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時空の覇者 Sa・Ga3（Final Fantasy Legend III）のネタバレ解説・考察まとめ

『時空の覇者 Sa・Ga3』とは、1991年12月13日に現：スクウェア・エニックスから発売されたゲームボーイ専用ソフト。サガシリーズの完結編。今作がGB最後の作品となった。システムは前2作とは異なり、経験値でレベルアップするというオーソドックスなものに変更され、武器や魔法の使用回数制限も撤廃された。滅びの未来を変えるため過去へ送られた3人の若者たちが、仲間と共に時空を超えて異次元の神と戦う物語。

ボルボック

多くのしゃれこうべが集まった悪霊のような姿。

異次元世界の神。ラグナ城への侵入を阻む結界発生装置を守護している。

ティール

翼と鋭い爪をもつ魔物。

異次元世界の神。
ラグナ神を守る役割を持ち、ラグナ神の玉座への道の門番を務める。

ラグナ神

ラグナの本体。ラグナは異次元世界の海そのものだが、この本体はそのコアにあたる。

今作のラスボス。
異次元の神のボスであり、ソール神を取り込んで巨大な力を得てサガ世界を滅ぼそうとする。
サガ世界に巨大な水瓶を出現させた張本人。水瓶から流れ出る水でサガ世界を水没させ、魔物を送り込み、そこに住む者を滅ぼそうとしていた。
ラグナ神の正体は異次元世界の海そのものであり、水瓶から流れ出た水はラグナ神の一部であった。
その水はサガ世界の人々を魔物の姿に変えていった。
ラグナ神がサガ世界に侵攻したのは、自分たちが住む異次元世界が崩壊の危機にあり、サガ世界へ移住しようとしたためだった。

『時空の覇者 Sa・Ga3』のゲームシステム

今作では、武器などの装備および特殊能力などの使用回数の制限が撤廃された。
魔法などは、使用回数の代わりにMPが使用された。
AIによる「おまかせ」戦闘が新たに導入された。
武器や盾などの装備数が1つに制限されたが、戦闘中に付け替えが可能になった。また、戦闘中に武具をアイテムとして使用できるようになった。
また、装備していないアイテムも使用可能で、1つのアイテムをパーティ全員が使用することも可能。

前作にあった町の人々の会話を記録できる「メモ機能」は廃止された。

所持できるアイテム数は99個まで、装備品は9個まで。

戦闘システム

今作はパーティーのメインメンバー4人は固定で、入れ替えることは不可能。名前のみ変更できる。
最初の基本構成は人間とエスパーの男女2名ずつ。戦闘で肉やパーツを得ることにより変身していくことが可能となる。
パーティは最大5人で、5人目のメンバーは、シナリオキャラクターがストーリーの進行によって加入する。
戦闘中に、攻撃のかわりに防御することでダメージを減らすコマンド「かわす」や、味方を敵の攻撃からかばう「まもる」というコマンドが搭載されている。

成長システム

肉を食べて変身する。

今作ではすべての種族が経験値を得て成長する。
戦闘後に肉を食べると他の種族に変身する事ができ、レベルが高いほど強力な個体になる。
肉の他にネジも登場し、肉を食べるとモンスター寄りに、ネジを取り付けるとメカ寄りに変化していくという特徴が追加された。
各種族には、火・水・土・風の属性が設定されている。
人間、エスパー以外の種族は、レベル、食べたキャラクターの属性、食べる肉やパーツの属性から、自動的にどの種族に変身するかが決定される。
また、同じ種族の肉やパーツを取得した場合は同じ種族の別のタイプに変化するが、中には何も変化が起こらない組み合わせもある。その場合、HPが回復するだけとなる。

種族

人間

レベルアップによりステータスが成長する。体術以外の武器に上昇補正がある。武器・魔法は使えるが、特殊能力は使えない。
HPが高く、武器を使用することで高威力を発揮する。

エスパー

MPが高く、魔法が得意。魔法の威力に上昇補正がある。
人間同様、レベルアップによりステータスが成長する。

獣人

体術が得意で、レベルアップで自動的に強い獣人に変化するが、肉を食べて変身する事もできる。
能力は変身した個体のステータスに変化する。防御力などは装備品での補強が可能。武器・魔法・特殊能力などを使用できる。

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