ホークス/鷹見啓悟(僕のヒーローアカデミア)の徹底解説・考察まとめ
ホークス/鷹見啓悟(たかみけいご)とは『僕のヒーローアカデミア』に登場する、プロヒーロー。18歳でプロヒーローデビューを果たし、その年の下半期にはビルボードチャートトップ10入りした。実力と人気を兼ね備え、オールマイト引退後は順位を2位に上げた。飄々とし掴みどころがない性格でありながら、個性「剛翼」を駆使した素早い活動に市民からの信頼は厚い。ヒーロー公安委員会からの依頼により、敵連合の元で潜入捜査を行った。
ビルボードチャートでのインタビュー後、説教をしているエンデヴァーにチームアップ要請を願いでた。要請内容は九州に広がる「脳無の目撃情報」についてであり、重要事項の要請を無視できないエンデヴァーと福岡で話し合うことになる。
エンデヴァーと合流しホークスの行きつけの焼鳥屋で話を進めるが、実際は脳無の目撃情報はあくまで噂であり確証がないものであった。しかし脳無の噂はホークスの個人的な調査により全国に出回っていることがわかり、誰かが不安を煽る目的で広めたものではないかとホークスは推測している。そしてホークスはチームアップで噂の調査を進めることで、ナンバーワンの口から国民に安心してくれと発信して欲しい、頼れるリーダーになって欲しいというのが本来の依頼であると話した。
そんな2人をめがけ黒い姿の脳無が現れ、エンデヴァーが交戦しホークスは非難誘導とサポートに回ることになる。
エンデヴァーは複数の個性を持ち合わせた脳無相手に圧倒されるが、ホークスのサポートを受けて「Plus ultra プロミネンスバーン」という母校である雄英の校訓を唱え、自身の最高火力技で脳無の弱点である頭を焼き尽くし撃退する。
敵連合へ潜入捜査を行う
脳無撃退後、ホークスは敵連合の1人荼毘と密会していた。実はホークスと荼毘は協力関係にあり、脳無による襲撃を手引きしたのはホークスだった。これはヒーローに対する裏切りではなく、公安委員会からホークスに任された極秘任務だった。ホークスは視野が広く、名誉名声に頓着がなく、さらに敵に取り入る間に起きた国民への被害に目を瞑ることができる器量を持つ。ここから敵の懐に潜入しスパイを行うことに適任と判断され、ホークス自身も「自分が穢れて皆が安心できるようになるのなら」と、この仕事を引き受けた。また敵連合は脳無による九州強襲後、異能解放軍との抗争に勝利し「超常解放戦線」と名を変え勢力をつけていた。脳無による強襲では荼毘と意思違えたが、チャンスを与えられたホークスは同僚であるベストジーニストの首を差し出すことを条件に超常解放戦線への加入が認められた。
それ以降は個性を駆使し情報を集め、敵の監視を逃れながら暗号で公安へ情報を流していた。敵の監視が厳しくなり、常に盗聴器と小型監視カメラを仕込まれて以降も元敵連合の1人であったトゥワイスの懐に潜り情報を得ていた。敵が行動を起こす前に、ヒーローが先手を打てるよう尽力する。
敵の根城制圧作戦で重傷を負う
ホークスの暗号を受け取ったヒーローたちは敵の根城制圧に向かう中で、ホークスは主要アジトでトゥワイスを追い込んでいた。トゥワイスの「二倍」という個性による戦力増強を警戒し、作戦開始後いち早く対処していた。親しくなり敵でありながら仲間を思う心を持ったトゥワイスに「罪を償ってやり直そう」と説得するも決裂し、致命傷を負わせ戦闘不能に追い込んだ。しかしホークスを警戒していた荼毘に横入りされ、羽根を燃やされてしまう。残った羽も焦げて戦う力をほとんど失ってしまうが、持ち前の対応力でトゥワイスには止めを刺した。それを目の当たりにした荼毘に再び炎で追い込まれ、残っていた羽を全て焼かれてしまう。ホークスの絶体絶命のピンチに駆け付けたのは、職場体験とインターン共に受け入れた弟子に当たる常闇踏影だった。作戦にはヒーロー科の学生も参加しており、後方支援を中心に集められたがその実力から前線に立っていた常闇はいち早くホークスの危機を察知し援護に来た。しかし来た時にはホークスは戦闘不能状態であり重傷の火傷を負っていたため、敵の隙をついてホークスを連れて戦線離脱した。
逃した死柄木弔とAFOを追うべく、再び立ち上がる
エンデヴァーが過去に家族を蔑ろにした末に長男を死なせてしまったことや妻を精神疾患に陥らせたこと、ホークスの父親が犯罪者であることが荼毘によって全国に放送され、多くのヒーローを失いながらも敵を数名取り逃がした後の日本はヒーロー不信に陥っていた。
ナンバーワンヒーローであるエンデヴァーも自分の過去によって起きた事件に絶望しヒーロー活動を続ける気力を失い、生き残った他ヒーローたちも世間のヒーローに対する不信感や批判に耐えきれず事件後相次いで引退していく。
そんな中、作戦で重傷を負うも個性由来の最先端医療を受け、早々に回復していたホークスは再び平穏を取り戻すべく立ち上がる。戦闘威力を失ったエンデヴァーをベストジーニストと共に説得し、敵のボスである死柄木弔(しがら きとむら)が狙っていたOFA(ワン・フォー・オール)と、死柄木の先生である巨悪の根源AFO(オール・フォー・ワン)の正体に迫る。また国民への説明と自らの過去を清算するため母親を訪ねるも、荼毘に脅されホークスの過去を話してしまった母親は書置きを残して行方をくらませえていた。
事実を公表しなければならないと判断したホークスは、トップ3の3人で記者会見を開き全てを公表する。そしてヒーローが減り全ての国民を守れないと判断した3人は、大半の国民をヒーロー科のある学校を避難所とし集めることで保護対象地域を絞った。国民を避難させた街では再びヒーローにより敵が取り締まられ、ホークスたちは死柄木とAFOの情報集めに尽力する。
ホークスの関連人物・キャラクター
エンデヴァー
ヒーロー名:フレイムヒーロー エンデヴァー
本名:轟炎司(とどろき えんじ)
個性:ヘルフレイム
万年ナンバーツーのプロヒーロー。ナンバーワンヒーローオールマイト引退後ナンバーワンに就任した。オールマイトに強い対抗心を抱いており、威圧感を放っていた。事件解決数史上最多という実積を持ちながらもオールマイトの支持率には及ばず長年二番手であった。ホークスほどではないが、迅速かつ正確な事件解決に警察からの信頼は厚い。オールマイトの背中を追う時間が長く精神をすり減らしていたため、自分の野望を子供に託すべく自分の個性による欠点を補える個性を持った怜(れい)と個性婚をし、四児の父となった。三男である焦凍(しょうと)が半冷半燃というエンデヴァーの弱点を克服できる個性を授かった。それからというもの焦凍に対し虐待まがいの個性訓練を続けてきた。頑なに反抗してきた焦凍の変化を目の当たりにし、オールマイトから助言を受けたエンデヴァーは家族たちが誇れるヒーローになると考えを改める。過去にホークスの父親を逮捕した。
常闇踏影(とこやみ ふみかげ)
ヒーロー名:漆黒ヒーロー ツクヨミ
個性:黒影(ダークシャドウ)
雄英高校ヒーロー科1年A組の生徒。影のようなモンスター黒影を身に宿し、操ることができるが光がないと制御が聞かなくなる。職場体験とインターンでホークス事務所を訪れた。体育祭では3位という好成績を収めホークスから職場体験の指名を受けるも、1年A組が遭遇した敵連合の情報提供と既に解決された事件の後処理で終わる。後進育成に興味を示さないホークスの姿勢にやきもきしていたが、あえてインターンでもホークス事務所を選んだ。その成長著しい様をホークスに見込まれ、空を飛ぶよう助言を受ける、空を飛ぶよう助言を受ける。以降はホークスを師として敬い、ホークスもまた常闇の力を認めて制圧作戦にヒーロー科生徒を据え置くことに賛成した。2度目のインターンではホークス不在のなかホークス事務所のサイドキックと活動していた。
トゥワイス
本名:分倍河原仁(ぶばいがわら じん)
個性:二倍
死柄木率いる敵連合のメンバー。超常解放戦線では開闢行動人海戦術隊「BLACK」の隊長を務める。1つのものを2つに増やす個性を持ち、増やすには対象物を精密にイメージする必要があるため、メジャーを装備しデータを予め用意している。複製した個体はある程度のダメージが蓄積されると溶けて消滅する。ホークスとは元異能解放軍の思想や、幹部との交流術を教えてもらったことをきっかけに親しくなった。ホークスの「自由に飛び回りたい」「俺の居場所はあそこじゃない」という発言に仲間意識が芽生え、誰よりも超常解放戦線のために献身的に務める姿を見て心底信頼していた。しかしヒーローたちの掃討作戦が始まり、ホークスに刃を突き付けられたことで騙されていたことを知る。ホークスに情報を流してしまったことを悔やみ罪悪感に苛まれるも、仲間を守るために個性で自信や連合メンバーの複製を出し続けた。最期はホークスに背中を突き刺されたことでバランスを崩し、コンクリートを転げ落ちたことで命を落とした。
ホークスの名言・名セリフ/名シーン・名場面
「ヒーローが暇を持て余す世の中にしたいんです」
ナンバーワンヒーローエンデヴァーへのチームアップ要請後、ホークスの行きつけの焼鳥屋で打ち合わせを行っていた。ホークスの脈略のない話にしびれを切らしたエンデヴァーは「結局何がしたいんだ貴様は!」と尋ねる。その投げかけにホークスは飄々とした顔で「あなたに頼れるリーダーになって欲しい!」「俺は特に何もしない!」と話した。ピリつくエンデヴァーを他所に「俺は楽したいんですよ」と自分の理想社会について語った末に発したのが見出しのセリフである。
飄々とし掴みどころのないホークスのだが、その表情から本心から平和を願いヒーローとして強い思いを持っていることがわかる名場面。
それまでホークスの言葉を真に受けていなかったエンデヴァーも、このセリフに黙り込んだ。後にホークスが超常解放戦線に潜入しつつ送ってきた暗号の意味に気づくための鍵になる。
「俺ね 見てたんで知ってんですよ 本気で超えようなんて人は一人もいなかった あなただけですよ 本気で超えようとしてたのは」
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ルール/小大唯(僕のヒーローアカデミア)の徹底解説・考察まとめ
ルール/小大唯(こだいゆい)とは、漫画『僕のヒーローアカデミア』に登場する雄英高校ヒーロー科1年B組に所属するヒーロー志望の高校生で、個性は触れた物の大きさを変える「サイズ」。ほとんど口をきかず、何事にも動じない。肝が据わっているのか、単にあらゆる物事に無関心なのかは不明だ。中学生の頃から男子生徒に絶大な人気を誇る美少女だが、本人は一切関心がなく、ファンクラブが結成されていたことにすら気付かずに卒業した。
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目次 - Contents
- ホークスのプロフィール・人物像
- ホークスの能力
- 個性:剛翼
- ホークスの必殺技
- 風見の羽
- 風切
- ホークスの来歴・活躍
- 犯罪者の父を持つ
- エンデヴァ―に憧れ、ヒーローを目指す
- 前代未聞の10代でチャートトップ10入りを果たし、そこからも順位を上げていく
- 常闇踏影(とこやみ ふみかげ)を職場体験、インターンに招く
- 脳無ハイエンドによる強襲
- 敵連合へ潜入捜査を行う
- 敵の根城制圧作戦で重傷を負う
- 逃した死柄木弔とAFOを追うべく、再び立ち上がる
- ホークスの関連人物・キャラクター
- エンデヴァー
- 常闇踏影(とこやみ ふみかげ)
- トゥワイス
- ホークスの名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「ヒーローが暇を持て余す世の中にしたいんです」
- 「俺ね 見てたんで知ってんですよ 本気で超えようなんて人は一人もいなかった あなただけですよ 本気で超えようとしてたのは」
- 「飛べるやつは飛ぶべきだよ 地面に縛り付けられる必要はない」
- ホークスの裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- ホークスのキャラクターデザイン原案