熱血高校ドッジボール部(くにおくんシリーズ)のネタバレ解説・考察まとめ
『熱血高校ドッジボール部』は1988年7月にテクノスジャパンよりファミリーコンピュータソフトとして発売されたスポーツゲーム。1987年に発表されたアーケードゲームの移植タイトルだ。1986年に発表された『熱血硬派くにおくん』に続き、『くにおくんシリーズ』としてファンに愛されている。主人公のくにおくん率いるドッジボール部が、世界一のチームになるため、遠征試合をするという内容。ケンカとドッジボールを組み合わせ、キャラクターが吹き飛んだり、体力がなくなるまで戦い合うというのが魅力だ。
『熱血高校ドッジボール部』の概要
『熱血高校ドッジボール部』とは、1988年にテクノスジャパンから発売されたタイトルで、これまでルールを忠実に再現してきていたファミコンのスポーツゲームに革命を起こすべく、ケンカという要素を入れ込んだ全く新しいスポーツゲームとなっている。
これを機に『くにおくんシリーズ』のスポーツゲームは確立されていき、次回作を待ち望むファンが増えた。
通常のドッジボールのルールとは異なり、敵にボールをぶつけて体力をすべて奪うと倒せる。これを繰り返し敵チームの内野選手をすべて倒したら勝利となる。
アーケード版を煮詰め、相手チームとキャラの特色が多く出ているのが本作品である。
アーケード版では選手が途中乱入するなどの要素があったが、ファミコンへの移植版ではなくなっている。
その分、各選手のパラメータや必殺シュートが細かく設定されているなどの新要素が多くなっている。
『熱血高校ドッジボール部』のあらすじ・ストーリー
くにおくん率いる熱血高校ドッジボール部。
くにおくんとは、ケンカのとても強いながらも、弱い者いじめを嫌う熱血漢で、困っている人を見捨てられない義理人情に厚い性格。熱血高校に通う2年生で、ドッジボール部に所属している。
彼らは持ち前の根性で今日も特訓に励んでいた。世界一のドッジボールチームを目指して世界中の強豪チームと遠征試合をおこなう。
勝ち上がるにつれ個性的なキャラクターたちは強くなっていくが、くにおくんたちも負けじと世界一を目指し奮闘する。「いぎりす」や「いんど」、「あいすらんど」、「あめりか」といったチームを破っていくと最後には熱血高校ドッジボール部のモノクロチームである「なぞのぐんだん」と戦う。これに勝つとくにおくんがチームメイトに胴上げされてエンディングを迎える。
『熱血高校ドッジボール部』のゲームシステム
プレイ人数は1~4人で1人専用プレイは遠征試合。2人対戦の対抗試合があり、さらに1~4人でプレイできるクラブ活動がある。
シュート、ジャンプシュート、必殺シュートを駆使し、敵チームの内野全員の体力をすべて奪うと勝利。
体力が減ってきたときにダメージを受けると疲れ状態となり、一定時間動けなくなるギミックがあり、ゲーム性を向上させている。
熱血高校や他チームには個性的なキャラが登場し、各ステータスや必殺シュートも個性的なものが用意されている。
遠征試合
1人プレイ専用。くにおくん率いる熱血高校を操作し、世界一のドッジボールチームを目指して遠征していく。
敵チームの内野3人の体力をすべて奪うとステージクリアとなり、次の遠征地へ向かう。逆に熱血高校の内野3人の体力をすべて奪われてしまうとゲームオーバーとなる。
熱血高校の各選手のステータスや必殺技を考慮し、内外野への配置がカギとなる。
ゲームを進めていくと、地形にも効果があるステージが登場する。アイスランド戦では地面が凍っていて滑りやすく、アフリカ戦では沼地となっていて走りにくくなっている。
最終戦のアメリカ戦をクリアするとゲームクリアとなる。
また、アメリカ戦で味方を一人も倒されずにクリアすると謎の軍団というチームと対戦する隠し要素がある。
対抗試合
2人プレイ専用。全ての登場チーム全9チームから1チームを選び、2人で対戦できるモードとなっている。
アイスランドやアフリカなどの地形は選べず、コートは固定となるが各チームの内外野の配置は変更できる。
操作方法が単純な分、読み合いや戦術がカギとなるため、深い心理戦となることが多い。
クラブ活動
最大4人でプレイできるモード。各プレイヤーは熱血高校チームから1人を選びコート2面分の画面を自由に行き来し全員でボールをぶつけあい、最後まで残ったプレイヤーの勝利となる。
プレイヤーとして選ばれなかったキャラクターはコンピューターが操作する。通常の遠征試合や対抗試合とは異なり内外野の設定が無く、コートもない。
画面の一番端にのみ当たり判定があり、ダッシュでぶつかるとノーダメージで倒れる。ボールを所持していた場合は落とす。
ナイスシュート
必殺シュートではないが、通常のシュート音ではないナイスシュートという技が出せる選手がいる。 出し方としては必殺シュートの間隔を少しだけずらす。通常必殺シュートはダッシュ7歩目、ダッシュジャンプ時頂点でシュートすることによって投げることができるが、少し早める。または少し遅らせることによって発動する。 シュートテクというパラメータ値が低い選手は投げることができない。
パラメータについて
ゲーム内では各パラメータを確認する事はできないが、各キャラクターにはいくつものパラメータが振り分けられている。
ボールパワー
シュート時のボールの攻撃力。
シュートテク
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目次 - Contents
- 『熱血高校ドッジボール部』の概要
- 『熱血高校ドッジボール部』のあらすじ・ストーリー
- 『熱血高校ドッジボール部』のゲームシステム
- 遠征試合
- 対抗試合
- クラブ活動
- ナイスシュート
- パラメータについて
- ボールパワー
- シュートテク
- 球のキレ
- スピード
- キャッチテク
- 打たれ強さ
- 疲れ状態
- 『熱血高校ドッジボール部』の登場人物・キャラクター
- ねっけつこうこう
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