蒼き流星SPTレイズナー(Blue Comet SPT Layzner)のネタバレ解説・考察まとめ

『蒼き流星SPTレイズナー』とは、地球人とグラドス星人の混血児エイジが、地球侵略を目論むグラドス星の野望を阻むために戦う姿を描いた、1985年に制作された日本サンライズ(当時)制作の日本のロボットアニメである。スタイリッシュなキャラクターやSPTのデザインと、ハードな動きを追求した作画やリアルな設定で高い評価を得ながら、スポンサーが商品で事故を起こしてしまったために降板するという不運にあい、無念の打ち切りとなった。現代においても評価の高い『蒼き流星SPTレイズナー』についてまとめた。

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『蒼き流星SPTレイズナー』で印象深いのが主人公エイジの名前である。「アルバトロ・ナル・エイジ・アスカ」という長い名前はアニメ誌でパロディのネタになるなど評判になり、高橋自身も当時髭を生やし、ボア付きのブルゾンを羽織るなどダンディなイメージだった事と、作風も男気が溢れていた為に「高橋良輔らしい」と噂された。

黄金のコンビ

エイジ役を務めたのは声優井上和彦である。高橋監督の作品には『サイボーグ009(1979)』『太陽の牙ダグラム』などの主人公を務め『蒼き流星SPTレイズナー』でもコンビを組んだ。
二人は2006年にも『幕末機関説いろはにほへと』でタッグを組んでいる。

悲運の打ち切り

『蒼き流星SPTレイズナー』は3クール目(38話)で突如打ち切りになった。
理由はスポンサーだった三洋電機のファンヒーター一酸化炭素中毒事故の為である。その騒動で三洋電機はスポンサーから撤退し、結果として好評だった『レイズナー』は打ち切りになった。
その不完全燃焼からのちにOVAが制作され、結末が描かれ、『レイズナー』という作品に決着がついたのである。

『蒼き流星SPTレイズナー』の主題歌・挿入歌

OP(オープニング):AIRMAIL from NAGASAKI『メロスのように-LONELY WAY-』

作詞 秋元康
作曲 中崎英也
編曲 若草恵

TVシリーズ全話使用された。

ED(エンディング):富沢聖子『5分だけのわがまま』

作詞 秋元康
作曲 中崎英也
編曲 若草恵

第1話から第25話まで使用された。

ED(エンディング):富沢聖子『LA ROSE ROUGE』

作詞 河奈みその
作曲 林哲司
編曲 川村英二

タイトルはフランス語で『ラ・ローズ・ルージュ』と読み『赤い薔薇』という意味である。
制作のミスで編曲はテロップには「川村英司」とクレジットされている。

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