蒼き流星SPTレイズナー(Blue Comet SPT Layzner)のネタバレ解説・考察まとめ

『蒼き流星SPTレイズナー』とは、地球人とグラドス星人の混血児エイジが、地球侵略を目論むグラドス星の野望を阻むために戦う姿を描いた、1985年に制作された日本サンライズ(当時)制作の日本のロボットアニメである。スタイリッシュなキャラクターやSPTのデザインと、ハードな動きを追求した作画やリアルな設定で高い評価を得ながら、スポンサーが商品で事故を起こしてしまったために降板するという不運にあい、無念の打ち切りとなった。現代においても評価の高い『蒼き流星SPTレイズナー』についてまとめた。

CV:広瀬正志
残忍極まりないグラドス軍の大尉である。
目的の為に臆さずに味方や民間人も手にかける。
人殺しが大好きと公言する性格の持ち主である。
火星におけるレイズナーとの戦いで死亡したかに見えたが、彼を惜しむグレスコにより回収され、サイボーグとして復活する。
死鬼隊メンバーとして登場するが、より残虐な人格になっていた。
ジュリアへの横恋慕の為にゲイルを憎み、ジュリアを犯そうとしたようだが、ゲイルに蹴り倒されたという。
エイジによってサイボーグにされたこと、またクスコの聖女ジュリアをいたぶりつつ逆に助けられたことなどによりアスカ姉妹に屈辱を覚え、憎しみの感情を抱いている。
幾度となく戦死して復活したように見受けられたが、レイズナーと死鬼隊の戦いに乱入した際に死亡する。
本来はさらに復活する予定だったが、番組打ち切りにより変更された。

マンジェロ

CV:塩屋浩三
死鬼隊の一員でMFガッシュランのパイロットである。
美形キャラでナイフを使い相手を切り刻むが、些細な傷を負わせられるだけで激怒する性格である。
短身がコンプレックスで、チビであることを指摘して三日生きたものはいないとすごむ。
チビに見えるのは実際は猫背のためで、「チビ」と呼んだゲティとは設定では4cmのみの差である。
頭脳派でありV-MAXを封じる策も考え出した死鬼隊のリーダー格である。

ボーン

CV:橋本晃一
死鬼隊の一員であり、MFエルダールを操縦する。
細身で背が高く、死鬼隊の中では冷静な方だが、弱者をいたぶり、口が悪く、鎖で相手を締め上げる。
V-MAXを発動したレイズナーの攻撃により戦死する。

ゲティ

CV:稲葉実、佐藤正治
死鬼隊の一員で、MFダンコフのパイロットである。
筋骨隆々で相手を怪力で絞め殺す。
マンジェロを「チビ」と罵った際に殺されかけて怯える小心者である。
レイズナーとの戦いでダンコフを失い、その責任を負わされて処刑される。

ギラウ

CV:三ツ矢雄二
グラドス軍の大尉で、地球侵攻に際しジュリアを従えてエイジと交戦する。
グラドス軍による地球制圧後はル・カイン配下の文化矯正隊隊長を務める。
薄化粧をし、残酷な性格だが露骨な暴力を嫌い、死鬼隊を嫌う。
エイジたちに連戦連敗し、死鬼隊に任務を奪われたあとは消息不明である。

ズール

CV:青森伸
グレスコの副官のグラドス軍参謀である。
グレスコとエイジが対話した際にグラドス創世の秘密を盗み聞きし、グレスコに気づかれて絞殺される。

アッシュ

CV:幹本雄之
ゲイルの部下でディマージュを操縦する。
ダニーの宇宙船をSPT部隊で破壊するなどの活躍をするが、ゲイルの死後は作品に登場しない。

ダル

CV:伊井篤史
ゲイルの部下であり、階級は軍曹である。
ドトールに搭乗し、地球人をサル呼ばわりして上司のカルラにも無礼な態度をとる。
ダニーのシャトルを撃ち落とそうとした際にロジャー大尉のミサイルの攻撃を受け戦死する。

デルロ

CV:橋本晃一
ゲイルの部下である。

グレスコの秘書

グレスコに使え、情報整理を担当する。
無表情だが、大量殺戮兵器が使用された際は戸惑いの表情を見せた。

Dr.ニゾン

CV:徳丸完
グラドスのV-MAX研究と開発の権威である科学者である。
ガッシュランに追加装備の外装型V-MAXを装備し、セガールのV-MAXの封印を解いた。
冷酷な側面も持つ科学者である。

アッテラ

CV:橋本晃一、幹本雄之
ル・カインの側近のグラドス軍指揮官である。
ロアンやギウラの上官にあたる。
損な役割が多いキャラクターで、OVAではジュリアの脱走を伝えて登場したが、それ以後は登場しない。

ガジール

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@mattyoukilisd0

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