地球防衛軍5(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ

『地球防衛軍5』とは、ディースリー・パブリッシャーの開発による3Dアクションシューティングゲームである。PlayStation 4専用ソフトとして2017年に発売され、その後2019年にSteam版で配信された。はじまりは2022年の日本。突如として現れた巨大な宇宙船団が人類に向け、攻撃を開始した。本作は、全地球防衛機構軍EDFの一兵士となり、人類と未知の異星体「プライマー」との戦いを全110のミッションで描く。

EDFはバルガを用いて、アーケルス撃滅計画を始動させる。主人公はバルガに搭乗し、鋼鉄の拳をアーケルスにたたきつける。互いにボロボロになりながらもついにアーケルスの撃破に成功する。

No.89 「飛行型壊滅作戦」

EDFは飛行型の巣の駆除に乗り出す。主人公を含めた大部隊を編成し、作戦を始動させる。順調に巣の破壊を進めていく主人公たちだったが、飛行型の女王が帰還し、大損害を受ける。それでもなんとか巣の破壊に成功した主人公であったが、生き残りはごくわずかであった。

No.92 「飛行船団大襲来」

飛行型の大部隊が襲来、主人公はその撃退に向かう。作戦司令本部と少佐は作戦中、エイリアンの訪問について新たな情報を入手していた。17年前インドの発掘調査で数千年前に墜落した宇宙船の残骸を発見。インドの神話には空から黄金の船ビマナが降りてきたと書いてある。ビマナの絵はテレポーションシップと似ている。もしかすると「人間」という種もプライマーが生み出した怪物の一種だったのかもしれないと少佐は予想。プライマーの存在を知った各国は軍事組織を作り出した。それがEDFであるという事実が発覚する。しかし、EDFを作るという行為そのものがプライマーの怒りを買ったのかもしれないと通信を締めくくった。

No.96 「怪物の大地」

工場地帯で侵略型生物αの卵とクイーンが確認された。洞窟内でしか繁殖することができなかった巨大生物が地上でも増殖するようになった。この事実は巨大生物が地球に適応していることを意味した。少佐の部下は度重なる戦いによって心身をむしばまれていた。怪物は増える一方でいつ戦いの終わりが来るのかと嘆く。この作戦以降少佐の部下の発言が悲観的になっていく。同時刻プライマーによって、EDF総司令部として機能していた潜水艦が襲撃され、EDFの総司令官が死亡したことが知らされる。

No.98 「水際の防衛線」

世界中に展開していた10隻のマザーシップが一斉に動き出した。いよいよ地球を本格的に攻め落とし始める。EDFは苛烈な攻撃に耐えていた。しかし、兵士の数も少なくなりまさに鍔際の戦いを強いられていた。作戦中、南米に蓄えていた備蓄物資が破壊されたと知らされる。シェルターDも壊滅し、備蓄物資がさらに減少した。少佐の部下はその情報に対して、「それがなんですか。備蓄物資がなくなってもそれを使う人材がいないじゃないですか!!」と叫ぶ。EDFは壊滅の危機に瀕していた。

No.101 「崩れゆく町」

高層ビル街にα型の変異体が出現。EDFによるとビルや家のコンクリートを食べて増殖する種のようだ。司令官は都市そのものが奴らのエサであり、この生物を投下したのはエイリアンの作戦が第二段階に移行したことを示していることを意味すると発言。人類の減少を確認し、すべての人工物を消し去り、人類の痕跡を残さず消滅させ、地球を元の状態に戻すつもりらしい。環境を汚染せずに人類だけを消し去るエイリアンは地球を更地に変えることを目的としているとEDFは予想した。

102. 「強行突入作戦」

EDFは海岸に大量の敵勢力を発見。主人公は駆除に向かう。作戦中、オペレーターが虚ろな様子で口を開く。

少佐の部下 「私は神を探しています。インドの神話にこんな記述があります。空から卵型の船が現れ、中から神が降臨したと、恐らくその正体はエイリアンであり、エイリアンの王や皇帝のようなものなのではないでしょうか。もしその者を倒すことができれば」

作戦司令本部 「それは君個人の意見だろう?」

少佐の部下 「世界中の神話に共通する宇宙型の卵、その中から現れた神が人々に文明を授けたとあります」

作戦司令本部 「我々は軍人だ、現実を直視して戦う。多くの兵士が戦場にいることを忘れるな!」

少佐の部下 「分かっています!でも信じたい。卵型の宇宙船を破壊できれば人類は勝てると」

司令官 「わかった。希望は必要だ」

主人公はなんとか駆除に成功し、帰還する。

No.103 「旋風」

エイリアンは町を捨て、山に逃げ延びた人間を殲滅するべく、巨大生物を放っていた。主人公は民間人を守るため、山岳地帯に赴く。オペレーターは相変わらず卵型の宇宙船を探していた。司令官はその姿にうんざりしていたが、何処かにコマンドシップがあることを望んでいる気持ちも見え隠れした。このままなすすべもなく人類は滅ぼされてしまうのか。どこかに突破口は存在しないのか。EDFの限界が近づいていた。

No.106 「死に行く者たち」

スプリガン隊が飛行型侵略生物に追い詰められていた。主人公とグリムリーパーは救援に向かう。EDFは現在マザーシップを一隻も撃破していない。そんな中、新たな情報が入る。11隻目のマザーシップが地球に到着したのである。主人公は軍曹とグリムリーパー、救援したスプリガン隊をかき集め、11番目のマザーシップに立ち向かう。

No.109 「第11の船」

作戦司令本部 「皆、家族や友のために戦い、すでに闘志はつきている。なんのために戦うのか、何のために苦しむのか、胸に手を当てればわかる。強く、熱く、動いている鼓動がある。我々は生きている。生きているものがやらなければならないのだ。この星に生きているものの代表として奴らに一発食らわせる。」

ストームチームは最後の戦いに挑む。少佐から通信が入り、北米ではマザーシップナンバー3の攻撃に失敗したものの、巨大砲台の破壊に成功したとの情報が入る。主人公たちは砲台に攻撃を集中させ、見事に破壊する。その直後、世界中に展開していた10隻のマザーシップすべてが主人公たちの作戦エリアに集結し始める。今まで確認されたことがない動きであった。11番目のマザーシップには一体何があるのだろうか。集結し始めた直後11番目がその正体を表した。その姿はまるで光る卵。ナンバー11こそが神の乗る船、コマンドシップであった。主人公はコマンドシップの激しい攻撃を潜り抜け、砲台を一つ一つ破壊していく。しかし、光り輝く壁が本体への攻撃を防いでいた。主人公はコマンドシップのシールド発生装置を破壊し、直接ダメージを与えることに成功。ついにコマンドシップを撃墜した。EDFは歓声を上げた。しかし、喜びもつかの間、破壊したコマンドシップから何者かが地上に降りてきたのだ。

No.110 「かの者」

それは神話に登場する「神」だった。EDFは交戦を開始。神は超能力を用いて、最後の抵抗に出る。主人公は最後の力を振り絞り、神に攻撃を加える。しかし神はいっこうに倒れず攻撃はさらに加速した。10隻のマザーシップが迫りくる中、少佐は「オペレーションオメガ」を発動させた。それはすべての民間人をマザーシップに突撃させ、時間を稼ぐと言う無謀な作戦だった。主人公は神が呼び寄せる隕石をかいくぐりながら、最後の攻撃に出る。グリムリーパー、スプリガン隊、軍曹、生き残ったわずかな隊員たちが一丸となって主人公の援護を行った。そして主人公はついに神を倒すことに成功した。神が倒れるやいないやすべてのマザーシップが地球からいなくなった。人類はついに勝利を手にしたのだった。しかし残された傷は大きく人類の人口は一割を切っていた。しかし、人類にはEDFがいる。最後まで人類の誇りを捨てず、平和を守り、地球を守った熱き兵士たちがいる。傷を癒し、人類の復興を目指し、これからも人類の戦いは続いていく。

『地球防衛軍5』のゲームシステム

基本的なシステム

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