スターオーシャン セカンドストーリー(スターオーシャン2)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『スターオーシャン セカンドストーリー』とは1998年にエニックスより発売されたプレイステーション専用ソフト。2008年にはリメイク版をPSPで発売し、2015年にはPS3・PSVita・PS4でもリメイク版が発売されている。ストーリーは主人公クロードがもう一人の主人公レナと出会い、仲間たちと共に冒険をするといったもの。2016年には歴代の『スターオーシャン』シリーズのキャラクターを登場させるクロスオーバーのスマートフォンゲーム『スターオーシャンアナムネシス』も発売されている。

エルリアタワー

エルリアタワー入り口

クロード達がエルリアタワーへ向かっているその頃、ロニキスはセクターθアルクラ星系にある特殊なエネルギー活動の調査に向かうため戦艦カルナスにいた。途中アルクラ星系第4惑星(惑星エクスペル)から未確認の緊急避難電波が発信されているのを確認する。クロードのものだとわかりロニキスはアルクラ星系第4惑星に舵を切った。クロード達はエルリアタワーに到着、IDカードを使おうとすると、レナのペンダントが光る。原因はこの時点では不明だが、のちにソーサリーグローブと反応するクォドラティックキーだったことが判明する。エルリアタワー捜索中、カルナスからの通信が入りクロードがカルナスに転送されてしまう。クロード編の場合カルナス内部でロニキスと再会し、エクスペルは80分後に消滅するという事実を知らされる。消滅する惑星にクロードを戻すわけにはいかないとロニキスは言うが、クロードは仲間に最後お別れを言わせてほしいと言い、エクスペルに再度転送してもらう。レナ編の場合突然クロードが消えてしまったため、残された仲間とクロードの帰りを待つが、クロードは何者なのか、実はシンの仲間なのではと仲間達は疑心暗鬼に陥り、半ば仲間割れのようになるが、レナだけはクロードを信じ、待ち続ける。そうこうしているうちにクロードが再転送されエルリアタワーに戻ってくる。クロードは英雄の息子ではなく、クロードとして接してくれたエクスペルの仲間と80分後に消滅する覚悟を決め、通信機を捨ててエルリアタワー散策を続けることにした。エルリアタワー最上階でシンと再戦を果たす、シンを倒すとその先にはソーサリーグローブともに十賢者という10人の正体不明の敵がいる。

ソーサリーグローブの前にあらわれる十賢者

十賢者の正体はネーデという別の星から来た異星人で罪人。十賢者の目的は銀河征服、そのためにソーサリーグローブを用いてエクスペルの軌道を変え、ネーデと衝突させることで十賢者はネーデに戻ろうとしていた。十賢者からクロードは地球人、レナはエクスペル人ではなくネーデ人であることを告げられる。レナのペンダントはソーサリーグローブと呼応するクォドラティックキーというものでネーデ人だからソーサリーグローブと呼応するものを持っていることを十賢者に言われるが、十賢者からはエクスペルがもうすぐ消滅してしまうことも伝えられるため、クロード以外の仲間もエクスペルが消滅してしまう事実を知ってしまいうろたえる。十賢者の1人メタトロンが衝突までの時間稼ぎとしてクロード達と戦う。戦っている最中に衝突し、エクスペルは消滅、十賢者達は当初の目的通りネーデに転送されるが十賢者の近くにいたため、クロード達も消滅せず、ネーデに転送される。

エナジーネーデ

外壁学園

何故かここに来たことがある気がするレナ

エルリアタワーから飛ばされ、ここがどこかわからないクロード達だが、おそらくネーデという星に転送されたことを把握する。なぜかレナはここがネーデの外壁学園だとわかる。近くに十賢者がいないことを確認しながら、今まで十賢者から聞いた情報を整理する。クロードは自分が地球人であると仲間に話すが、仲間はクロードはクロードと一括し、地球の出身ということを全く気にしていない。レナも自分がエクスペルの人間ではないことを知ってしまったが、自分の出生のルーツであるネーデに興味を持ち、エクスペルに戻る方法を仲間みんなで模索することを旅の新たな目的とした。周囲を散策するとトランスポーターがあり、トランスポーターから声が聞こえてくる。声に従いトランスポーターに入るとセントラルシティに転送される。

セントラルシティ

ネーデの歴史を語る、セントラルシティ市長ナール(画面中央右)

トランスポーターの声の主はセントラルシティの市長ナールだった。ナールの口から十賢者の真実が語られる。ネーデは昔は1つの惑星だったが、今は高エネルギーのフィールドに覆われた惑星エナジーネーデになった。37億年前ネーデは高度な文明をもっていたため、あらゆる銀河の惑星がネーデの統治下に集まっていた。それは強制ではなく共存しあうという、理想に近いかたちで集まっていた。しかし、その中に邪心をもつものがいた。彼らは「神の十賢者」と名乗るもので、惑星の共存ではなく惑星の支配をのぞんだ。十賢者はネーデの主要都市を制圧したが、ネーデ軍は死闘の末十賢者をエタニティースペースという一度入ったら出られない特殊な牢にいれ銀河に追放した。十賢者とネーデ人の戦いではネーデ人が勝ったのだ。この戦いを経て、ネーデ人は十賢者をも倒せる強大な力をもってることに、気づいてしまった。もしまた十賢者みたいなものがでてくると戦乱が絶えなくなってしまう。長い会議のすえ、奇才ランティス博士が結論として、自らの進化とネーデの力の封印をすることになった。まず、自分たちの進化を封印するため、惑星ネーデはネーデ人自らで破壊した。そして自分たちの力を封印するためにネーデ人はすべての高エネルギー体の中の居住区エナジーネーデに移住することにし、エネルギー体は外界とネーデの行き来を禁じネーデは外の世界と断絶することにした。どうやってエタニティースペースを十賢者が脱出したのかは不明だが、十賢者の目的は彼らが言っていた通り銀河征服で間違いない。ナールはクロード達に十賢者を倒してほしいと懇願する。クロード達は承諾する。ナールはネーデ内での移動手段としてサイナードという飛行紋章生物を手に入れるようにという。サイナードはノースシティの飼育場にいるため、クロード達はサイナードを確保するためにノースシティへ向かう。ここでレナ編だとレナだけナールに呼び出され、自分の出生の話を聞くことができる。レナは7憶ネーデ年前の人間であり、実母リーマの研究の事故から逃れるために転送装置に入れられ時空を飛び越えて現代のエクスペルの神護の森に転送され、子供に恵まれなかったランフォード夫妻に拾われた。その際にリーマはレナにいつかどこかで会えるかもしれない願いをこめてペンダントを渡していた。そのため、レナは長く尖った耳や、回復の紋章術が使えるというネーデ人の特徴をもっている。レナは自分の出生が明らかになったが、本当の母は育ての親のウェスタであることをナールに告げ、クロード達のもとへ戻る。

ノースシティ

サイナードにクロード達のデータを入力する

ノースシティの飼育場にサイナードがいるため、飼育場に向かう。飼育場では人工的にサイナードを飼育しており、主人に服従させるために主人のデータをサイナードにインプットさせる必要がある。クロード、レナとデータをサイナードに入力した段階でデータを入力したサイナードが暴走してしまう。飼育場の館長のアーティス曰く、ネーデ人でないデータをサイナードにインプットしたことがないため、クロードのデータ、レナのデータどちらのデータで暴走してしまったかはわからないが、サイナードが暴走してしまう以上人工のサイナードを提供することができない。そのためアーティスは、ノエルの家にクロード達を転送する。ノエルから野生のサイナードの話を聞く。野生のサイナードは絶滅危惧種で残り1匹しかいない。野生のサイナードを服従させるためには自分より精神と力が勝っていると理解させなけらばならないという難しい方法のため、力でねじ伏せるだけでなく心も優れていないといけない。ノエルと共にサイナードが保護されている紅水晶の洞窟へ赴く、しかし十賢者の影響か紅水晶の洞窟の動物が狂暴化している。サイナードと動物が接触したら危険と判断し、急いでサイナードの保護に向かう。案の定サイナードは狂暴化した動物に襲われていた。動物を撃退しサイナードを救ったが、サイナードには赤ちゃんがいた。サイナードを連れて行ってしまうことで赤ちゃんと引き離してしまうこと、また弱ったサイナードを叩きのめすことに抵抗を感じたクロードはサイナードを手に入れるのを諦める。レナが弱ったサイナードを回復させていると、母親のサイナードが心を許してくれて仲間になる。

紋章生物サイナード

ノエルの仲間加入選択、ノエルを仲間にしない場合は赤ちゃんサイナードはノエルの家で育てられる。ノエルが仲間になる場合はノースシティの飼育場で赤ちゃんサイナードは育てられる。サイナードを手に入れたクロード達はノースシティのアーティスに報告し、セントラルシティに戻る。ノースシティには図書館もあり、セントラルシティで聞いたナールの話に加えて、現在のネーデでは紋章術の研究が禁止であること、武器を作ることも禁止であることという情報を手に入れる。特定の街で研究することは許されているため、ギヴァウェイで紋章術の研究、アームロックで武器を作っているという情報も手に入れる。

4つの場

最初の場である知の場、試練クリア後

サイナードを手に入れたクロード達はナールに報告するために再度セントラルシティに戻る。ナールからは紋章術の真理を悟ってほしいと言われる。ネーデ人は体に紋章を刻まなくても紋章術を発動することができる、セントラルシティの東西南北4つの場にいき試練を乗り越えればその真理がわかる。北が知の場、西が力の場、南が勇気の場、東が愛の場と呼ばれている。4つの場に行く前にセントラルシティの出版社にいくとチサトを仲間にすることができる。この時点ですでに仲間が8人いると仲間にすることはできない。クロード達は知、力、勇気、愛の4つの場に行き試練をクリアする。

ラクア

4つの場の試練をクリアし、セントラルシティに戻ってナールに報告をすると、エクスペルが消滅してしまった事実をナールから知らされることになる。十賢者を倒してもエクスペルが消滅しているのでは帰る場所がなく落胆する仲間たちに、ナールからエクスペルを元に戻す方法を提案される。エナジーネーデのエネルギーを使い時空転移を発動させ、消滅前のエクスペルに戻すという方法だった。どちらにせよ十賢者を倒すことになったクロード達は、十賢者の本拠地であるフィーナルへ向かうことになった。フィーナルにはサイナードで入ることができない。

紋章生物ヘラッシュと共にフィーナルへ向かうクロード達

入るにはトランスポーターを使っていたが、フィーナルの人々が十賢者の往来を恐れ破壊してしまったため、海中からヘラッシュという紋章生物を使ってラクアから向かうことになった。ラクアではフィーナルの十賢者からの攻撃に備え、防衛線が張られていた。ラクアへ着くと防衛隊からヘラッシュについての説明があり、クロード達はフィナールへ向かった。ラクアからフィーナルへ向かうと十賢者から銀河征服の準備は整ったといわれる。対空宙艦兵器を完成させたといい、戦艦カルナスに放って葬ってみせた。ロニキスの仇と頭に血が上ったクロードは十賢者のザフィケルに戦いを挑むも力の差は歴然、助けに入ったラクアの防衛隊隊長のマリアナが犠牲になることでクロード達はセントラルシティに帰還する。負けた原因は武器が弱かったこととナールに言われ、強い武器を求め紋章兵器研究所へ向かうことになった。

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