地球防衛軍5(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ

『地球防衛軍5』とは、ディースリー・パブリッシャーの開発による3Dアクションシューティングゲームである。PlayStation 4専用ソフトとして2017年に発売され、その後2019年にSteam版で配信された。はじまりは2022年の日本。突如として現れた巨大な宇宙船団が人類に向け、攻撃を開始した。本作は、全地球防衛機構軍EDFの一兵士となり、人類と未知の異星体「プライマー」との戦いを全110のミッションで描く。

『地球防衛軍5』の概要

『地球防衛軍5』とは、株式会社サンドロット開発、ディースリー・パブリッシャー発売によるPlayStation 4専用ソフトである。2017年12月にパッケージ版、PlayStation Storeにてダウンロード版が発売されたほか、追加コンテンツを含めたデジタルプレミアムエディションも発売されている。また2019年7月にSteam版が配信されている。ジャンルは3Dアクションシューティングゲームで、出現するミッションを選択し、ステージを攻略していくという形となっている。

本作の特徴は何と言っても理不尽な壁を超えた時に得られる爽快感にある。『地球防衛軍5』に登場する敵は一体のみであれば大した脅威にはならない。しかし、ステージを進めるごとに登場する敵の数や種類が増え、後半のミッションともなってくると100体以上の軍勢に囲まれることはざらである。プレイヤーはレンジャー、エアレイダー、ウィングダイバー、フェンサーの中から好きな兵科と武器を選択し、襲い掛かってくる敵を自分なりの戦術でせん滅していく。一見単純にも捉えられる本作だが、敵の増援や奇襲、武器の向き不向きなど、一度挑戦しただけではわからない理不尽な壁が存在する。しかし、その壁を超えた時に得られる爽快感こそ、このゲーム最大の魅力の一つと言ってよい。

本作は西暦2022年という、今まさに私たちが生きている時代をモチーフに極限まで追い詰められた人類の姿を描いている。

"全地球防衛機構軍"EDFは武器の過剰な所持によって、周辺市民の反発を受けていた。そのため広報部は毎月のようにイベントを主催し、見学者の受け入れや市民との交流に力を注いでいた。そんな中、突如として現れた巨大な宇宙船団が地球へ攻撃を開始した。主人公はEDFのとある基地に何らかの理由で赴いており、戦闘に巻き込まれることになる。

『地球防衛軍5』のあらすじ・ストーリー

本作は全110のミッションで構成されており、ステージをクリアするごとに新たな戦場が解放される。主人公の名前は最後まで明かされず、あくまでもプレイヤー自身として操作することになる。物語の展開はミッションの概要欄とステージ内の通信でのみ知ることができるため、ここでは主要な情報にのみ焦点を当てる。

No.1 「本日の予定」~No.4 「228基地の危機 後編」

主人公は災難にも宇宙人の襲撃に遭遇する。

何らかの理由で基地を訪れていた主人公は基地に関する説明を受けていた。そこに突如緊急事態を知らせる放送が入る。主人公は共にいた「軍曹」の指示を受け、武器を構えた。謎の巨大生物との戦いを経て、なんとか無事に地上へ脱出することができた。しかし、すでに地上は大量の巨大生物で埋め尽くされていた。次々に送り込まれてくる謎の巨塔に圧倒されながらも、命からがら基地を脱出することに成功。作戦司令本部の男性は軍曹に、主人公を家に帰すよう指令を与える。主人公は軍曹と共に町を目指し始める。

No.5 「破られた平穏」~No.12 「広がる災禍」

主人公たちは無事、町にたどり着くことができた。しかし、そこはすでに巨大生物に侵略を受けている真っただ中だった。EDFの戦略情報部少佐の女性(以下少佐と略す)はアリのような巨大生物を「侵略型生物α型」、クモのような巨大生物を「侵略型生物β型」と呼称した。主人公たちが住民を救助する中、突如、空から巨大な円盤が姿を現した。次の瞬間、円盤は巨大砲台を出現させ、その牙をむいた。周囲の地形は跡形もなく破壊され、多くの隊員が死亡した。なんとか生き残った主人公と軍曹たちは追撃してくる無人兵器「ドローン」を相手取りながら撤退した。少佐は侵略者を「プライマー」、巨大な円盤を「マザーシップ」と命名した。現在、世界中に十隻のマザーシップが展開し、被害を広めている。EDFは最終的な目標を全マザーシップの撃墜とした。

主人公と軍曹一行はその後、巨大生物の襲撃を回避しつつ、山道を通り、別の町に無事たどり着く。しかし主人公は、自分も戦いに加わることを決断する。

No.13「 転機」

主人公は逃避行の中、何を思ったのかEDFへの入隊を決意した。EDFは巨大生物を投下する飛行船「テレポーションシップ」を撃墜するため、新型機を半年かけて開発した。司令官は半年の間、どうにか耐え忍びEDFを存続させてきた。しかし、その努力むなしく、新型機は撃墜されてしまった。主人公と軍曹は決意を固め、テレポーションシップの軍勢に戦いを挑む。絶望的な戦いに思えたが、主人公がテレポーションシップのハッチの中を攻撃し、ダメージを与えることに成功。弱点を発見したことで主人公たちは戦いに勝利した。少佐はこの情報を世界中に広めた。EDFは反撃を開始する。

No.15 「巨船破壊作戦」

EDFはマザーシップ撃墜作戦を立案。主人公は多くのEDF隊員と共に「マザーシップ」に接近する。ドローンと巨大生物を駆逐し、マザーシップを孤立させることに成功。しかし突如、空から謎の飛行船が襲来し、二足歩行の巨大な「カエル」を投下し始めた。カエルたちは軍事行動をとり、専用の火器を用いて隊員たちに発砲し始める。主人公たちは建物の陰に隠れ、やり過ごすことにした。

No.16 「孤立」

上手く隠れることに成功した主人公たちは敵の様子を探った。敵の増援は止まず、市街にはたくさんの「カエル」が闊歩していた。ここから脱出するためにはどうにかカエルたちを撃破する必要があるようだ。隊員たちは敵の観察を進め、いくつかの事実に気がついた。カエルたちは巨大で傷を負っても体を再生することができ、銃器の扱いや連携行動などの軍事行動を取ることができる。しかし、そこまで頭がよくなく、背後に回り、一気に攻撃を加えれば再生する前に倒せる可能性がある。この情報を基に作戦を立て、主人公たちはカエルたちを撃破し、難を逃れた。

EDFはカエルを「コロニスト」と呼称し、情報共有を行った。

No.18 「洞窟の秘密」

洞窟内で巨大生物が発見された。EDFは危険を排除すると共に怪物の生態を探ることを目的に作戦を立案。主人公たちは危険を回避しつつ洞窟内を突き進むことに成功。奥にはコロニストと巨大生物が通路を守っていた。門番を撃破したのもつかの間、大量のβ型が地面から出現。奇襲を受けた主人公たちだったが辛くも生存することに成功。しかし、これ以上の探索は不可能になり、撤退を余儀なくされた。
同時刻、従来の巨大生物とは比べ物にならない大きさの怪物が出現した。EDFはこの生物を「怪生物エルギヌス」と呼称し、殲滅計画を立案した。

No.19 「殲滅計画」

主人公を含めた部隊は巨大生物を駆逐するべく高層ビル街に赴いた。しかし、怪生物エルギヌスもまた同じ作戦エリアに出現し、大規模な被害を出していた。EDFはこれを予測し、エルギヌス討伐を試みる。主人公も作戦に貢献し、ダメージを与えることに成功した。しかし、討伐するには至らず、エルギヌスは逃走。EDFは大きな課題を残す結果となった。

No.22 「前哨基地 偵察戦」

殲滅計画後、主人公は相も変わらず巨大生物を相手にする日々を送っていた。そんな中、市街地に巨大な建造物が突如として出現した。一夜にして出現したその建造物をEDFはエイリアンの「前哨基地」と予想、偵察部隊を送った。偵察に参加した主人公は他の部隊と共に基地に接近するが、大量のドローンと巨大生物の襲撃に合う。さらに基地から発射された無数の弾幕に押され、部隊は撤退を迫られる。EDFは当面の目標を「前哨基地の破壊」に設定し、この作戦を終了させた。

No.29 「アイアンウォール作戦」

雨が降る中、コロニストが大部隊を率いて、進行してきた。EDFは住民を町から逃がすため、大部隊を編成した。その様はまさしく「鉄の盾」を想起させたため、今回の作戦を「アイアンウォール作戦」と呼称した。主人公たちはどうにかコロニストを撃退し、作戦を成功させる。しかし、作戦のさなかエイリアンの襲撃によって失業者が増加し、経済が破綻しかけているニュースを耳にする。

No.30 「前哨基地破壊作戦 プランA」、No.31 「前哨基地破壊作戦 プランB」

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