シャーマンキングの持霊まとめ

『シャーマンキング』とは、武井宏之による漫画、及びそれを原作としたアニメ作品である。
平凡な中学生、小山田まん太のクラスに転校してきた不思議な少年麻倉葉。彼は霊と心を通わせることのできる霊能力者、「シャーマン」だった。500年に一度開催されるというシャーマンの王を決める戦い、「シャーマンファイト」に参加するべく上京してきたのだ。
葉は伝説の侍、阿弥陀丸を自らの“持霊”にし、シャーマンファイトに挑む。シャーマンは皆それぞれ持霊がおり、霊を物体に憑依させ具現化させて戦う。

左:カンナ、アシュクロフト 中央:マリ、チャック 右:マチルダ、ジャック

シャーマン:カンナ・ビスマルク(カナ)
霊力:770

1154年5月4日生まれ、おうし座のB型、享年61歳。

ドイツの名家、ビスマルク家に仕えていた中世の騎士霊。生前に使用していた槍を持ち、現代で製造した合金製の鎧を身に纏う。しかしこれらは媒介ではなく、タバコの煙に包まれたエクトプラズムが真の媒介。
槍で戦うかのように見せかけているが、本来の能力は身体を煙化することで物理攻撃を無効にする能力。煙の噴射を活かして飛行したり、半実体から生み出したスモーキーサーベルで攻撃する。

生前から鍛錬を欠かさず、なにかと決闘をしては全て勝利してきた。だが周囲からは厄介者扱いされており、老いてなお戦い続けるその様から「老鉄のアシュクロフト」と呼ばれていた。城主のチェスの相手をしていたところ、城に侵入した暗殺集団と一人で戦い、その全員を撃退する。ようやく周囲に認められたのも束の間、戦いの負傷によって死亡。以降カンナと出会うまでは亡霊となり城を徘徊していた。
カンナとは生まれた時から面識があり、赤ん坊の頃から無意識にエクトプラズムを吐き出してしまう霊媒体質のカンナを利用しようとする悪霊から守っていた。

チャック

シャーマン:マリオン・ファウナ(マリ)
霊力:680

西部開拓時代のガンマンの霊。
マリオンの母が手作りしたガンマン人形を媒介にする。普段マリオンがチャックの髪を持ちぶら下げるように構えるのは、身体部分を持つと射撃の照準に影響するからである。拳銃はリボルバー式だが、オーバーソウル製の弾丸を撃つため巫力が続く限り連射できる。

12歳の時に強盗を射殺し逮捕されるが、若年であることと家族を殺されたことで情状酌量が認められ釈放される。行き場を失ったチャックはその時に知り合った保安官の養子となり、保安官助手として育てられた。ガンマンの技を教わったチャックは、多くのアウトローと戦い少年保安官として一躍有名になる。しかし、20歳を目前に結核を患い死亡。その短くも鮮烈な生き様は伝説となり、チャックの愛用していた四丁の拳銃は愛好家たちの間で高値で取引された。そして長い間銃に取り憑いていたチャックの存在に初めて気付いたのがマリオンだった。以降はこの少女を守ることを固く誓い、持霊として共に戦う。

ジャック

シャーマン:マチルダ・マティス(マッチ)
霊力:700

二番目のジャックと呼ばれた少年殺人鬼の霊。
マチルダの手製カボチャ人形を媒介に、オーバーソウルによってコーティングされたナイフを使う。瞬発力があり不意打ちを得意とし、気が付いた時にはすでに切り裂かれている。

20世紀初頭のロンドン、切り裂きジャックの再来とされ街を震撼させた少年殺人鬼。そのあまりにも残忍な手口に、ロンドン警察は全ての事件を公にせず秘密裏に処理した。自分の才能が「ナイフによる殺人」だと思い込んでいた少年は老若男女区別なく殺害し続け、実に112人もの命を奪った。その中には自身の家族も含まれていた。最後に襲った警察官に射殺され、愛用していたナイフに取り憑くようになる。そのナイフは様々な人の手を渡り、やがて魔女の元へたどり着き、ジャックはそこで出会った少女に初めての恋をする。マチルダは危険な霊と知りながらも彼を持霊とした。

7人のマリアッチ(カルロス、ジョアン、アントニオ、ホセ、パンチョ、サパタ、ミゲル)

ペヨーテ・ディアス

シャーマン:ペヨーテ・ディアス
霊力:合計3800

ペヨーテの元友人の人間霊たち。暴力的かつ刹那的な性格で、喧嘩によって命を落としている。死後僅かしか経っていないが「超・占事略決」の力で精霊化しており、身体をサボテン状に変化させることもできる。カラベラ人形というメキシコの伝統的な「死者の祭り」の日に用いられる骸骨人形が媒介。

魑魅魍魎(ちみもうりょう)

BoZ

シャーマン:BoZ(米田 善、杉本 良)
霊力:一体につき10

己の形すら忘れてしまった虫や小鳥、小動物などの雑霊。小石や木片などその辺に落ちている自然のものを媒介に、BoZのかき鳴らすメロディーに乗せて攻撃する。

ランプの魔人ジン

モハメド・タバルスィー

シャーマン:モハメド・タバルスィー(ターバイン)
霊力:3000

千夜一夜物語にも登場するランプの精霊。代々ターバインの一族を守護しており、ターバインはお守りとしてランプを身に着けていた。そのランプを媒介にビームを発射し、攻撃する。日に限られた回数だけ願い事を叶えてくれるが、ビームは回数に含まれないらしい。

凶凶(シオンシオン)

ハン・ザンチンとオーバーソウルした凶凶

シャーマン:范 斬陳(ハン・ザンチン)
霊力:540

ジャイアントパンダの霊。動物園で脱走を図り、人を襲った為に殺された。生前遊び道具にしていた銅鑼が媒介。人気者だが自由のない凶凶と、嫌われ者だが金があり自由がある自分とどちらが不幸かと、ザンチンが動物園で物思いに耽っているうちに心の交流を果たしたのが出会い。

チームメイツ

ビッグガイ・ビル

シャーマン:ビル・バートン(ビッグガイ・ビル)
霊力:合計2210

メジャーアメフトチーム「ビッグガイズ」の21人のチームメイトの霊。ビッグガイ・ビルはその元リーダーだった。彼らは熱い友情で結ばれており、リーダーであるビルと今もなお共に戦い続けているのだ。
攻撃方法はアメフトに因み、アメフト道具を媒介に、敵に向かって一斉に突進する「ビッグタッチダウン」など。

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