トリニティ・ブラッド(トリブラ)のネタバレ解説・考察まとめ

『トリニティ・ブラッド』とは、著者・吉田直/キャラクター原案・THORES柴本による長編ダークファンタジー小説、及びそれを原作としたドラマCD、コミックス、アニメ作品である。
舞台は、中世のヨーロッパの啓蒙時代を彷彿とさせる世界観の遠未来。突如現れたヴァンパイアと人間は、互いの生存権をかけて戦いを続けていた。そんな中、ある神父がイシュトバーンと呼ばれる地に訪れ、レジスタンスとして活動するシスター見習いに出会う事から物語は大きく動き始める。

CV:山田美穂

アルビオン王国海軍海兵隊大佐/カルスレー子爵。
ブラディ・メアリとの異名を持つ。
エステルとは異母兄弟に当たるが、庶子に当たるため王位継承権を持たない。
そのため、死者の軍隊を操りエステルが正当な後継者と公になる前に葬ろうと、数々の刺客を送り込んでいた。
自分が即位するためにエステルの存在が明るみに出た後、エステルを即位させようと動い二十六公家を抹殺しようと陰謀を張り巡らせる。

ギルバート王太子

メアリとエステルの実父。
ブリジットⅡ世の実子。王位継承権第一位だった。
表向きには子供を残すことなく病死となっている。
しかし、正妃ヴィクトリア王妃の他に愛人がおり、それぞれに娘を授かっている。
先に子供が生まれた愛人が、正妃の子供を殺害しようとしている動きを事前に察知し、親友のエドワード・ホワイト卿に子供を託していた。

ヴィクトリア王太子妃

エステルの実母。
アルビオン王太子ギルバートの正妻であった。
ホワイトの乱で暗殺者の手にかかり親友ジュリエットと共に命を落としてしまう。

カルスレー子爵ハリエット

王太子ギルバートが婚前に関係を持っていた愛人。
間にメアリ・スペンサーをもうけるが、あくまでも日陰の身であった。
別れたギルバートと正妃ヴィクトリアとの間に生まれる子供に、王位継承権が渡るのを恐れていた。
そのため、子供を暗殺せんとしてホワイトの乱と呼ばれる悲劇を起こす事になる。
その真実を知り、孫のメアリに影響が出るのを恐れたブリジットⅡ世は、自害するよう彼女に命じた。

エドワード・ホワイト/エドワード・ブランシェ

アルビオンで最も忠節に厚かった騎士。
妻のジュリアは、生まれたばかりのエステルの乳母で、夫婦ともに、王太子夫妻の親友かつ側近だった。
妻は、王太子妃と共にホワイトの乱にて殺されるが、エステルと共にイシュトヴァーンまで逃げ延び、エステルを教会に託す。
その直後、暗殺者に殺害される。

ヴァージル・ウォルシュ

CV:松本保典(アニメ版)
王都ロンディニウムの地下都市隔離地区/ゲットーに住む吸血鬼たちの代表、マンチェスター伯爵。
良識的な人物で、騎士道を重んじる高潔で慎重な性格。
新たな女王に即位したエステルの計らいによって、放棄されたネバーランド島に移住。
吸血鬼たちの統治者として、エステルに仕える事になる。

ヴェネッサ・ウォルシュ

CV:木村亜希子(アニメ版)
ヴァージルの妹。
兄と違い非常に短気で行動的な性格だが、面倒見はとてもよい。
科学者として優秀な知識も持っているようだ。

ジェーン・ジェディス・ジョスリン

アルビオン王国海軍中佐/エリン公爵。
ブリジットⅡ世の姪にあたり、メアリとは士官学校の同級生であり、親友。
奔放で破天荒な性格であり不純異性交遊や同性交遊、薬物摂取や乱交パーティーに夫の不審死などスキャンダルが絶えない。
メアリを次期女王にと思っていたが、彼女の陰謀に気づき袂を分つ形になった。
その後、クーデターの対処やエステルの女王即位にも尽力した。

アルバート・ボズウェル

アルビオン安全保障問題担当副首相。
ワースワーズの学生時代からの無二の親友であり、彼の過去を知る数少ないの存在。
40歳という若さで副首相という重職につく能臣。
エステルの女王即位に断固支持を表明した。

マイケル・R・ジェイムス

ロンディニウム市長。
アルバート卿よりも年長者。

ロード・テニスン

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