魔法にかけられて(ディズニー映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『魔法にかけられて』とは、2007年にウォルト・ディズニー・ピクチャーズが製作したミュージカル映画。ディズニー伝統のアニメーションと実写を融合し、過去のディズニー作品からのセルフパロディや楽しいミュージカルナンバーを随所にちりばめて描いたファンタジック・ラブ・コメディ。王子との結婚式の日に魔女に騙されて現代のニューヨークへと送り込まれたおとぎの国のプリンセス・ジゼルは、見知らぬ世界の中で困り果てていた時、弁護士の男性・ロバートと出会い、やがて彼に惹かれていく。
・井戸に落とされたジゼルが、上下逆さまの状態でマンホールに辿り着く。
・出会ったばかりのロバートとモーガンに、穴(井戸)に落ちたことを話すジゼルのセリフ「Down, down, down...」。
『眠れる森の美女』
・冒頭で王子の夢を語るジゼル。
・竜に変身するナリッサ女王。
『メリー・ポピンズ』
・ロバートが担当する離婚調停中の夫婦の姓はバンクス(メリーを雇う家の姓)。
・公園のシーンでベンチに座り鳩の餌を売る老女。
『リトル・マーメイド』
・冒頭で王子の人形に歌い掛けるジゼル。
・城の中のナリッサ女王の隠れ家(『リトル・マーメイド』の魔女・アースラの洞窟に似ている)。
・ロバートの秘書のサム役に、アリエル役の声優ジョディ・ベンソンが出演。
・掃除の後シャワーを終えたジゼルが体にタオルを巻き、ロバートに倒れ掛る。
・ジゼルがロバートの事務所の水槽を眺めるシーンのBGMが、ジョディ・ベンソンが歌う『リトル・マーメイド』の主題歌「Part of Your World」。
・ジゼルが公園で歌い踊る「想いを伝えて」のカリプソ風のメロディ(『リトル・マーメイド』のミュージカルナンバー「Under the Sea」や「Kiss the Girl」をイメージしている)。
・「想いを伝えて」のシーンで、川を渡るボートに向かい合って座るジゼルとロバート。その後、岩に腰掛けて歌うジゼルとそれを見つめるロバート。
『美女と野獣』
・ニューヨークのマンホールからジゼルが出てくるシーンで、一番近い劇場がパレス劇場(ディズニー初のブロードウェイ・ミュージカルである『美女と野獣』が初演された劇場)。
・エドワード王子がホテルで見るテレビドラマの女優はベル役の声優ペイジ・オハラ。このドラマのBGMが「美女と野獣」。
・エドワード王子が剣を鏡にして歯のチェックする(『美女と野獣』の英雄で怪力男であるガストンの仕草)。
・舞踏会でのジゼルとロバートのダンスシーン(シャンデリアのデザインと、シャンデリアからフロアへ移動する映像)。
「その他のディズニー作品」
・ロバートが娘のモーガンに「すぐに大人になる」と諭す(ピーター・パン)。
・ニューヨークのタイムズスクエアにミュージカル版「ターザン」の看板。
・エドワード王子がホテルで見ているテレビに最初に映る、剣の闘いのシーン(ロビン・フッド)。
・エドワード王子がホテルで見ているテレビから「Pink Elephants on Parade」が流れる(ダンボ)。
・ナサニエルがホテルの部屋から出て行く時、一瞬テレビに映る腹話術士(『ミッキーと豆の木』にナレーターとして出演したエドガー・バーゲン(腹話術士)とモーティマー・スナード(人形)をイメージしている)。
・ナサニエルにハンガーに張り付けられたピップが、ハンガーにぶら下がりながら電線を伝うシーン(トイ・ストーリーシリーズ)。
・ロバートとジゼルが食事したレストランの名称が「ベラ・ノッテ」(わんわん物語)。
・エドワード王子がマンションをさまよう際、ドアノッカーをガチャガチャ鳴らしながら揺れる不気味なドア(ホーンテッドマンション)。
・ジゼルとモーガンが買い物する店の名の「カリプソ」(パイレーツ・オブ・カリビアンシリーズ)。
・ロバートをさらった竜を追うため、床に刺さった剣を抜くジゼル(王様の剣)。
・ラストで竜がビルの塔から落下した後、ジゼルとロバートが塔から滑り落ちそうになるシーン(ノートルダムの鐘)。
・バスの女性運転手のアフロヘアの形、舞踏会のジゼルとロバートのダンスシーンでスポットライトと床の模様が一瞬だけミッキー・シルエットに(ミッキー・マウス)。
「複数のディズニー作品」
・オープニングで作品タイトルが書かれた厚手の本が開き、エンディングでその本が閉じられる(白雪姫、ピノキオ、シンデレラ、眠れる森の美女、くまのプーさんなど)。
・エドワード王子が狩りをするターゲットの巨人・トロールの越に巻いた服と胸当ての貝殻(服は白雪姫、シンデレラ、『眠れる森の美女』のオーロラ姫、『美女と野獣』のベルがそれぞれ着ていたもの。胸当ては『リトル・マーメイド』のアリエルが耳に着けていたもの)。
・森の中から響く歌声に聞き惚れ、声の主を捜しに森へ行くエドワード王子(白雪姫、眠れる森の美女)。
・ジゼルにインタビューするTVリポーターの名前「メリー・アイリーン・カセロッティ」(オーロラ姫役の声優メアリー・コスタ、シンデレラ役の声優アイリーン・ウッズ、白雪姫役の声優アドリアナ・カセロッティの名前の組み合わせ)。
・恋人(ロバート)からのキスで目を覚ますジゼル(眠れる森の美女、白雪姫)。
・高いところから落下していく悪役(白雪姫、美女と野獣、オリビアちゃんの大冒険、ライオン・キング、ノートルダムの鐘)。
・終盤の舞踏会のシーンで過去のディズニーキャラクターに似た仮装をした人がいる(アナスタシア・トレメイン「シンデレラ」やヘラクレス「ヘラクレス」など)。
ディズニー作品以外からのパロディ
・ニューヨークに戸惑うジゼルやエドワード王子、ジゼルとエドワードのデートシーンで二人が渡る橋など、ジゼルとロバートの関係を含む本作の全体的な雰囲気(ニューヨークの恋人)。
・タイムズスクエアの『ウィキッド』の看板。ナンシー役のイディナ・メンゼルは『ウィキッド』のエルファバ役のオリジナル・キャスト(ウィキッド)。
・タイムズスクエアの『ヘアスプレー』の看板。エドワード王子役のジェームズ・マースデンは映画版『ヘアスプレー』にコーニー・コリンズ役で出演(ヘアスプレー)。
・タイムズスクエアの『スーパーマン リターンズ』の看板。エドワード王子役のジェームズ・マースデンは『スーパーマン リターンズ』にリチャード・ホワイト役で出演(スーパーマン リターンズ)。
・ロバートの家でカーテンからドレスを作るジゼル。「想いを伝えて」のシーンでジゼルが芝生の上を駆け寄るシーン(サウンド・オブ・ミュージック)。
『魔法にかけられて』の受賞歴
<アメリカ>
第34回サターン賞
ファンタジー映画賞
主演女優賞(エイミー・アダムス)
音楽賞(アラン・メンケン)
第13回放送映画批評家協会賞
ファミリー映画賞
第8回ゴールデン・トレイラー賞
アニメ・ファンタジー映画賞
第8回フェニックス映画批評家協会賞
ファミリー映画賞
<日本>
映画館大賞
「映画館スタッフが選ぶ、2008年に最もスクリーンで輝いた映画」
第31位
『魔法にかけられて』の主題歌・挿入歌・劇中歌
オープニング曲:「Andalasia」
本作のオープニングで、ジゼルが動物たちと語り合うシーンに流れるインストゥルメンタル曲。
劇中歌:エイミー・アダムス、ジェームズ・マースデン「True Love's Kiss」
本作の冒頭、アニメーションでのシーン。アンダレーシアの森で狩りをしていたエドワード王子が美しい歌声に惹かれてジゼルと出会い、お互いの理想に叶って恋に落ちた二人が明日の朝には結婚式を挙げようと誓い合うシーンのミュージカルナンバー。
Related Articles関連記事
ディズニーの歴代プリンセスまとめ
ディズニープリンセスとは、これまでに制作されたディズニー作品に登場するプリンセスたちの総称である。白雪姫、シンデレラ、オーロラ、アリエル、ベル、ジャスミン、ポカホンタス、ムーラン、ティアナ、ラプンツェル、メリダ、モアナ、ラーヤがアメリカ公式サイトで発表されているディズニープリンセスだ。その他、ソフィアやヴァネロペ、エレナなどもプリンセスとして扱われることがある。
Read Article
ディズニー100 フィルム・フェスティバルのイベント・作品まとめ
『ディズニー100 フィルム・フェスティバル』とは、ディズニー創立100周年を記念して行われる映画の祭典。過去に公開されたディズニー映画の中から厳選された作品が、全国100か所の映画館で1日だけ特別上映される。『アナと雪の女王』、『ベイマックス』、『シンデレラ』、『モアナと伝説の海』、『リトル・マーメイド』、『ズートピア』、『塔の上のラプンツェル』、『ファンタジア』の計8作品を、2023年10月の毎週土日限定で見ることが可能。9月24日には公開直前のイベントも実施される。
Read Article
【アナと雪の女王】歴代ディズニープリンセスと異なる新しい愛の形【比較考察まとめ】
『アナと雪の女王』とは、ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ製作による2013年公開のアメリカ合衆国の映画である。日本では『アナ雪』の略称でも呼ばれ、大ヒットを記録した。ディズニー史上初のダブルヒロインともなる今作で描かれるものは、従来のディズニープリンセスの映画では描かれてこなかった愛の形がある。アナ雪で描かれる愛の形について、他のディズニープリンセス作品と比較しつつまとめていく。
Read Article
ハリー・ポッターシリーズの料理・食事・食べ物・お菓子・飲み物まとめ
『ハリー・ポッター』シリーズとは、J・K・ローリングによる小説およびそれを原作とした映画、舞台、ゲームなどのメディアミックス作品である。普通の少年ハリー・ポッターはある日自分が魔法使いである事を知らされる。魔法学校で魔法を学び、仲間と友情を育むハリー。そんな中、両親を殺した宿敵ヴォルデモートとの戦いが始まる。舞台はイギリスの魔法界。作中にはイギリス魔法界ならではの料理・食事・食べ物・お菓子・飲み物が登場する。人間界には無い少し変わったものも登場し、作品に楽しさ・面白さといった彩りを添えている。
Read Article
ハリー・ポッターシリーズの魔法・呪文まとめ
「ハリー・ポッター」とは作家J・Kローリングが描いた小説から始まり、映画化も行われている作品である。 主人公ハリーが悪と戦いを繰り広げ、魔法を用いた世界で、杖や魔法薬を用いることで魔法や呪文を行使できる。 一部の呪文には、効果が対になる呪文が設定されており、これを作中では「反対呪文」と呼ぶ。 このハリー・ポッターの映画や小説で登場した魔法を一覧にまとめた。
Read Article
ハリー・ポッターシリーズの魔法具・アイテムまとめ
『ハリー・ポッター』シリーズとは、J・K・ローリングによる小説およびそれを原作とした映画、舞台、ゲームなどのメディアミックス作品である。 普通の少年ハリー・ポッターはある日自分が魔法使いである事を知らされる。魔法学校で魔法を学び、仲間と友情を育むハリー。そんな中、両親を殺した宿敵ヴォルデモートとの戦いが始まる。 作中には戦いの行方を左右する重要なものや物語の鍵となるものから、魔法使い達の日常で使われるものまで、様々な魔法具やアイテムが登場する。
Read Article
トイ・ストーリーシリーズの名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ
『トイ・ストーリー』シリーズとは、ピクサー・アニメーション・スタジオが1995年から作成した『トイ・ストーリー』をはじめとする長編アニメシリーズ。1999年に『トイ・ストーリー2』。2010年に『トイ・ストーリー3』、2019年に『トイ・ストーリー4』が公開された。人格があるおもちゃを主人公としたストーリーで、1作目である『トイ・ストーリー』は世界初のフルCGアニメーション作品として注目を集めた作品。ここでは、そんな『トイ・ストーリー』シリーズに登場する数々の名言を紹介。
Read Article
ハリー・ポッターシリーズの名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ
『ハリー・ポッター』とはJ・K・ローリングによる小説及びそれを原作とした映画、舞台、ゲーム作品である。本作は1997年にイギリスで1作目が刊行。その後、全7シリーズが刊行され2007年に完結した。児童書でありながら緻密に設定された世界観に、子供だけではなく大人も引き込まれる物語だ。バラエティ豊かな登場人物たちの言葉には見ている人を勇気づけたり、人生を導くほどの説得力があるものが数多くある。そのため、幅広い世代の人に愛され、共感を持たれる作品となっている。
Read Article
アラジン(ディズニー映画)のネタバレ解説・考察まとめ
ディズニー製作の大ヒットアニメ映画。 貧しい青年アラジンが王女ジャスミンと出会うことから話は始まる。 願いを三つ叶えてくれるランプの魔人・ジーニーは貧しいアラジンを王子に変身させ、ジャスミンとの恋の成就を後押しする。 しかし、最大の敵であるジャファーの魔の手が忍び寄るのであった。 アラジンとジャスミンが魔法の絨毯で空を舞う際に流れる「ホール・ニュー・ワールド」は珠玉の名曲として知られる。
Read Article
ムーラン(ディズニー映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ムーラン(原題:Mulan)』とは、アメリカのディズニーで1998年に制作された、古代中国を舞台としたディズニー映画である。中国の伝説の人物である「花木蘭」をモデルに描かれている作品。2020年には実写映画化もされたが、こちらの作品は多くの波紋を呼んでいる。古くからのしきたりに従う周囲に求められる女性としての自分、自分らしく振る舞いたいという気持ちを持つ自分とで葛藤をするムーランが、父の代わりに男装して出兵することをきっかけに多くの困難を乗り越える過程と成長する姿を描いた物語である。
Read Article
トイ・ストーリー3(Toy Story 3)のネタバレ解説・考察まとめ
ピクサーによる生きたおもちゃの物語3作目です。おもちゃで遊ばなくなったアンディと、遊んでほしいおもちゃたち。大学に同行するカウボーイ人形のウッディ以外は、捨てられたと思い込んで保育園に寄付される道を選びます。そこが、おもちゃの楽園に見せかけた地獄だとも知らずに。容赦ない展開と冒険に手に汗握る、それでいて爽快にして感動の物語です。ジョン・ラセター製作総指揮、リー・アンクリッチ監督。
Read Article
Mr.インクレディブル(ピクサー映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『Mr.インクレディブル』とは、ディズニー配給・ピクサー製作、ブラッド・バード監督による長編フルCGアドベンチャー・アニメーション映画。一般市民として暮らしていた驚くべき怪力を持つ元スーパーヒーローが、謎の伝言が届いたことから、再びスーパーヒーローとして同じように特別なパワーを持った妻や子供たちとともに邪悪な敵に立ち向かう。2004年製作・アメリカ作品。
Read Article
リメンバー・ミー(Coco)のネタバレ解説・考察まとめ
「リメンバー・ミー(Coco)」とは2017年に公開されたアメリカのフルCGアニメーション映画作品。ピクサー・アニメーション・スタジオの劇場公開長編第19作目。家族に反対されながらもミュージシャンを志す少年が死者の世界に迷い込み、自身の先祖に関する秘密を知っていくストーリー。家族の絆をテーマとしている。
Read Article
カーズ(ピクサー映画)のネタバレ解説・考察まとめ
「カーズ」は2006年6月9日に公開のピクサーによって制作された長編アニメーション映画作品。第64回ゴールデングローブ賞アニメーション映画賞を受賞。車の世界を舞台にした圧倒的なスケールとスピード感溢れる映像、そして温かい物語のラスト。名曲も多いと話題の映画。期待のレーシングカー、ライトニング・マックィーンが小さな町の住人たちとの出会いをきっかけに大切なものを学び成長していく物語。
Read Article
トイ・ストーリー2(Toy Story 2)のネタバレ解説・考察まとめ
ジョン・ラセター監督による、生きたおもちゃたちの冒険を描くアニメ映画の2作目。アンディ少年の親友、カウボーイ人形のウッディは、実はプレミア人形。おもちゃ屋の社長にビジネスの道具として持ち去られた上、オフィスのおもちゃ達からいずれ持ち主から忘れられると聞き、帰るべきか迷います。一方、アンディの部屋では捜索隊が組まれてウッディの救出に向かうのでした。前作以上に見せ場もメッセージも盛り込まれています。
Read Article
美女と野獣(実写映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『美女と野獣』(原題:Beauty and the Beast)は2017年にアメリカで制作された映画。1991年に制作された、ディズニーアニメーション不朽の名作を完全実写化。魔女の呪いによって醜い野獣の姿に変えられてしまった王子と、孤独を抱えながらも前向きに生きる美しい娘ベルが出会い次第に惹かれあっていく模様を描く。愛すること、信じ抜くことを描くファンタジーロマンス。
Read Article
モンスターズ・ユニバーシティ(ピクサー映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『モンスターズ・ユニバーシティ』とは、2013年にディズニーとピクサーによって制作された映画である。略称は『MU』。2001年に公開された『モンスターズ・インク』の続編で、最強の怖がらせ屋のモンスター・マイクとサリーの大学時代が舞台となっている。夢に向かってひたすら努力をするマイクと、才能に頼って努力を怠けるサリーの出会いと成長を描いた冒険物語になっており、マイクとサリーの関係性の変化や、前作とのつながりが描かれている。
Read Article
カーズ2(ピクサー映画)のネタバレ解説・考察まとめ
2011年7月30日公開の大人気カーズシリーズの第2弾。ピクサー映画で「トイ・ストーリー」シリーズ以外で初めての続編長編作。ジョン・ラセターとブラッド・ルイスの共同監督。カーズの主人公「ライトニング・マックィーン」が仲間たちと一緒にワールド・グランプリに出場する。初めてレースについてきた親友の「メーター」がスパイと間違われ悪の組織と闘うことになる。メーターが大活躍する友情がテーマの物語。
Read Article
塔の上のラプンツェル(ディズニー映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『塔の上のラプンツェル』とは、2010年11月24日にアメリカで公開された、ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオが製作の第50作目の長編アニメーション映画である。バイロン・ハワードとネイサン・グレノが共同で監督を務めた。魔法の髪を持つ少女ラプンツェルは幼い頃、魔法の髪を独り占めしようとしたゴーテルにさらわれ、森の中の塔で育てられた。塔から出ることを許されず、誕生日にだけ空に浮かぶ灯りを間近で見るのが夢だった。そんな所に現れた青年フリン・ライダーとその灯りを見に行く旅に出る。
Read Article
モンスターズ・インク(ピクサー映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『モンスターズ・インク』とは、ディズニーとピクサー製作の長編3DCGアニメーション映画。公開前から、ユニークで愛らしいキャラクターが脚光を浴び、2001年、全米で記録的な大ヒットとなった。夜な夜な子どもたちを脅かすくせに実は子どもが大の苦手というモンスターたち。彼らの世界に小さな女の子が紛れ込んだことから巻き起こる騒動を友情と愛情を織り交ぜてコミカルに描く。ベテランアニメーター、ピート・ドクターの初監督作品。
Read Article
ムーラン2(ディズニー映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ムーラン2(Mulan II)』とは、ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ製作、ディズニーの人気作品『ムーラン』の続編である。『ムーラン』の物語から1ヵ月後、主人公のムーランとシャン将軍が新たな任務を受け、旅に出る物語である。そのため、前作とリンクする部分も多々見受けられる。2005年にアメリカで公開された。日本では劇場での公開は無かったが、2004年に先行してビデオで販売された。一方で、主要キャラクターの中には今回新たに登場する者もおり、新しい『ムーラン』を見せることにも成功している。
Read Article
ノートルダムの鐘(ディズニー映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ノートルダムの鐘』とは、1996年に公開されたウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ作品で、容姿が醜いことで周囲から酷い扱いを受けるカジモドが1人の女性に恋をする物語である。ディズニー作品といえば、プリンセスとプリンスが結ばれるストーリーで、年齢問わず楽しめるテーマが多い。一方で、今作は社会問題の1つである「差別」をテーマとした描写が見られ、歴史上差別対象となった「ジプシー」と呼ばれる民族が登場することからディズニー映画の中でも大人向けで異質なストーリーとなっている。
Read Article
シュガー・ラッシュ(ディズニー映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『シュガー・ラッシュ』とは、アメリカ合衆国で2012年11月2日、日本で2013年3月23日に公開されたウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ製作の第52作目のアニメーション映画である。監督はリッチ・ムーアが務めた。また、タイトルは作中に登場するアーケードゲームの名前でもある。ゲームの世界で悪役を演じるラルフは、ヒーローになる夢を叶えるため潜り込んだレースゲーム「シュガー・ラッシュ」の世界で少女ヴェネロペと出会い、二人は互いの夢のために協力することになる。
Read Article
アナと雪の女王(アナ雪)のネタバレ解説・考察まとめ
「アナと雪の女王」はアメリカ合衆国の3Dコンピュータアニメーション・ミュージカル・ファンタジー映画。 日本ではアナ雪の略称でも呼ばれる。 王家の娘、2人の主人公アナとエルサを待ち受ける過酷な運命を描く。 大人から子供まで楽しめるウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオの名作。
Read Article
トイ・ストーリー(Toy Story)のネタバレ解説・考察まとめ
ピクサー製作、ジョン・ラセター監督による長編アニメ映画。人間の目がない所でおもちゃが動くという設定に、独自の味付けが成されています。古いカウボーイ人形のウッディは、新しくやって来た宇宙飛行士人形バズにより持ち主の「一番のお気に入り」の座を奪われます。その逆恨みが元で様々な困難に見舞われるのでした。厳しい現実をユーモラスに描きつつ、友情や冒険の要素も盛り込んだ、大人も子供も楽しめる作品です。
Read Article
ズートピア(ディズニー映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ズートピア』とは、2016年にウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオより公開されたアニメーション映画。第89回アカデミー賞長編アニメ映画賞受賞作品。肉食動物と草食動物が共に暮らす大都会ズートピアを舞台に、新米警察官のウサギのジュディ・ホップスと、キツネの詐欺師ニック・ワイルドの2人が、連続行方不明事件を解決するために奮闘するメディ・アドベンチャー。作品のテーマとして人種差別などの社会問題が描かれている。
Read Article
レミーのおいしいレストラン(ピクサー映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『レミーのおいしいレストラン』とは、2007年に公開されたディズニー/ピクサー制作のハートウォーミング・コメディな長編アニメーション映画である。監督はブラッド・バード。物語の舞台はフランス・パリ。料理を愛し、フランス料理のシェフになることを密かに夢見るネズミのレミーと、料理が苦手な青年リングイニが出会い、かつて5つ星だったが星を2つ失ってしまったレストラン「グストー」に新風を巻き起こしていく。自分に自信がもてないネズミと人間の成長と友情が描かれた、子どもから大人まで楽しめる作品。
Read Article
トイ・ストーリー4(Toy Story 4)のネタバレ解説・考察まとめ
『トイ・ストーリー4』とは、ピクサー・アニメーション・スタジオ製作、ディズニーの大人気シリーズ『トイ・ストーリー』の第4作目である。ある少女のおもちゃ・ウッディとその仲間たちが新しく加わった、プラスチック製フォークで作られたおもちゃ・フォーキーと一緒に冒険するという物語。キャッチコピーは「あなたはまだ─本当の『トイ・ストーリー』を知らない。」。『トイ・ストーリー2』を最後に登場が無かったボー・ピープとウッディたちの再会なども描かれている。
Read Article
プリンセスと魔法のキス(ディズニー映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『プリンセスと魔法のキス』とはウォルト・ディズニー・スタジオが制作した2Dアニメーション・ファンタジー・ミュージカル映画。原題は『The Princess and the Frog』。日本では2010年に公開され、ディズニー初のアフリカ系アメリカ人のプリンセス映画として知られる。アメリカ合衆国ニューオーリンズを舞台に、主人公ティアナと王子ナヴィーンを蛙に変えた魔法と、それを解く「プリンセスのキス」をめぐる冒険を描く。
Read Article
美女と野獣(ディズニー映画)のネタバレ解説・考察まとめ
フランスの民話を元に1991年に制作されたディズニーの長編アニメーション映画作品。魔女の呪いによって醜い野獣に姿を変えられた古城の王子と美しく聡明な街の娘ベルとの奇跡の愛の物語。ロマンティックな音楽と美しい映像が全編を彩り、信じ合うことで起こる不思議な奇跡が深い感動を呼び起こすファンタジー・ラブストーリー。アニメ作品として初のアカデミー作品賞にノミネートされ、さらに作曲賞と歌曲賞を受賞した。
Read Article
アリス・イン・ワンダーランド(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『アリス・イン・ワンダーランド』とは2010年公開のアメリカの3D映画。監督はティム・バートン。ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ配給。原作はルイス・キャロルの児童文学小説『不思議の国のアリス』『鏡の国のアリス』。19歳になったアリスが再びワンダーランドに迷い込み、赤の女王に支配されていたワンダーランドを救う。実写とモーションキャプチャーの技術を使い映画化した。映像が素晴らしく童話の世界観を見事に実写化しており、アカデミー賞では衣装デザイン賞をはじめ、3部門で受賞した。
Read Article
トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』とは、2011年に公開されたアメリカ合衆国のSFアクション映画。実写映画『トランスフォーマー』シリーズの3作目であり、シリーズ第1部の完結編である。トランスフォーマーたちが住む惑星サイバトロンにて、金属に生命を吹き込むオールスパークを巡った戦いが繰り広げられる中、一隻の宇宙船が脱出した。月面到達が達成されたアポロ計画には、月に墜落したその宇宙船に関する、ある陰謀が隠されていたことが明らかになっていく。
Read Article
インサイド・ヘッド(ピクサー映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『インサイド・ヘッド』とは、公開される前からピクサー史上最高傑作と言われた、人間の頭の中が舞台となったアニメ映画である。人間の感情「喜び」「怒り」「悲しみ」「嫌悪」「恐れ」がキャラクターとなり様々なピンチを乗り越えるという内容。それぞれの感情がなぜ必要なのか、子供から大人まで楽しんで見ることの出来る作品である。ピクサー長編アニメーション第1作は『トイ・ストーリー』であり、20年後の2015年に本作が公開されたので「20周年記念作品」とされている。
Read Article
ハリー・ポッターと謎のプリンス(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ハリー・ポッターと謎のプリンス』とは、イギリスを舞台に魔法使いの少年・ハリーが闇の魔法使い・ヴォルデモートと立ち向かうファンタジー映画。活発に動き始めた死喰い人。ハリーとダンブルドアはヴォルデモートを倒すため、秘密裏に対策を取り始める。そんな中ハリーは半純血のプリンスと署名された魔法薬学の教科書を発見。疑いながら、所有者に感情移入していく。しかし、死喰い人がホグワーツに現れたことで状況が一変。ダンブルドアが倒され、ホグワーツは最大の危機に陥る。J・K・ローリングの小説が原作のシリーズ第六弾。
Read Article
ファインディング・ニモ(ピクサー映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ファインディング・ニモ』とは、第76回アカデミー賞で長編アニメ賞を受賞した、ディズニー / ピクサー製作の冒険ファンタジー映画である。 2016年には続編『ファインディング・ドリー』が公開された。人間に捕らえられたニモを助ける為、父親であるカクレクマノミのマーリンが旅の途中で出会ったナンヨウハギのドリーと共に、大冒険を繰り広げる物語を描いている。ニモの居場所がシドニーだと知り、急いで向かう2人に幾度となくピンチが降り注ぐ。旅の終わりに親子の絆を感じる事が出来る、感動が詰まった作品である。
Read Article
ポカホンタス(ディズニー映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ポカホンタス』とは1995年に公開されたディズニーアニメ映画33番目の作品。ディズニー映画史上、初めて実在の人物を扱った歴史的映画である。映画中盤の挿入歌「カラー・オブ・ザ・ウィンド(Colors of the Wind)」はアカデミー賞で受賞するほど評判が高い。舞台は17世紀初頭のアメリカ、インディアンのポカホンタスが植民地開拓するためにアメリカ大陸に上陸したジョン・スミスに出会い、お互いに恋に落ちる。人種の壁を越えたロマンスは、ディズニーでは異例ともいえる作品だ。
Read Article
目次 - Contents
- 『魔法にかけられて』の概要
- 『魔法にかけられて』のあらすじ・ストーリー
- 『魔法にかけられて』の登場人物・キャラクター
- ジゼル(演:エイミー・アダムス)
- ロバート・フィリップ(演:パトリック・デンプシー)
- エドワード王子(演:ジェームズ・マースデン)
- ナリッサ女王(演:スーザン・サランドン)
- ナサニエル(演:ティモシー・スポール)
- モーガン・フィリップ(演:レイチェル・コヴィー)
- ナンシー・トレメイン(演:イディナ・メンゼル)
- ピップ(アニメCV:ジェフ・ベネット/実写CV:ケヴィン・リマ)
- ナレーション(CV:ジュリー・アンドリュース)
- 『魔法にかけられて』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 夢は本当に叶うわ。とても素晴らしい事がいつか起きるのよ。
- うまくいかないときだってあるわ。 だからって、 いいときまで捨てる必要がある?
- お願いだ。僕を置いていかないでおくれ。
- 『魔法にかけられて』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 計画変更・延期が繰り返された製作過程
- ジゼル役は有名な女優を割り当てる予定だった
- 途中で変わるスクリーンサイズ
- 視覚効果には多数の制作会社が参加
- 過去のディズニー作品に登場した役者がカメオ出演
- 本作公開以降のディズニー作品への伏線がある
- 『魔法にかけられて』に登場するパロディ
- 過去のディズニー作品からのセルフパロディ
- 『白雪姫』
- 『シンデレラ』
- 『ふしぎの国のアリス』
- 『眠れる森の美女』
- 『メリー・ポピンズ』
- 『リトル・マーメイド』
- 『美女と野獣』
- 「その他のディズニー作品」
- 「複数のディズニー作品」
- ディズニー作品以外からのパロディ
- 『魔法にかけられて』の受賞歴
- 『魔法にかけられて』の主題歌・挿入歌・劇中歌
- オープニング曲:「Andalasia」
- 劇中歌:エイミー・アダムス、ジェームズ・マースデン「True Love's Kiss」
- 劇中歌:エイミー・アダムス「Happy Working Song」
- 劇中歌:エイミー・アダムス「That's How You Know」
- 劇中歌:ジェームズ・マースデン「That's Amore」
- 劇中歌:ジョン・マクラフリン「So Close」
- 主題歌:キャリー・アンダーウッド「Ever Ever After」
- 挿入曲:「Into The Well」
- 挿入曲:「Nathaniel And Pip」
- 挿入曲:「Prince Edward's Search」
- 挿入曲:「Robert Says Goodbye」
- 挿入曲:「Girls Go Shopping」
- 挿入曲:「Narissa Arrives」
- 挿入曲:「Storybook Ending」
- エンディング曲:「Enchanted Suite」
- 『魔法にかけられて』の関連映像
- 予告編映像(日本公開版)