トリニティ・ブラッド(トリブラ)のネタバレ解説・考察まとめ

『トリニティ・ブラッド』とは、著者・吉田直/キャラクター原案・THORES柴本による長編ダークファンタジー小説、及びそれを原作としたドラマCD、コミックス、アニメ作品である。
舞台は、中世のヨーロッパの啓蒙時代を彷彿とさせる世界観の遠未来。突如現れたヴァンパイアと人間は、互いの生存権をかけて戦いを続けていた。そんな中、ある神父がイシュトバーンと呼ばれる地に訪れ、レジスタンスとして活動するシスター見習いに出会う事から物語は大きく動き始める。

聖書や神話に登場する世界破壊者を意味する言葉。
作中では、薔薇十字騎士団の世界の滅亡を図るというスタンスをさして用いられる事が多い。

大厄災

世界中を巻き込んだ核兵器、細菌兵器などが飛び交った大厄災/アルマゲドンと呼ばれる大戦争。
大厄災後、人類が持つ文明はほとんどが破壊された。
人類の生存圏はヨーロッパ周辺にまで狭められ、人々の生活は中世の水準まで後退していた。

絶滅時代

ダークランドとも呼ばれている。
大厄災後、生物の存在に適さなくなった地域のことをいう。
作品上では、地球の大半を占めることになっている。

『トリニティブラッド』の組織・国家

教皇庁/ヴァチカン

ローマ教皇の流れを汲む、ヴァンパイアに抵抗する人類の国家機構。
ローマに本拠地を構える。

教皇庁領

聖都と呼ばれるローマを中心とした広大な地域をいう。
現在でいう、イタリア、スイス、スロベニア、クロアチア、ボスニア、ヘルツェゴヴィナが相当する。

国務聖省

外務省のような役割を担う部署であり、教皇庁の超国家機関としての側面を代表している。

教理聖省

教理に加えて、内務省としての機能をになっている。
中には、軍事院、異端審問局、特務警察などが傘下である。

教会軍

教皇庁が保有する独自の軍事力。

聖宝認定局

ロストテクノロジーの発掘復元を行う最先端の部署

広報聖省

広報、情報収集並びプロトガンダを行う部署

国務聖省特務分室

Arcanum cella ex dono dei/通称Ax。
対外トラブルの処理や外交工作を行う部署。
実態はカテリーナが薔薇十字騎士団を倒すために結成した組織である。

教理聖省異端審問局

異端審問官と呼ばれる13人のエージェントと下部組織からなる実戦部隊。
対吸血鬼戦のエキスパートとして設立されたが、治安維持や異端派の粛清などが主な任務となっている。

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