BLEACH(ブリーチ)の護廷十三隊隊長・副隊長・隊員まとめ

「護廷十三隊」とは、尸魂界の護衛や魂魄の保護、虚の退治などを行う死神による実行部隊である。3000人ほどの死神が在籍しており、十三の部隊に分けられている。それらの部隊を率いる隊長と副隊長は、選りすぐりの実力者たち。隊長や副隊長は『BLEACH』における重要人物ばかりで、一護の仲間となって敵と戦っていく。名前が公開されている隊長・副隊長・席管・隊士のプロフィールや、各隊の隊花などを紹介していく。

プロフィール

身長202センチメートル、体重108キログラム。11月19日生まれ。
戦闘部隊である十一番隊の隊長。流魂街で最も治安が悪い北流魂街80地区「更木」出身。苗字は出身地名をそのまま使用している。名前は当代最強の死神に与えられる称号「剣八」を自ら名乗った。右目に眼帯、顔の左側に大きな傷跡がある。髪は11本に分けて束ねており、それぞれの先端に鈴がついている。「死神代行消失篇」からは髪をセットしていない。右眼には眼帯を着けている。死覇装はいつもボロボロで、羽裏の色は滅紫(けしむらさき)、羽織は袖のないタイプ。
戦闘狂であり、戦いを何よりの楽しみにしている。鈴や眼帯は少しでも敵が自分に対抗できるようにする為の工夫であり、右眼は普通に機能している。この眼帯は自身の霊圧を無限に喰らう機能があり、本気で戦うに値すると判断した場合には眼帯を外す。また、ギリギリの戦いをする為に、無意識で霊圧を抑えている事が分かった。

目上への敬意はなく、元柳斎の事を「じじい」と呼んでいる。大義や正義の為ではなく自身が楽しむために戦闘を行うので、白哉や東仙とは険悪になる事もある。マユリも「野蛮人」と呼び嫌っている。しかし、戦闘を専門とする十一番隊の隊士からは慕われており、更木も部下を重んじる一面もある。
護廷十三隊屈指の実力者であり、自身の力を制限しなければどれほど強くなるのか分からない。入隊試験を受けることなく、前任の十一番隊隊長を殺害することで隊長になった。隊長となる者は卍解の習得が必須となるが、更木は卍解どころか、始解も習得せずに隊長となった異例の存在である。
北流魂街にある「更木」にて幼少の頃から周囲の者を斬り歩いていた。この時に初代剣八である卯ノ花と遭遇し斬り合う。当時から異常な強さを誇っていた更木は、初めて自身と渡り合う者と出会い、戦いの楽しさを知った。更木の力は卯ノ花よりも上回っていたが、その戦いの楽しさから更木は無意識の内に実力を制限して敗北してしまう。この時から、更木は霊圧を抑える悪癖がついてしまった。なお、卯ノ花はこの戦いで「更木が『剣八』の名を継ぐに相応しい」と思い、「剣八」の名を手放した。その後、更木は孤児であった少女と行動を共にすることになる。更木はその少女に自身が憧れる卯ノ花の名前をとって「草鹿やちる」と名付けた(苗字の草鹿はやちるの出身地)。

「尸魂界救出篇」では、一護が一角を倒したことから嬉々とした表情で一護の現れた。剣八は一瞬の隙を突き、一護に重傷を負わせる。しかし、一護の斬魄刀である「斬月」が助力した事により一護から強力な一撃を受け、同士討ちとなった(更木は敗北したと思っている)。その時に自身の斬魄刀に語りかけるが、何も返事はなかった。その後、一護と再び戦う為に織姫たちに助力した。その過程で狛村、東仙と戦って2人を圧倒した。
「千年血戦篇」では、敵から特記戦力の1人とされ、警戒されていた。敵の首領であるユーハバッハと戦うが、完敗する。その後、元柳斎が死亡し京楽が総隊長になる。京楽は更木を強くする為に、卯ノ花と更木を戦わせる。更木は死闘の末に卯ノ花を殺害し、本当の強さを得て始解を会得した。その後、やちるが自身の斬魄刀だということが明らかになり、卍解も発動させた。

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斬魄刀

始解:野晒(のざらし)

更木の始解。解号は「呑め『野晒』」。
当初は、刃が欠けたボロボロの刀が更木の始解だと思われていたが、それは誤りである。卯ノ花との死闘を経て始解を会得した。
発動すると斬魄刀が巨大な斧に変化する。特殊な能力はないが、破壊力が凄まじい。敵が放った巨大な隕石さえも破壊した。

卍解:名称不明

更木の卍解。草鹿やちるは死神ではなく、更木の斬魄刀が具象化した存在だと明らかになる。やちるの語りかけにより卍解を発動した。
発動すると肌が赤黒く染まり、額から2本の角が生える。戦闘能力が飛躍的に向上するが、理性を保つことができなくなる。その凄まじい力に更木の肉体自体が耐えきれず、右腕が弾け飛んでしまった。

十一番隊副隊長:草鹿 やちる(くさじし やちる)

プロフィール

身長109センチメートル、体重15.5キログラム。2月12日生まれ。好きなものは金平糖。趣味はお菓子を食べること。
十一番隊の副隊長で、女性死神協会会長。更木の事を「剣ちゃん」と呼び、基本的に更木のいうことしか聞かない。隊員たちをあだ名で呼んでおり、それは上官である隊長たちも例外ではない。生意気かつ気分屋で、見た目の通り子供のような性格をしているが、何かと可愛がられている。しかし、実力は確からしく、入隊試験を受けずに副隊長に任命されている。髪はピンク色で、ショートヘア。
常に剣八と行動を共にし、移動時は常に剣八の背中に張り付いている。

北流魂街79地区「草鹿」出身で、赤子の時に更木に拾われた。その時、出身地と更木が尊敬している人物(卯ノ花八千流)の名前をとって「草鹿やちる」と名付けられた。自身の生まれ故郷が常に殺し合いの場だったため、血以外の色を見たことがない。それから更木と行動を共にしていたが、その正体は更木の斬魄刀であった。やちるは、更木と出会った時「どこから来た?」と問いかけられて更木の斬魄刀を触っていたが、これは伏線であった。
「千年血戦篇」で「あたしをちゃんと使えば斬れない奴はいない」と更木に伝え卍解を発動させた。

renote.net

斬魄刀

始解:三歩剣獣(さんぽけんじゅう)

発動すると、毛むくじゃらの「前獣」、黒い布を纏い骸骨のような容姿をしている「後獣」が現れる。2匹の獣はやちるの太刀筋を真似して剣を振るう。やちるの攻撃だけを避けても獣の攻撃を受けてしまう。獣は不可視であり、「でておいで『三歩剣獣』」という解号で実体化する。
なお、更木の斬魄刀であるやちるが、なぜこのような能力を持っているのかは謎である。

十一番隊副隊長:斑目 一角(まだらめ いっかく)

プロフィール

身長182センチメートル、体重76キログラム。11月9日生まれ。
「千年血戦篇」でやちるが更木の斬魄刀へと戻った為、代わりに副隊長になった。
戦闘を専門にする十一番隊の隊士らしく、戦いを心から楽しんでいる。恋次が十一番隊にいた時には、戦いを教えていた。スキンヘッドで、目尻に能のようなメイクをしている。元来のハゲではなく剃髪している。
流魂街の出身で、剣八と戦った過去を持つ。その時に剣八に完敗し、それ以来忠誠を誓っている。更木への忠誠は絶対的であり「死ぬなら剣八のもとで戦って死ぬ」と発言している。卍解を会得していたが、卍解を使えると知られると隊長に任命されて更木の部下でいられなくなる恐れがある事から、その事実を秘密にしていた。その為、人目のつかない場合にしか卍解を使いたがらない。

「尸魂界救出篇」では、尸魂界に侵入してきた一護と遭遇して正々堂々と戦った。その時は卍解を使用せずにいちごに敗北した。その後、一護の存在を更木に伝えた。それにより更木のターゲットが一護になった。
破面が現世に侵攻してきた時、敵の1人であるエドラドと戦った。その時に初めて卍解を発動して勝利を収めた。

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草鹿やちる(BLEACH)の徹底解説・考察まとめ

草鹿やちる(BLEACH)の徹底解説・考察まとめ

草鹿やちる(くさじし やちる)は、久保帯人によって『週刊少年ジャンプ』で連載されていた『BLEACH』の登場人物で、護廷十三隊十一番隊副隊長。北流魂街79地区・草鹿に生まれ、赤子の頃に剣八に拾われる。無邪気で人懐っこい性格で、よく剣八の肩に乗っている。護廷十三隊の中でも、剣八に唯一指示を出し、わがままを言うことができる。千年血戦篇以降は消息不明となったが、明確な理由は語られていない。斬魄刀は三歩剣獣(さんぽけんじゅう)、解号は「でておいで三歩剣獣」。

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