こどものおもちゃ(こどちゃ)のネタバレ解説・考察まとめ
『こどものおもちゃ』とは、子役タレントとして活躍する主人公・小学6年生の倉田紗南と、クラスメイトで問題児の羽山秋人を中心に繰り広げられる学校生活を描いた作品である。物語の中では、学校で起こるイジメや問題を紗南が解決しようとする姿、子供ならではの淡い恋心やストレートな感情が描かれている。学級崩壊や家庭崩壊、イジメといった社会問題を取り上げた深刻なシーンも、ギャグを交えながら表現されている。そのため、子供も大人も最後まで楽しむことができる学校生活を描いたコメディ漫画およびアニメ作品。
CV:松本吉朗
紗南と羽山の6年3組のクラスメイトで、羽山の子分的存在。中学生編からはほとんど出ていない。
石田 三男(いしだ みつお)
CV:岡村明美
神保中学校1年2組。紗南を前にすると興奮して鼻血が噴き出してしまうほど紗南の熱心なファン。紗南と仲が良い羽山に決闘を挑み、入学早々一悶着起こしたことがある。紗南に告白するがふられてしまう。
アニメ版の後半では、紗南と羽山が作った空手部のマネージャー補佐を希望する。しかし、空手部が千石に目をつけられたことで、適当な理由をつけて退部するという情けない男子生徒である。
学校の先生
千石(せんごく)
CV:中村大樹
神保中学校の男性教師で、羽山や剛がいる1年1組の担任。担当教科は理科。
高校時代に同級生から陰湿ないじめを受けていた過去がある。神保中学校では、何かと嫌味を言ってくることから、生徒たちから評判が悪かった。漫画版では、他の生徒がいる前で、羽山にカツラであることをバラされたことをきっかけに、羽山への当たりが強くなる。
アニメ版では、羽山を退学させるべく、あの手この手で羽山を追い込もうとする。最終話では、自分が何気なく発した言葉で担任をしている生徒の中尾を傷つけ、さらには中尾が助けを求めていることに気付くことができなかったという事態を校長から指摘され中学教師を辞職することになる。
三屋(みつや)
CV:仲尾あづさ(アニメ版)/永堀美穂(OVA版)
神保小学校6年3組の担任の女性教師。
副担任の田中と保健室でイチャイチャしていた姿を羽山に隠し撮りされてしまう。羽山が中心となりクラスの男子から担任いびりをされ、毎日のように怯えて過ごしていた。紗南が羽山から隠し撮りの写真を取り上げたことで、担任いびりされなくなる。卒業を迎えるまでに徐々にたくましくなっていく。
田中(たなか)
CV: 岩田光央(アニメ版)/中原茂(OVA版)
神保小学校6年3組の副担任。
担任の三屋と保健室でイチャイチャしているところを羽山に隠し撮りされる。隠し撮り写真をチラつかせてくる羽山に手出しができず、児童たちからは情けない男性教師と思われていた。
校長(こうちょう)
CV:茶風林
神保小学校の校長。
とても寛容な性格で「何とかなるなる」が口癖。そのため、児童たちからは「なるなる校長」と呼ばれている。神保中学校では、兄が校長をしている。
安藤 すみれ(あんどう すみれ)
CV:さとうあい
神保小学校の教頭。校則や風紀に厳しい。特技はリンボーダンス。問題児だった羽山には常に目をつけている。
アニメ版のオリジナルストーリー内では、華麗なリンボーダンスを披露している。また、ぜんじろうのファンでもある。
紗南の仕事関係
加村 直澄(かむら なおずみ)
出典: twitter.com
CV:南央美
1983年(アニメでは1985年)2月10日生まれの水瓶座。大人気の子役。父親は外国人。趣味はトランペット。
生まれて間もなく母親に捨てられたため、児童養護施設の加村学園で育っている。感情が高ぶった時には、トランペットを吹いて気持ちを落ち着かせる。赤ん坊の時に一時期一緒に過ごした紗南へ恋心を抱いている。芸能界で人気が出てからは、紗南との恋愛の噂も絶えない。多くのファンの中には、紗南を憎みケガをさせてしまうほどの熱狂的なファンもいる。
アニメ版のオリジナルストーリーのニューヨーク編では、母親のユウココイズミと父親のゲイリーハミルトンに再会するなど、漫画では触れられることがなかった生い立ちが描かれている。また、ニューヨークから帰国後の一時期、紗南と恋人関係になる。
来海 麻子(くるみ あさこ)
出典: twitter.com
CV:仲尾あづさ(アニメ版)/岡村明美(OVA版)
5月20日生まれの牡牛座。初主演の映画では、主演女優賞を獲得している。
紗南と姉妹設定で、ドラマ共演した女優。高校生の頃に紗南のマネージャーの玲と付き合っていたが、女優を目指すために玲と距離を置くことにする。玲とはそれ以来音信不通であった。紗南とのドラマ共演をきっかけに、玲と再会・交際し始める。
明石家 よんま(あかしや よんま)
漫画版のバラエティ番組『こどものおもちゃ』の先生役で紗南と共演をしている。アニメ版での『こどものおもちゃ』は、先生役としてぜんじろうが起用されている。そのためアニメ版には登場していない。
小野 幹雄(おの みきお)
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『こどものおもちゃ』とは、1994年から少女漫画雑誌『りぼん』で連載された小花美穂の漫画である。家庭崩壊や少年犯罪などの社会問題を子どもの視点で描き、シリアスな描写もあるもののコメディ色が強い。そのため子どもから大人まで幅広く人気を集めた。人気子役として活躍する倉田紗南とクラスの問題児・羽山秋人を中心とした学園もののストーリーで、2人を中心にさまざまなカップルが存在する。
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目次 - Contents
- 『こどものおもちゃ』の概要
- 『こどものおもちゃ』のあらすじ・ストーリー
- 子役タレントとクラス崩壊
- 羽山家の再生
- 「母親名のり出なさい」
- 進学、親友、そして失恋
- 罪と罰
- 逃避行の末に
- 『こどものおもちゃ』の登場人物・キャラクター
- 倉田家
- 倉田 紗南(くらた さな)
- 倉田 実紗子(くらた みさこ)
- 相模 玲(さがみ れい)
- 志村 チヨ(しむら ちよ)
- ごん太(ごんた)
- まろちゃん
- 羽山家
- 羽山 秋人(はやま あきと)
- 羽山 夏美(はやま なつみ)
- 羽山 冬騎(はやま ふゆき)
- 羽山 小春(はやま こはる)
- 羽山 紗里(はやま さり)
- 同級生
- 大木 剛→佐々木 剛(おおき つよし→ささき つよし)
- 杉田 亜矢(すぎた あや)
- 松井 風花(まつい ふうか)
- 小森 和之(こもり かずゆき)
- 熊谷 ひさえ(くまがい ひさえ)
- 鈴木 まみ(すずき まみ)
- 五味 真一(ごみ しんいち)
- 安田 幸弘(やすだ ゆきひろ)
- 伊丹 壯十郎(いたみ そうじゅうろう)
- 小島 正平(こじま しょうへい)&粕屋 良太(かすや りょうた)
- 石田 三男(いしだ みつお)
- 学校の先生
- 千石(せんごく)
- 三屋(みつや)
- 田中(たなか)
- 校長(こうちょう)
- 安藤 すみれ(あんどう すみれ)
- 紗南の仕事関係
- 加村 直澄(かむら なおずみ)
- 来海 麻子(くるみ あさこ)
- 明石家 よんま(あかしや よんま)
- 小野 幹雄(おの みきお)
- その他
- 恩多 武蔵(おんだ たけぞう)
- 鹿島 良助(かしま りょうすけ)
- 坂井 佳子(さかい けいこ)
- 坂井 まり子(さかい まりこ)
- 高石 裕太(たかいし ゆうた)
- アニメでのオリジナルキャラクター
- ばびっと
- ぜんじろう
- 東大和 実吉(ひがしやまと さねきち)
- 内山田(うちやまだ)
- 小花 美穂(おばな みほ)
- 幸司(こうじ)
- キムチ タクヤ
- 大地 詩織(だいち しおり)
- 倉田 静(くらた しずか)
- 片桐 三造(かたぎり さんぞう)
- 国定の親分(くにさだのおやぶん)
- 黒崎 利三(くろさき としぞう)
- 夢園 又太 (ゆめぞの またた)
- 阿久戸 以蔵(あくど いぞう)
- 飛田 まゆ(とびた まゆ)
- 綾乃花丸小路 智美(あやのはなまるこうじ ともみ)
- 津(つ)
- タランタール監督
- スージィ
- 大河内(おおこうち)
- 五條 武史(ごじょう たけし)
- 松岡 昌宏(まつおか まさひろ)
- 篠原 ともえ(しのはら ともえ)
- 中尾 翔太(なかお しょうた)
- ゲイリー・ハミルトン
- ミシェル・ハミルトン
- シシル・ハミルトン
- ラムシー
- ブラッド
- ユウコ ミズグチ(漢字名不明)
- リック
- バーナデット
- 尾崎 理穂(おざき りほ)
- 『こどものおもちゃ』の原作漫画とアニメの違い・相違点
- ばびっとと紗南の父の存在
- 言葉やシチュエーションの表現の仕方
- 紗南と直純、紗南と羽山の関係性
- 玲が引き受けてきた仕事の数
- 紗南の「人形病」の話は漫画のみ
- アニメ版の大半はオリジナルストーリー
- 『こどものおもちゃ』の用語
- 劇団こまわり
- 小学生ユニット「少六隊」
- 『水の館』
- 『水の館』とは
- 『水の館』のストーリー
- 『こどものおもちゃ』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 紗南「名付けて「親子丼バカ」!」
- 紗南「あーちゃんママはね…あーちゃんを愛してるから…がんばってうんだのよ…だから…ママの分も…がんばって生きてね…」
- 紗南「思うだけでいーんだ。見返りはいらない」
- 直澄「僕のことを好きだなんて言う紗南ちゃんは嫌いだ」
- 羽山「親に嫌われてる子供がおめーみたいにまっすぐに育つかよ」
- 羽山「お前と離れたらダメんなるのはオレの方だ!」
- 実紗子「この先も長く幸せにつきあっていきたいなら、性は真面目に考えなさい…言いたいのはそれだけよ」
- 『こどものおもちゃ』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 紗南の言い間違いが多い
- アニメ版出演者の多様な経歴
- 『こどものおもちゃ』が舞台公演された
- 『こどものおもちゃ』特別番外編が発売されていた
- 続編『Deep Clear』とは
- 続編『Deep Clear』のストーリー
- 「ブルッチャ」が発売されていた
- 『こどものおもちゃ』の主題歌・挿入歌
- OP(オープニング):TOKIO「19時のニュース」(第1話-第44話)
- OP(オープニング):篠原ともえ「ウルトラリラックス」(第45話-第102話)
- ED(エンディング):Still Small Voice「パニック!」(第1話-第39話)
- ED(エンディング):引田とも子withばびっと隊「DAIJO-BU」(第40話-第74話)
- ED(エンディング):知念里奈「PINCH~Love Me Deeper~」(第75話-第102話)
- 挿入歌:小田靜枝「Good-bye love」(第8話、第10話、第96話)