春野サクラ(NARUTO・BORUTO)の徹底解説・考察まとめ

春野サクラ(はるのさくら)とは、『NARUTO』に登場する主要なキャラクターで、本作の主人公・うずまきナルトやうちはサスケとともに第七班に所属した木の葉隠れの里の忍である。本作のヒロインで、ナルトから好かれていたがサクラはナルトのライバルであるサスケのことが好きだった。一途な性格で、サスケが里を抜けてからも想い続け、物語の最後には長年の想いが実を結び、サスケと結婚した。

帰還したナルトにありがとうと伝えるサクラ

イタチ、サスケの捜索から帰還したサクラたちは数日後、ナルトの師・自来也が死んだとの訃報が伝えられた。自来也は五代目火影・綱手や大蛇丸と並ぶほどの実力を持つ忍で、その三人で「伝説の三忍」と呼ばれていた。ナルトは悲しみに明け暮れるが前を向いて、自来也を殺した敵である暁のペインを討つために修行へ向かう。自来也は死の間際に、ダイイングメッセージを残していたが解読が必要な暗号となっていた。サクラや同期のシカマルはその暗号を解く任務が課せられる。

解読が進められるが、そんなときにペインがナルトの中の九尾を狙って木の葉隠れの里を襲撃してきた。ペインは6人から構成される忍でペイン六道と呼ばれ、ひとりひとりがバラけて街を破壊したり人を捕らえてはナルトはどこにいるか、と尋問をしていた。サクラは里の忍として人を守るが、ペインのうちの一人が里の上空に飛び、強力な術で里を吹き飛ばした。建物の多くは崩れ、木の葉隠れの里とは呼べない有様となった。なんとか助かったサクラは原形をとどめていない里を見て絶望する。「ナルト早く来てよォ!!」と叫ぶと、ナルトが蝦蟇たちと修行してたところから口寄せされて現れた。ナルトは修行で見違えるほど強くなっており、見事一人でペインたちを倒した。ペインの正体は6人の忍を操っていた一人の忍で、サクラたちが解読した暗号は「ホンモノハイナイ」とはそのことを示していたのだ。ナルトは一人でペインを操っていた者の元へ向かい、話し合いをした。そしてナルトに感化された相手は、自分の命と引き換えに殺した木の葉隠れの里の人たちを生き返らせる輪廻天生の術(ペインは輪廻眼という特殊な眼を持っており、その眼を持つものが発動できる術)を発動した。帰還したナルトは里を救った英雄として称えられたが、サクラは無茶な戦いをしたナルトの頭を殴った。その後、ナルトを抱きしめるように「ありがとう」と伝えた。

雲隠れの里に狙われるサスケ

ナルトがペインから里を救い、木の葉隠れの里が復興に向けて進む中、五大国の一つ・雷の国にある雲隠れの里から使者が来る。雲隠れの里にいた八尾の人柱力であるキラー・ビーが暁に新加入したサスケに捕らえられ、それに伴い五大国から里長を集めて「五影会談」を行うための書類を持ってきたのだ。各国で協力して暁を捕らえようというのだ。つまり、サスケが各国から指名手配されたこととなる。雲隠れの里の忍は、サスケへの憎しみが抑えきれずにサクラやナルトからサスケの情報を得ようと接触してくるが、ナルトは自分に任せてほしいとサクラから離れて話すことにした。しかし、サクラから離れた後、使者に向かってその憎しみはわかるがサスケを売ることはできないと言う。その代わり、気のすむまで殴ってくれと頼み、サイがそこを助け、さらにナルトは雲隠れの里の里長・雷影へサスケのことを許してくれるよう説得に向かう。

サクラはサイからナルトが雷影に直接サスケのことを許してくれるよう頼みに行ったことを聞く。サイは、ナルトがサスケを助けたいと心から願っているが、サスケはそんな心を知ろうとしないからナルトは助けたいと思っている相手から傷つけられていると話す。さらに、ナルトはサクラのことが本当に好きなんだということもわかったと言い、だからこそサクラとの約束を果たすことに必死になっている、と。つまり、サクラとの約束もナルトのことを苦しめていると言ったのだ。サクラはそこまでしてサスケを助けようとしているナルトに涙を流していたが、サスケを取り戻すという約束がナルトを苦しめている事実を知ってひどくショックを受けていた。そこへシカマルが、里の方針としてサスケを処分することが決まったと伝えに来た。サクラにそのことを伝えずにサスケを処分したなら黙っていないだろうとのことで、承諾をとりに来たのだ。そのこともサクラに追い打ちをかけるようにショックを与えた。サクラはサスケのことに承諾し、自分との約束を果たそうと必死になっているナルトには自分からそのことを話すと言った。

ナルトに告白

サクラはナルトにサスケのことは諦めるよう説得するため、キバやサイ、ロック・リーたちと里を出る。ナルトは雷影にサスケのことは許されず、五影会談が行われる鉄の国の宿に泊まっていた。サクラはナルトのところへ到着すると、ナルトに好きだと伝えた。しかし、ナルトに「自分に噓をつくような奴はキライだ!」と言われる。サクラは暁に狙われる身のナルトを心配して危険な目に遭ってまでサスケを追わなくていいと話すが、サクラとの約束がなかったとしてもサスケのことを助けたいとナルトに告げられる。サクラはキバたちとその場を去り、心の中で「ナルト…ごめんね!」と呟き、サスケを捜索するからみんなに協力してと頼む。

サスケと再会

綱手はペインと戦闘した時の負傷で寝込んでしまっていた。五影会談には、その後釜となった火影・ダンゾウが向かい、会談後、サスケから襲撃を受けていた。なぜなら、ダンゾウはサスケから憎しみの対象となっていたためである。サスケの兄・イタチはダンゾウから命を受けてうちは一族を皆殺しにしていたのだ。うちは一族は昔、木の葉隠れの里との間で戦争が起こりそうになっており、イタチは木の葉隠れの里へのスパイとして派遣された。しかし、木の葉隠れの里からもスパイとして働かせられ、二重スパイとなった。戦争を嫌っていたイタチは板挟みとなり、うちは一族を皆殺しにし、自分が汚名を背負うことで里を抜けた。平和を願ってこその行動だったのだ。その真実を知ったサスケの、イタチへ向いていた憎しみがダンゾウに向いたということだ。

キバの犬並みの嗅覚でサスケたちの居場所を特定する。サクラは一人でサスケを殺すため、キバたちを睡眠薬の効果が入った煙玉で眠らせ、サスケのもとへ向かった。サクラはサスケの仲間になって隙をついて殺そうと考えていた。しかし逆に、サクラがサスケに殺されそうになりそこにカカシが現れ、サクラを救った。カカシはサクラの重荷を自分が背負うと言い、サスケと戦うことになる。サクラはサスケとともに行動していた香燐という赤髪の女性の手当てをするためにその場を離れた。サスケはカカシとの戦闘中に写輪眼の使い過ぎで隙が生まれた。そこへサクラがクナイを突き刺そうとするがサスケへの想いが断ち切れず、殺害に失敗しサスケから首を絞められ殺されそうになる。そこへナルトが駆け付けギリギリのところでサクラは助かる。ナルトはサスケに対し、憎しみを全て背負ってやると言い、トビがサスケを連れ去る。サクラはナルトの姿を見て、自分はナルトとサスケを信じると心で決めた。

第四次忍界大戦の開戦

里に帰還すると、綱手の意識が戻り、五代目火影としてもう一度活動することが決まった。サクラは師の目覚めにホッとし、里の皆に綱手の無事を伝えた。五影会談の際に、暁のトビによって忍界大戦を行うことが宣言された。目的はまだ捕らえられていない八尾と九尾だった。尾獣をすべて手に入れ、外道魔像という特殊な像に封印し、十尾という尾獣を生み出そうとしていたのだ。トビはその十尾の強力な力で、写輪眼を月に反射させ、すべての人間を幻術にかけて平和な世界の実現を企んでいた。戦争からナルトや八尾の人柱力のキラー・ビーを遠ざけるため、ナルトたちは秘境の島へ行く任務を与えられた。ナルトはその島で修業し、九尾のチャクラをコントロールすることが可能となった。

とうとう戦争が始まった。トビは生き残っていた唯一の暁の一員・ゼツ、薬師カブトと戦争を仕掛けた。ゼツは黒色の黒ゼツと白色の白ゼツに分類できる。白ゼツは、昔の人物が兵器として改造された生物でそれをトビが大量に用意し、薬師カブトは穢土転生の術で死んだ暁のメンバー(イタチやペイン)や昔存在した強力な忍をよみがえらせていた。忍連合軍はそれらを迎え撃つ。サクラは医療忍者として、医療部隊に配属された。医療部隊には次々と患者が運び込まれていた。さらに、白ゼツはチャクラを取り込むとその相手の容姿に変化できるという能力を持っており、木の葉の忍などに変化して患者として潜入し、忍たちを殺害して組織内部から混乱を招いていた。サクラたちのところにも白ゼツが変化して潜り込んできたが、味方しか知りえない情報でかまをかけてサクラは見事ゼツを見抜き対処に成功した。この時点で戦争の一日目は夜に差し掛かっており、サクラたちは疲れ切ったまま二日目の朝を迎えようとしていた。

ナルト参戦

サクラたちが戦争で疲弊している中、ナルトが秘境の島の外では戦争が起きていることに気付く。ナルトは綱手や雷影から戦争に行くのを止められたが、説得に成功し、影分身で各地に増援を送った。ナルトは九尾チャクラをコントロールし、その力により人の悪意を感じることができるようになった。ナルトは影分身を各地に配置させることで、白ゼツをあぶりだすことに成功した。サクラのもとにもナルトの影分身が到着し、ゼツからサクラを守っていた。ナルトの活躍により白ゼツは片付き、残す相手はトビと穢土転生という術でよみがえったうちはマダラとなり、ナルトやカカシがトビたちと戦っていた。うちはマダラは木の葉隠れの里創成期に登場した伝説上の人物として語られていた。その人物が穢土転生の術で召喚され、相手に加わるとかなりの痛手となった。トビは不完全ではあるが九尾と八尾を封印する前に十尾を外道魔像によりつくり出した。その戦場にすべての忍がかけつけ、ナルトたちと一緒にマダラ、トビ、黒ゼツ、そして八尾と九尾のチャクラは入っていないから完全体ではない十尾と戦うことになる。十尾はトビとマダラによって操作され、その強力な攻撃に苦戦する。十尾により木遁・挿し木の術という先が鋭い木を飛ばす術を広い範囲で展開される。すべての木を防ぎきれず多くの犠牲が出ることになり、その中に日向ネジがいた。ネジや多くの仲間が死んだことで忍たちの心が折られそうになるが、ナルトやネジと同じ日向一族のナルトのことが好きな日向ヒナタが立ち直ったことで、もう一度トビたち立ち向かう。

第七班再集結

ナルトは九尾のチャクラを皆に分け与え、そのチャクラでトビやマダラたちの攻撃を凌いでいたが、さすがのナルトでもチャクラを大量に消費するその戦い方ではバテてしまう。そんなピンチを救ったのは、歴代の火影たちとともに現れたサスケだった。サスケは実はひっそり生きていた大蛇丸を見つけ、穢土転生で歴代の火影たちをよみがえらせていたのだ。サスケもナルトたちとともにこの世界を終わらせないために戦うことにし、戦場に駆け付けた。サクラもか弱い女とは思わないでと言い、第七班が再集結して力を合わせることになった。十尾は分裂体を生成し、多くの忍たちの相手をさせる。マダラは初代火影・柱間との戦いを望み、トビはカカシとの一騎打ちをしていた。トビの正体は昔のカカシの仲間であるうちはオビトという人物だった。オビトから写輪眼を与えられたカカシは友として決着をつけるために一騎打ちに臨んだ。サクラたちは十尾の分裂体をはねのけながら十尾へと近づくことを試みる。

ナルトとサスケの共闘では、サクラは綱手の下で修業した成果を見せる。3年間一定量ため続けてきたチャクラを解放し、ナルトとサスケが驚くほどの怪力を披露したのだ。今まで守られてばかりだったが、やっと2人に追いつけたサクラは「今度は背中合わせでいくわよ!!」と言うことができた。さらにサクラは口寄せの術で巨大なナメクジを呼び出し、それを分裂させて他の人たちに身に着けさせた。それにより傷やチャクラが回復するのだ。そしてナルトとサスケは十尾に直接技を当てることに成功した。そこへカカシとの戦いで傷つき、今にも死にそうなオビトが現れる。オビトはなにか術を発動しようとし、その瞬間十尾が姿を消した。

十尾の人柱力となったうちはオビト

十尾が姿を消したのは、オビトが体に十尾を取り込んだからだった。サクラはヒナタの白眼(日向一族に伝わるすべてを見通す眼)で状況を教えてもらいながら、傷ついた忍の回復役に徹し、ナルトやサスケ、そして歴代の火影たちが十尾の人柱力・オビトの相手をする。オビトは十尾の力で大きな木を生み出した。その木に触れた忍たちはチャクラは吸い取られ、息絶えてしまう。大きな木の先端にはつぼみが付いており、吸い取ったチャクラで花開くと、花の中の眼が月に反射してすべての人を幻術にかける「無限月読」が発動してしまう。サクラはチャクラが吸い取られた人たちを助けるため、もう一度ナメクジで皆を回復させようとするが、そのナメクジたちもチャクラが吸い取られてしまっていた。この木により多くの忍が絶命してしまい、またも忍連合軍は心を折られそうになる。しかし、サスケとナルトは立ち向かっていき、皆ももう一度力を合わせる。サクラはチャクラがなくなり、死にそうになっているシカマルの手当てを急ぐ。そこへ綱手ら五影(五影はマダラと戦っていたが負傷してしまっていた)が到着し、綱手はここまで耐えたサクラをほめたたえる。

サクラと綱手は協力して連合軍の足場に巨大なナメクジを口寄せし、そこに立っているだけで回復する「回復エリア」を展開して忍連合軍を支える。そしてナルトとサスケはついにオビトから十尾のチャクラの一部を引きずり出した。そのチャクラを完全にオビトから抜き取れば無限月読は発動できない。忍連合軍すべての忍が集まり、チャクラの引き合いがはじまる。オビトはナルトやサスケ、サクラたちの仲間の力を目の当たりにし、心に隙が生まれた。それによりチャクラを引き抜くことに成功し、無限月読の発動を阻止した。

九尾を抜き取られるナルト

ナルトが死なないために尽力するサクラ

オビトから十尾を引き抜き、残す敵はマダラのみとなった。オビトは十尾を引き抜かれたが、十尾の人柱力は他の人柱力と違い、十尾を体から抜き取られても死なないという特性があった。マダラはそれをいいことに、黒ゼツに命令して弱っているオビトの体を黒ゼツに乗っ取らせた。体を乗っ取った黒ゼツは輪廻天生の術(以前ペインも使った自身の命と引き換えに他者を生き返らせる)を発動し、マダラは再びこの世に完全に生き返った。穢土転生の術でよみがえった人は、術者による命令を強制され体が傷ついても何度も復活するような完全に生き返ったとは言えない身なのである。また、尾獣を体に封印することができない体となっている。マダラは、無限月読を諦めてはおらず、オビトから抜き取られたすべての尾獣を再び支配下に置くためにナルトたちと戦う。マダラは尾獣を一尾から順に外道魔像へと引きずり込み、ナルトの体内からも九尾を抜き取り封印した。

その間、サクラは別の場所で突如現れた巨大な仏像のようなものと戦っていた。そこへナルトを抱えて我愛羅がやってきた。九尾を抜かれたナルトは昏睡状態となっており、サクラが急いで治療することになる。サクラはナルトを死なせないため、心臓マッサージをするなどあらゆる手を尽くす。しかし、人柱力は尾獣を抜かれると死ぬ運命にあるため、どんどん心臓の鼓動は弱まっていく。我愛羅とサクラは、穢土転生の身である四代目火影のもとへ向かっていた。四代目火影はナルトの実の父親で、昔九尾が木の葉隠れの里を襲った際に、自分と息子のナルトへ半分ずつ九尾を封印していたのだ。そのため、四代目火影の体内の九尾をナルトに封印することで、ナルトが息を吹き返すと考えたのだ。四代目火影は九尾のチャクラをナルトへ渡そうとするが、そのチャクラはオビトに取り付いていた黒ゼツによって奪われる。そこに十尾の人柱力となったマダラが現れ、黒ゼツが奪い取ったチャクラをマダラへと渡そうとした。オビトは抵抗し、マダラへそのチャクラを渡すのを防ごうとする。我愛羅、四代目火影やその場にいたカカシがマダラと戦うことになり、オビトはナルトによって改心され、サクラたち側の人間となっていた。オビトはナルトとサクラを異空間へ飛ばす術で避難させた。サクラは安全な異空間でマダラの恐怖から解放され、一息つく。オビトもその異空間へ移動し、その場でナルトに九尾のチャクラを封印することに成功した。そして、ナルトは無事もう一度目を覚ました。目を覚ましたナルトは、六道仙人(輪廻眼を眼に宿す昔の伝説の人物。十尾が昔存在したときに十尾から九匹の尾獣を生み出した)の力を得ていた。サクラは敵だったとはいえ、ナルトを救ってくれたオビトに礼を言ったのだった。

無限月読の術の発動

異空間から戻ったサクラは、マダラによって写輪眼が奪われていたカカシの眼を治療することになる。マダラはカカシの眼を手にしたことで、オビトがいる異空間へ移動することが可能となり、オビトの左目に入っていた輪廻眼(六道仙人という特殊な力を持つ人に発現する眼で、戦争前にペインから輪廻眼をとり自分に移殖していた)を奪った。マダラの片眼はすでに輪廻眼となっていたため、両目が輪廻眼となった。その状態のマダラの力はすさまじく、サクラはマダラから視線を向けられるだけで、後ずさりしてしまうほどだった。そしてマダラは、はるか上空に飛び立ち、月に自身の眼を反射させ、無限月読を発動させた。サクラやナルトたちはサスケの光を通さない巨人のようなものによって、無限月読の術を掛けられずに済む。月の光が弱まり、外へ出てみると他の皆は眠ってしまっていた。マダラは術にかかっていないサクラたちに何もさせないために最後の戦いを挑もうとする。しかし、マダラは後ろからオビトの体を乗っ取っていた黒ゼツに心臓を貫かれた。

大筒木カグヤの出現

マダラは仲間であるはずの黒ゼツの腕によって体を貫かれた。マダラは自分が完全に生き返るためにオビトや黒ゼツを利用してきたが、なぜ自分は利用されないと思っていたのかと黒ゼツに問われる。黒ゼツは自分の意志は大筒木カグヤだと言う。大筒木カグヤははるか昔、チャクラを体に宿した初めての人物ですべての忍の祖である。黒ゼツは自分の母だという大筒木カグヤの復活のために長い時間をかけてマダラを利用していたのだ。サクラやナルトはここまできて仲間割れかと動揺する。すると黒ゼツによってマダラの体は乗っ取られ、辺りの地面からチャクラが吹き出し、マダラはそのチャクラを吸収し膨張していく。そして大筒木カグヤへと姿を変えた。大筒木カグヤは無限月読を発動し、その幻術にかかった人物たちからチャクラを吸収することで完全に復活して再びすべてのチャクラを自分のものにすることを企んでいたのだ。大筒木カグヤはサクラたちを一瞬にしてマグマのような場所に転送した。サクラはなすすべなく下の溶岩へ落ちそうになるが、カカシがロープで宙にぶら下がりサクラを助けた。さらに、六道仙人の力を得たナルトは宙に浮かぶ能力を得ていたため、サクラやカカシが溶岩に落ちてしまわないように影分身で支える。黒ゼツによって体を乗っ取られさらに眼を奪われていたオビトは気を失ってしまっていたが、それもなんとか影分身のナルトによって助けられる。ナルトは「おいろけ 逆ハーレムの術」という美男子にナルトの影分身が変化して相手に動揺させる忍術を使う。サクラはこんな危険な場面で、しかも自分ならまだしも神のようなカグヤにこの術が効くわけないと呆れるが、意外にも隙が生まれ驚く。勝負がついたかと思われたが、その瞬間に極寒地帯に今度は転送される。ナルトとサスケ、そしてカグヤはサクラの目の前から消えた。

サクラたちは本体のナルトのもとへ向かい、ともにカグヤに挑むことを決意する。しかし、サスケだけは違う異空間へ飛ばされていた。ナルトは大量の影分身をつくりだしてカグヤを襲い、カグヤはそれを凌ぐために異空間へと移動しようとする。異空間へと通じる空間のひずみが生じ、目を覚ましていたオビトの異空間へ移動する術によってサクラたちも砂漠のような異空間へ移動した。カグヤはその異空間へ移動したすぐ後にナルトを片付けるためにもう一度極寒地帯に戻った。サクラとオビトはその異空間でサスケを探し出し、疲れ果てて倒れそうになっていたサクラはサスケに支えてもらったのだった。サクラとサスケは再びオビトの術によって極寒地帯に移動した。カグヤは次々に異空間へ移動しながら戦い、ナルトたちは苦戦する。しかし、第七班のチームワークを発揮し、ナルトとサスケがカグヤを挟み撃ちにする。カグヤは上へ逃げようとするが、サクラが上からカグヤを逃がさないように殴り飛ばし、ナルトとサスケの術によってカグヤを封印することに成功した。

ナルトとサスケの再戦

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我愛羅(NARUTO・BORUTO)の徹底解説・考察まとめ

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我愛羅(があら)とは『NARUTO』に出てくる砂隠れの里の忍であり、後に砂隠れの里の長、五代目風影になる。砂を操る忍で、通称「砂瀑の我愛羅」。我愛羅が背負う瓢箪の中身も砂であり、我愛羅への攻撃を自動的に防御する性質を持つ。 まだ母のお腹にいた時、一尾を憑依させられ人柱力として誕生する。 その為、幼少期からの過酷な日常から周りの人を信じることができなかったが、『NARUTO』の主人公であるナルトと出会ったことで人を信じることができるようになる。

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自来也(NARUTO)の徹底解説・考察まとめ

自来也(NARUTO)の徹底解説・考察まとめ

自来也(じらいや)とは、『NARUTO』の登場人物であり、主人公うずまきナルトの師匠である。 「伝説の三忍」と呼ばれる最強の忍者の1人。口寄せの術でカエルを呼び寄せ、長い白髪が特徴的であることから、ガマ仙人と呼ばれている。師匠は三代目火影の猿飛ヒルゼンで、弟子は四代目火影の波風ミナトである程の実力者だが、女湯を覗くなどの女好きで、ナルトからは「エロ仙人」と呼ばれている。また、ナルトの名付け親でもある。

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マイト・ガイ(NARUTO・BORUTO)の徹底解説・考察まとめ

マイト・ガイ(NARUTO・BORUTO)の徹底解説・考察まとめ

マイト・ガイとは『NARUTO』に登場する木の葉隠れの忍で第三班(ロックリー、日向ネジ、テンテン)を率いる上忍。全身緑のタイツに額当てを腰に巻き、おかっぱ頭で激太眉毛と個性的な人物。木の葉の忍・カカシとは少年時代から友人であり、永遠のライバルであると自称し、頻繁にカカシに勝負を仕掛ける。忍者学校アカデミー時代、ガイは熱心に修行するが、入学試験に何度も落第し挫折の経験を持つ。しかし人並みを超えた熱い性格によるたゆまぬ努力の結果、木の葉の上忍になり最終章のラスボスを体術のみで致命傷を与え大健闘した。

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猿飛ヒルゼン(NARUTO・BORUTO)の徹底解説・考察まとめ

猿飛ヒルゼン(NARUTO・BORUTO)の徹底解説・考察まとめ

猿飛ヒルゼンは、岸本斉史の『NARUTO-ナルトー』の登場人物であり、木ノ葉隠れの里の三代目火影(ほかげ)。里長として忍を束ねる火影は、能力・人格ともに優れていると認められた忍がなることができ、中でもヒルゼンは歴代最強の火影とされ、「忍の神」と称された。また木の葉の里にある忍術すべてを使いこなすことから、プロフェッサー(教授)の異名も持つ。

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日向ネジ(NARUTO・BORUTO)の徹底解説・考察まとめ

日向ネジ(NARUTO・BORUTO)の徹底解説・考察まとめ

日向ネジ(ひゅうがねじ)は、岸本斉史の『NARUTO-ナルトー』の登場人物であり、木の葉の里最強の一族「日向一族」出身の天才忍者。分家の出であるネジは、宗家(本家)に対し憎しみを抱いていたが、主人公のうずまきナルトとの闘いを経て憎しみから解放されていく。ナルトが約2年半の修行から帰郷した後を描いた部分(アニメ版では第二部として『NARUTO-ナルト-疾風伝』と改題)では、ナルトに先んじて上忍に昇格しナルトのよき先輩として活躍する。

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千手綱手(NARUTO・BORUTO)の徹底解説・考察まとめ

千手綱手(NARUTO・BORUTO)の徹底解説・考察まとめ

千手綱手(せんじゅつなで)とは、『NARUTO』『BORUTO』に登場するキャラクターで、主人公のうずまきナルトが所属する「木ノ葉隠れの里」の長である”火影”の五代目を務めた人物。 医療忍術のスペシャリストなうえ、凄まじい怪力の持ち主で「伝説の三忍」の1人である。 賭け事が大好きで短気な性格だが情に厚く、得意の医療忍術と持ち前のたくましさで、里の住民を守る。 実年齢は50代だが、忍術で20~30代の姿になっている。

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波風ミナト(NARUTO・BORUTO)の徹底解説・考察まとめ

波風ミナト(NARUTO・BORUTO)の徹底解説・考察まとめ

波風ミナト(なみかぜ みなと)とは、『NARUTO』の主人公である「うずまきナルト」の父であり、木ノ葉隠れ四代目火影である。 高速戦闘を得意とし、木ノ葉の黄色い閃光と言われた。 戦闘中は周りに対し厳しい一面を見せるが、普段はおっとりとした性格で、爽やかな風貌の二枚目である。 物語が始まる15年前に木ノ葉隠れで九尾が暴走しその暴走を止める際に自らの命と引き換えに九尾を封印する。 ミナトの死後、九尾封印の話は木の葉の英雄として語り継がれている。

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飛段(NARUTO)の徹底解説・考察まとめ

飛段(NARUTO)の徹底解説・考察まとめ

飛段(ひだん)とは『NARUTO』に登場する敵キャラクターであり、10人で構成される忍組織「暁」のメンバーの一人。湯隠れの里の抜け忍で、木の葉隠れの里の上忍・アスマや第十班のメンバー(シカマル、チョウジ、いの)たちと交戦した。暁のメンバーは特異な能力を持っており、飛段の場合は、殺戮をモットーとしたジャシン教の肉体実験で手に入れた不死身である。口が悪く粗雑だが、ジャシン教に対しては真摯であり、その教えを広め、不敬な無神論者に神の裁きを与えるために暁に属している。

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デイダラ(NARUTO)の徹底解説・考察まとめ

デイダラ(NARUTO)の徹底解説・考察まとめ

デイダラとは『NARUTO』に登場する敵キャラクターであり、10人で構成される忍組織「暁」のメンバーの一人。岩隠れの里の抜け忍で、ナルトやサスケといった主要人物たちと戦ったことがある。暁の中では屈指の人気キャラで、人気投票では3位を獲得したこともある。「芸術は爆発だ」というセリフが有名で、そのセリフ通りに爆発する粘土である起爆粘土を主に使い、相手を攻撃する。

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うちはサスケ(NARUTO・BORUTO)の徹底解説・考察まとめ

うちはサスケ(NARUTO・BORUTO)の徹底解説・考察まとめ

うちはサスケとは、『NARUTO』における主要なキャラクターの一人で、主人公・うずまきナルトと木の葉隠れの里の第七班に所属し、彼の親友でありライバルともいえる存在である。うちは一族という特殊な家系に生まれたが、幼いころに兄・うちはイタチによって一族は皆殺しにされる。それ以来、彼を憎み続け、復讐を果たすためだけに生きていくことになる。主人公のナルトは明るい性格だが、それとは対照的に闇の存在として描かれている。

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うずまきクシナ(NARUTO・BORUTO)の徹底解説・考察まとめ

うずまきクシナ(NARUTO・BORUTO)の徹底解説・考察まとめ

うずまきクシナとは『NARUTO』の主人公であるうずまきナルトの母であり、ナルトの父である波風ミナト(四代目火影)の妻である。 クシナは渦の国のくノ一であったが、幼少期に九尾の人柱力となるために木の葉の里に連れてこられた。 その後、四代目火影となる波風ミナトと結婚しナルトを出産。 しかし出産した日に木の葉の里が襲われ、クシナ自身に封印していた九尾の封印を解かれ九尾が暴走。 九尾暴走事件がきっかけで命を落とし、本編が始まる15年前に死亡している。

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山中いの(NARUTO・BORUTO)の徹底解説・考察まとめ

山中いの(NARUTO・BORUTO)の徹底解説・考察まとめ

山中いの(やまなかいの)とは『NARUTO-ナルト-』及び『BORUTO-ボルト- -NARUTO NEXT GENERATIONS-』の登場人物であり、「第十班」に所属する金髪のポニーテールが特徴のくノ一。初登場は漫画第34話、アニメ第1話。主人公・うずまきナルトの同期で、春野サクラとは親友であり、ライバル。奈良シカマル、秋道チョウジとは先代から続く“猪鹿蝶トリオ”として抜群のコンビネーションを発揮している。また、木ノ葉に伝わる山中一族の出身で、精神操作や情報収集に長けた忍術を得意とする。

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奈良シカマル(NARUTO・BORUTO)の徹底解説・考察まとめ

奈良シカマル(NARUTO・BORUTO)の徹底解説・考察まとめ

奈良シカマルは『NARUTO』の主人公であるうずまきナルトの同級生であり、奈良一族という代々忍をしている一族の生まれである。 自他共に認めんどくさがりで口癖は「めんどくせえ」で、同期と比べるとチャクラ量が多くなく、体力もある方ではないが、頭脳明晰で戦術を立てるのが得意。 頭脳をいかし、臨機応変、瞬時に作戦の変更を考えることができる。 大人になると戦の現場だけでなく、火影の側近として力を発揮する。

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角都(NARUTO・BORUTO)の徹底解説・考察まとめ

角都(NARUTO・BORUTO)の徹底解説・考察まとめ

角都(かくず)とは『NARUTO』に登場するキャラクターで主人公・うずまきナルトを含む尾獣を狙う組織暁に所属するメンバーの一人。暁は所属していた里を抜け各国に名を轟かせるS級犯罪者で構成される。角都も滝隠れを抜け賞金稼ぎを生業としていた。暁のサイフ役として財務を一手に担当している。信じられるのは金だけと明言しており、暁に所属したのもより高額な賞金首と出会う機会を得るためである。また、禁術により他人の心臓を奪うことで強さと寿命を手にしてきた。

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ロック・リー(NARUTO・BORUTO)の徹底解説・考察まとめ

ロック・リー(NARUTO・BORUTO)の徹底解説・考察まとめ

ロック・リーとは『NARUTO-ナルト-』及び『BORUTO-ボルト- -NARUTO NEXT GENERATIONS-』の登場人物であり、木の葉隠れの里に所属する体術を得意とした忍者である。マイト・ガイ率いる第三班に所属しており、チームメイトは日向ネジとテンテン。リーはガイの愛弟子であり、尊敬するあまり、おかっぱ頭の髪型、濃ゆい眉毛、全身タイツの服装など、容姿を真似している。リーは自称「木の葉の美しき碧い野獣」と公言しているが、主人公のうずまきナルトからは「ゲジマユ」と呼ばれている。

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テンテン(NARUTO・BORUTO)の徹底解説・考察まとめ

テンテン(NARUTO・BORUTO)の徹底解説・考察まとめ

テンテンとは『NARUTO-ナルト-』及び『BORUTO-ボルト- -NARUTO NEXT GENERATIONS-』の登場人物であり、マイト・ガイ率いる「ガイ班」所属のお団子頭とチャイナ服が特徴のくノ一。初登場は漫画第36話、アニメ第21話。チームメイトはロック・リーと日向ネジ。主人公・うずまきナルトの1期上にあたる。武器攻撃を得意とし、多種多様な忍具を自在に操る事が出来る。面倒見が良く、ナルト達の良きお姉さん的存在。

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九喇嘛(NARUTO・BORUTO)の徹底解説・考察まとめ

九喇嘛(NARUTO・BORUTO)の徹底解説・考察まとめ

九喇嘛(くらま)とは、『NARUTO』のキャラクターで、主人公・うずまきナルトの体内に封印されている「九尾」の本名である。また、九匹存在している尾獣のうちの一匹である。膨大な量のチャクラを有しており、その力は一国の兵器に匹敵すると言われている。かつて人間からひどい扱いを受けていたため、人に対し憎しみの気持ちを持っていた。そのためナルトとも犬猿の仲であったが、対話を通し、次第にナルトに心を許していく。

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サイ(NARUTO・BORUTO)の徹底解説・考察まとめ

サイ(NARUTO・BORUTO)の徹底解説・考察まとめ

サイとは『NARUTO』の主人公であるうずまきナルトの同じ任務を行う第七班のチームメイトである。 第七班のチームメイトの欠員により補充された。 「サイ」という名前はダンゾウという元サイの上司である男からつけられた名前で、本名は不明である。 第七班に来る前は暗部養成機関「根」に所属していた。 動物の絵を実体化して操る忍術「超獣偽画」を使う。

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テマリ(NARUTO・BORUTO)の徹底解説・考察まとめ

テマリ(NARUTO・BORUTO)の徹底解説・考察まとめ

テマリとは、『NARUTO』に登場する砂隠れの里のくノ一であり、三代目風影の娘で、四代目風影の姉である。 巨大な扇子を使って風を操る風遁使いである。 『NARUTO』の主人公であるナルトがいる木ノ葉隠れの里とは敵対していたが、第四次忍界大戦で連合を組み、大戦後はナルトの同級生である奈良シカマルと結婚し、木ノ葉隠れの里で暮らし、一人息子をもうける。

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うみのイルカ(NARUTO・BORUTO)の徹底解説・考察まとめ

うみのイルカ(NARUTO・BORUTO)の徹底解説・考察まとめ

うみのイルカとは、『NARUTO』に登場するキャラクターで、本作の主人公・うずまきナルトの恩師であり、家族のいないナルトの父親もしくは兄のような存在でもある。体内に化け物を有するために周りから疎外されていたナルトのことを気にかけ、唯一ナルトを「一人の人間」として認めていた。忍者養成所である忍者アカデミーの教師を務め、優しい性格から生徒に慕われている。

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