レベルE（LEVEL E）の宇宙人種族まとめ

『高校野球地区予選編』での活躍

ラファティは、甲子園会場へ向かう雪隆が所属する野球部のバスを走って追いかけていた。その途中でバスは突如姿を消してしまう。その時、ラファティは即座にエラル星人の仕業と決めつけて襲撃しに行こうとしていた。確証がなかった事と、クラフトたちが止めた事によりラファティは一応は踏みとどまったが、犯人を許そうとはせず、「例えどこの星のヤツがどんな理由でやったことでも、オレ絶対許さないすよ。そん時はクラフトさん…ジャマしないで下さいね。オレあんた達も結構好きだから。」と凄んだ（バスが消えた理由は野球部の一人が極度の集中により引き起こした超常現象だった）。

坂本 尽八（さかもと じんぱち）

ディスクン星人の長。
小太りで、頭が禿げ上がった老人。
野茂のサインボールと大リーグカード一式でバカ王子の悪戯に協力した。

エラル星人

プロフィール

ディスクン星人の仇敵。戦闘種族であるが、ディスクン星人と同じく野球の大ファンになった為、地球で大きな騒ぎを起こすことはない。ディスクン星人とは『地球人を殺さない』という紳士協定を結んでいる。
ディスクン星人より先に地球へ飛来し、プロ野球球団の本拠地や、高校野球の激戦区を縄張りとしている。ディスクン星人はそれに対抗して、自分たちの縄張りからスーパースターが出ることを望んでいる。

コンウェル星人

プロフィール

実際には登場していないが、バカ王子が作った劇中劇の中に登場した。実在している宇宙人らしい。
人間とはかけ離れた容姿をしており、着ぐるみを着て人間に擬態している。
コンウェル星人の一番の特徴は繁殖方法である。コンウェル星人は男が排卵期の女を喰らって卵を産む。その生態ゆえ、コンウェル星人は通常の食欲と別に女を喰らう欲求を持つ。この欲求は『見えない胃袋』と呼ばれている。

『食人鬼編』での活躍

以下、バカ王子が作った劇中劇

ある中学校でキャンプが行われた。不良達がたまたま見つけた廃屋で話していると、そこに女子生徒と男子生徒がやってくる。女子生徒はすでに死んでおり、男子生徒は女子生徒を綺麗サッパリと喰らった。暗闇でその男子生徒が見えず、不良達には犯人が分からなかった。同じ学校に化け物がいる事を恐れた不良達は、知人に頼んである男を紹介してもらった。その男は不良達から高額の報酬を受け取り、犯人の調査を始めた。

数日後、男は調査して分かったことを話し始めた。
女子生徒を喰らった男子生徒はコンウェル星人だった。男は女子生徒を喰らったコンウェル星人の弟と接触し、話を聞いていた。
コンウェル星人は故郷の星で女を喰らって繁殖していた。しかし、コンウェル星人は進化して愛情を持つようになり、それにより女を喰らうことに苦しみ始めるようになった。そこで『女を喰らう欲求を抑えるための薬』が開発されるが、自然の摂理に反していると唱える者が出現し、それがきっかけとなって戦争が起き、星が消滅してしまった。生き残った3人のコンウェル星人の家族（父、兄、弟）が地球に逃げてきた。
コンウェル星人たちは薬を使って女を喰わないようにしていたが、月に2、3度女を喰べたい衝動に駆られ、苦しんでいた。そして父はたまに女性を喰らうようになり、兄もキャンプでその衝動を抑えられなくなった。身体の作りが違うせいか、女を喰べても卵はできなかった。
弟は、結局衝動は薬で抑えられるものではなかったと話した。弟も10歳を超えたあたりから衝動に駆られるようになっていた。弟は「好きな子が出来たのに、その子の事を食べたくなってしまう。でも殺したくなんかない。どうして僕みたいな生き物が存在するんだろう。最近は死にたくて仕方ない。」と苦悩していた。
その後、不良達が通う中学校で1人の女子生徒が行方不明になる。それと同時にコンウェル星人の家族も失踪した。

マクバク族

『異種喰い』という異名を持ち、宇宙人の中でも恐れられる放浪生物。
マクバク族は雌のみで構成され、一族の女王だけが交配を行う。同種の雄はいない為、他種族の雄と交配を行う。マクバク族の女王と交配した種族の全ての雄は生殖機能を失い、数世代で確実に種全体が滅亡する。これが『異種喰い』と呼ばれている所以である。生殖機能を失う原因は分かっておらず、ウィルス説が有力視されている。
女王が交配を行うのは生涯で一度である。生涯に一度しか交配しない為、優れた遺伝子を見つけ出す能力を持っている。また、遺伝子治療にも長けている。交配を行なった後は、滅亡した種族が住んでいた星で生活する。
交配する種族によって産まれるマクバク族の容姿は大きく変わる。現女王は蜂の化け物のような姿をしているが、王女のサキは蜂と人間が混ざったような姿をしている。

サキ王女

女王

マクバク族の王女。蜂と人間が融合したような容姿をしている。
外交視察と称して地球へ婿探しにやってくる。地球の案内をする事になったクラフト達は、地球を滅亡させない為に奮闘する。
普段は丁寧な言葉を使っているが、それはクラフトたちの前だけである。婿探しを妨害しようとするクラフト達の企みに気付いていた。

『マクバク族サキ王女・ムコ探し編』での活躍

外交視察と称してマクバク族の王女であるサキが地球へ婿探しにやってくる。クラフト達は地球の案内を頼まれる事になった。マクバク族は宇宙連合加盟国に加盟していた為、たとえ目的が婿探しだと明言していたとしても、それを邪魔するわけにはいかなかった。クラフト達は地球人の為に秘密裏に『逆仲人』をする事となる。
クラフト達は必死に地球人のイメージを下げるが、サキは一人の人間に運命を感じた。その相手もサキに一目惚れをしたようだった。クラフト達は必死にその関係を断ち切ろうとするが、2人の意志は固かった。その状態に苦悩するクラフトだったが、その相手の名前を聞いて驚愕する。その相手の名前は『幹久今日子』、つまり女性だった。その事を知ったサキは予定を前倒しして地球を離れた。

その後、日本を離れていたバカ王子が帰還する。マクバク族の到来を知らされていなかったバカ王子は、クラフト達が何かを隠していることに感づいた。クラフト達は仕方なく事情を話した。するとバカ王子は、優秀な遺伝子を取り込んで種を存続させてきたマクバク族がそんなミスを犯すのか不思議に思った。そして一つの結論を出した。それは『幹久今日子は実は男ではないか』というものだった。幹久今日子は染色体に欠損を持ち、女性として生まれたが、染色体レベルで見ると男だとバカ王子は話した。そして、遺伝子治療を得意とするマクバク族であれば、幹久今日子を男に戻すことは簡単だろう、とも話した。
クラフトは急いで幹久今日子の家に向かおうとするが、バカ王子は手遅れだと言った。それでもクラフトは幹久今日子の家へ向かう。バカ王子は検証のために髪の毛を採取してくるように命じた。その頃、サキは母船で幹久今日子の治療を行なっていた。

幹久今日子はフラフラと帰宅した。バカ王子はサキ王女が幹久今日子の治療を終え、再び運命的な出会いをする為にここ数日の記憶を消したのだと推測した。クラフトは地球人滅亡を避ける為に、バカ王子に対案を出すように頼んだ。その対案を聞いたクラフトは青ざめ、サドは「王子……それは重大犯罪なのですが……。」と進言した。バカ王子は「しかし黙っていれば全て丸くおさまる。イエス？それともノー？」と話し、その案は採用されることになった。

それから数ヶ月後、サキと幹久今日子は街ですれ違った際に一目惚れし、結ばれた。それを見届けたサドは作戦成功をクラフトに伝えた。
バカ王子の出した対抗策とは、マクバク族のウィルスを破壊する人口ウィルスを投与した幹久今日子のクローンを作成することだった。幹久今日子本人は擬似記憶を植え付けられて、引越しさせられていた。
クラフトは「くくく。この時点ですでに3ケタ近い法律や条例に触れている。重犯罪者の仲間入りだ。」と言ってヒステリック気味に笑った。クラフトが王子に他の対案はなかったのかと詰め寄ると、バカ王子は「聞いて後悔するなよ。」と言って何かを話した。それを聞いたクラフトは、跪いて「聞くんじゃなかった……こいつはやはり悪魔の申し子だ。」と呟いた。

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