地球防衛軍5(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ
『地球防衛軍5』とは、ディースリー・パブリッシャーの開発による3Dアクションシューティングゲームである。PlayStation 4専用ソフトとして2017年に発売され、その後2019年にSteam版で配信された。はじまりは2022年の日本。突如として現れた巨大な宇宙船団が人類に向け、攻撃を開始した。本作は、全地球防衛機構軍EDFの一兵士となり、人類と未知の異星体「プライマー」との戦いを全110のミッションで描く。
作戦司令本部
CV:松田 健一郎
通信機からの声のみ登場する。作戦の指揮をとり、緊急時にもすぐに的確な指示を出すことができる優秀な司令官。物語の初期から登場し、毎回の作戦に登場する。冷静に戦場を認識する側面もあるが熱い心を持っており、戦場に赴く兵士たち一人一人の命を重んじている。少佐とは感覚の違いから口論になることがあるが、決して嫌悪しているわけではない。また最後の戦いでは、民間人をプライマーに突撃させようとする少佐に対し、「誰もいない地球を守ってなんになる!!」と反論し、無謀な作戦に対して、怒りをあらわにした。前線で戦う描写こそないものの、EDFを最後まで存続させ、勝利に導いた英雄の一人である。
戦略情報部少佐
CV:慶長 佑香
戦力情報部所属の少佐。EDF全体の戦況をはじめ、敵の情報や戦局の変化を通信で伝えてくれる優秀な女性アドバイザー。データに基づいた意見を重視しており、戦闘データを集めることにこだわっている。そのため、戦場の状況を顧みない発言がしばしばみられ、戦争の初期から作戦司令本部と軋轢を生んでいた。戦争の中盤では、主人公の戦果に興味を持ち、分析対象として自身の部下を主人公のサポーターとしてつけることになる。最後の戦闘では、生き残った民間人をEDF隊員としてプライマーに突撃させるという無謀な作戦を取ろうとするが、主人公が「かの者」に勝利し、事なきを得た。冷徹な側面はあるものの、EDFを勝利に導いた立役者の一人である。
情報戦略部 少佐の部下
CV:加隈 亜衣
少佐の部下もまた音声のみの登場である。前哨基地破壊後に主人公のオペレーターとして配属される。性別は女性。戦況を知らせてくれるほか、新手の出現情報を提示してくれる。また物語が進むにつれて、多くの人が死んでいく様に直面し、心身に疲労が見え始める。しかし「神」の情報を最初に提示するなど偶然と言える部分もあったが、11番目のマザーシップが現れた際にそれがコマンドシップであることに確証を持てたのは彼女のおかげでもある。
EDF総司令官
CV:楠見 尚克
EDFの総司令官。プライマーとの戦争開始の宣言を行い。たびたび演説で兵士たちを鼓舞していた。しかし、戦争後半にEDF総司令部が攻撃され、作戦司令本部に指揮権を任せ死亡する。
プライマー
侵略性外来生物α
初めに遭遇する侵略性生物。アリのような形状をしているがその全長は11メートルにも及ぶ。巨大な身体に見合わず、俊敏で壁を上ったり、天井に張り付きながら停止することもできる。洞窟やビル群など狭い場所でも俊敏に動くことができ、その速度を落とさない。巨大なあごでかみついたり、体内から強酸を飛ばして狙った標的を仕留める。また侵略型生物αには多数の亜種が存在する。種類の違いは主に甲殻の色で判断することができ、種類ごとに攻撃方法や特徴が異なる。
赤色の甲殻を持つ個体は、通常の個体よりも体格が大きく、耐久力に優れている。反面、攻撃手段があごでかみつくことのみになっているため、遠距離や中距離で戦えば、難なく制圧することができる。金色の甲殻を持つ個体は通常の個体同様、酸による攻撃を行うが、酸を飛ばす速度が異常に早く、攻撃力も通常個体の比ではない。また耐久力、移動速度ともに通常個体の上をいっているため、完全上位互換ともいえる存在。緑色の甲殻を持つ個体はすべての種類の中で体格が一番小さく、耐久力も最低ラインである。その代わり、移動速度が尋常ではないほど速く、プレイヤーが意識的に距離を取ろうとしてもすぐに追いつかれていしまう。建物を食べることで生活することができ、戦争の後半では、多くの建物がこの生物の餌食になった。また緑色の甲殻を持つ個体にも、色があせた緑色を持つものと、濃い緑色を持つ個体がいる。前者はあごを使ったかみつき攻撃を行い、後者は酸を飛ばしてくる。
マザーモンスター
侵略性生物αの卵を生み出す生物。見た目は侵略性生物αとほぼ同じだが、全長はなんと50メートル以上もある。背中に羽が生えているが飛行能力はない。大量の強酸を滝のように浴びせて襲い掛かってくる。まともに食らえば、一瞬でプレイヤーの体力はなくなってしまうほど強力である。また、耐久力もすさまじく、生半可な火力では倒れない。単体で出現することはまずなく、二体から三体のマザーモンスターを同時に相手取る場合が多い。他にも護衛についている侵略型生物αが大量にいるため、慎重に戦いを進める必要がある。マザーモンスターにも亜種がおり、金色の甲殻を持つものがいる。
侵略性外来生物β
クモのような姿を持つ侵略性生物。動き自体は素早くないが、酸性の糸を大量に噴射し、襲い掛かってくる。地上はもちろん空中にも糸を吐きだせるため、ウィングダイバーであっても危険な相手となる。また亜種に銀色の表皮を持つものがおり、耐久力、攻撃力いずれも通常個体の上をいっている。
キング
EDFがキングと名付けた特殊な個体。侵略性外来生物βをそのまま巨大化させ姿をしている。全長は約50メートル以上で、β同様酸性の糸を大量に噴出するが、その射程距離はすさまじく、また攻撃力も高い。また糸の太さが通常のβよりも太く、被弾しやすい。亜種に銀色の個体を持つものがおり、通常のキングよりも耐久力、攻撃力に優れる。
侵略性外来生物γ
ダンゴムシに酷似した姿を持った侵略性外来生物。硬い甲殻を持つ身体を丸め、体当たりしてくる。一度被弾すると、プレイヤーは体制を崩し、ほんの少しの間動けなくなる。常に大量の群れで襲い掛かってくるため、群れの中心でダウンしてしまうとなすすべなく体力を削られてしまう。
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目次 - Contents
- 『地球防衛軍5』の概要
- 『地球防衛軍5』のあらすじ・ストーリー
- No.1 「本日の予定」~No.4 「228基地の危機 後編」
- No.5 「破られた平穏」~No.12 「広がる災禍」
- No.13「 転機」
- No.15 「巨船破壊作戦」
- No.16 「孤立」
- No.18 「洞窟の秘密」
- No.19 「殲滅計画」
- No.22 「前哨基地 偵察戦」
- No.29 「アイアンウォール作戦」
- No.30 「前哨基地破壊作戦 プランA」、No.31 「前哨基地破壊作戦 プランB」
- No.32 「洞窟侵入作戦 第一作戦」~No.34 「洞窟侵入作戦 最終段階」
- No.36 「宙を舞う殺戮者」
- No.37 「怪生物撃滅計画」
- No.38 「激突する平原」~No.40 「苛烈なる戦場」
- No.41 「前哨基地 突撃作戦」
- No.46 「第二次 巨船破壊作戦」
- No.47 「生存者」
- No.60 「山岳調査作戦」
- No.77 「黄昏の女王」
- No.78 「怪物駆除計画」
- No.79 「ベース228奪還作戦 第一段階」~No.82 「ベース228奪還作戦 撤収」
- No.82 「アーケルス撃滅計画」
- No.89 「飛行型壊滅作戦」
- No.92 「飛行船団大襲来」
- No.96 「怪物の大地」
- No.98 「水際の防衛線」
- No.101 「崩れゆく町」
- 102. 「強行突入作戦」
- No.103 「旋風」
- No.106 「死に行く者たち」
- No.109 「第11の船」
- No.110 「かの者」
- 『地球防衛軍5』のゲームシステム
- 基本的なシステム
- 基本操作
- 協力プレイ
- 成長要素
- 兵科
- 特戦歩兵 レンジャー
- 降下翼兵 ウイングダイバー
- 二刀装甲兵 フェンサー
- 空爆誘導兵 エアレイダー
- 『地球防衛軍5』の登場人物・キャラクター
- EDF
- 主人公
- 軍曹
- 軍曹の部下
- グリムリーパー隊
- スプリガン隊
- 先輩
- 国営放送アナウンサー
- 民間放送アナウンサー
- 政治家
- 作戦司令本部
- 戦略情報部少佐
- 情報戦略部 少佐の部下
- EDF総司令官
- プライマー
- 侵略性外来生物α
- マザーモンスター
- 侵略性外来生物β
- キング
- 侵略性外来生物γ
- 飛行型侵略生物
- クイーン
- アラネア
- 怪生物
- エルギヌス
- アーケルス
- エイリアン
- コロニスト
- タッドポウル / 有翼型侵略生物
- コスモノーツ
- 銀の人 / 神
- ロボット兵器
- バトル・ドローン
- タイプ2・ドローン
- ボムシップ
- ディロイ
- シールドベアラー
- テレポーションアンカー
- ランディングシップ
- 巨大前線基地
- マザーシップ
- コマンドシップ
- 『地球防衛軍5』のアイテム
- アーマー
- 回復アイテム
- 武器アイテム
- 『地球防衛軍5』の用語
- EDF
- プライマー
- エイリアン
- EMC
- タイタン
- オペレーションオメガ
- レンジャー
- ウイングダイバー
- エアレイダー
- フェンサー
- 『地球防衛軍5』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- コロニスト、コスモノーツの言語を逆再生するとEDF兵士の言葉に
- 主人公の功績によって変わる兵士の態度
- クリア後の難易度変更による追加要素