チャーリーズ・エンジェル(2019年の映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『チャーリーズ・エンジェル』とは、2019年に公開されたアクション映画。『チャーリーズ・エンジェル』、『チャーリーズ・エンジェル フルスロットル』の続編である。彼女たちは国際機密企業チャーリー・タウンゼント社に所属しており、さまざまな特殊訓練を積み、男性顔負けの大活躍を見せるエリートエージェント。硬い結束力でどんな敵にも頭脳と行動力で立ち向かう。前作のエンジェルたち(キャメロン・ディアス、ドリュー・バリモア、ルーシー・リュー)の登場シーンがあり、前作のファンにも楽しめる内容。

最近引退したが、40年間タウンゼント社に貢献してきたボスレーの先駆者。引退前から自分でビジネスをしていた。タウンゼント社での功労者としての自負が強く、自分こそが「次期チャーリーだ」と確信しており、虎視眈々とチャンスを狙っていた。彼の言によれば、ガーデニングなどの引退生活など眼中にない。とにかく自己顕示欲と上昇志向が強い「暗躍者」という側面を隠しながらボスレーとしての仕事をしていた。

パトリック・スチュワート
1940年生まれ。イギリス・ヨークシャー出身
イギリス・シェイクスピア劇団「ロイヤル・シェイクスピア・カンパニー」で活躍。主な出演作は1981年『エクスカリバー』1984年『デューン/砂の惑星』、1986年『レディ・ジェーン/愛と運命のふたり』、1997年のメル・ギブソン、ジュリア・ロバーツ共演作『陰謀のセオリー』、2014年『コンフェッション~ある振付師の過ち~』。「新スタートレック」のジャン=リュック・ピカード船長役に抜擢。以後、『X-MEN』シリーズでプロフェッサーXを演じ、以後も数々の作品への出演を誇る名優。

エドガー・ボスレー(演:ジャイモン・フンスー)

ボスレーの1人で実行部隊としてエンジェルを率いている。ジェーンは彼から武道を習っている。鋭い観察眼を持ち、エンジェルたちからの信頼も厚い。今回のミッションに、1年前の顔合わせ経験があるサビーナとジェーンを当てたが、2人の間にあるわだかまりには気づいていなかったようだが、エレーナを助けるために万全な体制で悪を暴く計画を実行する。暗殺者「ホダック」とのカーチェイスでその高い運転技術を発揮する。

ジャイモン・フンスー
1964年4月24日生まれ。西アフリカ・ペナン出身
モデルを経て俳優の道へ進む。1997年の『アミスタッド』に出演したあとは、1999年、アメリカの人気ドラマ『ER 緊急救命室』、2000年『グラディエーター』、2002年『イン・アメリカ/三つの小さな願いごと』、2003年『トゥームレイダー2』などに出演。2005年にはユアン・マクレガー、スカーレット・ヨハンソン主演作『アイランド』に出演。2006年にはレオナルド・ディカプリオ主演『ブラッド・ダイヤモンド』、2014年の大ヒット作『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』、2017年のチャーリー・ハナム主演作『キング・アーサー』など、多くのヒット作への貢献をしている。

アレクサンダー・ブロック(演:サム・クラフリン)

エレーナの会社の創立者であり後援者。シャモニーにある自分の大邸宅で盛大なパーティを開くことを自慢にしている。彼にとっては、”カリスト”は自分の権力行使の単なる材料に過ぎず、闇の勢力に売却し、莫大な利益獲得を目論んでいた。

サム・クラフリン
1986年6月27日生まれ。イギリス・サフォーク出身。
イギリスのテレビシリーズ出演の後、2011『パイレーツ・オブ・カリビアン/命の泉』の宣教師フリップ役でブレイク。2012年『スノーホワイト』、2013年『ハンガー・ゲーム』シリーズに出演。2014年『あと1センチの恋』、2016年『世界一キライなあなたに』でエミリア・クラークと共演。ジェマ・アータートン共演作『人生は市ネマティック!』、2017年のレイチェル・ワイズ共演作『レイチェル』、最近の出演作は2018年『アドリフト 41日間の漂流』『ナイチンゲール』など。最新作である2020年『エノーラ・ホームズの事件簿』が9月にNetflixで配信された。

ホダック/暗殺者(演:ジョナサン・タッカー)

ジョンに雇われている冷酷無比な暗殺者。その高い身体能力でサビーナとジェーンを苦しめる。武器の扱いにも精通しており、縦横無尽な攻撃にはさすがのエンジェルたちも恐れをなすほどである。ジェーンと格闘を繰り返すうちに自身の「戦闘パターン」をジェーンに見抜かれ、苦闘するハメになる。平然と人をあやめる非情さは心底恐怖を感じさせる。

ジョナサン・タッカー
1982年5月31日生まれ。アメリカ・マサチューセッツ州ボストン出身
1999年『ヴァージン・スーサイズ』、2005年『ホステージ』、207年『告発のとき」、2010年『スリーデイズ』などの映画に出演。テレビドラマでは2003年『LAW&ORDER:性犯罪特捜班』、2006年『LAW&ORDER:性犯罪心理捜査班』、2011年『クリミナル・マインドFBI行動分析課』、2014年『ハンニバル』、2018年『ウェストワールド』など。

ピーター・フレミング(演:ナット・ファクソン)

エレーナの上司。“カリスト”を持ち出し、バイヤーに高く売りつけようともくろむ。エレーナとの面談の際には、「君はブロックのパーティには招待されたことがないだろう?俺はあるぞ」と自慢するような嫌味な上司である。”カリスト”が未完成であり、その危険性を訴えるエレーナの説明にもまったく聞く耳を持たず、ひたすら私利私欲を追求し、会社とスタッフを裏切る行為に走る。その反面、ワキの甘さから窮地に立たされることになる。

ナット・ファクソン
1975年10月11日生まれ。アメリカ・マサチューセッツ州ボストン出身
コメディアン・監督/脚本家という多才な肩書きを持つ俳優である。彼が手掛けた作品には、2012年公開映画『ファミリー・ツリー/脚本』、2014年公開映画『プールサイド・デイズ/監督・脚本』、2019年公開映画『サラブレッド/製作』などがある。出演作としては、2005年『ロミーとミッシェルの場合/セレブ入門編』、2011年『バッド・ティーチャー』、2018年『ファーザー・オブ・ザ・イヤー』などがある。テレビシリーズでは、『NCIS~ネイビー犯罪捜査班』の第3シーズン第6話にゲスト出演。

ジョニー・スミス(演:クリス・パン)

リオデジャネイロでサビーナとの豪華なディナーの席で、手下とともに壊滅させられた謎多き人物。フレミングのバイヤーの代理人でもある。ソフトな印象を相手に与えるので、敵を攪乱するのがうまい。今でもサビーナに惹かれているようで、シャモニーでの再会でも喜びを表現する。時宜に応じて寝返る風見鶏的な、危ない「策士」でもあることが判明する。

クリス・パン
祖父母が中国出身というルーツを持つ。オーストラリアで生まれ育ち、北京語と広東語を流暢に話す。彼が10代の頃に香港映画で活躍していたチョウ・ユンファ、トニー・レオン、アンディ・ラウなどは彼のアイドルだった。2010製作オーストラリア映画『トゥモロー 僕たちの国が侵略されたら…』、2018年公開映画『クレイジー・リッチ!』に出演。2020年にHulu配給の『パーム・スプリングス』にも出演を果たしている。

聖人(演:ルイス・ヘラルド・メンデス)

タウンゼント社の武器などの手配をするスタッフ。エンジェルたちエージェントに適切な武装を整えることに強い使命感を持つ。相手の心身の弱点をすばやく見抜き、あらゆるサポートを提供してくれる頼もしい味方である。サビーナとはとくに親しく接しており、心を許し合った仲であることがうかがえる微笑ましいシーンもある。

ルイス・ヘラルド・メンデス
1982年3月12日生まれ。NETFLIX製作コメディ『クラブ・デ・クエルボス/シーズン1~4』、2018年オランダ、メキシコ合作映画『タイムシェア』、2018年アメリカ映画『マーダー・ミステリー』に出演。

ラングストン(演:ノア・センティネオ)

エレーナの同僚で“カリスト”開発を一緒に手掛ける。出番は少ないものの、純情な青年としての存在感は一服の清涼剤となりうる。自身の研究室での、想定外のジェーンとの出会いが彼に与えた影響は決して小さくはなさそうである。ジェーンとの恋の行方にも期待したい。

ノア・センティネオ
1996年5月9日生まれ。アメリカ・フロリダ州マイアミ出身
ディズニーチャンネルに多数出演。2009年からは映画界へも進出している。2015年~2017年『フォスター家の事情/シーズン3、4』に出演。2018年Netflix『好きだった君へのラブレター』、2018年Netflix『シエラ・バージェスはルーザー』、2019年Netflix『パーフェクト・デート』出演。2009年からは映画界へも進出している。2017年のミラ・カベロ『Havana feat. Young Thug』MVに出演。

『チャーリーズ・エンジェル』の用語

タウンゼント社

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