地球防衛軍5(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ

『地球防衛軍5』とは、ディースリー・パブリッシャーの開発による3Dアクションシューティングゲームである。PlayStation 4専用ソフトとして2017年に発売され、その後2019年にSteam版で配信された。はじまりは2022年の日本。突如として現れた巨大な宇宙船団が人類に向け、攻撃を開始した。本作は、全地球防衛機構軍EDFの一兵士となり、人類と未知の異星体「プライマー」との戦いを全110のミッションで描く。

本作は出撃したいミッションを選択することで、ステージに移行するミッション選択方式を取っている。しかし一周目では、最新のステージをクリアしなければ次のステージが出てこないため、必然的に順番にミッションをこなしていく必要がある。また難易度選択も一周目はEASY、NORMAL、HARDまでしか選択することができない。高難易度であるVERYHRAD、INFELNOは全110ミッションを一度クリアしたのちに選択可能となる。

基本操作

基本的に標準を敵に合わせ、トリガーを引くだけで攻撃ができる。『地球防衛軍』シリーズは簡単に派手なアクションができることを売りにしているため、やり始めればすぐに操作に慣れることができる。しかし、敵の配置や増援の発生タイミングの厳しさはミッションを重ねるごとに高くなっていくため、武器の扱いだけでなく、敵との距離感やリロードタイミング、武器の選択など、試行錯誤を重ねてミッションに挑む必要がある。

協力プレイ

協力プレイではオンラインでルームを作成し、任意で参加することでプレイすることができる。

成長要素

基本的に敵を撃破してドロップしたアーマーや武器などのアイテムを拾うことでキャラクターを強化することができる。また武器に関してはカスタム値が設定されており、同じ武器を拾うことでその武器の最高性能を引き出すことができる。注意点としてアーマー、武器アイテムを拾ったとしてもミッションをクリアしなければすべての収集品を入手することはできない。また難易度EASY、NOMARL、HARDまではミッションを退却しても、それまでに集めた武器、アーマーの一部を手に入れることはできるが、難易度HRDEST、INFELNOでは、ミッションの途中で退却してもそのステージの武器やアーマーは一つも手に入れることができない。最後までしっかりとクリアすることで初めて入手することができる。また武器アイテムの中身は完全にランダムであり、同じアイテムや新しい武器が入っているとは限らない。より性能の良い武器が欲しい場合はできる限り高難易かつ後半の難しいミッションに挑む必要がある。

兵科

このゲームでは、ミッションごとにレンジャー、ウイングダイバー、フェンサー、エアレイダーの四つの兵科から好きな兵科を選び、プレイすることができる。選択した兵科によって戦い方が異なり、自分の好きな戦法やステージの状況に合わせた攻略を楽しむことができる。また選択した兵科によって、ドロップする武器アイテムの内容に偏りが出る。例えば、レンジャーで武器アイテムを入手すると、レンジャーの武器を中心にドロップするようになる。他の兵科の武器もドロップするが、基本的には自分が選択した兵科の武器を中心にドロップする。成長させたい兵科があれば、その兵科を選択してプレイすることで効率よく育てることができる。

特戦歩兵 レンジャー

レンジャー 武器に種類と補助装備一つを装備することができ、火力と耐久力に優れている。また今作から新要素として「ダッシュ」が追加された。移動を素早く行うことができるほかアイテムを取ることにも秀でている。また今作から、戦車やバイクなどのビークルを呼び、運用することができるようになった。補助装備では、自身の移動速度上昇やアイテム獲得範囲の拡大、ダッシュ中の旋回速度を速めたりなど、レンジャーの移動速度や操作性を挙げるものが多い。他の兵科と比べて平均的なアーマー値で、アーマーの成長速度も並みである。協力で扱いやすい武器が多く、一番癖がなく運用できる兵科と言える。

降下翼兵 ウイングダイバー

ウイングダイバー 武器二種類と補助装備一つを装備することができる。またエネルギーを消費して空を飛ぶことができる。ミッション中は、画面右側にエネルギーの値が表示される。これは飛行できるエネルギー量を表すほか、飛行エネルギーを消費して使う武器の残弾数を表すメーターでもある。いわゆるRPG作品の「MP」のようなものである。このエネルギーがなくなると緊急チャージ状態になり、すべてのエネルギーがチャージされるまで飛行したり、エネルギーを使用する武器が使えなくなる。また、今作の新要素として飛行中、エネルギーを消費して一時的に加速するブーストが行えるようにもなった。補助装備では、エネルギーの量を増やしたり、ブーストの消費量を減らしたり、エネルギーがなくなった時の緊急チャージの速度を上げることができる。またウイングダイバーは、他の兵科に比べてアーマー値が低く、アーマーの成長速度も一番遅いため、打たれ弱い側面がある。しかし、それを補う移動速度と火力の高さを備えている攻撃的な兵科でもある。

二刀装甲兵 フェンサー

フェンサー フェンサーのみ四種類の武器と補助装備二つを装備することができる。同一の種類の武器を同時に装備したり、異なる武器を組み合わせて運用することができるため、戦略の幅が広い。また、通常の移動速度は遅いものの、スラスターを使用すれば短距離の素早い移動ができる。スラスターの使用回数は決まっているが、今作から追加された補助装備でカバーすることで、スラスターの連続使用や通常の移動速度を速めることができるようになった。アーマーの値とアーマーの成長速度は全兵科の中でトップであり、打たれ強く高火力を兼ね備えた兵科である。

空爆誘導兵 エアレイダー

エアレイダー 武器三種類とビークル一つを選択することができる。補助装備は存在せず、装備することができない。その代わり強力な戦車や装甲車などのビークルや銃撃、爆撃などの支援要請を装備することができるため、戦略の幅が一番広い兵科である。アーマー値は平均的で伸びはレンジャーと同等ではあるものの、支援系の装備が中心であるため、敵に接近されると簡単にやられてしまう。主に協力プレイ向けの兵科であるため、単体での攻略は難易度が上がる。また戦車やビークルを扱う兵科である、レンジャー、エアレイダーには功績という値が存在する。功績を一定程度貯めることで、ビークルや爆撃などの支援要請を行うことができるようになる。功績は参加しているステージ内で倒した敵の数によって上昇する。具体的な数は表示されないが、装備しているビークルや支援要請のメーターが満タンになると使用可能になる。前作では、ほとんどのビークルがミッション開始から要請することができたが、今作ではいきなり要請することができなくなったため、ミッション開始直後は功績を貯めるためにある程度自力で戦う必要がある。協力プレイでは、戦闘をほかのプレイヤーに預けることができるので、自身は後方支援に回り、味方をサポートする動きが最も本領を発揮する。

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