トリニティ・ブラッド(トリブラ)のネタバレ解説・考察まとめ

『トリニティ・ブラッド』とは、著者・吉田直/キャラクター原案・THORES柴本による長編ダークファンタジー小説、及びそれを原作としたドラマCD、コミックス、アニメ作品である。
舞台は、中世のヨーロッパの啓蒙時代を彷彿とさせる世界観の遠未来。突如現れたヴァンパイアと人間は、互いの生存権をかけて戦いを続けていた。そんな中、ある神父がイシュトバーンと呼ばれる地に訪れ、レジスタンスとして活動するシスター見習いに出会う事から物語は大きく動き始める。

アレッサンド十八世

CV:藤田圭宣(アニメ版)/浅野まゆみ(ドラマCD版)
第399代ローマ教皇。
前教皇グレゴリオ三十三世の嫡子。
本人は極度の対人恐怖症であり、姉や兄の政略上より擁立されたこともありお飾りと揶揄されることもある。
見たものを瞬時に記憶するなど、サヴァン症候群のような才能が見られるが詳しく描かれてはいない。

ジェイムズ・バレー

CV:大木民夫(ドラマCD版)
製薬会社ドメネック社の社長であり、マッドサイエンティスト。
孤児院を経営しており、孤児を使って吸血鬼に改造する非人道的な研究に没頭する。

アルフォンソ・デステ

CV:谷口節(アニメ版)/広瀬正志(ドラマCD版)

ケルン大司教であったが、反旗を翻し新教皇庁「教皇」になった。
前教皇の実弟であるが、後継者争いに敗れ左遷されていた。
その後、新教皇庁を立ち上げるが口封じの為に、協力関係であった薔薇十字騎士団に殺害される。

アントニオ・ボルジア/アントニオ・デ・ボルジア・イ・ボルジア

CV:千葉進歩(ドラマCD版)
若くして、枢機卿まで上り詰めた実力者。
政治的感覚が鋭く、カテリーナに求婚するなど抜け目のない人物である。

ローラ・ヴィーテーズ

CV:産屋敦子(アニメ版・ドラマCD版)
聖マーチャーシュー教会司教。エステルの育ての親であり、彼女の死はエステルの人生で大きく影を落とす事になる。

エマヌエーレ・ダヌンツィオ

ジェラの支配から解放されたイシュトバーンの教会に派遣された大司教。
ブラザー・ペテロの元上司であり、ペテロが頭が上がらない人物。
エステルを聖女に祭り上げるために、つまらない脚本を描き最終的にブラザー・マタイに暗殺されてしまう。

シスター・ロレッタ

国務聖省のカテリーナの秘書。

ジオヴァンニ・フォルツァ

先代ミラノ公。ロストテクノロジーの研究者で、妻の不義の子供であるカテリーナを実子同様に愛し育てた人物。
早くから薔薇十字騎士団の危険性に気づき、居城を要塞化した張本人である。
ローマの地下墓地に安置されている黒の聖女リリスをめぐり、妻共々命を落とししまう。

ルードヴィッヒ二世

ゲルマニク国王。
儚げな美少年の容姿とは裏腹に、凶王、虐殺者などの悪名を持つ少年である。
エステルが即位するに当たって、早々に求婚を申し込んできた。

リブシェ・マリア・プシェミスル

ボヘミア公国第一公女。
聡明な人柄で、国民の人気も高い。
過去にレオンとアベルに命を救われた経験がある。

オタカル

ボヘミア公国国王。
生真面目な性格で、いかなる時も公務を優先する人物と思われていたが、娘の危機に親らしさを見せていた。

sekitori
sekitori
@sekitori

目次 - Contents