ピアスの少年/P1主人公(女神異聞録ペルソナ・P1)とは【徹底解説・考察まとめ】

ピアスの少年/P1主人公とは、株式会社アトラスのジュブナイルRPGシリーズ『ペルソナ』の1作目の主人公である。ゲーム内においての彼の名前はプレイヤーが決める為、ゲーム内での決まった名前は存在しない。本作の舞台である「御影町」にある「聖エルミン学園」に通う男子高校生。ある日、友人達と聖エルミン学園で流行っていた儀式「ペルソナ様」を試した結果、ペルソナ能力を手にする。その後、御影町で起き始めた様々な異変を解決する為、ペルソナの力を使って異変の原因を探っていく事になる。

「御影町」にある学校「聖エルミン学園」に通う男子高校生、P1主人公。ある日彼は、友人であるブラウン/上杉秀彦(うえすぎ ひでひこ)の提案により、友人達と共に儀式「ペルソナ様」を行う事になる。ペルソナ様は、聖エルミン学園の生徒達の間で流行っている遊びであり、儀式を行うと何かしらの超常現象が起こるといわれていた。その話が本当か検証してみよう、という事になったのである。
儀式は何事もなく終了。しかし儀式が終わった直後、P1主人公達の前に白い服を着た少女が現れる。驚愕するP1主人公達を前に、少女は彼らに向けて雷撃を放ってくる。突然の事に避ける間もなかったP1主人公達は、雷に打たれ気を失い、その場に倒れてしまう。

意識を失ったP1主人公達は、「フィレモン」と名乗る不思議な男と出会う夢を見る。フィレモンはP1主人公達にペルソナ使いの才覚がある事を認めると、彼らにペルソナを授け、現実世界へ帰す。

目が覚めたP1主人公達は、雷撃を受けて気絶した事もあり、御影町内の病院へ受診しに行く。その病院には、入学してからほとんど入院したきりになっていたクラスメイトのマキ/園村麻希(そのむら まき)がいた。P1主人公達は自分達の検査も兼ねて麻希の見舞いに向かう。麻希は見舞いにきてくれた友人達に喜び歓迎するが、P1主人公達と話している最中にその容態が急変。ICU(集中治療室)へ運ばれて行く事になる。

麻希の容態を心配したP1主人公達は、彼女が運ばれたICUの前で治療が終わるのを待つ事にする。だがその時、突然激しい地震が起こる。地震は直ぐに収まったが、ICUに運ばれた麻希の安否が気になった友人のマーク/稲葉正男(いなば まさお)がICUの方へ駆け出す。だがICUのドアの向こうにあったのは壁で、そこにある筈の治療室は消えてなくなっていた。
驚愕するP1主人公達。その時、病院のロビーの方から看護師の悲鳴が聞こえてくる。ひとまずロビーへP1主人公達が向かうと、そこには地下の霊安室からゾンビになって生き返った元患者達が人間を襲っている光景があった。

ゾンビ達との戦闘を開始したP1主人公達は、そこでペルソナ使いとしての力を覚醒。ペルソナを召喚し、ゾンビを撃退する。ICUの消失にゾンビの出現、次々と起こる異変に混乱するP1主人公達だったが、異変が起きているのは病院内だけではなかった。実はその頃、病院の外、御影町内全体で「悪魔が出現する」という異変が起きていたのだ。

御影町で起き始めている異変を知ったP1主人公達は、ペルソナ使いの力を使って町で起こる異変の原因を探っていく事にするのだった。

雪の女王編

「雪の女王」にまつわる噂を耳にするP1主人公

「雪の女王」にまつわる呪いの噂を女子生徒に教えて貰うP1主人公。

ひとまずP1主人公達は、病院から一度学校へ様子を見に戻る事にする。その最中、P1主人公と共に居た友人のなんじょうくん/南条圭とブラウンとマークが、武器を探しに行くと行ってP1主人公達と別れてしまう。

残った友人達と学校へ戻る事になるP1主人公。学校では御影町で起きる異変を前にした教師や生徒達が、皆で協力しながらなんとか危機を脱しようとしている最中だった。P1主人公は、一旦友人達と別行動を取る事決め、1人で校内を回り始める。その最中でP1主人公は「雪の女王」の仮面にまつわる噂を耳にする事になる。「雪の女王」の仮面とは、かつて演劇部で使われていた演劇「雪の女王」用の仮面だった。演劇内の主要キャラクターである「雪の女王」を演じる事になった部員がつける仮面なのだが、それをつけたものは次々と謎の死を遂げているのだという。怪談めいた噂に、P1主人公はその存在を訝しむ。だが、校長先生から自分達の担任である教師、高見冴子(たかみ さえこ)がかつてその仮面をつけて「雪の女王」を演じたという話、さらには冴子の親友が謎の死を遂げているという話を教えられた事から、噂は本当なのではないか、と考えるようになる。
校長曰く、「雪の女王」の仮面は体育館の倉庫にしまってあるとの事だった。「雪の女王」の仮面が気になったP1主人公は、体育館の倉庫へ向かい、勝手に仮面を取り出してしまう。

「雪の女王」に身体を乗っ取られてしまった冴子先生

「雪の女王」の仮面を発見した主人公は、後からやってきた教師から「体育館を(悪魔が入らないように)封鎖するから出ていくように」と促される。教師の言う通り体育館の外に出たP1主人公は、渡り廊下がある場所へ向かう。そこには学校を覆う塀に空いてしまった穴を前に話し合いをしている友人、アヤセ/綾瀬優香(あやせ ゆか)とゆきのが居た。2人曰く、今しがた怪我をした南条をブラウンとマークが連れ帰ってきたのだが、その時、校舎からICUと共に消えた筈の麻希が現れたのだという。入院していたとは信じられない程に元気になっていた麻希は、そのまま稲葉と共に街の異変の原因を探ると言って、学校の外へ出ていってしまったのだそうだ。
突然の事態にどうするべきか3人が悩んでいると、そこへ冴子がやってくる。3人からマーク達の事を聞いた冴子はマーク達を追って外へ出ようとするが、ゆきのがそれを止める。ゆきのに止められた冴子は、外に出ようとするのを諦めるが、その時、P1主人公が持っている「雪の女王」の仮面に気づく。

懐かしさからか、冴子はP1主人公達に演劇「雪の女王」のあらまし、そして仮面にまつわる呪いの話を語り始める。怖がるアヤセ。冴子は彼女を安心させようと「自分もつけた事があるけど大丈夫だった」と笑いながら、証拠を見せつけるかのように「雪の女王」の仮面をかぶる。しかしその瞬間、冴子の様子が急変。突然悲鳴をあげたかと思うと、次の瞬間、それに呼応するかのように聖エルミン学園が凍りついてしまう。

驚くP1主人公達。すると仮面をつけた冴子が突然自分のことを「冴子さん」と呼びながら、仮面をつけてしまった冴子自身の事を罵り始める。そこでP1主人公達は「雪の女王」の仮面取り付いていた「雪の女王」の意識が、冴子の身体を乗っ取っている事に気づく。「雪の女王」は冴子を生贄に「夜の女王」を召喚し、この氷でできた美しい世界を永遠のものにするのだとP1主人公達に告げる。そうして冴子を助けたいのならば、自分を探し出して仮面を冴子から外す事だと言って、その場で凍りつき、冴子の身体から仮面を外せないようにしてしまう。

冴子先生を救出する為、「雪の女王」が用意した4つの塔を攻略するP1主人公と仲間達

突然の事態に困惑するP1主人公達の前に現れたフィレモン。

突然の事態に混乱するP1主人公達。とりあえず冴子を助けようという事になるが、「雪の女王」を探そうにも手がかりが何もない事でお手上げ状態になってしまう。するとそこへ、フィレモンが姿を現す。困っているP1主人公達を助けるかのように、彼は1枚の大きな「鏡の枠」をP1主人公達に渡す。そうして「雪の女王」が学校内に作り上げた4つの塔を攻略し、そこで「鏡の破片」を見つけてここにはめ込む事ができれば、「雪の女王」をどうにかする事ができるだろうとP1主人公達に告げ、去っていく。

ひとまず「雪の女王」を追いかけるにしろ、鏡の破片を探すにしろ、3人だけでは心もとないというアヤセの発案で、P1主人公達は一度校内に戻って仲間になってくれそうな生徒達を探す。学校内は「氷の城」という名前に変わっており、P1主人公達はここが攻略すべき塔の1つである事を察する。そうして自分達と同じようにペルソナ使いに覚醒していた友人達を仲間にしたP1主人公達は、「鏡の破片」を探しを開始。ひとまず氷の城から外に出、別の塔から攻略を始めていく。

「ヒュプノスの塔」、「ネメシスの塔」、「タナトスの塔」と名のつけられた3つの塔。各塔にはそれぞれ、その塔の主である人物がいた。その人物達は皆、かつて「雪の女王」の仮面をつけた生徒達であり、それぞれの心の「弱いところ」を狙われ、その心につけいられる形で「雪の女王」の仮面に殺されていた。そうして死後、「雪の女王」の力でもって塔の主をするように命令を受けていたのである。

彼女達と戦い、各塔を攻略していくP1主人公達。各塔に隠された鏡の破片を集め、鏡にはめこんでいく。全ての破片をはめ込み終えた時、鏡が光始める。それを見たP1主人公達は、この鏡に冴子を助ける力が宿ったのではないかと判断し、最初に「雪の女王」と出会った中庭へ向かってみる事にする。

「雪の女王」との戦闘、冴子先生と「雪の女王」の過去

P1主人公に、光る鏡を凍りついた「雪の女王」(冴子)に向けるように言うゆきの。

中庭では氷ついたままの冴子が立っていた。ゆきのはP1主人公に、光っている鏡を彼女の方へ向けるよう声をかける。P1主人公がゆきのに言われたとおりに鏡を冴子の方へ向けると、その瞬間、冴子を覆っていた氷が溶け、「雪の女王」が苦しみ始める。そうしてしばらくすると仮面が冴子の身体から外れる。仮面が外れた冴子は、そのまま意識を失ってその場に倒れるが、仮面は宙に浮いたまま冴子の方へ恨めしげに「どうして」「なんでみんな冴子ばっかり」と声を荒げ始める。

すると突如、仮面の前に1人の女子生徒が現れる。顔が半分ただれた女子生徒の姿に驚愕するP1主人公達。どうやら彼女こそが「雪の女王」の仮面に取り付いていた「雪の女王」の正体であり、冴子の身体を乗っ取っていた人物のようだった。驚くP1主人公達を余所に、女子生徒と「雪の女王」の仮面はP1主人公達に攻撃を開始。P1主人公達は彼らとの戦闘を余儀なくされる。

なんとか女子生徒達を撃退する事に成功したP1主人公達は冴子の方へ駆け寄る。意識を取り戻した冴子は、自分の身を案じてきてくれたP1主人公達に「知美はどうしたのか」と尋ねる。初めて聞く名前に首を傾げるP1主人公達。冴子は彼らに、知美は自分の親友であり、「雪の女王」の仮面に取り付いていた女子生徒の名前である事を教える。そうして自分と知美の間にあった出来事を彼らに話す。

聖エルミン学園の演劇部員であった冴子。高校生活最後の部活動として演劇「雪の女王」を行う事になるが、「雪の女王」役のオーディションで同じ演劇部員であった親友の知美に負ける事になってしまう。しかし冴子はそれを悔しがる素振りは見せず、「雪の女王」の呪いの噂に怖がる知美を応援する。知美は冴子の応援に励まされ、「雪の女王」役を頑張る事に決める。だ、後日、演劇部の後輩達から「実は冴子が「雪の女王」役を怖がって、冴子に押し付ける形で役を辞退したのだ」という根も葉もない噂話を聞かされ、その話を信じてしまう。冴子が自分を裏切ったのだと思った知美は、後日彼女を演劇部の部室に呼び出し、物陰に隠れながら「お前のせいだ」と冴子を責める。責められた冴子は、なぜそうなったのかわからず困惑する。次の瞬間、そんな冴子の前に知美が姿を現す。「仮面が急に外れなくなった」「顔が熱い」「全部お前のせいだ」と再び冴子を罵りながら現れた冴子の顔は、その半分がただれており、冴子は予想外の親友の姿に悲鳴をあげてしまう。

親友があんな姿になったのは自分のせいなのだ、とP1主人公達の前で自分を責め出す冴子。P1主人公達は「先生のせいではない」と冴子をなだめるが、冴子は「自分が気づいていないだけで、本当は他人に親身になってる自分に酔ってるだけだったのかもしれない」と過去を悔やみ続ける。その時、突然P1主人公達の前に「夜の女王」と名乗る仮面の女が現れる。全ての戦いが終わったとばかりに思っていたP1主人公達は驚きながらも「夜の女王」と対峙する。「夜の女王」は、P1主人公達が知美を倒してくれた事でようやく自由を手に入れられた事、これで自分が「完全体」になれる事、そうしてこの夜を「無」と「絶望」で染まった世界に作り変える事をP1主人公達に告げる。

予想外の事態に再び驚愕するP1主人公達。そんな彼らに「夜の女王」は、「この氷の城の頂から、絶望の雪を降らす」と告げ、中庭から去っていってしまう。

「夜の女王」との戦闘、正体不明の謎の人物達

「夜の女王」を探して氷の城を探索していたP1主人公達が出会った、麻希と思われる仮面の女子生徒。

「夜の女王」の野望を阻止する為、彼女を探して氷の城の中を探索する事になるP1主人公達。するとその探索中、覚えのある女子生徒と遭遇する。真っ白な仮面をつけた女子生徒は、顔こそは見えなかったが、その姿はどう見ても麻希だった。マークと一緒に外に行ってしまった麻希がいる事に驚きながらも、P1主人公達が声をかけると彼女は「学校なんてなくなってしまえばいいのに」と言って、その場から消えてしまう。

驚きながらも再び氷の城の探索に戻る事にするP1主人公達。すると今度は黒い服の少女と白い服の少女に出会う。黒い服の少女は「黒い仮面をつけたP1主人公達と同じ服を着た人物」を、白い服の少女は「白い仮面をつけた人物」を探していた。黒い服の少女の方はわからなかったが、白い服の少女の方は麻希を探しているらしいと想像がついたP1主人公達は、白い服の少女に麻希の居場所を教える。黒い服の少女は「知らないなら、いいや」と言って、白い服の少女の方は「教えてくれてありがとう」と言って、P1主人公達の目の前から姿を消す。姿を消した少女達に驚き、なんだったのかと困惑するP1主人公達だったが、時間はないと再び「夜の女王」探しを再開する。

次にP1主人公達が出会ったのは、黒い服の少女が探していたと思われる「黒い仮面をつけたP1主人公達と同じ服を着た人物」だった。黒い仮面を被った聖エルミン学園の男子生徒だと思われる生徒は、P1主人公達に「麻希は何かを言っていたか」と尋ねる。そうして麻希が「学校なんてなくなってしまえばいいのに」と言っていた事を知ると、「彼女がそれを望むなら、ご機嫌気取りにそうさせてやるのもいいかもしれない」と言い残し、その場から消えてしまう。

次々と現れては消えていく人物達に困惑するP1主人公達だが、それでも「夜の女王」を探して校内の探索を続ける。すると、ある教室にいる「夜の女王」と遭遇する。「夜の女王」はP1主人公達を追い払う為、攻撃を仕掛けようとする。その時、黒い仮面をつけた男子生徒と麻希と思われる白い仮面をつけた少女が「夜の女王」の横に現れる。そうして「彼らを倒すのならば、我々が力を貸してやろう」と「夜の女王」の味方につき始める。

こうして「夜の女王」、そして黒い仮面の男子生徒、麻希と思われる白い仮面の少女と戦う事になったP1主人公達。激闘の末、なんとか勝利する事に成功する。負けた「夜の女王」は負けた事を悔しがりながら消えていく。麻希と思われる白い仮面の少女は「どうして」「この世界は自分の思う通りに動くはずなのに」と謎な言葉を、黒い仮面の男子生徒も「やはり付け焼き刃の力ではだめか」「君(P1主人公)とはまた会う事になるかもしれないな」と意味深な言葉を残して去っていく。

「夜の女王」達との戦いが終わり、P1主人公達は次は御影町内での異変をどうにかする為に、学校の外に出る事にする。冴子もそんな彼らの見送りの為、昇降口まで共に来てくれる。冴子はP1主人公に「何か夢はあるかい」と尋ねる。P1主人公が「はい」と返すと、冴子は「大きな事を成し遂げた今の気持ちを忘れずに頑張るんだよ」とP1主人公の背中を押す。冴子の言葉を胸に、P1主人公は自分の夢を叶える未来を手にする為にも、街で起こる異変を仲間達と共に解決する事を心に強く誓うのだった。

セベク編

消えた筈の園村麻希との再会

P1主人公達の前に元気になった姿で現れた園村麻希。

ゾンビとの戦闘を通してペルソナ能力を手に入れたP1主人公達。病院を出た彼らは、早速街で起こる異変の調査を開始する。すると、そんな彼らの前に居なくなった筈の麻希が現れる。だが現れた麻希は、病気のびの字も感じさせない程に元気な姿をしていた。それどころか「入院なんてした覚えはない」と言い張ったり、自分の事を「皆のアイドル、マキちゃんです!」と言い切ったりと、普段の病弱で大人しい麻希とは異なる姿を見せ、P1主人公達を困惑させる事になる。

しかしそんなP1主人公達の困惑も余所に、麻希は御影町で起きている異変の事を知ると、P1主人公達と共にその原因を探る事を決める。実は麻希もまた、ペルソナ使いとしての力に覚醒していたのである。自分達と違い、ペルソナ様をやっていない筈の麻希がペルソナ使いに目覚めた事にP1主人公達は驚くが、町を守りたいという麻希の真摯な思いを受け入れ、彼女を新たに自分達の仲間にする。

異変の根源である神取鷹久のもとへ乗り込むP1主人公と仲間達

異変の根源である神取鷹久を追いかけていたP1主人公達の前に現れた、謎の黒い服を着た少女。

御影町内に出現する悪魔達と戦いながら、街中を探索し続けたP1主人公達は、全ての原因が「佐伯エレクトロニクス&バイオロジカル&エネルギー・コーポレーション(通称:セベク社)」御影町支店の支店長、神取鷹久(かんどり たかひさ)にある事を知る。そこでP1主人公達は神取を捕まえる為、セベク社に乗り込む。だがそこで待っていたのは、「デヴァ・システム」と呼ばれる装置に乗り込もうとしていた神取だった。このデヴァ・システムは、神取が集めた研究者達によって作られた異次元世界への転送装置のようなもので、神取はこれを使い「神になる」という自らの野望を叶えようとしていたのである。それを知ったP1主人公達は彼を止めようとするが、寸前のところで神取は異世界に行ってしまう。だがその時、神取と一緒にデヴァ・システムに乗った、システムの開発者であるニコライ博士が、システムを暴走させ、彼もろとも心中を図ろうとする。

予想外の展開に驚くP1主人公達。その瞬間、真っ先に我に返ったマークが「ニコライ博士が犠牲になるのは間違っている」、「助けなければ」と慌て始める。だがもう1人の仲間、なんじょうくん/南条圭が、「自分の身を犠牲にしてまで、神取を阻止しようとしている博士の意思を尊重すべきだ」と言ってマークの主張を切り捨てる。意見が衝突した事で、言い争いを始めるマークと南条。その傍らでP1主人公は麻希に呼ばれてデヴァ・システムを起動させていると思われるスイッチがあるところへ向かう。理由はわからないが、なぜだかデヴァ・システムの使い方がわかるという麻希。P1主人公は彼女の言葉に従って、デヴァ・システムのボタンをいじる。だが、スイッチを押してもシステムの動きは変わらず、麻希とP1主人公は困惑する。

しかし、突如としてデヴァ・システムが正常に動き始める。その光景にP1主人公達が驚いていれば、彼らの前に黒い服を着た少女が現れる。黒い服の少女はP1主人公達に「パパは殺させないんだから」と告げたかと思うと、何かしらの能力を使い始める。眩しい光に包まれたP1主人公達は、そのまま意識を失ってしまう。

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