RX-78-2 ガンダム(機動戦士ガンダム)とは【徹底解説・考察まとめ】

RX-78-2 ガンダムとは、アニメ『機動戦士ガンダム』に登場する人型機動兵器「モビルスーツ」の一機にして、同作の主役機である。
敵対するジオン公国軍のモビルスーツ開発に後れを取った、地球連邦軍によるモビルスーツ開発・配備計画「V作戦」の一貫として製造された試作機。あらゆるコストを度外視して設計・製造されたため非常に高性能であり、戦艦の主砲並の威力を持つビーム兵器「ビームライフル」を運用できる。
主たるパイロットはアムロ・レイ。

セイラ・マス

ホワイトベース隊の一員にして、実はシャア・アズナブルの妹で、その正体は兄共々ジオン公国初代指導者「ジオン・ズム・ダイクン」の忘れ形見という、非常に複雑な背景を持つ17歳の少女。
真の名前は「アルテイシア・ソム・ダイクン」である。

『機動戦士ガンダム』第16話「セイラ出撃」でRX-78-2 ガンダムを操縦したが、その際はアムロと違いまともに戦闘できず、敵に敗北した。
兄シャアとは相容れない部分が多く、一年戦争後も和解する事はなく、やがて、その死を願うようになる。
一年戦争は生き延びたが、ガンダムシリーズを通して見た場合、セイラ本人の最終的な消息は不明となっている。

テム・レイ

RX-78シリーズの開発総責任者にして、アムロの実の父。
メカマンとしては優秀だが、年頃のアムロに大して構ってやる事もできず、また妻カマリアと別居状態でそれを解決できない事もあり、父親としては及第点以下の人物である。
サイド7のコロニーに侵攻してきたジオン軍のザクIIと、アムロ操縦するRX-78-2 ガンダムの戦闘に巻き込まれ、宇宙を漂流する事になる。その後、救出されサイド6のコロニーでジャンク屋として生活していたものの、宇宙漂流中に酸素欠乏症を患い、認知機能が低下していた。
やがてアムロと再会するも、息子である彼を暖かく迎えてやることもできずに、最終的にテレビで放映されるRX-78-2 ガンダムの活躍に興奮し、階段から転げ落ちて亡くなった。

シャア・アズナブル

ジオン公国軍のエースパイロット。その正体は妹セイラと共々、ジオン公国初代指導者「ジオン・ズム・ダイクン」の忘れ形見。
真の名前は「キャスバル・レム・ダイクン」である。
彼が因縁を持った相手は、正確にはRX-78-2 ガンダムというより、そのパイロットのアムロである。しかし「アムロとガンダム」が切っても切り離せない組み合わせのため、実質的に生涯「ガンダム」という存在に関わり続け、最終的に「ガンダム」の名を持ったモビルスーツに敗北を喫する事になる。

なお、ゲーム『ギレンの野望』では「キャスバル専用ガンダム」というモビルスーツが用意されている。ゲーム内の設定は「ガンダムの正史」には含まれないが、現実世界における「ガンダムという物語」の中では、彼もまたRX-78-2 ガンダムのパイロットである。

RX-78-2 ガンダムの戦歴・活躍

ロールアウト~初実戦

ザクII(右)のコクピットのみをビームサーベルで貫くガンダム(左)。

宇宙世紀0078年、7月。ロールアウト。
同年8月、サイド7のコロニー「1バンチ」にて最終テストを開始した。
この時「RX-78-1 プロトタイプガンダム」も、同じ場所でテストされていたとされているが、設定のみで『機動戦士ガンダム』の劇中にプロトタイプガンダムが登場するわけではない。

宇宙世紀0079年、9月。ジオン軍による1バンチ襲撃事件発生。
襲撃に用いられたザクIIの攻撃で正規パイロットが死亡するも、偶然民間人「アムロ・レイ」が乗り込む事で戦闘開始。
パイロット訓練も受けていない民間人の操縦ゆえに、まともに動けなかったが、それでも本機の装甲はザクIIの攻撃をまったく受け付けず、アムロのおぼつかない操縦で一方的にザクIIを撃破するという、驚異的な性能を発揮した。
また、この戦闘が史上初のモビルスーツ同士の戦闘にもなった。

ホワイトベース配備~ジャブロー基地到着まで

ガルマのドップ(奥)と、ジャンプによる空中戦を行うガンダム(右下)。

先のジオン軍襲撃で、サイド7の正規軍人は本機の元正規パイロット以外にも多くが戦死してしまった。
しかし、V作戦の中核であるRXシリーズをジオン軍の手に渡す訳にはいかないため、本機は他のRXシリーズ「ガンキャノン」そして「ガンタンク」と共に、そのまま連邦軍の新造艦「ホワイトベース」に配備される形で実戦配備となる。
また、本機のパイロットはアムロを連邦軍の軍人として登用し、そのまま正規パイロットとした。

ホワイトベースは、地球連邦軍司令部のある地球の南米ジャブロー基地へ向かって航行を開始。
本機はガンキャノン、ガンタンクと共にその防衛任務に当たることとなった。それから地球降下までは、ジオン軍の「シャア・アズナブル」に破壊を目的として付け狙われる事になるが、本機の性能によって、これを退ける事に成功。地球へ降下。

宇宙世紀0079年、10月。
ホワイトベース隊はシャアの追撃を逃れたものの、降下先はジオン軍勢力圏内となっており、至る所で戦闘が発生。
特筆すべき戦果として、北米ニューヤーク市の戦闘にてジオン軍地上攻撃司令官「ガルマ・ザビ」を撃退し、戦死に追い込んでいる。
また、その後のジオン軍エースパイロット「ランバ・ラル」との戦闘も熾烈を極めた。しかし、これも本機の高性能によって撃退。この頃より本機のパイロット、アムロの操縦技術が大きく上昇を見せ始めた。

宇宙世紀0079年、11月。
地球連邦軍の地上における一大反攻作戦「オデッサ作戦」始動。
ホワイトベース隊もこれへ参加し、本機は隊の中核戦力となる。
また、同作戦中にジオン軍エースパイロット部隊「黒い三連星」と会敵。ホワイトベース隊の補給に当たっていた連邦軍補給部隊に大きな損害を受けつつも、撃退に成功。オデッサ作戦の連邦軍勝利に多大な貢献をする。

宇宙世紀0079年、11月27日付にて南米ジャブロー基地到着。ただしジオン軍もこれを追ってくる。

ジャブロー基地防衛~RX-78-2 ガンダムの最期

ジオング(奥)と対峙するRX-78-2 ガンダム(手前)。

宇宙世紀0079年、11月。
ジオン軍によるジャブロー基地攻略作戦開始。本機はその迎撃に当たる。防衛戦の最中、シャアと再び遭遇し、その操るモビルスーツと戦闘になるも、これを撤退させる事に成功。
また、同日付にてホワイトベース隊は正式に地球連邦軍の第13独立外部部隊として編成され、その名の通り独立部隊として、戦力の投入が必要になった戦局を遊撃して回る事になった。本機は第13独立外部部隊の中核戦力として、その後も活躍する。

宇宙世紀0079年、12月。
地球連邦軍はジオン軍の主要な宇宙要塞を攻略する「星一号作戦」を始動。
ホワイトベース隊は、そのひとつ「ソロモン」を攻略するための星一号作戦の一部となる「チェンバロ作戦」に参加。
本機を中核に戦闘し作戦の成功に貢献した。

続いて、星一号作戦の目玉となるジオン軍の最大宇宙要塞「ア・バオア・クー」攻略戦に参加。
ジオン軍のコロニーそのものレーザー兵器に転用した「ソーラ・レイ」にて、友軍が壊滅的被害を受ける中、本機は宿敵シャアの駆るモビルスーツ、ジオングと会敵。
一進一退の攻防を繰り広げるも、ジオングの胴体破壊に成功。しかし、ジオングは頭部(ジオングヘッド)だけでも戦闘が行える構造だったため、脱出ポッドを兼ねるこれを分離させてア・バオア・クー内部に逃走、本機はこれを追撃した。

ア・バオア・クー内部。
本機を撃墜しようとア・バオア・クー内部区画の天井に潜むジオングヘッドを、アムロが感知。本機に自動操縦プログラムを組み、アムロは機体を放棄。プログラムのまま前身した本機は、ジオングヘッドが忍ぶ地点に到達すると共に、頭上へ向かってビームライフルを射撃。
本機めがけて放たれたジオングヘッドのビームと相打ちになり、その場へ倒れ伏した。

その後、ア・バオア・クーの陥落が確定すると、その場を脱出するためにアムロが本機の元へ帰還。
すでにモビルスーツ状態では動作不可能だったため、アムロはコア・ブロック・システムによる脱出機能を作動させる。そのままコア・ファイターでア・バアア・クーの脱出に成功している。

打ち棄てられた本機の上半身と下半身の行方は『機動戦士ガンダム』では描写されていない。
ただし、後に『リング・オブ・ガンダム』にて連邦軍の手で回収され、後にそれが「アムロの遺産」となった事が明らかになっている。

RX-78-2 ガンダムの名シーン・名場面

サイド7襲撃戦:ザクII撃破

ザクII(奥)を一刀両断にするRX-78-2 ガンダム(手前)。

サイド7に侵攻し、コロニー内で攻撃を始めたザクIIに対して起動し、立ち向かうRX-78-2 ガンダム。
パイロットのアムロはモビルスーツ初操縦でまだ機体をうまく動かせないながらも、ザクIIのマシンガンを受け付けない圧倒的装甲で優位に立つ。そして、ビームサーベルで一機のザクIIを両断。ザクIIの爆発でコロニーに穴が空き、住民に被害が出してしまうも、さらにもう一機のザクIIへはコクピットにビームサーベルを突き刺す事で、爆発させる事なく無力化に成功した。

対ランバ・ラル戦:グフ撃破

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