デスパレートな妻たち(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『デスパレートな妻たち』とは2004年から2012年までの8年間アメリカで放送されていたサスペンスコメディドラマ。全8シーズン放送された。郊外の閑静な住宅街のウィステリア通りが舞台となって平凡な主婦が様々な事件を巻き起こす。サスペンス、ミステリー、ロマンス、コメディといった様々な要素を取り入れてある。隣人であり友達でもある主婦が裏切りあいながらも友情で事件や人生を乗り越えていく様子は視聴者から反響を呼んだ。アルゼンチン、エクアドル、コロンビアではリメイク版も存在するほどの人気を博している。
ジュリー・メイヤー(演:アンドレア・ボーウェン)
吹き替え:本名陽子(ほんなようこ)
スーザンの娘。明るくしっかり者で成績優秀でスーザンのよき相談相手。しかし、たまに親には普通言わないようなことまではっきり言ってしまう。ザックやオースティンなど、恋人を持つたびに母親の気を揉ませる。イーディ宅への放火容疑でマーサフーバーから脅されていたことを母親より相談を受け、犯行現場に落ちていた計量カップを取り返しに不法侵入をする。さらにザックが精神病院に入らされた時も理由をさぐるために、潜入するという大胆な一面もある(すべてスーザンの頼み)。突拍子のない行動や言動がなく、作中においてマクラスキー共々数少ないまともなキャラクターである。シーズン6序盤で、何者かに首を絞められ昏睡状態に陥る。シリーズ最終回では、娘を出産してウィステリア通りを出て行く。
マイク・デルフィーノ(演:ジェームズ・デントン)
吹き替え:家中宏(やなかひろし)
スーザンの2番目の夫で配管工。セクシーなボディと容姿の持ち主で、スーザンとイーディをとりこにする。古い映画好き。亡くなった妻から託されたシェパードのボンゴを飼っている。ノアに頼まれて失踪した元恋人ディアドラを捜すためウィステリア通りに引っ越してきた。実はポールの息子のザックの実父であり、ポールとは何かと対立する。一時期は薬物依存症になっていたこともある(シーズン4、現在は克服)。スーザンと付き合って3年で3度の破局を乗り切りついに結婚するが、シーズン5の冒頭では離婚している。その後キャサリンと交際を始めるが、結局はスーザンと再婚。しかし、シーズン6終盤で巨額の借金を抱えていることが発覚。シーズン7では借金返済のため、アラスカへ出稼ぎに行かなければならなくなる。最終シーズンでは、金銭トラブルにまつわる揉め事に巻き込まれて殺害される。
カール・メイヤー(演:リチャード・バージ)
吹き替え:菅生隆之(すごうたかゆき)
スーザンの最初の夫で弁護士。ジュリーの父親。自分の不倫が原因で離婚した。養育費の支払いをしていないにも関わらず、浮気相手の彼女ブランディと別荘を買うなどスーザンをたびたび切れさせる。その後、ブランディの浮気により別れてスーザンとの復縁を迫る。スーザンとの結婚中にもイーディと浮気の経験あり。シーズン2ではイーディと付き合いながらスーザンと偽装結婚、さらに復縁を迫る。シーズン6ではブリーと不倫関係になるが、セスナ事故に巻き込まれて死亡する。
MJ・デルフィーノ(演:メイソン・ヴェール・コットン)
スーザンとマイクの子供。マイクが殺されてから心に大きな傷を負ってしまい自暴自棄な生活を送る。
リネットの関係者
トム・スカーボ(演:ダグ・サヴァント)
吹き替え:郷田ほづみ(ごうだほづみ)
リネットの夫。社内恋愛で結婚。もともとリネットの方が仕事ができていた。妻とは対照的に楽天的な性格。広告業界に見切りをつけ、妻と共にピッツェリアを開くが、経営が苦しく夫婦間でいさかいが絶えない。経営難により惜しくもピザ屋を閉店し、その後、大学に通いだすがすぐに辞めてリネットの代わりに働く。最終シーズンでは、リネットとは別居状態にある。
ポーター&プレストン・スカーボ(演:シェーン&ブレストン・キンズマン→マックス&チャーリー・カーヴァー)
吹き替え:かないみか→羽多野渉(はたのわたる)
一卵性双生児の長男と次男。軽度の注意欠陥障害で、度の過ぎた腕白ぶりを発揮する。小学校での悪がきぶりにより退学寸前だったが、ブリーのコネとリネットの計略で私立の名門小学校バークリフ学院へ入学。学芸会では木の役を受ける。母親へ手作りのマグカップを作る、母親想いな一面も。シーズン4では、トムの店の向かいに店を開くことになったリックが母リネットを誘惑していると知り、ケイラの唆しに乗ってリックの店に放火した。シーズン4終盤に5年が経過すると高校生になっており、どちらも警察の世話になるほどの不良になっている。最終シーズンでは、ポーターはジュリーを妊娠させ父になることを決意する。
パーカー・スカーボ(演:ゼーン・ヒュエット→ジョシュア・ローガン・ムーア)
吹き替え:こおろぎさとみ→成瀬誠(なるせまこと)
スカーボ家の三男。双子の兄と年子で一緒に腕白し放題、同じくバークリフ学院へ入学。兄達と違い繊細で臆病な性格も持ち合わせる。リネットが復職したことが原因で空想上のベビーシッターを作り出したり、赤ちゃんの作り方に興味を持ったりとリネットを困らせる。マクラスキーさんとも仲良しで一番可愛がられている。成長後もやんちゃな兄達に押されぎみ。
ペニー・スカーボ(演:ディラン&ジョーダン・クライン→ダリエン&キルスティン・ピンカートン→ケンダル・アップルゲイト→ダーシー・ローズ・バーンズ)
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目次 - Contents
- 『デスパレートな妻たち』の概要
- 『デスパレートな妻たち』のあらすじ・ストーリー
- 物語の始まり
- 新しい隣人とそれぞれの生活
- 新しい生活と新たな事件
- 子供たちの危機
- それぞれの結末
- 『デスパレートな妻たち』の登場人物・キャラクター
- 主人公
- スーザン・メイヤー(演:テリー・ハッチャー)
- リネット・スカーボ(演:フェリシティ・ハフマン)
- ブリー・バン・デ・カンプ(演:マーシア・クロス )
- ガブリエル・ソリス(演:エヴァ・ロンゴリア)
- イーディ・ブリット(演:ニコレット・シェリダン)
- メアリー・アリス・ヤング(演:ブレンダ・ストロング)
- キャサリン・メイフェア(演:ダナ・デラニー)
- アンジー・ボーレン(演:ドレア・ド・マッテオ)
- レネ・ペリー(演:ヴァネッサ・ウィリアムズ)
- スーザンの関係者
- ジュリー・メイヤー(演:アンドレア・ボーウェン)
- マイク・デルフィーノ(演:ジェームズ・デントン)
- カール・メイヤー(演:リチャード・バージ)
- MJ・デルフィーノ(演:メイソン・ヴェール・コットン)
- リネットの関係者
- トム・スカーボ(演:ダグ・サヴァント)
- ポーター&プレストン・スカーボ(演:シェーン&ブレストン・キンズマン→マックス&チャーリー・カーヴァー)
- パーカー・スカーボ(演:ゼーン・ヒュエット→ジョシュア・ローガン・ムーア)
- ペニー・スカーボ(演:ディラン&ジョーダン・クライン→ダリエン&キルスティン・ピンカートン→ケンダル・アップルゲイト→ダーシー・ローズ・バーンズ)
- ケイラ・スカーボ(演:レイチェル・G・フォックス)
- ブリーの関係者
- レックス・バン・デ・カンプ(演:レックス・バン・デ・カンプ)
- アンドリュー・バン・デ・カンプ(演:ショーン・パイフロム)
- ダニエル・バン・デ・カンプ(演:ジョイ・ローレン)
- ジョージ・ウィリアムズ(演:ロジャー・バート)
- オーソン・ホッジ(演:カイル・マクラクラン)
- チャック・バンス(演:ジョナサン・ケイク)
- ガブリエルの関係者
- カルロス・ソリス(演:リカルド・アントニオ・チャビラ)
- ジョン・ローランド(演:ジェシー・メトカーフ)
- ホワニータ・ソリス(演:マディソン・デ・ラ・ガーザ)
- アナ・ソリス(演:マイアラ・ウォルシュ)
- イーディの関係者
- オースティン・マカン(演:ジョシュ・ヘンダーソン)
- デーブ・ウィリアムズ(演:ニール・マクドノー)
- キャサリンの関係者
- ディラン・メイフェア(演:リンジー・フォンセカ)
- メアリー・アリス・ヤングの関係者
- ポール・ヤング(演:マーク・モーゼス)
- ザック・ヤング(演:コーディ・カッシュ)
- その他のキャラクター
- ベティ・アップルワイト(演:アルフレ・ウッダード)
- カレン・マクラスキー(演:キャスリン・ジューステン)
- リー・マクダーモット(演:ケヴィン・ラーム)
- ボブ・ハンター(演:タック・ワトキンス)
- ベン・フォークナー(演:チャールズ・メジャー)
- マシュー・アップルワイト(演:メッカド・ブルックス)
- ケイレブ・アップルワイト(演:ページ・ケネディ→ナショーン・キヤース)
- ニック・ボーレン(演:ジェフリー・ノードリング)
- ダニー・ボーレン(演:ボー・マーショフ)
- 『デスパレートの妻たち』の用語
- ママ・ロボ3000
- フェアビュー市ウィステリア通り
- ケータリング会社
- デスパレート
- 『デスパレートな妻たち』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- ガブリエル「貧しさは心の問題なの。今もうちは貧しくない」
- ガブリエル「私は間違っていた。あなたがそれで幸せになれるなら、仕事を辞めてカウンセラーを目指すべきよ」
- ブリー「これ以上、自分を誤魔化さない方が良い。男女の愛は冷めても子供への愛情は冷めることはない。今からでも子育てができる」
- マイク「一途に愛す。ひたすら愛す。イチゴアイスより君を愛す」
- レネ「偉くなった分、一緒に居る時間は減っていく。そのお陰で贅沢ができるのよ。当然の代償」
- ガブリエルが自分のトラウマと対峙したシーン
- 『デスパレートな妻たち』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- オーソンは最後まで残る設定ではなかった
- シリーズで命を落としたキャラクターの人数
- ビデオゲームが大ヒット
- ブリーは本当は妊娠していた
- ガブリエルの裏話
- 『デスパレートな妻たち』の主題歌・挿入歌
- 主題歌:Geek Music「Desperate Housewives (Main Theme) 」
- 挿入歌:シーデイジー「ゴッド・ブレス・ザ・アメリカン・ハウスワイフ」
- 挿入歌:シャナイア・トゥエイン「シューズ」
- 挿入歌:アンナ・ナリック「バンド・オブ・ゴールド」
- 挿入歌:マルティナ・マクブライド「ハーパー・バレイ・pta」
- 挿入歌:リアン・ライムス「ランニング・アウト・オブ・タイム」
- 挿入歌:ジョス・ストーン「トリート・ミー・ライト(アイム・ユアーズ・フォー・ライフ)」
- 挿入歌:グロリア・エステファン「ヤング・ハーツ・ラン・フリー」
- 挿入歌:ダニー・エルフマン「デスパレート・ハウスワイヴス・テーマ」
- 挿入歌:Rinka「Xxx(Millions Kisses) (Japan Bonus Track)」
- デスパレートな妻たち ORIGINAL SOUNDTRACK