こどものおもちゃ(こどちゃ)のネタバレ解説・考察まとめ
『こどものおもちゃ』とは、子役タレントとして活躍する主人公・小学6年生の倉田紗南と、クラスメイトで問題児の羽山秋人を中心に繰り広げられる学校生活を描いた作品である。物語の中では、学校で起こるイジメや問題を紗南が解決しようとする姿、子供ならではの淡い恋心やストレートな感情が描かれている。学級崩壊や家庭崩壊、イジメといった社会問題を取り上げた深刻なシーンも、ギャグを交えながら表現されている。そのため、子供も大人も最後まで楽しむことができる学校生活を描いたコメディ漫画およびアニメ作品。
CV:松山鷹志
映画に命をかけている若手の映画監督。役者の命にも関わるほどの危険なことでも要求することがある。
紗南と直澄が主演の「水の館」で、日本マカダミアン映画祭最優秀監督賞を受賞する。しかし、燃え盛る館から紗南が出て来ないアクシデントがあっても、館が崩れ落ちる寸前までカメラを止めずに玲をハラハラさせていた。
その他
恩多 武蔵(おんだ たけぞう)
CV:石川正明→森訓久
実紗子の担当編集者で、よく倉田家のシーンで登場している。倉田家からは「恩多さん」と呼ばれている。締め切りに間に合わせるために、実紗子をどこまでも追いかける。時には倉田家に何日も泊まり込んでいることも。
鹿島 良助(かしま りょうすけ)
CV:津田健次郎
実紗子の元夫でヒモだった。ギャンブル好きで、実紗子に時々お金を借りにやってくる。どうしようもない男だが、紗南曰く憎めない人。
坂井 佳子(さかい けいこ)
CV:土井美加
紗南の産みの母親。
中学生の時に身の回りの世話をしてくれていた叔父と恋に落ちる。14歳の時に自宅で紗南を出産してすぐに、公園のベンチに置き去りにする。顔は紗南と瓜二つ。
現在は、まり子という女の子の母親になっていた。実紗子が出版した『娘と私』がきっかけで、母親として名乗り出て紗南と再会する。将来的に一緒に暮らしたいと紗南に伝えるが断られてしまう。
アニメでは、紗南の父親は俳優の五條武史になっている。
坂井 まり子(さかい まりこ)
CV:齋藤彩夏
紗南の産みの母親の佳子の娘。紗南とは異父妹になる。1991年(アニメでは1993年)生まれで紗南の大ファン。紗南の育ての親の実紗子が出版した『娘と私』がきっかけで、紗南と再会した母に連れられ、紗南と遊園地で遊ぶ。
アニメでは、まりこにスポットを当てたストーリーがある。
高石 裕太(たかいし ゆうた)
CV:長沢直美
松井風花の大阪の小学校の同級生。
小学校時代は風花と良い感じの雰囲気であった。しかし、風花が幼稚園の時にファーストキスをしていたという話を聞き、それがきっかけで風花から離れてしまう。
卒業式の日に志津から告白され付き合い始めるが、東京に引っ越してしまった風花を忘れられずにいた。中学生になったある日、友人たちと風花がいる東京に遊びに行く。皆で話をする中で、お互いに誤解をしていたことが分かる。帰り際に風花によりを戻そうと話すが、風花に断られてしまう。
アニメ版の終盤では、風花と両想いになり遠距離恋愛をするようになっている。
アニメでのオリジナルキャラクター
ばびっと
CV: 引田とも子(TOMO) OVAでは、一部を赤土眞弓が担当している。
悪魔のような羽で飛び回り言葉をしゃべる、全身真っ白の謎の生き物。物語のあちこちに現れ、登場人物の言葉や動きにツッコミを入れている。「ばびっと」という名前は、漫画の読者からの公募で決まった。玲のスーツにはばびっとの飾りがついていたり、紗南の家の中にばびっとのぬいぐるみが飾られている。
ぜんじろう
CV:ぜんじろう
アニメ版のバラエティ番組『こどものおもちゃ』の先生役をしている。後続の番組『おばはんのおもちゃ』でも司会を担当する。紗南と麻子が出演するドラマにおまわりさん役で出たり、紗南が出演するCMに内山田と共に被り物姿で出ていたりと、アニメのいたるところで出てきている。
東大和 実吉(ひがしやまと さねきち)
CV:大地丙太郎
ぜんじろうのマネージャーをしている。ぜんじろうから「さねやん」と呼ばれている。
内山田(うちやまだ)
CV:石井直子
子役でぽっちゃりした体型で食いしん坊キャラクター。内山信二がモデルになっている。紗南が出演している、バラエティ番組『こどものおもちゃ』で共演している生徒の一人。
アニメ版では、先生役のぜんじろうの隣にいることが多い。紗南が出演するCMに、ぜんじろうと一緒に被り物姿で出演していることがある。
小花 美穂(おばな みほ)
CV:小林教子
作品内でクイズ番組という形式で放送したが、「お、おばなです」のみのセリフだった。第20話に登場する。クイズ番組内で紗南が得た賞品は、その後の話でたびたび登場している。
幸司(こうじ)
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『こどものおもちゃ』とは、1994年から少女漫画雑誌『りぼん』で連載された小花美穂の漫画である。家庭崩壊や少年犯罪などの社会問題を子どもの視点で描き、シリアスな描写もあるもののコメディ色が強い。そのため子どもから大人まで幅広く人気を集めた。人気子役として活躍する倉田紗南とクラスの問題児・羽山秋人を中心とした学園もののストーリーで、2人を中心にさまざまなカップルが存在する。
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目次 - Contents
- 『こどものおもちゃ』の概要
- 『こどものおもちゃ』のあらすじ・ストーリー
- 子役タレントとクラス崩壊
- 羽山家の再生
- 「母親名のり出なさい」
- 進学、親友、そして失恋
- 罪と罰
- 逃避行の末に
- 『こどものおもちゃ』の登場人物・キャラクター
- 倉田家
- 倉田 紗南(くらた さな)
- 倉田 実紗子(くらた みさこ)
- 相模 玲(さがみ れい)
- 志村 チヨ(しむら ちよ)
- ごん太(ごんた)
- まろちゃん
- 羽山家
- 羽山 秋人(はやま あきと)
- 羽山 夏美(はやま なつみ)
- 羽山 冬騎(はやま ふゆき)
- 羽山 小春(はやま こはる)
- 羽山 紗里(はやま さり)
- 同級生
- 大木 剛→佐々木 剛(おおき つよし→ささき つよし)
- 杉田 亜矢(すぎた あや)
- 松井 風花(まつい ふうか)
- 小森 和之(こもり かずゆき)
- 熊谷 ひさえ(くまがい ひさえ)
- 鈴木 まみ(すずき まみ)
- 五味 真一(ごみ しんいち)
- 安田 幸弘(やすだ ゆきひろ)
- 伊丹 壯十郎(いたみ そうじゅうろう)
- 小島 正平(こじま しょうへい)&粕屋 良太(かすや りょうた)
- 石田 三男(いしだ みつお)
- 学校の先生
- 千石(せんごく)
- 三屋(みつや)
- 田中(たなか)
- 校長(こうちょう)
- 安藤 すみれ(あんどう すみれ)
- 紗南の仕事関係
- 加村 直澄(かむら なおずみ)
- 来海 麻子(くるみ あさこ)
- 明石家 よんま(あかしや よんま)
- 小野 幹雄(おの みきお)
- その他
- 恩多 武蔵(おんだ たけぞう)
- 鹿島 良助(かしま りょうすけ)
- 坂井 佳子(さかい けいこ)
- 坂井 まり子(さかい まりこ)
- 高石 裕太(たかいし ゆうた)
- アニメでのオリジナルキャラクター
- ばびっと
- ぜんじろう
- 東大和 実吉(ひがしやまと さねきち)
- 内山田(うちやまだ)
- 小花 美穂(おばな みほ)
- 幸司(こうじ)
- キムチ タクヤ
- 大地 詩織(だいち しおり)
- 倉田 静(くらた しずか)
- 片桐 三造(かたぎり さんぞう)
- 国定の親分(くにさだのおやぶん)
- 黒崎 利三(くろさき としぞう)
- 夢園 又太 (ゆめぞの またた)
- 阿久戸 以蔵(あくど いぞう)
- 飛田 まゆ(とびた まゆ)
- 綾乃花丸小路 智美(あやのはなまるこうじ ともみ)
- 津(つ)
- タランタール監督
- スージィ
- 大河内(おおこうち)
- 五條 武史(ごじょう たけし)
- 松岡 昌宏(まつおか まさひろ)
- 篠原 ともえ(しのはら ともえ)
- 中尾 翔太(なかお しょうた)
- ゲイリー・ハミルトン
- ミシェル・ハミルトン
- シシル・ハミルトン
- ラムシー
- ブラッド
- ユウコ ミズグチ(漢字名不明)
- リック
- バーナデット
- 尾崎 理穂(おざき りほ)
- 『こどものおもちゃ』の原作漫画とアニメの違い・相違点
- ばびっとと紗南の父の存在
- 言葉やシチュエーションの表現の仕方
- 紗南と直純、紗南と羽山の関係性
- 玲が引き受けてきた仕事の数
- 紗南の「人形病」の話は漫画のみ
- アニメ版の大半はオリジナルストーリー
- 『こどものおもちゃ』の用語
- 劇団こまわり
- 小学生ユニット「少六隊」
- 『水の館』
- 『水の館』とは
- 『水の館』のストーリー
- 『こどものおもちゃ』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 紗南「名付けて「親子丼バカ」!」
- 紗南「あーちゃんママはね…あーちゃんを愛してるから…がんばってうんだのよ…だから…ママの分も…がんばって生きてね…」
- 紗南「思うだけでいーんだ。見返りはいらない」
- 直澄「僕のことを好きだなんて言う紗南ちゃんは嫌いだ」
- 羽山「親に嫌われてる子供がおめーみたいにまっすぐに育つかよ」
- 羽山「お前と離れたらダメんなるのはオレの方だ!」
- 実紗子「この先も長く幸せにつきあっていきたいなら、性は真面目に考えなさい…言いたいのはそれだけよ」
- 『こどものおもちゃ』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 紗南の言い間違いが多い
- アニメ版出演者の多様な経歴
- 『こどものおもちゃ』が舞台公演された
- 『こどものおもちゃ』特別番外編が発売されていた
- 続編『Deep Clear』とは
- 続編『Deep Clear』のストーリー
- 「ブルッチャ」が発売されていた
- 『こどものおもちゃ』の主題歌・挿入歌
- OP(オープニング):TOKIO「19時のニュース」(第1話-第44話)
- OP(オープニング):篠原ともえ「ウルトラリラックス」(第45話-第102話)
- ED(エンディング):Still Small Voice「パニック!」(第1話-第39話)
- ED(エンディング):引田とも子withばびっと隊「DAIJO-BU」(第40話-第74話)
- ED(エンディング):知念里奈「PINCH~Love Me Deeper~」(第75話-第102話)
- 挿入歌:小田靜枝「Good-bye love」(第8話、第10話、第96話)