海堂薫(テニスの王子様)の徹底解説・考察まとめ
海堂薫(かいどう かおる)とは、『テニスの王子様』および『新テニスの王子様』の登場人物で、青春学園中等部男子テニス部に所属する、中学2年生である。2年生でありながらレギュラーに抜擢される実力者。長いリーチを活かした「スネイク」が必殺技。また持久戦を得意としている。スネイクで相手の体力をじわじわ削っていくプレイスタイルから、「マムシ」の異名がつく。
短気な性格と鋭い目つきで誤解されがちだが、礼儀正しく努力家である。主人公の越前リョーマを迎え、新たなレギュラーメンバーで全国大会優勝を目指す。
決勝
青春学園 vs 山吹中 3-1で勝利
(補欠)
校内ランキング戦
Bブロック
海堂 vs 西秀人 ○6-0●
(試合描写なし)
海堂 vs 中浜佑哉 ○6-0●
(試合描写なし)
海堂 vs 二ノ瀬学 ○6-0●
(試合描写なし)
海堂 vs 林大介 ?-?
(試合描写なし)
海堂 vs 河村隆 ?-?
(試合描写なし)
青学は都大会優勝し、関東大会出場が決まった。関東大会に向けて改めてレギュラーメンバーを選抜するために校内ランキング戦が行われる。順当に勝ち上がった海堂は関東大会でもレギュラーメンバーに選ばれた。
河川敷
部活から帰宅後、河川敷でトレーニングに励む海堂。未だ未完成のブーメランスネイクについて考えていた。そこに現れた乾から手ぬぐいを差し出され、川の中で素振りをするように言われる。乾によるとこの練習を続けると、手首のスナップだけではなく体全体で振り抜けるようになり、ブーメランスネイクの習得につながるのだという。はじめは重くて振り抜けなかったが練習を重ね、1週間後には長さが2倍の手ぬぐいを振り抜けるまでになった。これには提案した乾も驚く。そして乾は海堂にダブルスを組むことを提案する。シングルスを希望する海堂は断るが、手塚・不二・越前がいる限りシングルスのチャンスは回ってこないことを指摘される。さらに「俺とのダブルスをブーメランのレベルアップの為に利用してみたら?」と言われ、乾とのダブルスに承諾する。
関東大会
1回戦
青春学園 vs 氷帝学園 3-2で勝利
D1 乾貞治・海堂薫 vs 宍戸亮・鳳長太郎 ●3-6○
序盤から鳳長太郎(おおとり ちょうたろう)の必殺のスカッドサーブに苦戦する。対して海堂も、シングルスコートまでは戻らないが、以前よりキレを増したブーメランスネイクを見せた。海堂の気迫に触発された乾も鉛の板を仕込んでいたリストバンドを外し、超高速サーブで攻め込んでいく。中盤、宍戸亮(ししど りょう)の瞬間移動のようなダッシュでどの攻撃も返球され劣勢に追い込まれる。海堂は乾に対し「俺はもう好き勝手に動かせてもらう」と言い、1人でがむしゃらにプレイする。しかし実はやけくそになったふりをして、乾に対戦相手の正確なデータを取る時間を作っていたのだ。乾のデータに基づき、攻めることで再び試合は優勢に転ずる。さらに海堂がブーメランスネイクをシングルコートに叩き込む事に成功し、完璧なブーメランスネイクが完成した。乾も海堂も自身の求めるテニスに拘り、不器用ながらも信念を貫き通した。そして6-3で惜しくも宍戸・鳳ペアに敗れた。
試合終了後、海堂が完璧なブーメランスネイクを会得したことで、乾とのダブルスは解消と思われた。しかし海堂は「まだダブルスであんたに借りを返していない」と言い、ダブルスを継続する意思を見せた。
準々決勝
青春学園 vs 緑山中 3-0で勝利
D2 乾貞治・海堂薫 vs 高瀬聖人・北村航 ○6-1●
緑山中は元プロテニス選手の季楽泰造(きらく たいぞう)がコーチをしているチームである。海堂は乾と共にダブルス2に出場し、高瀬聖人(たかせ まさと)・北村航(きたむら わたる)ペアと対戦した。序盤から乾の高速サーブで攻め、一気に40-0まで連続得点する。すると高瀬・北村は途端にレシーブを打とうともしなくなる。高瀬・北村は連続5得点を粘って体力消費するよりも、1ゲーム目は捨て2ゲーム目を取り返せばいいという、合理的かつ淡白な考えを持っていた。高瀬と北村は宣言通り、2ゲーム目で多彩な攻撃を繰り出すが、海堂はどの打球にも諦めずに食らい付く。北村は「無駄に走り回って粘ってくたびってりゃ世話ねーべな」と言うが、海堂は息ひとつ乱さず「粘り?見たいか」と言い放つ。その後、海堂は粘りのラリーを続け、最後はブーメランスネイクを叩き込み勝利した。乾からは「お前の粘りについていける奴はもう居ないよ」と評される。
準決勝
青春学園 vs 六角中 3-0で勝利
S3 海堂薫 vs 葵剣太郎 ○7-5●
ゲームカウント4-0まで一気に決まり、圧倒的優勢な試合展開になる。しかし対戦相手の葵剣太郎(あおい けんたろう)は自分にあえてプレッシャーを与えて緊張感を楽しみながら大逆転を狙うことに拘っており、4-0もわざとであった。5ゲーム目から動きが格段に良くなり、葵は狙ってコードボールを打つという神技も見せた。海堂はコードボールによる連続失点に痺れを切らし、無理やり返球しようと走り転倒。頭から出血する怪我を負う。しかし海堂はすぐにバンダナで傷口を覆い試合に戻る。自身の戦い方にこだわる葵対し、「気に入った」と褒めた上で、「俺流のテニスで貴様を倒す事にする!!」と宣言。そこからは気迫のこもった打球で、互いに譲らぬラリーが続く。葵はまたもコードボールを狙うが、体力が落ちてコントロールは鈍っており、ネットする。そこからは体力の落ちた敵をジワジワいたぶる様な自分自身のテニスに持ち込み、勝利した。
決勝
青春学園 vs 立海大附属中 3-2で勝利
D2 海堂薫・桃城武 vs 丸井ブン太・ジャッカル桑原 ●1-6○
試合の流れを掴むために、互いの長所を活かした、絶妙なコンビネーションでで奇襲をかける。しかし丸井ブン太(まるい ぶんた)の妙技 綱渡りに阻まれ、逆に主導権を奪われてしまった。さらに海堂はブーメランスネイクを打たされた挙句、ジャッカル桑原(じゃっかる くわはら)に完璧なポール回しで返球されてしまう。精神力の強い海堂といえど驚きと屈辱で、冷静にプレイすることが困難になってしまう。桃城は海堂の辛さを理解して、海堂のプレイをカバーしながら「テメーで這い上がってこい!!待ってっからよ!」と海堂を鼓舞する。桃城のプレイを見て、海堂はショックの淵から引き戻された。後半戦は桃城の発案で前衛に上がり、ショートスネイクで丸井にボールを触らせない作戦に出る。後衛の桑原との体力勝負である。長いラリーで桑原がたまらずロブ上げた所を、桃城のダンクスマッシュを打ち込む。これに桑原は対応ができなかったが、ずっと攻めに徹していた丸井が初めて守りにまわり返球。海堂と桃城は最後まで諦めずに返球するも、ネットを越えられず敗北した。
ABCオープン男子決勝
野良試合
海堂薫・柳生比呂士 vs 牛田鉄夫・宮瀬智則(六里ヶ丘)○6-3●
ABCオープンという世界大会が日本で開催され、海堂は会場に観戦に来ていた。すると会場内にいた六里ケ丘中テニス部が、今年の関東大会で優勝を逃した立海大附属中をバカにしている笑い声が聞こえてきた。話の内容はエスカレートし、難病にかかった幸村精市(ゆきむら せいいち)が悪化すればいいとまで言い出した。これを聞いた海堂は、咄嗟に六里ケ丘の生徒に対して殴り飛ばしてしまう。取っ組み合いの喧嘩になりかけた時、偶然居合わせた立海大附属中の柳生比呂士が止めに入った。すると六里ケ丘中はテニスで決着をつけることを提案し、海堂は柳生とのダブルスで試合をすることになる。六里ケ丘中にいる取材班は非常に厄介だと全国でも定評があった為、柳生はデータを与えない為に互いに入れ替わってプレーする事を提案する。海堂は柳生になりすまし、レーザービームを使い見事勝利した。
試合終了後、柳生は海堂に対して「先程は…ありがとうございました」と立海のために怒ってくれた事に感謝を述べた。
全国大会
1回戦
シード
2回戦
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目次 - Contents
- 海堂薫のプロフィール・人物像
- 海堂薫の能力:「スネイク」を操る持久戦のスペシャリスト
- 海堂薫の必殺技
- スネイク
- ブーメランスネイク
- ショートスネイク
- リバーススネイク
- トルネードスネイク
- ジャイロレーザー
- 悪魔(デビル)化
- 海堂薫の来歴・活躍
- 初登場
- 校内ランキング戦
- Dブロック
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- 海堂薫の関連人物・キャラクター
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- 桃城武(ももしろ たけし)
- 手塚国光(てづか くにみつ)
- 海堂薫の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「海堂薫をナメんじゃねぇ!!」
- 「たとえ残り1ポイントだろーが何だろうが 絶対諦めねぇぞコラ」
- 「キサマの戦い方には何か確固たる信念がある 気に入った」
- 海堂薫の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- アニメオリジナルの展開
- vs 城西湘南中
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