黒崎一護(BLEACH)とは【徹底解説・考察まとめ】

黒崎一護(くろさきいちご)とは『週刊少年ジャンプ』で連載していた『BLEACH』の主人公で、死神代行。ある時、家族を虚(ホロウ)から守るため、死神の朽木ルキア(くちきるきあ)から死神の力を譲り受け危機を打破。それ以降は死神代行として活動する。「尸魂界篇」「破面篇」では自らに虚の力が宿っていることを知り、破面篇での戦いで死神の力を失うことになるが「死神代行消失篇」で完現術(フルブリング)を会得し、戦う力を得る。「千年血戦篇」では虚の力だけではなく滅却師であった母の力も受け継いでいたことが判明した。

朽木ルキア

護廷十三隊十三番隊に所属、物語の最後のほうでは十三番隊新隊長となった。物語開始時に初めての現世駐在任務として空座町を担当となった。
そこで虚に襲われた一護に遭遇し、黒崎家をかばって重傷を負い戦闘不能状態となり、一護を死神化させて窮地を脱するこに成功するが、その代償に死神能力をほとんど失う。しばらくは義骸(ぎがい)に入り、一護を死神代行として一緒に数々の死闘を乗り越えた。

一護にとってルキアは死神の力を与えてくれた恩人。だからこそルキアの危機には迷うことなく尸魂界へ乗り込んだ。
ルキアにとって一護は、初対面にもかかわらず信用できると思えた人物だった。ルキアがかつて世話になっていた死神、志波海燕(しばかいえん)の面影が一護にあったことも理由の一つだ。事実、海燕と交流のあった浮竹と白哉は「一護と海燕がとても似ている」と話している。尸魂界での処刑の一件以降、ルキアは1人の死神として対等な立場で一護とともに戦おうとしている。

小説『The Death Save The Strawberry』では、死神代行消失篇でのルキアの行動が語られている。
ルキアは一護の死神の力を取り戻すために、浦原が開発した「複数の死神の霊圧を込められる剣」に霊圧を込めていた。しかし、人間への死神能力の譲渡は重罪で、ルキアはこの活動を護廷十三隊十番隊隊長である日番谷冬獅郎(ひつがやとうしろう)以外の日番谷先遣隊メンバーと、尸魂界篇で一護と共にルキア奪還に貢献した山田花太郎(やまだはなたろう)に極秘に呼びかけていた。結果、一護に感謝する一般隊士の霊圧までも集うようになった。この活動は最終的には総隊長の山本にまで知れ渡ることになったが、一護に死神の力を取り戻すことが護廷十三隊全体の総意となったため、罪に問われることはなかった。
織姫やチャドが記憶操作されて仲間に頼れず、孤立していた一護にとってルキアが助太刀に来てくれたことはとても大きな意味を持つ。ルキアの行動のおかげで一護は銀城との戦いに勝利を収めたのだ。

井上織姫(いのうえおりひめ)

一護の高校のクラスメイト。胡桃色のロングヘアが特徴で、少し天然な性格の持ち主。兄から貰った六枚の花弁のピンを触媒とした盾舜六花(しゅんしゅんりっか)という攻守・復元の霊能力の使い手。

一護に好意を抱いている。破面編では一護たちを守るために自らウルキオラに連れ去られる覚悟をし、その前に眠っている一護の部屋に訪れて別れを告げた。
その後、織姫を助けるために虚圏へ乗り込んだ一護がグリムジョーと戦う際に、グリムジョーの命令で盾舜六花で一護を治療した。再び虚夜宮に連れ戻され、ウルキオラの監視下に置かれることになるが、一護がウルキオラとの戦いで完全虚化した際も戦いの行く末を一護を信じながら見守る。

一護が非常に格好良く見える、「織姫ビジョン」なる補正がある。最終話では一護と結婚し、息子である一勇(かずい)を授かっている。

茶渡泰虎(さどやすとら)

一護のクラスメイトで中学生時代からの親友。あだ名は一護が苗字を読み間違えたことからずっと「チャド」と呼ばれている。沖縄出身でメキシコ人のクォーターのため、浅黒い肌をしている。かなりの老け顔で高校生に見えない。強靭な体の持ち主で鉄骨を背中で受け止めたり、オートバイと正面衝突しても耐える。基本的に無口だが動物を大切にする心優しい性格で、可愛いものが好き。

幼少期は暴力的だったが、見かねた祖父に諭され、自分のためには暴力を振るわなくなった。そして中学の時、不良に絡まれているところを一護に助けられる。そこで一護と「互いのために拳を振るう」という誓いを交わし、それ以降、一護と共に行動している。
元々霊感は全く無かったが、死神の力を得た一護の影響で、少しずつ霊力を持つようになった。一護の妹である夏梨が虚に襲われているのを守ったことをきっかけに右腕に鎧が装着され、霊力による打撃を放つことが出来る能力が開花した。
ルキアを救出するのに参加したのも、一護がルキアを助けたいと思ったからである。それほど一護との絆は堅い。

物語の最後ではプロボクサーになって、世界タイトルに挑戦している。

石田 雨竜(いしだうりゅう)

一護のクラスメイトにして、滅却師の生き残りの一人。生き残った滅却師たちが尸魂界からの監視を受け続ける最中、最後の滅却師と言われていた祖父である石田宗弦(いしだそうけん)に小さい頃から憧れ、彼のもとに志願し滅却師としての手ほどきを受けていた。

師匠である宗弦が死神に見殺しにされたことから死神を憎んでいた。死神代行である一護もその例外ではなかった。一護が死神になったことに気づいた雨竜は、一護に勝負を持ち掛ける。それは虚を呼び寄せる撒き餌を使い、どちらが多く虚を倒せるか競うというものだった。雨竜は周囲を脅威に晒す様な非常に危険な行為を用いてでも、滅却師の力を証明しようとしたのだ。この戦いで大虚を一護が迎え撃ったことで、尸魂界に一護とルキアの存在がバレてしまう。
一護と接するうちに徐々に死神に対する考え方が変わってゆき、お互いに憎まれ口を言いながらも一護たちの傍にいるようになる。一護とはいわゆる腐れ縁となっている。
ちなみに雨竜の父である竜弦は一護の母である真咲のいとこなので、雨竜と一護ははとこの関係にある。

千年血戦篇では、一護が藍染と共闘してユーハバッハと戦っている最中に「静止の銀」の鏃で奇襲をかけてユーハバッハの能力「全知全能」を一時的に無効化し、勝利に貢献する。
物語の最後では、父が院長を務める空座総合病院で医師になっている。

黒崎一護の名言・名セリフ/名シーン・名場面

「兄貴ってのが…どうして一番最初に生まれてくるか知ってるか…?後から生まれてくる弟や妹を守るためだ!」

死神代行篇にて、井上織姫が虚に襲われたシーンでの一言。織姫は幼少期に両親を失っており、唯一の肉親だった兄も本編が始まる3年前に亡くなっている。その兄が虚になって襲い掛かっているところに、まだ死神になったばかりの一護が、同じように妹がいる兄として「兄貴ってのが…どうして一番最初に生まれてくるか知ってるか…?後から生まれてくる弟や妹を守るためだ!」と熱く語る。

「『助けてえ』んじゃねえよ…!『助ける』んだ!」

尸魂界篇で一護がルキアを救出するために恋次と対峙した際の名言。

恋次の攻撃に防戦が続く一護に「しぶとい野郎だ。そんなにルキアを救いたいか」と眉をひそめながら問いかける恋次に対して、一護は「『助けてえ』んじゃねえよ…『助ける』んだ!」と自分を助けてくれたルキアを絶対に助けるという決意が現れた一言だった。

黒崎一護の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

ジャンプで連載されていたギャグ漫画『ピューと吹く!ジャガー』に登場していた

2006年に発売された『週刊少年ジャンプ』6・7号にて同じジャンプ漫画である『ピューと吹く!ジャガー』に登場し、ハマー(浜渡浩満)を斬っているところが描かれている。
ちなみにタイトル題字は『BLEACH』の原作者である久保帯人が描いた。

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草鹿やちる(BLEACH)とは【徹底解説・考察まとめ】

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草鹿やちる(くさじし やちる)は、久保帯人によって『週刊少年ジャンプ』で連載されていた『BLEACH』の登場人物で、護廷十三隊十一番隊副隊長。北流魂街79地区・草鹿に生まれ、赤子の頃に剣八に拾われる。無邪気で人懐っこい性格で、よく剣八の肩に乗っている。護廷十三隊の中でも、剣八に唯一指示を出し、わがままを言うことができる。千年血戦篇以降は消息不明となったが、明確な理由は語られていない。斬魄刀は三歩剣獣(さんぽけんじゅう)、解号は「でておいで三歩剣獣」。

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更木剣八(BLEACH)とは【徹底解説・考察まとめ】

更木剣八(BLEACH)とは【徹底解説・考察まとめ】

更木剣八(ざらきけんぱち)とは、『BLEACH』に登場する護廷十三隊の中でも武闘派が集まる十一番隊の隊長を務める男だ。「剣八」とはその代の最強の剣士の呼び名で、生まれたときに名前を持たなかった剣八は自分で自分に「剣八」と名付けた。名前の通り非常に好戦的で、強い者との戦いを至上の幸福としている一方で、自身が強すぎるあまりに対等に渡り合える敵がなかなか現れず、主人公の一護と出会うまで退屈しきっていた。最終章「千年血戦篇」で初代剣八の卯ノ花との戦いを通して初めて自身の斬魄刀の名前を知る。

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