羊たちの沈黙(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『羊たちの沈黙』とは、1991年にアメリカで製作されたサイコ・スリラー映画で、アカデミー賞主要5部門を獲得した大ヒット作品である。トマス・ハリスの同名小説をジョナサン・デミ監督が映像化した。ジョディ・フォスターとアンソニー・ホプキンスが主演を務める。連続殺人事件の調査として、FBIは実習生クラリス・スターリングを抜擢。収監中の猟奇殺人犯で、元精神科医のハンニバル・レクターに捜査の協力をさせるべく派遣する。クラリスはレクターとの奇妙な関係を築く一方、自らの過去と対峙してゆくことになる。
ボイル警部補(演: チャールズ・ネイピア)
テネシー州メンフィスの警察官である。ボルチモアの精神病院からメンフィスに移送された猟奇殺人犯ハンニバル・レクターの監視及び警備の任務に就く。
今回の移送そのものが異例の措置であった。進行中の連続殺人事件の重要情報と引き換えに、テネシー州選出のルース・マーティン上院議員がレクターと取引を行ったためだ。マーティン上院議員の娘キャサリンが犯人に囚われており、救出するためにはどうしてもレクターの情報提供が必要であった。過酷な環境下にあるボルチモアから森の中の静かな病院への移送を申し出たマーティン上院議員は、レクターから犯人の特徴や本名を聞き出す。そして、その見返りは即座に実行に移され、レクターはメンフィスに運ばれてきたというわけだ。
だが、警備上の都合により移送先である病院の準備が整うまでの間、レクターは一時的にシェルビー郡裁判所に収容される。広いフロアの中央に檻が設置され、ボイル警部補とペンブリー巡査部長が直接の監視任務に当たる。1階ロビーには10名ほどのチームが常駐警備に当たり、不測の事態に備えていた。レクターの行った犯罪の残虐性から、このような厳重な措置が取られているのだ。
だが、レクターはこの移送の機会を捉え脱走を企てていた。その緻密に計算された驚くべき計画は実行される。まずペンブリーが襲われ、続いてボイルまでが撲殺されてしまう。異変を察知した別フロアの警官たちが駆けつけると、ボイルは腹を割かれて内臓を曝け出した状態で磔にされて死亡していた。
ペンブリー巡査部長(演:アレックス・コールマン)
テネシー州メンフィスの警察官である。ボルチモアの精神病院からメンフィスに移送された猟奇殺人犯ハンニバル・レクターの監視及び警備の任務に就く。
ペンブリーは、相棒であり上官でもあるボイル警部補と共に、特設の檻に収監されたレクターを直接監視する任務に当たっていた。しかし、この機会を捉えて脱走を企てたレクターに襲われ、ペンブリーは顔面を食いちぎられてしまう。さらに自身が装備する目潰しスプレーを浴び、あまりの苦痛にのたうち回った。
続いてボイルも撲殺されてしまい、ペンブリーはなんとかその場から逃れようと床を這いつくばっていた。しかし「準備はいいかな?ペンブリー巡査部長」と言いながら、レクターはゆっくりと近づいて行く。そしてペンブリーの銃を奪い、数発の銃声を響かせたのだ。
その後、残酷にもレクターはペンブリーの顔面を剥がし、それをマスクとして被ったうえで衣服を取り替えて彼になりすまし、まんまと逃走に成功してしまった。
テート巡査部長(演:ダニー・ダースト)
テネシー州メンフィスの警察官である。ボルチモアの精神病院からメンフィスに移送された猟奇殺人犯ハンニバル・レクターの監視及び警備の任務に就く。
情報提供の見返りとして、レクターは劣悪な環境のボルチモアからメンフィスの静かな病院に移送される。これが急遽であったため、受け入れ側病院の警備準備が整うまでの間、レクターは一時的にシェルビー郡裁判所に移された。広いフロアの中央に特設の檻が設置され、全方位からの監視を行い厳重な警戒態勢が敷かれる。
レクターが収容されるフロアにおける直接的な監視任務は、ボイル警部補とペンブリー巡査部長のふたりが就き、テート巡査部長は1階ロビーで10名ほどの部下を指揮して詰めていた。テートと部下はFBIのクラリス・スターリング捜査官がレクターの面会に訪れた際、所持品の確認や注意事項を伝えるなどしている。
だが、レクターはこの機会を捉え脱走を企てていた。捜査官が帰ったあと、2度目の夕食を注文したレクターは、ペンブリーを襲い続いてボイルを撲殺してしまう。1階ロビーに詰めていたテートと部下たちは銃声を聞き、異変を察知してレクターが収容されているフロアに駆け付ける。彼らがまず目にしたのは腹を裂かれ、内臓を晒して磔にされたボイルの無残な姿だった。傍らには、顔面をひどく損傷したペンブリーが血まみれで倒れていた。周辺を捜索したがレクターの姿は無く、建物内のどこかに潜んでいると思われた。銃声からわずかな時間だったため、誰もこれほどまでの惨状は想像だにし得なかった。実は銃声もレクターの計画の一部であり、警官たちをここへ呼ぶためにわざと大きな音を立てたのだ。その意図は、ほどなく最悪の形で判明する。
部下がペンブリーにまだ息があると報告する。すぐさま救急隊が呼ばれ、ペンブリーは運び出された。しかし、このペンブリーと思われた警官姿の人物は搬送中、救急隊員を襲い殺害してしまう。この人物こそ、ペンブリーに変装したレクターだったのだ。驚くべきことにレクターはペンブリーの顔面をそっくり剥ぎ取り、それをマスクとして被り衣服も取り替えていたのである。
テートらは囚人服姿の男をエレベーターシャフトの中で発見するが、それはペンブリーの変わり果てた遺体であった。このカラクリが分かった頃、すでにレクターは逃走に成功して行方を晦ませてしまっていた。
連続猟奇殺人犯
バッファロー・ビル(演:テッド・レヴィン)
吹き替え:家中宏(ソフト版)、牛山茂(VHS版)
FBIが追っている連続猟奇殺人犯である。犯行の手口はほぼ一貫しており、ふくよかな若い白人女性だけを狙って誘拐した後、3日間生かしおいてから銃撃によって殺害する。生前中に残虐行為は行わないが、遺体からは必ず皮膚を剥ぎ取っている。また、主としてアメリカ北東部を中心とする不特定の河川に遺体を遺棄しており、それは広大な領域に及ぶ。さらに河川の水に遺体が洗い流され、且つ移動もしてしまうので、遺棄地点の特定が困難であることと、DNAなどの証拠も得られない。彼は巧妙で、用心深く慎重であり事件解決の手掛かりらしいものはほとんど残さなかった。
そのため、FBIは収監している殺人犯から聴取を行い、犯罪者の心理面からデータを集め分析(プロファイリング)を進めることで、この件を含めた未解決事件の捜査に役立てようとしていた。
バッファロー・ビルという呼び名は、事件を取り扱った警察官が付けたあだ名から始まっており、これはアメリカの西部開拓時代に活躍したガンマンのあだ名から取っている。そのガンマンとは、バッファローを狩りまくって名を上げたウィリアム・フレデリック・コーディという人物のことである。また、ややこしいがバッファローも正式にはアメリカ・バイソンのことで、アメリカやカナダで一般的にそう呼ばれる、群れをなして生息していた水牛のことである。西部開拓時代に白人に狩り尽くされ、ほぼ絶滅しかけたが近年の保護活動により徐々に個体数は増えてきている。当時バッファローは食肉用途もあったが、主に毛皮を取るために狩られまくった経緯がある。そのため担当した警察官は、遺体から皮膚を剥ぎ取るという事件の残忍性から、この呼び名を付けたものと考えられる。
FBIはこの事件を含めた一連の捜査で、ある人物の調査任務に実習生クラリス・スターリングを抜擢する。その人物とは、猟奇殺人犯として精神病院に収監されている元精神科医ハンニバル・レクターであった。彼の元にクラリスを派遣して協力を取り付け、その卓越した洞察力を利用してバッファロー・ビルの人物像や犯行の動機などの分析を始めたのだ。やがてひとつずつ浮かび上がってきたのは、複雑で入り組んだ思考を持つ犯人の特徴であった。犯人は性的倒錯者(注:現代では性同一性障害と言い換えるのが自然である)と自らそう思い込み、そのように行動している。また、捜査の過程で得られた手掛かりから、強い変身願望があることも明らかになる。しかも、その願望を達成するためには手段を選ばず、異常なまでの凶暴性を発揮するのだ。そして、レクターが指摘するいくつものヒントからクラリスは独自の仮説を導き出し、オハイオ州ベルベディア(注:架空の町名)の町に向かう。そこで聞き込み捜査などを経て、ある古い建物に住む男性にたどり着いた。その男性こそがまさしくバッファロー・ビルであったのだ。正体を見破られたと感じたバッファロー・ビルはクラリスを銃撃しようとするが、一瞬だけ彼女の動きが速く、撃たれて死亡した。
バッファロー・ビルは最後まで謎の人物として描かれており、エンドロールでクレジットされている「ジェイム・ガム(Jame Gumb)」という名も偽名もしくは別人の可能性がある。なぜなら、FBIの主任捜査官ジャック・クロフォードが容疑者の自宅を捜索する場面に挿入される男の写真は、バッファロー・ビルと特徴の似ている別人の顔のように見えるからだ。そのためバッファロー・ビルの正体は「ジェイム・ガム説」と、居住していた家や彼の動機を根拠とした「リップマン夫人の息子説」が本作の公開から何年経てもなお、映画ファンの間で議論され続けている。
また、動機の解明において重要なのは、彼の切なる願望は「変身すること」だということである。まず、彼は自分が性的倒錯者であると思い込み、性転換手術をしようとする。しかし、実際の彼は性的倒錯者ではないので事前審査などに通らず、病院に断られる。つまり、変身願望が叶わない状況に陥った。彼は殺害した女性から剥ぎ取った皮膚でドレスを作っているのだが、そもそも殺人自体が動機ではなく女性の皮膚をまとうことが目的である。彼は女性の皮膚を着ることで、女性になろうとしているのである。その行為までを含め、彼の変身願望はようやく完結するのだ。それは、遺体の喉に「スズメガ」のサナギを詰めるという行為にも象徴されている。ガは芋虫からサナギになり、やがて羽を付けた成虫へと変化する昆虫だからである。その意味では、彼の欲望の中にはガに変身することも含まれるかもしれない。本作においてバッファロー・ビルは2度、赤外線暗視スコープを装着する場面があるが、あれは本人がガになっているつもりであると、多くの映画ファンの間で解釈されている。ガが夜行性であるからだ。
『羊たちの沈黙』の用語
地名・関連地図
本作は主にアメリカ北東部を中心に物語が進行するが、それでも広大な範囲に及んでいる。作中でFBI捜査官らが航空機を移動手段とする場面がいくつか描かれており、FBIの捜査活動がいかに壮大なスケールで行われているかが分かる。登場する主な地名は以下の9つである。
1 バージニア州クワンティコは、クラリス・スターリングが訓練に励むFBIアカデミーの所在地。クワンティコ海兵隊基地の敷地内にある。
2 メリーランド州ボルチモアは、ハンニバル・レクターが収監されているチェサピーク州立病院、ボルチモア精神異常犯罪者診療所の所在地である。また、ヘスター・モフェット名義の貸倉庫があった場所でもあり、クラリスはここから重要な手掛かりとなるホルマリン漬けの首を発見する。
3 ウェストバージニア州クレイ郡エルク川は、バッファロー・ビルの6人目の犠牲者が発見された場所である。また、ウエストバージニア州はクラリスの出身地でもある。ちなみに、他の犠牲者の発見場所として捜査資料の地図にはケンタッキー、インディアナ、イリノイの3州にも印が付けられている。それらはアメリカ中西部(内陸)の州である。
4 テネシー州メンフィスは、キャサリン・マーティンがバッファロー・ビルに誘拐された都市である。母親のルース・マーティン上院議員はメンフィス国際空港でレクターと面会し、情報の見返りにこの地の病院への移送を許可する。また、レクターが脱走劇を繰り広げたシェルビー郡裁判所もほぼ同じ地域にある。
5 ワシントンD.Cスミソニアン自然史博物館は、エルク川の遺体の喉から発見されたスズメガのサナギを調べた研究者が勤める場所である。
6 プラム・アイランドは、ニューヨーク州ロングアイランドのノースフォーク沖にある小さな島。プラム・アイランド動物疾病センターの所在地で、クラリスがレクターに提示した取引に登場し、彼女は1年に1度ここの砂浜で散歩できると言ってレクターにウソをついた。
7 イリノイ州カリュメット・シティは、キャルメットまたはカリュメット川(Calumet River)周辺の地域のことで、本作に登場する都市名は北部のシカゴである。バッファロー・ビル事件で、最初の犠牲者フレデリカ・ビンメルは失踪した日にここを訪れている。また、容疑者ジェイム・ガムの住所であり、ジャック・クロフォード率いる部隊が捜索したがもぬけの殻であった場所だ。
8 オハイオ州ベルベディアは、フレデリカ・ビンメルの住所であり、バッファロー・ビルが住むリップマン夫人の家がある。本作におけるベルベディアまたはベルヴェデーレ(Belvedere)は架空の町名である。実在の都市名ベルベディアはカリフォルニア州にあり、オハイオ州には無い。
9 バハマは、本作中で地名としては描かれなかったが、レクターはここでFBIアカデミーを卒業したクラリスに電話をかけた。カリブ海に浮かぶ島国の名前である。
FBI(FBI行動科学課・FBIアカデミー)
FBIとは、連邦捜査局(Federal Bureau of Investigation)の略称である。アメリカ合衆国における警察機関のひとつとして、国内の治安維持を担っている。テロやスパイ対策のみならず、複数の州を跨ぐ広域的殺人事件などの捜査を行う。また、誘拐事件では通報から24時間を経過した時点で広域事件とされ、自治体などの警察組織からFBIに管轄が移される。
行政部門としてのFBI本部はワシントンD.C.にあり、バージニア州北部には捜査部門の中心となるクワンティコ本部が置かれている。ジャック・クロフォード率いる行動科学課はクワンティコ本部に所属している。
行動科学課とは、犯人や事件を様々な視点から科学的に分析(プロファイリング)すべく設けられた部署である。1970年代以降より急激に増加した、性的暴行及び殺人事件などの凶悪事件に対応するため結成された。最先端の科学技術や、新しい手法を用いた捜査の研究開発に取り組んでおり、証拠に基づく多くのデータから犯罪心理などの分析を進めている。犯罪者が何を考えどのように行動し、何をしようとしているのかを理解し、手掛かりとなる人物像を割り出すのだ。
また、クラリス・スターリングが実習生として参加するFBIアカデミーとは、FBI捜査官になる為の訓練施設である。超難関とされる資格試験に合格した者のみが入学を許され、その後20週間に及ぶ過酷な訓練を受ける必要がある。さらに適正審査も行われ、不合格の者は訓練中であっても強制的に退去させられるという。
性的倒錯者
性的倒錯、性的嗜好障害、あるいは性嗜好異常などを総称してパラフィリア(Paraphilia)という。人間の性的行動において、精神病理学的にこのパラフィリアの症状を示す者を性的倒錯者と呼ぶ。
ただし、性道徳や性的嗜好は抽象的な概念であり、その基準や境界線はあいまいである。時代や文化、価値観によって解釈や定義は多様に存在するのだ。また、偏見や差別の原因となる場合があるとされ、こうした言葉の使用について近年ではあらゆる業界において配慮がなされている。
本作が公開された1990年代以降に、少しずつそうした配慮がされ始めた為、出演者のセリフや字幕では性的倒錯者という表現が当時の時代背景そのままに使用されている。
つまり、2020年代風の価値観で言い換えると「性同一性障害」とするのが、本作の登場人物を理解するうえで違和感なく受け入れられる概念だと思われる。性同一性障害とは、自分の肉体的な性と、精神的な性(自分自身が自分の性をどう感じているか)が一致しない状態のことをいう。
レクターによる分析を借りれば、バッファロー・ビルは自分を性同一性障害だと思い込みそのように行動している。(肉体は男性だが内面が女性だと、本人が勝手に思い込んでいる)しかし、実際には違うので精神的に矛盾を起こし、衝動を満たすため犯罪に手を染めた。という解釈になる。
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目次 - Contents
- 『羊たちの沈黙』の概要
- 『羊たちの沈黙』のあらすじ・ストーリー
- クラリス・スターリング
- ハンニバル・レクター
- バッファロー・ビル
- チルトン博士
- 子羊の悲鳴
- 対決
- 羊たちの沈黙
- 『羊たちの沈黙』の登場人物・キャラクター
- 主人公
- クラリス・スターリング(演:ジョディ・フォスター)
- ハンニバル・レクター(演:アンソニー・ホプキンス)
- FBIの上司・同僚
- ジャック・クロフォード(演:スコット・グレン)
- アーディリア・マップ(演:ケイシー・レモンズ)
- ボルチモア精神病院の人物
- フレデリック・チルトン医師(演:アンソニー・ヒールド)
- バーニー(演:フランキー・R・フェイソン)
- 事件の被害者と母親
- キャサリン・マーティン(演:ブルック・スミス)
- ルース・マーティン議員(演:ダイアン・ベイカー)
- メンフィス警察の人物
- ボイル警部補(演: チャールズ・ネイピア)
- ペンブリー巡査部長(演:アレックス・コールマン)
- テート巡査部長(演:ダニー・ダースト)
- 連続猟奇殺人犯
- バッファロー・ビル(演:テッド・レヴィン)
- 『羊たちの沈黙』の用語
- 地名・関連地図
- FBI(FBI行動科学課・FBIアカデミー)
- 性的倒錯者
- テープレコーダー
- インスタントカメラ
- 赤外線暗視スコープ
- 『羊たちの沈黙』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- クラリス「そうね、あなたは食べた」
- レクター「そいつの肝臓を豆と一緒に食ってやった。ワインのつまみにね」
- レクター「勇敢なクラリス。子羊の悲鳴が消えたら知らせておくれ」
- 『羊たちの沈黙』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- ポスターに隠された秘密
- アンソニー・ホプキンス(レクター博士)の強烈な存在感
- ジョナサン・デミ監督の不安を吹き飛ばしたジョディ・フォスターの演技力
- バッファロー・ビルのモデルは3人の殺人鬼
- ふたりの映画界レジェンドがカメオ出演
- 数多く製作された続編・スピンオフ
- 『羊たちの沈黙』の主題歌・挿入歌
- 挿入歌: Howard Shore『Main Title』
- 挿入歌: Howard Shore『Quid Pro Quo, Yes or No』
- 挿入歌: Howard Shore『Lecter Escapes』
- 挿入歌:Tom Petty & The Heartbreakers『American Girl』
- 挿入歌:Colin Newman『Alone』
- 挿入歌:Q Lazzarus『Goodbye Horses』
- 挿入歌:Bach『Goldberg Variations BWV988』演奏者:Glenn Gould(1955)
- 『羊たちの沈黙』のオリジナル・サウンドトラック
- 収録曲
- 『羊たちの沈黙』の予告編