デスパレートな妻たち(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『デスパレートな妻たち』とは2004年から2012年までの8年間アメリカで放送されていたサスペンスコメディドラマ。全8シーズン放送された。郊外の閑静な住宅街のウィステリア通りが舞台となって平凡な主婦が様々な事件を巻き起こす。サスペンス、ミステリー、ロマンス、コメディといった様々な要素を取り入れてある。隣人であり友達でもある主婦が裏切りあいながらも友情で事件や人生を乗り越えていく様子は視聴者から反響を呼んだ。アルゼンチン、エクアドル、コロンビアではリメイク版も存在するほどの人気を博している。

吹き替え:唐沢潤(からさわじゅん)
元キャリアウーマン。幼児4人の母で子育てに悪戦苦闘する。人心操作術はお手のもので、家庭内でも子供たちや夫トムに対してそれを行使している。夫トムの失業によって広告業界に復帰するが、トムが夢だったピッツェリアを開くのを機に退職して店長として店を手伝う。夫の隠し子を引き取って苦しんだりレストラン経営の厳しさなどから夫婦関係がこじれ苦境に立たされる。そんな中悪性腫瘍が見つかり闘病生活が始まる。シーズン4で見事病気を克服するが、シーズン5では成長し思春期を迎えた子どもたちとの関係で新たな悩みを抱える。シーズン6では再び双子を妊娠していることが発覚。しかし、妊娠の嬉しさが湧かないことに苦しむ。最終シーズンでは、孫が出来る。リネットとはフランス語で「可愛い子」を表す名前。

ブリー・バン・デ・カンプ(演:マーシア・クロス )

吹き替え:渡辺美佐(わたなべみさ)
完璧主義者でお嬢様育ちのカリスマ主婦。家事に関してはかなり神経質な面も持つが、セクシーで大胆な一面も。夫と十代の子供達の暴走によって崩壊してゆく理想の家庭像を必死に守ろうとする。夫レックスの死後は色々な男性と交際するが、その都度トラブルに巻き込まれてしまう。再婚相手のオーソンの持つ秘密にも振り回される。シースン4では高校生の娘が妊娠、スキャンダルを隠すため自らが妊娠を装うことを決心する。シーズン5では料理の腕前を活かしビジネスに着手、一転してキャリアウーマンとなっている。第6シーズン終盤に会社は奪われるが、最終話では政治家になっている。ブリーとは、「強さ」を意味するアイルランド系の名前。

ガブリエル・ソリス(演:エヴァ・ロンゴリア)

吹き替え:日野由利加(ひのゆりか)
ニューヨークで活躍していた元トップモデル。物質主義者で、欲しい物は手に入れないと気がすまない性格。実業家でリッチな夫カルロスとの夫婦生活に不満を持ち、自宅で庭師のアルバイトをする高校生のジョンと不倫してしまう。改心した後は夫の望みを叶えるため子供を持とうとするが、今度は夫が不倫したことに怒り離婚する。再婚相手には市長候補ビクターを選び、彼の当選によってフェアビューのファーストレディとなる。しかしシーズン4では元夫カルロスとの不倫関係に興じ、最終的には復縁する。しかし、ある事件でカルロスが失明する。さらにシーズン5では二人の子持ちの母親となって所帯じみ、富や名誉、美貌などを喪失していく。最終シーズンでは、養父を殺したことに対して怯える日々をすごす。ガブリエルとは、「神は我が力」という意味のヘブライ語による名前。

イーディ・ブリット(演:ニコレット・シェリダン)

吹き替え:安達忍(あだちしのぶ)
金髪のセクシーで男好きなお色気系不動産業者。思ったことをズバっと言い放つため無神経に取られがちだが、実は核心を突いていることが多い。友人関係の構築が苦手で、特にスーザンとはことごとく同じ男に恋をするせいで微妙な関係にある。カール、マイク、カルロス、と友人たちの昔の男と次々に交際し、スーザンやガブリエルに恨まれる。愛のない孤独な生活に疲れて自ら死を選ぼうとするが、自殺に気付いたカルロスによって助けられて一命を取り留めた。その後、とあることによってスーザンたち4人から絶交宣言をされてしまいウィステリア通りを離れることを余儀なくされた。シーズン5第1話では新しい夫デーヴ・ウィリアムズと共にウィステリア通りに戻ってくる。車の事故で死亡してしまう。

メアリー・アリス・ヤング(演:ブレンダ・ストロング)

吹き替え:小山茉美(こやままみ)
ドラマのナレーター役。スーザンたち4人の友人であったが、物語の冒頭で謎の自殺を遂げる。それ以降も回想シーンでたびたび登場している。

キャサリン・メイフェア(演:ダナ・デラニー)

吹き替え:野沢由香里(のざわゆかり)
シーズン4から登場した主婦。ブリーと肩を並べるほどの家事の腕前を持つ。一人娘のディランがいる。以前もウィステリア通りに住んでおりスーザンとは家族ぐるみの付き合いをしていたが、一度引っ越して音信不通となった後、久々にウィステリアへと戻ってきた。しかしどこか挙動不審であり、当時引っ越したのにも深い訳があった。シーズン5ではマイクと付き合うようになり、結婚直前までいくが、シーズン6序盤でマイクがスーザンと再婚したことで精神が破綻。異常行動に出るようになる。第6シーズンの途中でフェアビューから去るが、シリーズ最終回で再登場する。キャサリンとは、古代ギリシャにおいて「純潔」を意味する名前。

アンジー・ボーレン(演:ドレア・ド・マッテオ)

吹き替え:勝生真沙子(かつきまさこ)
シーズン6に登場する、イタリア系ニューヨーカーで、さっぱりとした性格。背中に大きな火傷の跡がある。夫と一人息子を連れてウィステリア通りに引越してくる。昔夫のニックと共にFBIに追われる身である。

レネ・ペリー(演:ヴァネッサ・ウィリアムズ)

吹き替え:五十嵐麗(いがらしれい)
シーズン7から登場するリッチなセレブ。リネットとは大学時代ルームメイトだった。プロ野球選手の夫と離婚し、ウィステリア通りに引っ越してくる。小人恐怖症。ナルシストで、ストレートにものを言うがリネットの夫トムを密かに想っている。リネットと共にインテリアデザイナーの事業を始める。

スーザンの関係者

hiroa3
hiroa3
@hiroa3

Related Articles関連記事

君が生きた証(Rudderless)のネタバレ解説・考察まとめ

君が生きた証(Rudderless)のネタバレ解説・考察まとめ

『君が生きた証(Rudderless)』は2014年にアメリカで製作された音楽映画である。『ファーゴ』などで知られるベテラン俳優ウィリアム・H・メイシーの初監督作品である。優秀な広告マンだったサムは、大学生の息子ジョシュを銃乱射事件で失ってしまう。悲しみからすさんだ生活をしていたサムはジョシュが残した歌があることを知り、ライブバーで飛び入り参加し、歌を披露する。そこで出会った青年クエンティンとバンドを結成することになるが、サムには大きな秘密があった。

Read Article

バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ』とは、カプコンが発売したホラーサバイバルゲーム『バイオハザード』を原作とした実写映画である。この映画はゲームシリーズ『バイオハザード』と『バイオハザード2』をリブートした作品となっており、ゲームでお馴染みのクレア、クリス、レオン、ジル、ウェスカーなどのキャラクターやゾンビなどのクリーチャーも数多く登場している。作品を手掛けるのはホラー・スリラー映画監督であるヨハネス・ロバーツである。

Read Article

13デイズ(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

13デイズ(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『13デイズ』とは、2000年にアメリカで制作された政治映画である。アメリカの隣国キューバにソ連が核ミサイルを配備していることがわかり、核戦争の危険が一気に高まった。未曽有の危機に直面したケネディ大統領は軍事行動ではなく、海上封鎖の実施を決断する。アメリカと世界を、核戦争の瀬戸際にまで追いつめたキューバ危機の発生から回避までが緊迫感あふれるストーリー展開で描かれていく。主要キャストはブルース・グリーンウッド、スティーヴン・カルプ。ロジャー・ドナルドソンが監督を務めた。

Read Article

誤訳が多い?字幕翻訳家・戸田奈津子に対する怒りの数々をまとめてみた

誤訳が多い?字幕翻訳家・戸田奈津子に対する怒りの数々をまとめてみた

日本を代表する翻訳家として知られる戸田奈津子。これまで数々の映画の字幕翻訳を手がけ、私たちもそれを当たり前のように視聴してきました。ところが、実際には彼女の翻訳が間違いだらけだとして問題になっているようで、様々な議論が交わされています。この記事では、そんな戸田奈津子の誤訳に寄せられた声についてまとめました。叩くのは簡単だけど、語学って本当に難しいんです。文句ばかり言うんだったら、いっそのことご自分で訳されてはいかがでしょうか。あぁもちろん、細かなニュアンスも完璧に、誰からも批判されないヤツをね!

Read Article

目次 - Contents