サガ フロンティア2(SaGa Frontier 2)のネタバレ解説・考察まとめ

『サガフロンティア2』とは、現スクウェア・エニックスが1999年に発売したプレイステーション用ソフト。ジャンルはRPG。サガシリーズとしては8作目、『サガフロンティア』シリーズでは2作目に当たる。
シリーズの特徴であるフリーシナリオは、今作では年代順にシナリオを追っていく「ヒストリーチョイス」システムとして採用されている。術が一般化している世界を舞台に、術が使えないギュスターヴ13世と時代の影で起こる災いに立ち向かうウィリアム・ナイツとその一族を主人公に、約100年に及ぶ物語が描かれる。

オート侯カンタールの9番目の娘で、プルミエールの実の姉。
チャールズに暴言を吐かれたことを恨みに思い、世界を回って讒言をふりまき戦争を起こさせる要因を作った。

エドムンド(Edmund)

東大陸南部に領土を持つラウプホルツ公。
ヌヴィエムにそそのかされてカンタール没後の後継者戦争に参戦する。
カンタールの政敵であるヤーデ伯ケルヴィンに敗れる。

ショウ王(Show)

南大陸のナ国の王。ヤーデ伯が仕える王。
ヤーデ伯チャールズへの復讐にもえるヌヴィエムが、ショウ王に讒言したため、東大陸の後継者戦争に介入することになってしまう。

ダイク(Dyke)

フリンの息子。フリンと宮廷の侍女との間の養子であり、軍事的才能に恵まれ、若くして軍団長となった。ギュスターヴ13世死後はケルヴィンの部下となる。

バット(Bat)

ギュスターヴ編の序盤のシナリオ「ギュスターヴと海賊」で登場する銀帆船団の一人。

敵キャラクター

アレクセイ・ゼルゲン(Aleksei Sergen)

ディガーであるが、術の素質には恵まれておらず、他のディガーのパーティに入りおこぼれをもらう生活をしていた。
しかしエッグを手にしてからその生活は一変する。
ウィルの父ヘンリーとその妻を手にかけた人物。
後に、ウィルに追い詰められ倒され、奈落の底へと消えた。

ミスティ(Misty)

少女の頃にエッグを発見し、エッグと意識を同化したまま美女に成長した。
巨虫のメガリスにリッチを誘い込むが、それがリッチをエッグの宿主にして最終的には彼のアニマをエッグに取り込ませようという目論見があった。

エーデルリッター(Edel Ritter)

偽ギュスターヴの6人の精鋭部隊。
リーダーであるサルゴンを初め、ミカ(樹の将魔)、モイ(石の将魔)、イシス(音の将魔)、トーワ (獣の将魔)、ボルス(水の将魔)の計6人から成る。
人間離れした能力を持つうえ、それぞれが持つアニマに対応したモンスターを操る能力も持つ。
サルゴン以外の5名については詳細が明かされず、固有グラフィックもない。

エーデルリッターは、自我を保ったままモンスターに自由に変身し、自在に元の姿に戻ることができる。強大な異形の姿「将魔」に変身することもできる。だがエーデルリッターはエッグの力を与えられていたため、エッグの持ち主でないにもかかわらずエッグに取り込まれる運命だった。

ドイツ語で「高貴なる騎士」の意味を持つ。

『サガフロンティア2』のゲームシステム

ヒストリーチョイス

今作ではこれまでのサガシリーズで採用されていたフリーシナリオに代わる「ヒストリーチョイス」システムが採用されている。
このシステムでは、世界全体の歴史の流れに沿ってシナリオをプレイし、見たいエピソードの登場人物を操作して、歴史の細部を体験できる。

世界地図の各所にシナリオ名が表示され、これを選択する事でイベントを始めることができる。
それぞれのシナリオでは、異なるキャラクターや舞台が登場し、シナリオの分岐こそないものの、そのシナリオの放棄や順序の変更などを任意で行える。
歴史を追っていくストーリーのため、年代やシナリオによって操作するキャラクターやパーティキャラクターが変化する。
シナリオの中にはキャラクターを操作せず、ただ歴史を見るだけのものもある。

シナリオ進行に伴い、主人公や仲間キャラクターも大きく変わっていくため、入手したアイテムや覚えた技や術などはシナリオ進行に関係なく共有される。
このシステムは皇帝が代替わりしていく『ロマンシング サ・ガ2』に近いが、育てたキャラクターのパラメータなどの能力は継承されないために、1人のキャラを育ててやり込むことができない。
また、前のキャラクターの装備品を回収する「装備回収屋」というシステムがあり、装備品を流用することができる。

世界地図の画面から簡単な年表を見ることができる。
この年表には、プレイヤーが進めたイベントの情報が随時追加されていき、歴史となっていく。その歴史を完成させていき、歴史の陰に隠された事実を折り込みながらゲームを進めていく。
また、ギュスターヴ編についてはゲームを開始後には、その後の歴史のあらすじが表示されており、まるで歴史小説を読んでいくようなシステムになっている。

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