ダニエル・カルーヤ / Daniel Kaluuya

ダニエル・カルーヤ / Daniel Kaluuya

ダニエル・カルーヤ(Daniel Kaluuya)は、イギリスの俳優、脚本家。9歳で初めて演劇の脚本を書き、その後即興劇での活動を開始する。子役として地元の劇場で演劇を始め、ドラマ『Shoot the Messenger』にリース役で出演。2007年から放送されたテレビドラマ『スキンズ』に出演し、同作では2つのエピソードの脚本も手掛けている。同作への出演後はテレビシリーズへの出演が増え、2009年にはITVのコメディ『FM』でレギュラーキャストを務めて人気を博す。同年末にはスクリーン・インターナショナル・マガジンが毎年行っている「明日の英国スター(UK Star of Tomorrow)」に選出された。2017年には主演を務めた映画『ゲット・アウト』での演技が国際的な称賛を集める。同作ではアカデミー賞、ゴールデングローブ賞、全米映画俳優組合賞、英国アカデミー賞などの各主演男優賞にノミネートされ、翌2018年にはライジング・スター賞を受賞した。2020年には『ユダ&ブラック・メシア 裏切りの代償』でアカデミー助演男優賞、ゴールデングローブ賞の助演男優賞を受賞。主演も助演もこなす安定感のある演技には定評があり、英国きっての実力派俳優として国際的な知名度を築いている。

ダニエル・カルーヤ / Daniel Kaluuyaの関連記事

ボーダーライン(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

ボーダーライン(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ボーダーライン』とは2015年に製作された犯罪・サスペンス・アクション・ドラマを扱ったアメリカ映画である。現場で活躍するFBIの女性捜査官がメキシコの麻薬カルテル撲滅のために組織されたチームにスカウトされ、アメリカとメキシコを股にかけた麻薬戦争の実情を目の当たりにするという話である。監督は『ブレードランナー2049』のドゥニ・ヴィルヌーヴが務め、『オール・ユー・ニード・イズ・キル』のエミリー・ブラント、『トラフィック』のベニチオ・デル・トロらが出演した。

Read Article

ゲット・アウト(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

ゲット・アウト(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ゲット・アウト』とは2017年に公開されたアメリカのサイコ・スリラー映画である。監督・脚本を務めるのはジョーダン・ピール。主人公の黒人男性をダニエル・カルーヤが演じた。アフリカ系アメリカ人の写真家、クリス・ワシントン。白人の恋人であるローズ・アーミテージの実家を訪れたことで、常軌を逸脱した悍ましい陰謀に巻き込まれていく。大勢の白人が集うパーティーが開かれ、クリスは次のターゲットに選ばれていた。本作はアメリカに深く根付いている人種差別の社会的な問題に、映画で踏み込んでいった作品である。

Read Article

NOPE/ノープ(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

NOPE/ノープ(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『NOPE/ノープ』は、2022年8月26日に日本で公開されたジョーダン・ピール監督・脚本のホラー映画作品。日本の配給会社は東宝東和。田舎町で牧場を経営し、ハリウッドへ撮影用の馬を貸し出し生計を立てているヘイウッド一家。ある日突然、空から金属片が降ってくる。OJの父はその金属片が頭部に直撃し亡くなってしまう。数カ月後、OJは心の傷が癒えないまま家業を継ごうと必死だったが、父が亡くなった異常現象の謎に挑むことを決心する。単なる「ホラー映画」ではなく、黒人差別の歴史を踏まえた作品となっている。

Read Article

子タグ