシリーズファンならこちらを。

■イースV 失われた砂の都ケフィン

出典: raqoo.info

SFCで初めてシリーズ生みの親であるファルコムが全てを手がけたシリーズ5作目。

シリーズでお馴染みの体当たり攻撃がボタンを押して剣を振るタイプになり、盾による防御ができるようになるなど今では当然の様に搭載されているアクションだが、イースシリーズとしては意欲的な進化だった。

発売3ヵ月後に完全版ともいえるソフトが発売されたり、移動は8方向なのに攻撃が4方向、イースシリーズらしい短めなシナリオなどが批判される事もあるが、以降のイースシリーズに多大な影響を与えたシステムの転換点としてシリーズを語る上で欠かせないタイトルの一つ。

■イースV エキスパート

出典: www.gamefaqs.com

当時ではわりと珍しかった完全版的なソフト。
タイトルの通り全体的に難易度が上がる様な調整がされている他ダンジョンや敵の追加、モードの追加、バグ修正などが行われている。

オリジナル版から3ヵ月後の発売というスピードでのリリースだった事から当時は批判される事もあった。
それほど難易度が高くなっているわけではないので、今からイースVをプレイするならばこちらの方がおすすめ。

■ドラゴンスレイヤー英雄伝説

出典: sfc.retrogamez.net

パソコン等で発売された同名ゲームの移植版。
スーパーファミコンにしては地味なグラフィックだが、レベルを上げて情報を集めてダンジョンへ行ってボスを倒すというRPGのお約束となっているので、安心してプレイできる。
古いRPGにありがちな攻略本必須なバランスでもないのも良い所。

■永遠のフィレーナ

当時小説やOVAを展開していた同名作品のゲーム版、徳間書店インターメディアから発売された。

ファイナルファンタジーの様なリアルタイムで進む戦闘などが特徴だが、グラフィックは同時期の他のRPGと比べるとやや劣っている。
レベル上げやお金稼ぎをしなくてもクリアは簡単なゲームバランスになっているので、シナリオに集中できるのが良い。

■エメラルドドラゴン

パソコンやPCエンジンで発売されていたRPGの移植版。
シミュレーション風味の戦闘やSFCのRPGには珍しいボイス演出が印象深いRPG。
PCエンジン版を基本にしているが容量の都合でビジュアルシーンなどは無くなっていたり、音楽も劣化してしまっている。

次の目的地などを教えてくれる相談コマンドがあり、難易度も高くは無いのでお手軽なストーリー型RPGをやりたいならプレイしてみても良いかもしれない。

■甲竜伝説ヴィルガスト 消えた少女

当時バンダイから発売されていたガシャポンを元にしたキャラクターRPG。
こちらのレベルが上がると敵経験値が少なくなり、常に適正なレベルに保たれるので好みは分かれるが、一定以上にレベルが上がると雑魚敵が出現しなくなるなど鬼の様なエンカウント
のゲームが多かった当時としては非常に親切な作りだった。

全体的に難易度は低めなので無駄なレベル上げなどは必要ないので、テンポよくシナリオを楽しめる。

■川のぬし釣り2

釣りをテーマにした比較的マイナーなRPG。
釣りのSLG+RPG要素という異色の内容ながらもシリーズ作品も多く、ファンは多かった。
RPG部分だけを見ると当時としても古臭い部分はあるが、緻密に描かれたドット絵、ほのぼのとした世界観、リアルな魚などが評価されている。
RPGが好きな人よりも釣りが好き人におすすめしたいタイトル。

■魍魎戦記MADARA 2

ファミコンで発売されていた同名シリーズの続編。

前作と同じく、プレイヤーが指示を出しオートで進行する戦闘が一番の特徴。
前作が原作漫画のシナリオだったのに対して、こちらは完全オリジナルなので、未経験者がプレイしても楽しめる。

■デュアルオーブ

出典: newfami.com

ドラゴンのお告げで邪悪を封印するために冒険の旅に、という日本のファンタジーRPGの王道中の王道を行くシナリオで始まるRPG。

シナリオ自体はそれほど長くも無いが、エンカウント率が非常に高く敵も強い為レベル上げも平均以上に必要なので、「話は長くないのにクリアする頃には時間だけが過ぎていた」という事に。

何か強力なアイテムを取り忘れてるんじゃないかと疑いたくなるほどに雑魚を含むモンスターが強いので、とにかく難しいRPGがやりたい人には良いのかもしれない。

magic3154
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@magic3154

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